Google PixelとiPhoneはそれぞれGoogleとApple、ハイテク分野でしのぎを削る世界的企業が手がけるスマートフォン。スマートフォンの原型を作り常に市場を牽引してきたiPhoneに対し、Googleの強みを活かしながら急激に進化を遂げてきたGoogle Pixel…どちらも素晴らしいスマートフォンです。
今回はGoogle Pixel7とiPhone13の違いを9項目で徹底比較します。Google Pixel7は2022年秋に2モデル同時発売されたうちの無印モデルです。最新のGoogle独自チップGoogle Tensor G2を搭載したパワフルなパフォーマンスながら、10万円を切るコスパの良さが魅力です。
一方のiPhone13のCPUは1世代前のA15 Bionicながら、iPhone14にも搭載されているものでまだまだ現役。大きな話題となったシネマティックモードやアップデートで可能となったマスク越し顔認証など、iPhone 13も最新のGoogle Pixel7に負けない性能を持っています。
Google PixelかiPhoneかを悩んでいる、iPhoneが欲しいけど型落ちでも問題ないか悩んでいる、少しでもお得にハイスペックスマートフォンが欲しい…こんな方々の悩みにしっかりお答えします。
最後まで読むことで、自身にぴったりの端末を見つけることができるはず。ぜひ最後までお読みください。
この情報は2024年4月3日時点の情報です※最新の情報については必ず公式サイトご確認ください
【結論】Pixel7とiPhone 13ではどっちが買い?
Google Pixel7とiPhone 13がおすすめな方は下記の通りで、まずはGoogle Pixel7です。
Google Pixel7がおすすめな方
- 10万円を切るハイスペックスマホが欲しい方
- 一度に多くの情報を取得できる、少し縦長で大きなディスプレイを好む方
- 独特でメカニックなカメラユニットデザインに魅了された方
- 最新機種が欲しい方
- ヌルヌル滑らかで明るいディスプレイが良い方
- 少しでもいいカメラ性能・機能が欲しい方
- バッテリーシェア機能が欲しい方
- 指紋認証が欲しい方
- インターネットを安心して使いたい方
- Pixel Watch・Google Pixel BudsなどのGoogleデバイス・Googleサービスをよく使う方
Google Pixel7の最大の魅力は最新のハイスペックスマホなのに10万円を切る価格で購入可能な点にあります。コスパ最強スマホと言われる所以です。また一直線のカメラユニットは賛否両論あるものの刺さる方には刺さるデザインと言えます。
そのほかiPhone 13と比較するとリフレッシュレートや最大輝度の高さ、カメラ性能や機能の高さ、指紋認証があることで明らかに強みを見せており、特にカメラ機能を重視するのであればGoogle Pixel7がおすすめ。その他独自機能やGoogleデバイスやサービスとの連携の高さも、人によってはGoogle Pixel7を選ぶ大きな動機となるはずです。
一方iPhone 13がおすすめなのは下記の方となります。
iPhone 13がおすすめな方
- とにかくiPhoneがいいという方
- 小さくて軽い端末が欲しい方
- 少しでもパフォーマンスがいい端末が欲しい方
- 大きなレンズが左上のカメラユニットに収まったデザインや側面がフラットであることに魅力を感じた方
- たくさんの色から選びたい方
- マスク越しでも顔認証をしたい方
- 512GBの高容量ストレージモデルが欲しい方
- 型落ちモデルでもいいという方
- Apple Watch・AirPodsなどのAppleデバイス・Appleのサービスをよく使う方
- 豊富なアクセサリーで自分好みのアレンジを楽しみたい方
iPhone 13の1番の強みは、ずばりはiPhoneであることです。iPhoneは日本では圧倒的シェアNo.1。情報・アクセサリーの豊富さも圧倒的で、日本にいるのであれば最も使いやすい端末であることは間違いありません。
また意外なことに1世代前の端末にも関わらず、パフォーマンス性能を示すベンチマークスコアはGoogle Pixel7と同じかむしろ少し上なくらい。その他の部分も含めて今年発売した端末であるGoogle Pixel7と戦うことは十分可能です。
そのほかマスク越しでも可能な顔認証やAppleデバイスとの連携の高さなどiPhoneにしかない魅力はたっぷりあります。iPhoneがいい、でも最新のiPhoneは高くて手が出ないという方におすすめなのがiPhone 13なのです。
ここからはPixel7とiPhone13の違いを深掘りしていきましょう!
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目次
- 【結論】Pixel7とiPhone 13ではどっちが買い?
- Pixel7とiPhone 13のスペックの違いを一覧で比較
- Pixel7とiPhone 13の違いを比較①サイズ・重量
- Pixel7とiPhone 13の違いを比較②デザイン・カラーバリエーション
- Pixel7とiPhone 13の違いを比較③CPU/RAM性能
- Pixel7とiPhone 13の違いを比較④ディスプレイ性能
- Pixel7とiPhone 13の違いを比較⑤カメラ性能・機能を比較
- Pixel7とiPhone 13の違いを比較⑥バッテリー性能
- Pixel7とiPhone 13の違いを比較⑦生体認証を比較
- Pixel7とiPhone 13の違いを比較⑧独自機能を比較
- Pixel7とiPhone 13の違いを比較⑨ストレージラインナップと価格
- まとめ
Pixel7とiPhone 13のスペックの違いを一覧で比較
まずはGoogle Pixel7とiPhone 13のスペックの違いを一覧で確認していきましょう。
| スペック | Google Pixel7 | iPhone 13 |
|---|---|---|
| サイズ・重量 | 高さ155.6mm×幅73.2mm×厚み8.7mm 197g | 高さ146.7mm×幅71.5mm×厚み7.65mm 173g |
| デザイン |  |
 |
| カラーバリエーション | Lemongrass/Snow/Obsidian | ブルー/ピンク/ミッドナイト/スターライト グリーン/(PRODUCT)RED |
| CPU/RAM | Google Tensor G2/RAM 8GB | A15 Bionicチップ/RAM4GB |
| ディスプレイ | 6.3 インチ フルスクリーンディスプレイ HDR サポート |
6.1インチ オールスクリーンOLEDディスプレイ Super Retina XDRディスプレイ HDRディスプレイ 2,532 x 1,170ピクセル解像度、460ppi 最大輝度800ニト(標準) ピーク輝度1,200ニト(HDR) リフレッシュレート60Hz |
| カメラ性能 | 広角:5,000万画素 f/1.85 ウルトラワイド:1,200万画素 f/2.2 前面カメラ:1,080万画素 f/2.2 |
メイン(広角):1,200万画素 f/1.6 超広角:1,200万画素 f/2.4 フロントカメラ:1,200万画素 f/2.2 |
| バッテリー性能・機能 | バッテリー容量:4,355mAh 24 時間以上のバッテリー駆動時間 最長 72 時間のバッテリー駆動時間 (スーパー バッテリー セーバー使用時) ワイヤレス充電:Qi規格対応 急速充電: 約30分間で最大50%充電 (USB-PD3.0(PPS)対応 Google 30W USB-C充電器の場合) バッテリーシェア対応 |
バッテリー容量:3,227mAh(公式は未発表) ビデオ再生:最大19時間 ビデオ再生(ストリーミング):最大15時間 オーディオ再生:最大75時間 ワイヤレス充電:Qi規格・MagSafe対応 高速充電:30分で最大50%充電 (別売りの20Wアダプタまたはそれ以上のアダプタを使用の場合) バッテリーシェア非対応 |
| 生体認証 | 顔認証:対応(マスク越し不可) 指紋認証:対応 |
顔認証:対応(アップデートによりマスク越し可能) 指紋認証:非対応 |
| 価格 | 79,800円(IIJmio・未使用品) | 95,800円〜(Apple Store) |
| ストレージ | 128GB/256GB | 128GB/256GB/512GB |
Pixel7とiPhone 13の違いを比較①サイズ・重量
まずはサイズと重量を比較していきましょう。
| スペック | Google Pixel7 | iPhone 13 |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 6.3インチ | 6.1インチ |
| 本体サイズ | 155.6mm×73.2mm ×8.7mm |
146.7mm×71.5mm ×7.65mm |
| 重量 | 197g | 173g |
画面サイズは0.2インチGoogle Pixel7の方が大きく、その分本体サイズもGoogle Pixel7の方が大きくなっています。大きく違うのは高さで9mmの違いがあるため、比べると一目瞭然です。一方の幅は1.7mmの差であるためほとんど差は感じないでしょう。
幅がほぼ一緒なので握りやすさはほとんど変わらない一方、Google Pixel7の方が画面上部の操作がしにくく、ポケットやカバンに入れた時に嵩張りそうです。
また重さはiPhone13の方が軽く、20g以上の差があります。20gは持ってみて明らかに違いがわかる差です。
トータルすると縦の表示領域を広くして情報量を増やしたい場合はGoogle Pixel7、コンパクトで軽いものを求めるならiPhone13を選ぶと良いでしょう。
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Pixel7とiPhone 13の違いを比較②デザイン・カラーバリエーション
次にデザインとカラーバリエーションの違いを比較します。
| 項目 | Google Pixel7 | iPhone 13 |
|---|---|---|
| デザイン | |
|
| カラーバリエーション | Lemongrass/Snow/Obsidian | ブルー/ピンク/ミッドナイト スターライト/グリーン (PRODUCT)RED |
それぞれ詳しくみていきましょう。
正面デザインの違い
フルスクリーンという点はどちらも変わりません。1番の違いはインカメラの位置。丸型パンチホールに収めているGoogle Pixel7に対して、上部に細長のノッチを配しているiPhone13という違いになります。
パンチホールの方が表示領域が広くなるので好きという方もいれば、ノッチの方が自然な感じで良いという方もいるので人それぞれでしょう。また筐体の違いにもよるものかもしれませんが、iPhoneの方が四隅の丸みが強く、Google Pixel7の方がより長方形に近いディスプレイとなっています。
背面デザインの違い
背面はどちらも中央に自社のロゴが入っている点は共通。また、それぞれ独特なカメラユニットを配していることが特徴となります。
Google Pixel7はカメラとセンサー・ライトを横一直線に並べ、メタリックなカメラバーで覆ったデザインです。メカニカルなデザインが素敵という声がある一方で、ダサいという意見もあり好みが分かれるデザインとなっています。
一方タピオカに例えられる大型レンズを、正方形に近い四角形のカメラユニットに収めているのがiPhoneの背面デザイン。こちらはiPhone11からiPhone14まで4世代に渡り採用され続けていることもあり、だいぶ世間が受け入れてきている印象ですが、独特のデザインであることには変わりありません。
どちらが良いかは購入する方の好みに委ねられる部分が大きいでしょう。
なお共通してカメラユニットの出っ張りのため、背面を下にして置くと端末が安定しないという課題があります。気になる場合はカメラユニットの高さに合わせたカバーをつけると良いでしょう。
側面デザインの違い
側面デザインにも大きく違いがあります。Google Pixel7はカメラユニットと側面が繋がっており、同じカラーとなっているのが特徴です。また丸みを帯びた形状となっています。一方のiPhone 13はフラットな形状です。
またボタン配置にも違いがあります。Google Pixel7は右側面に電源ボタンとボリュームボタン、左側面にはSIMスロットだけという配置。なぜか一般的なAndroidスマホと違い上が電源ボタン、下がボリュームボタンとなっています。一方のiPhoneは右側面に電源ボタン、左側面に消音ONオフ切り替えとにボリュームボタンにSIMスロットという配置です。
カラーバリエーションの違い
Google Pixel7は3色、iPhone 13は6色の展開となっています。豊富なカラーから選びたい場合はiPhone 13に分があります。
Pixel7とiPhone 13の違いを比較③CPU/RAM性能
Google Pixel7とiPhone13のCPUの違いを比較すると下記の通りです。
| スペック | Google Pixel7 | iPhone 13 |
|---|---|---|
| CPU | Google Tensor G2 | A15 Bionicチップ |
| RAM | 8GB | 4GB |
CPUとは人間で言うところの脳に当たる部分で、端末のパフォーマンスを決める1番大きな要素となります。Google Pixel7に搭載されている「Google Tensor G2」もiPhone 13に搭載されている「A15 Bionic」も自社開発したものとなり、端末のソフトウェアにあわせて作ることができるというメリットがあります。
Google Tensor G2は2022年モデル、A15Bionicは2021年モデルであるため1年の違いがあります。そういった中ではGoogle Pixel7に分がありそうです。ただし今年発売のiPhone14/14PlusはA15Bionicを搭載しているため、まだまだバリバリ働けるだけの性能を持っていることも事実。作っているメーカーも違うため出た時期だけで比較することは難しそうです。
またRAMとはデータの一時保管場所であり、大きければ大きいほど作業スペースが広く、特にマルチタスクの性能が上がると言われています。数字だけならGoogle Pixel7の方が圧勝で、複雑で重たい作業を少しでも快適にこなすならGoogle Pixel7の方が有利と言えそうです。
ベンチマークスコアを比較
では実際の性能はどれくらい違うのでしょうか?デバイスのパフォーマンス性能を数字で表すベンチマークという指標があります。Antutuベンチマークが有名で、4つの指標と総合点を数値化することで客観的に判断することが可能です。Google Pixel7とiPhone 13のAntutuベンチマークを比較すると下記の通りとなります。
| スコア | Google Pixel7 | iPhone 13 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 775,731点 | 785,157点 |
| CPUスコア | 205,456点 | 207,390点 |
| GPUスコア | 306,402点 | 327,444点 |
| MEMスコア | 118,010点 | 120,632点 |
| UXスコア | 145,863点 | 129,691点 |
なんとAntutuベンチマーク公式の値を参照するとiPhone13の方が高いスコアを叩き出しています。もちろんベンチマークがパフォーマンスの全てを表すわけではありません。しかしほぼ同じかむしろiPhone 13の方が高いパフォーマンスを発揮する可能性が高いと言えます。特にGPUスコアで大きく差がついているため、数字上はゲームをするのであればiPhone 13の方が適しているのです。
ちなみにベンチマークの目安は下記の通り。
| 総合スコア | モデル | 体感 |
|---|---|---|
| 総合スコア 50万点以上 GPUスコア 18万点以上 |
フラグシップ | ヌルヌルサクサクで超快適 |
| 総合スコア 35万〜50万点 GPUスコア 14～18万点 |
ハイエンド | 重いゲームでも快適に利用できる |
| 総合スコア 25万〜35万点 GPUスコア 7～14万点 |
ミドルハイ | たまにゲームをするくらいで日常使いには十分 |
| 総合スコア 15万点〜25万点 GPUスコア 3～7万点 |
ミドル | 一般的な使い方であれば快適 |
| 総合スコア 15万点以下 GPUスコア 3万点以下 |
エントリー | テキストベースのやり取りやWeb検索などの利用がメイン |
どちらも総合スコア・GPUスコアともにフラッグシップモデルのレンジに入っており、ゲームを本格的にプレイするなど重たい作業にも十分耐えることが可能なスペックとなっています。
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Pixel7とiPhone 13の違いを比較④ディスプレイ性能
Google Pixel7とiPhone13のディスプレイ性能を比較すると下記の通りです。
| スペック | Google Pixel7 | iPhone13 |
|---|---|---|
| サイズ | 6.3インチ | 6.1インチ |
| ディスプレイ | フルスクリーンディスプレイ
HDR サポート |
オールスクリーンOLEDディスプレイ Super Retina XDRディスプレイ HDRディスプレイ 2,532 x 1,170ピクセル解像度、460ppi |
| 最大輝度 | 1,000 ニト(HDR) 1,400 ニト(ピーク輝度) |
800ニト(標準) ピーク輝度1,200ニト(HDR) |
| リフレッシュレート | 最大90Hz | 60Hz |
画面サイズは0.2インチGoogle Pixel7の方が大きくなっています。少しでも多くの情報を取りたい場合はGoogle Pixel7がおすすめです。
一方で最大輝度はGoogle Pixel7のほうが明るいため、特に外の明るい場所で操作する際の快適さに関してもGoogle Pixel7に分があります。
またリフレッシュレートの高さという観点でもGoogle Pixel7に強みがあります。Pixel7は最大90HzでiPhone13は60Hzです。リフレッシュレートとは1秒間に画面を変化させる回数のことで、高ければ高いほどヌルヌルの滑らかな動きとなります。
どちらも素晴らしくフラッグシップモデルにふさわしい綺麗なディスプレイであることは変わりませんが、スペック面ではGoogle Pixel7が一歩リードしています。
Pixel7とiPhone 13の違いを比較⑤カメラ性能・機能を比較
Google Pixel7とiPhone 13のカメラ性能を比較していきます。まずは単純なカメラスペックです。
| スペック | Google Pixel7 | iPhone 13 |
|---|---|---|
| アウトカメラ | 広角:5,000万画素 f/1.85 ウルトラワイド:1,200万画素 f/2.2 |
メイン(広角):1,200万画素 f/1.6 超広角:1,200万画素 f/2.4 |
| インカメラ | 1,080万画素 f/2.2 | 1,200万画素 f/2.2 |
単純なカメラスペックは5,000万画素での撮影が可能なGoogle Pixel7の方が高いと言えそうです。Google Pixel7はiPhone 13と同じく望遠レンズは搭載していないものの、広角レンズの性能は最高峰モデルであるGoogle Pixel7 Proと同じものを搭載しています。近年のスマートフォンの進化はカメラ性能・機能の進化とも言えるため、カメラにおける1年の差はかなり大きくなってしまいます。
デジタルズームもiPhone 13の3倍に対して、8倍まで対応している点や消しゴムマジック・ボケ補正などGoogle Pixel7の方が優れた点が多くあります。
もちろんiPhone13だって4K60fpsの動画撮影が可能(Google Pixel7も撮影可能)、Googleが今年のモデルから搭載した「シネマティックぼかし」撮影と同じような機能「シネマティックモード」を1年前のモデルながら搭載しているなど高いカメラ性能・機能を持っています。
ただトータルするとGoogle Pixel7の方が優れた面が多く、少しでも良いカメラが欲しいのであればGoogle Pixel7を選択した方が良いでしょう。
Pixel7の消しゴムマジックとボケ補正について
Google Pixel7の独自の写真編集機能にも魅力があります。
まずは消しゴムマジック。GoogleのCMでもお馴染みの機能で写真に写り込んでしまった人物やものをまるで最初からなかったかのように消してくれる機能です。下の写真のように自然に修正することが可能となります。
またボケ補正機能は撮影した後の写真のボケをGoogle Pixel7が補正してくれる機能です。一度きりの大切な瞬間を撮影したのにボケてしまった…そんな時でもGoogle Pixel7があれば諦める必要はありません。さらにボケ補正機能はGoogle Pixel7以外で撮影した写真にも適用することが可能です。
Pixel7とiPhone 13の違いを比較⑥バッテリー性能
Google Pixel7とiPhone 13のバッテリー性能を比較すると下記の通りです。
| スペック | Google Pixel7 | iPhone 13 |
|---|---|---|
| バッテリー容量 | 4,355mAh | 3,227mAh(公式は未発表) |
| バッテリー駆動時間 (表現はメーカーサイトよりそのまま抜粋) |
24 時間以上のバッテリー駆動時間 最長 72 時間のバッテリー駆動時間 (スーパー バッテリー セーバー使用時) |
ビデオ再生:最大19時間 ビデオ再生(ストリーミング):最大15時間 オーディオ再生:最大75時間 |
| 急速充電 | ワイヤレス充電:Qi規格対応 急速充電: 約30分間で最大50%充電 (USB-PD3.0(PPS)対応 Google 30W USB-C充電器の場合) |
ワイヤレス充電:Qi規格・MagSafe対応 高速充電:30分で最大50%充電 (別売りの20Wアダプタまたはそれ以上のアダプタを使用の場合) |
| バッテリーシェア | 対応 | 非対応 |
バッテリー容量は圧倒的にGoogle Pixel7の方が大きい容量のものを搭載しています。Pixel7は4,355mAhでiPhone13は3,227mAh。Google Pixel7はバッテリー容量の数字的にも全く問題なく使えそうですが、iPhone 13は少し心許ない数字です。
実際Google Pixel7は電池持ちがいいようで、スペック通りのバッテリー性能を発揮していることがわかります。
ちなみに今Pixel7使ってるけど電池持ちもいい上にゲームも高画質で出来るからかなり良き
前のは原神すら動かないやつ(iPhone8)だった— カラボン.class (@Columba_Karasu) November 26, 2022
ではiPhone 13は数字の通り電池持ちがよくないか、と言われるとそんなこともありません。
https://twitter.com/_fsdyyu/status/1590568844757983232
iPhoneのCPUは消費電力が恐ろしく小さいと言われており、どの端末もバッテリー容量の数字以上に電池持ちが良い印象。特に世間的には「iPhone13からバッテリーの持ちが圧倒的に良くなった」と言われることが多く、1日使う分には問題なさそうです。
どちらもワイヤレス充電、急速充電に対応している点は変わりません。ただ30Wの充電器を使った際のGoogle Pixel7と同じ充電速度を、20Wの充電器でも出せる点はiPhone 13のほうが優れているポイントです。
バッテリーシェアに対応しているのはGoogle Pixel7だけとなります。ちなみに2022年最新モデルであるiPhone 14シリーズも非対応です。
Pixel7とiPhone 13の違いを比較⑦生体認証を比較
Google Pixel7とiPhone 13の生体認証の違いは下記の通りです。
| スペック | Google Pixel7 | iPhone 13 |
|---|---|---|
| 顔認証 | 対応(マスク越し不可) | 顔認証:対応(アップデートによりマスク越し可能) |
| 指紋認証 | 対応(画面内指紋認証) | なし |
指紋認証もできるGoogle Pixel7に対して、マスク越しでも顔認証可能であるiPhone 13という構図になっています。
指紋認証を搭載して欲しいという声は根強く、自身の好みで使う認証を選べることはGoogle Pixel7の大きな強み。もちろんマスクをしている時は指紋認証、手が濡れている時は顔認証と使い分けることも可能です。
一方のiPhone 13は顔認証のみですが、iPhoneの顔認証「Face ID」はアップデートによりマスク越しでも認証可能になりました。特に出先で使う際には大きなメリットです。またiPhoneは多数のセンサーを使って顔認証を行う(だからノッチが広くなってしまうのですが…)ので、誤認識は100万人に1人とも言われる高い精度を誇ります。
指紋認証を使いたいのなら両方使えるGoogle Pixel7、顔認証だけで完結させたいならマスク着用中でも顔認証が使えるiPhone 13がおすすめです。
Pixel7とiPhone 13の違いを比較⑧独自機能を比較
Google Pixel7とiPhone 13にはお互いにない独自機能を持っています。ここではGoogle Pixel7のGoogle VPN、iPhone13のMagSafeについて解説していきます。
Google Pixelの独自機能|Google VPN
Google Pixel7にはGoogle ONE VPNが組み込まれる予定となっています。2022年11月現在サービスが開始されていないものの、近日中に提供される予定です。
Google VPNはGoogleが提供するセキュリティシステム。ネットワークでデータをやり取りする際に、VPNというセキュリティが強固なトンネルを経由することでハッキングなどの危険から端末を守ります。本来はGoogleの有料会員向けのサービスですが、Google Pixel7にはこれが標準搭載される予定です。
iPhoneの独自機能|MagSafe
MagSafeはiPhoneの裏についた強力な磁石のことでiPhone12シリーズから搭載されているもの。MagSafeのメリットは下記の通りです。
MagSafeのメリットとは?
- 最大15Wのワイヤレス高速充電に対応
- 強力磁石が充電器を固定するため、ワイヤレス充電しながら使用してもずれない
- 専用アクセサリーが豊富
MagSafe対応の充電器を使えば、MagSafeによる強い磁石で充電端子と端末が取れにくくなり、快適にワイヤレス充電が可能となります。またレザーウォレット、ポータブル充電器、スマホリングなど対応アクセサリーがサードパーティー製のものも含めるとかなり豊富。どのアクセサリーも端末を傷つけず簡単に脱着が可能なのでiPhoneの利用の幅がグッと広がります。
Pixel7とiPhone 13の違いを比較⑨ストレージラインナップと価格
Google Pixel7とiPhone 13の公式ストアでの各ストレージごとの価格は下記の通りです。
| ストレージ | Google Pixel7 (Googleストア) |
iPhone 13 (アップルストア) |
|---|---|---|
| 128GB | 販売終了 | 95,800円 |
| 256GB | 販売終了 | 110,800円 |
| 512GB | 販売終了 | 110,800円 |
Google Pixel 7のGoogleストアでの販売は終了しました。ただしIIJmioにて未使用品が79,800円で販売されています。iPhone 13は95,800円ですので、Google Pixel 7の方が約15,000円安く購入できます。。
またiPhoneは公式ストアではなくキャリアショップを通じて購入、端末返却をしてサポートプログラムを適用することで実質負担額を大きく減らすことが可能です。下記はキャリアサポートを利用した場合、最も実質負担が小さいキャリアでの販売価格となります。
| ストレージ |
Google Pixel7 (ソフトバンク) |
iPhone 13 (楽天モバイル) |
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|---|---|---|---|---|
| 一括 | キャリアサポート利用 | 一括 | キャリアサポート利用 | |
| 128GB | 販売終了 | - | 108,700円 | 実質54,336円 |
| 256GB | 販売終了 | - | 123,900円 | 実質61,944円 |
| 512GB | 販売終了 | - | 153,910円 | 実質76,944円 |
※キャリアサポート利用欄に記載の価格は48回分割払いのうち24回目支払い終了直後に端末を返却、キャリアサポートを適用した場合の実質負担額
楽天モバイルを使えば5万円台でiPhone13を使うことができます。またIIJmio・楽天モバイルともに乗り換えと同時購入で大幅割引やポイント還元を受けられます。
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まとめ
ここまでGoogle Pixel7とiPhone 13を徹底比較してきました。まとめると下記の通りです。
まとめ
- 画面サイズ・本体サイズともにGoogle Pixel7の方が大きい、幅はほとんど変わらず高さに大きな違いがある→大きいスマホがよければGoogle Pixel7、小さくて軽い方がよければiPhone13
- カメラユニットやインカメラの位置・側面形状などデザインには大きな違いがある
- カラーバリエーションはGoogle Pixel7は3色に対して、iPhone 13は6色と豊富
- CPUはどちらも自社製のものを搭載、ベンチマークスコアはiPhone 13の方が高く、RAM容量はGoogle Pixel7の方が大きい
- ディスプレイ性能は最大輝度やリフレッシュレートなどGoogle Pixel7の方が優れている点が多い
- カメラ性能・機能はGoogle Pixel7の方が優れた点が多い
- バッテリー容量はGoogle Pixel7の方が大きいが、iPhone 13は電力消費が少なく、どちらも1日中安心して使える電池持ちを実現
- ともにワイヤレス充電・急速充電に対応しているが、バッテリーシェアができるのはGoogle Pixel7のみ
- 生体認証は顔・指紋どちらも対応しているGoogle Pixel7に対し、顔認証だけだがマスク越しでも認証可能で精度も高いiPhone 13という構図
- 価格は同じストレージならGoogle Pixel7の方が安い、ただし512GBストレージがあるのはiPhone 13のみ
- どちらもキャリアサポートを使えば、実質最大半額で購入可能
今回最新モデルであるGoogle Pixel7と1世代前のiPhone 13を比較しました。やはりGoogle Pixel7のほうが優れた点は多いものの、iPhone 13も十分戦えるだけのスペックを誇っていることが再認識できました。
おすすめはカメラ性能でしっかり強みを見せてきたGoogle Pixel7ですが、iPhoneがいいのであれば1世代前のiPhone 13もまだまだ検討の余地があると言えます。どちらも一長一短がありましたが、あなたの使い方に合ったスマホはどちらでしたか?
ぜひ自身に合った方を選び、最高のスマホライフを送ってくださいね。
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