家族や友人との連絡、簡単な調べ物、決済、タスクや予定の管理、思い出を写真や動画に残す…これら全てがスマホでできる時代です。
スマホは現代人の必須アイテムの1つであり、スマホがないと生活が成り立たず、スマホが壊れた時のダメージは非常に深刻だという人が多いでしょう。
壊れやすいスマホの故障内容をランキング化すると以下の通りです。
どれも聞いたことあるものばかりで、この中のいくつかを経験したという方もいるのではないでしょうか?
この記事ではスマホの故障ランキングと壊れやすいスマホの特徴を紹介します。
さらに、壊れにくいおすすめスマホをランキング化しました。最後には今すぐできる、スマホを長く使うための4つのコツもお伝えします。
スマホを長く使いたい方のために、選び方から買った後の普段の使い方、もし壊れた時の対策としての保険のことまで全てがわかる記事に仕上げました。
1日でも長くお気に入りのスマホを使いたいという方は、ぜひ参考にしてください。
【iPhoneの最新情報】
- iPhone15がソフトバンクで実質12円で販売(iPhone15 キャンペーン)
- 楽天モバイルのiPhone14(128GB)が最大33,000円相当お得(iPhone14 キャンペーン)
- 2023年11月22日にUQモバイルからiPhone13が発売
- 2023年11月15日にワイモバイルからiPhone13が発売
2024年4月27日更新
目次
スマホの故障ランキング | 壊れやすいスマホの特徴は?
まずはスマホの故障ランキングを確認していきます。ここから壊れやすいスマホの特徴が見えてくるはずです。
それぞれを1つずつみていきましょう。
1位:バッテリーがすぐ無くなる
バッテリーは使用と充電を繰り返すことで劣化していきます。ひどいものだと半日電池が持たないというものもあるでしょう。
そういった場合は、専門店でのバッテリー交換が必要で、経年劣化ではありますが、1つの修理と考えることができます。
バッテリーの交換が必要になりやすいのは、もともとバッテリー容量が小さい機種です。バッテリー容量が小さくすぐに充電が必要となるため、さらにバッテリーを消耗するという悪循環に陥ります。
電池持ちは数値化できるものではないので判断しにくいですが、バッテリーのトラブルを起こしやすい機種は以下の通りです。
バッテリートラブルが起きやすい機種
- Android:バッテリー容量が3,500mAh未満のものは電池持ちが悪いと言われることが多く、バッテリーのトラブルが多い
- iPhone:iPhone SEシリーズとiPhone 12以前は比較的電池持ちが悪い印象、筐体が小さく、発売日が古いものほどバッテリートラブルが多い
2位:ディスプレイ割れ
バッテリー交換の次に多いのがディスプレイ割れで、エッジディスプレイのスマホや比較的安価なスマホに多い印象です。
街中を歩いているとスマホが割れたままのスマホを使っている人を見かけますが、あれは非常に危険なのですぐに修理しましょう。
ディスプレイ割れについて口コミを多くみましたが、特別ディスプレイ割れが起きやすい端末があるわけではなさそうです。
ただし、エッジディスプレイ搭載のスマホは、ディスプレイ割れが起こりやすいという口コミが多いので、注意が必要かもしれません。
特に側面の部分は衝撃が集中しやすく割れやすいようです。少し古い機種にはなりますが、Galaxy S7 edgeはディスプレイを割ってしまったという声が他の端末より多いように思えます。
また、全体的な傾向の話にはなりますが、価格が安い端末ほどディスプレイ割れの報告が多くみられます。高価格帯の端末はディスプレイに強度の高い素材を使っているのに対して、価格が安い端末はディスプレイの素材の強度が弱いからでしょう。
ディスプレイが割れやすい機種
- エッジディスプレイ搭載…特に側面部分は衝撃が集中しやすく破損しやすい
- 低価格帯のスマホ…ディスプレイに使われている素材の強度が低いことが多い
3位:水没で動かなくなる | 防水性能が低い機種に起こりやすい
今でこそ多くの機種に防水性能が搭載されていますが、それでもまだまだ水没させると故障する端末もあります。水没による故障はメーカー保証の対象外で、しかも修理代金が高くつくのでなるべく避けたいところです。
防水性能はIPX○という等級で表現されます。○の数字が大きいほど防水性能が高く0〜8までの9段階で表されます。
等級 | 説明 |
---|---|
0等級 | 保護されない |
IPX1 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響を受けない。 |
IPX2 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響を受けない。 |
IPX3 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴(散水)による有害な影響を受けない。 |
IPX4 | あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響を受けない。 |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響を受けない。 |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響を受けない。 |
IPX7 | 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水しない。 |
IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水しない。 |
スマホによってはIPX2等級までしか対応していないものや、全く防水性能を有していないものもあります。IPX5でも水没の際には故障する可能性が高いので注意が必要です。
※IPX6以上でも水没の際の動作を保証するものではありません、IPX8でも水没で故障することはあり得ます
水没で故障しやすい端末
- IPX6以上に準拠していない端末…水没や長時間の水との接触で故障する確率が高くなる
4位:フリーズする・動きが極端に悪い | CPU性能が追いついてない可能性がある
フリーズしたり、動きが極端に遅くなるのはスマホの能力が処理しようとしていることに追いつかないからです。したがってスマホの性能が低い端末ほど、こういった故障が多くなります。
スマホの処理能力を決める最も大きな要素はCPUです。CPU性能が低い端末ほど、フリーズや処理速度の低下でスマホが使い物にならなくなる可能性があるため、よく確かめてから買う必要があるでしょう。
搭載しているCPUの性能はベンチマークという数字に表せて、Antutuベンチマークだと総合スコアが30万点を切るスマホは比較的こういった症状が多く発生する傾向にあります。
動きが悪くなりやすい端末
- CPU性能が低い端末…Antutuベンチマークスコアが30万点以下の端末に多い
- クアルコム製だと…Snapdragon4シリーズ(Snapdragon 480、Snapdragon 4 Gen1など)
- メディアテック製だと…Dimensity 700、Helio G85、MediaTek Helio G35など
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5位:端末が熱くなる | 2022年製のスマホは熱くなるものが多い
スマホは重たい処理をするときに熱を発しますが、うまく熱を逃せないことにより端末が異常に熱くなることがあります。持てなくなるほどひどい場合もあるので、故障と言えるのですが修理ではどうにもならないことが大問題です。
また発熱するということは電力の使用効率が悪くバッテリーに負荷をかけバッテリーのトラブルにつながりますし、熱を発することで処理性能が落ちフリーズや動きの悪さにつながります。発熱は他の故障の原因にもなるのです。
端末の発熱は機種の個体差よりも、どの端末を使っているかの方が影響します。つまり、発熱しやすい端末があるのでそれを避けることが重要です。
よく言われるのが、2022年に発売されたハイスペック端末です。Xperia 5 IV/1 Ⅳ、AQUOS R7、Galaxy S22/Ultraなどは異常発熱を指摘する声が目立ちます。
共通点はSnapdragon 8 Gen 1というCPUを搭載していることです。このCPUを搭載する端末は同様の声が多いため、発熱を嫌う方は避けましょう。なお、次のモデルであるSnapdragon 8+ Gen 1はまだマシになった印象、さらに次のモデルであるSnapdragon 8 Gen 2はほぼ発熱に対する不満の声がなくなった気がします。
発熱しやすい端末の特徴
- Snapdragon 8 Gen 1を搭載している端末は発熱しやすい
・CPUの確認方法(例:Xperia 5 IV)
6位:折りたたみ機構の故障 | 普通のスマホよりリスクが高い
折りたたみスマホは一般のスマホとは違う独特の故障をするので、壊れやすいスマホとなってしまいます。
折りたたみスマホの壊れやすい部分はヒンジと呼ばれる、2枚のディスプレイを繋ぐ部品です。
折りたたみスマホはここが非常に脆い機種が多く、口コミでも壊れてしまったという声がよく聞かれます。
GALAXY z flip 4 ポケットから落ちたら壊れた 下半分は操作一応できるけど、上半分は死 修理代すごそう 脆いなあ
出典:X
折りたたみスマホが発売されて数年が経ちましたので、発売当初よりも少しずつヒンジ部分の強化がされ、壊れにくくはなってきました。
それでも普通のスマホよりは故障のリスクが高いことを理解した上で購入した方が良いでしょう。
折りたたみスマホの故障
- ヒンジ部分が特に壊れやすい
壊れにくいスマホの特徴5選 | 壊れにくいスマホを選ぶポイントは?
ここからは、壊れにくいスマホが欲しい方が押さえておくべき、スマホを選ぶ5つのポイントを解説します。
壊れにくいスマホの特徴は以下の通りです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ディスプレイに強度の強いガラスを採用している
ディスプレイや背面にどれだけ強い素材を使っているかは重要です。全てのスマホに前面ガラスの素材が書いているわけではないので判断できない時もありますが、前面ガラスの割れを減らしたいのであれば、その素材に注目しましょう。
強度が高いといわれているのは以下のガラスです。
強化ガラスとして有名なのはCORNING社の「GORILLA GLASS VICTUS」です。従来のディスプレイガラスと比較すると2倍傷がつきにくく、2メートルの高さから落としても大丈夫と言われています。
近年さらに強度が増したGORILLA GLASS VICTUS 2が登場。Galaxy S23シリーズやGoogle Pixel 8 Proに使われています。
またiPhoneはiPhone 12シリーズ以降のモデルに「Ceramic Shield」という強化ガラスを採用しています。ちなみにこれもCORNING社のものです。
AppleによるとCeramic Shieldを採用していないiPhone 11シリーズと比較して、強度が4倍になっているとのことです。
強化ガラスであるから絶対に割れないというわけではありませんが、割れにくいものを選ぶことが大切です。前面ディスプレイを割りたくない方は、以上に挙げた強化ガラスを搭載している機種を選びましょう。
バッテリー容量が大きくて劣化しにくいもの
バッテリー交換を避けたいのであれば、もともとバッテリー容量が大きいものを選びましょう。また、バッテリーが劣化しにくいものを選ぶことも大切です。
現状スマホの電池容量のMax値は5,000mAh前後なので、なるべくならこのサイズのものを選びましょう。ただし、iPhoneはバッテリー容量が他社より小さくても、電池が長持ちする印象です。iPhone 13シリーズから劇的に電池持ちが改善したと言われているので、これを1つの目安にしたいところです。
また、単純なバッテリー容量だけではなく電池寿命に注目してみましょう。特に電池寿命の高さをアピールしているのはソニーのXperiaシリーズやシャープのAQUOSシリーズです。
Xperia 1 VやAQUOS R8シリーズは電池の劣化を抑える充電技術を採用しすることで、バッテリーの劣化を抑えられます。長く使っても電池持ちがよく、快適に使えるでしょう。
バッテリーの交換は自分ではできず、専門店にお願いする手間とお金がかかります。バッテリー交換をせずに長く使いたい方は、バッテリー容量が大きく、電池の劣化が少ないスマホを選びましょう。
防塵防水・耐衝撃性能が高いもの
防塵防水性能はIP規格で、耐衝撃性能はMIL規格で示されます。
具体的には以下の通りに表されますが、なるべくならIP68等級に準拠するものを選びたいところです。
この中でも最も重視すべきは防水性能です。完全防水と呼ばれるものはIPX5以上のものですが、水没の時に壊れるリスクを下げたいのであれば、IPX8のものを選ぶようにしましょう。さらに万全を期したいのであれば、IPX5も併記されているものを選ぶと安心です。
IPX8は「継続的に水没しても内部に浸水しないこと」が求められている基準であり、強く流れてくる水に対する性能は評価できません。「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」とされるIPX5規格に準拠しているものは、強く流れてくる水に対しても安心して使えるスマホなのです。
またMIL規格に準拠しているということは、過酷な環境に耐えられるスマホであるという証明になります。たとえば、MIL-STD-810Gは衝撃性能に関するテストです。内容は「高さ1.22mから合材(ラワン材)への26回の異なる角度からの落下に耐えられるか」というもので、これに耐えられたものがMIL-STD-810G準拠を名乗れます。
もちろんMIL規格に準拠しているから絶対に壊れないというわけではありませんが、頑丈なスマホであるという客観的な証明にはなるのです。壊れにくいスマホの1つの基準としてみておきましょう。
CPU性能が高いもの
数年経つとスマホがフリーズを繰り返したり極端に動きが遅くなるのは、多くの場合CPU性能が低いことに起因します。
スマホは長く使えば使うほど保存されているデータが増えて重くなりますし、アプリがアップデートされたり新機能が出るたびに求められる性能が高くなります。
性能が低いCPUであると、その進化に性能が追いつけなくなり、スマホが動かなくなるというわけです。
ざっくりとしたイメージですが、エントリー向け・ミドルスペック向け・ハイエンド向けCPUそれぞれが問題なく動く期間は以下の通りです。
あくまでも目安で、やはり長く使いたいなら最低でもミドルスペック以上、できればハイスペックモデルを選びたいところです。
Androidシリーズに多く搭載されているSnapdragonシリーズであれば、ミドルスペックモデルは6シリーズ(Snapdragon 695、Snapdragon 6 Gen 1など)が該当します。これが最低レベルです。
ですが、長く使いたいのであれば値は張りますが、8シリーズ(Snapdragon 8 Gen 1やSnapdragon 8 Gen2)を選びましょう。しばらく快適に使うことができます。
なお、Snapdragonの8シリーズでも、Snapdragon 8 Gen 1を搭載した端末は発熱や電池持ちが悪いなど評判が良くない機種が多いので、2023年モデルであるSnapdragon 8 Gen2を搭載した端末の方が壊れることなく、長く使える端末が欲しい方におすすめです。
また、Apple純正のCPU(A16 Bionicなど)やGoogle純正のCPU(Tensorシリーズ)は基本ハイスペックモデルに当たります。これらに関してはあまりにも古いものでなければ、どれを選んでも問題ありません。
ソフトウェアアップデートの期間が長いもの
iPhoneもAndroidも毎年ソフトウェアをアップデートしています。内容は主に2つで新機能の搭載と不具合の修正です。つまりアップデートがされないということは、不具合の修正がされないまま使い続けることになります。
それが原因で不具合が起きたり、セキュリティ上の問題に見舞われる可能性があるため、壊れにくく長く使えるスマホを求める方は、スマホのアップデート回数にも気を配りましょう。
iPhoneはおおむね6年ほど最新のソフトウェアで使うことができます。最近では2017年に発売されたiPhone 8シリーズの最新版へのアップデート除外が話題になりました。
逆に捉えると2017年から2023年まで6年間最新の状態を保てたのです。iPhoneに関してはOSのアップデート回数を保証していませんが、この傾向はしばらく変わらないでしょう。
Android端末に関しては、メーカーによってアップデート回数が違うので難しいところです。アップデートを保証している主なスマホを挙げてみましょう。
アップデート保証回数
- Galaxy S23シリーズ:最大4世代のOSアップグレードサポート
- AQUOS R8/8 pro・AQUOS sense8:最大3回のOS更新、セキュリティ更新最大5年
- Google Pixel 8/8 Pro:最大7年のAndroidバージョン・セキュリティアップデート保証
- Xiaomi 13T/13T Pro:最大4年のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデート保証
長く使いたい場合はOSやセキュリティのアップデート保証回数は必ず確認しましょう。
【2023年版】壊れにくくて不具合が少ないスマホランキング【iPhone・Android】
ここからは壊れにくくて不具合が少ないスマホランキングベスト5を発表します。具体的には前面ディスプレイの材質と形状、バッテリー容量、防水防塵性能とMIL規格の準拠状況、搭載しているCPU性能、アップデート保証回数を総合的に判断して、ランキングしました。
ランキングは以下の通りです。
機種名 | 項目 | スペック |
---|---|---|
1位:iPhone14シリーズ \最新のキャンペーンはこちら/ |
価格 | iPhone 14:112,800円〜 iPhone 14 Plus:124,800円〜 |
ディスプレイ材質 | Ceramic Shield | |
バッテリー容量 | 非公開 | |
防水防塵MIL規格 | IP68等級準拠 | |
CPU | iPhone 14/14 Plus:A15 Bionic iPhone 14 Pro/Pro Max:A16 Bionic |
|
アップデート保証期間 | 保証期間はないが概ね6年 | |
2位 : AQUOS R8 \最新のキャンペーンはこちら/ AQUOS R8 キャンペーン |
価格 | 137,940円 |
ディスプレイ材質 | 不明 | |
バッテリー容量 | 4,570mAh | |
防水防塵MIL規格 | IPX5/IPX8/IP6X MIL規格:全13項目のMIL規格に準拠 |
|
CPU | Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform | |
アップデート保証期間 | 最大3回のOS更新、セキュリティ更新最大5年 | |
3位:Galaxy S23 \最新のキャンペーンはこちら/ Galaxy S23 キャンペーン |
価格 | 114,800円〜 |
ディスプレイ材質 | Corning Gorilla Glass Victus 2 | |
バッテリー容量 | 3,900mAh | |
防水防塵MIL規格 | IPX5/IPX8/IP6X | |
CPU | Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy | |
アップデート保証期間 | 最大4世代のOSアップグレード | |
4位:AQUOS sense8 \最新のキャンペーンはこちら/ |
価格 | 56,980円(シャープ公式) |
ディスプレイ材質 | 不明 | |
バッテリー容量 | 5,000mAh | |
防水防塵MIL規格 | IPX5/IPX8/IP6X MIL規格:全16項目のMIL規格に準拠 |
|
CPU | Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform | |
アップデート保証期間 | 最大3回のOS更新、セキュリティ更新最大5年 | |
5位:arrows N \オンラインショップなら4万以上割引/ ドコモオンラインショップへ! |
価格 | 98,780円(ドコモオンラインショップ) ドコモオンラインショップなら 機種購入割引 (機種だけ購入対象)で40,700円割引! |
ディスプレイ材質 | 不明 | |
バッテリー容量 | 4,600mAh | |
防水防塵MIL規格 | IPX5/IPX8/IP6X | |
CPU | Qualcomm Snapdragon 695 5G Mobile Platform | |
アップデート保証期間 | 最大3回のOS更新、セキュリティ更新最大4年 |
これを見ることで、壊れにくいスマホを選ぶポイントが理解できるはずです。1つずつ見ていきましょう。
1位 | iPhone 14シリーズ
1位はiPhone 14シリーズです。2023年現在では1世代型落ちモデルですが、価格も下がってきておりコスパよく使えることが魅力です。
特にポイントなのはディスプレイがCeramic Shieldという強化ガラスで覆われていること、IP68等級の防水性能を持っていること、CPU性能が高くアップデート期間が長いことが挙げられます。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
販売価格 | iPhone 14:112,800円〜 iPhone 14 Plus:124,800円〜 各キャリアの販売価格やキャンペーン情報 →iPhone 14 最新キャンペーン |
前面ディスプレイのガラス | Ceramic Shield |
前面ディスプレイの形状 | フラットディスプレイ |
バッテリー容量 | 非公開 |
防水防塵性能 | IP68等級準拠 |
MIL規格 | ー |
CPU性能(Antutuベンチマーク総合スコア) | iPhone 14/14 Plus:A15Bionic(約131万点) iPhone 14 Pro/Pro Max:A16Bionic(約145万点) ベンチマーク出典:Antutu benchmark公式 |
アップデート保証 | 無し(ただし概ね6年間は最新で使える見込み) |
その他スペック(関連記事) | iPhone 14 スペック iPhone 14 レビュー iPhone 14 Pro レビュー |
スペック出典:iPhone14 仕様|Apple公式
iPhone 14の魅力はCeramic Shieldを搭載した前面ディスプレイです。強度が非常に高いと評判で、多くの衝撃から画面を守ってくれます。
防水性能もIP68等級に準拠しているので問題ありません。最大水深6mで最大30分間使っても問題ないことが示されています。
また、ソフトウェアとハードウェアどちらもApple社が手掛けている点も高評価です。不具合が起こった時の修正が非常に早いため長く安心して使えます。
アップデートの保証がないものの、これまでの流れを考えると2028年までは最新のOSを使える見込みが高いため、この点も問題ないでしょう。
ハード的にもソフト的にも壊れにくくて長く使えるスマホが欲しい方はiPhone 14シリーズを検討しましょう。
iPhone 15シリーズではなく14シリーズを選んだ理由は?iPhone15は壊れやすい?
iPhone 15ではなくiPhone 14を壊れにくいスマホに選んだことには2つ理由があります。ディスプレイ・背面の形状とボディに使われている素材です。
iPhone 15シリーズはほんの少しですがディスプレイ面や背面が湾曲しています。湾曲している部分に強い衝撃が当たると、力が集中して割れやすいようです。
海外のYouTuberがiPhone 15 ProとiPhone 14 Proを落下させた実験を行った結果、iPhone 15の方が壊れやすいという結果が出ています。
2つ目の理由は素材の変更です。Proモデルに限定されますが、素材がチタニウムに変わったことで強度が下がったという指摘もあります。
海外のYouTuberがXに以下の投稿をしたことが話題になりました。
It was quite shocking to see the iPhone 15 Pro Max back glass shattered so easily
He didn't even put a lot of effort here
(訳:iPhone 15 Pro Maxの背面ガラスが簡単に割れたのはかなり衝撃的でした。そんなに力を入れていなかったのに…)
出典:X
上記のポストと一緒に投稿されたムービーから抜粋した写真が以下のものです。
少し力を入れただけでiPhone 15 Proの背面ガラスが割れてしまった様子がわかります。
どちらも海外のYouTuberが独自に試したもので、再現性があるものではないでしょうし、結論を一般化できるだけのしっかりした実験ではありません。これだけでiPhone 14シリーズより壊れやすいとするのは少し乱暴です。
またiPhone 15の方が性能の良いCPUを搭載し、OSのアップデートも1年長く対応してもらえる可能性を考えると、十分長く使えるスマホに該当します。
本サイトにはiPhone 15シリーズと14シリーズを比較した記事もあります。若干の壊れにくさを選ぶか、スペックの向上を選ぶかはそれをみてから判断しても良いかもしれません。
2位 | AQUOS R8
2位はシャープから発売されているハイエンドスマホAQUOS R8としました。
ポイントはIPX8だけではなくIPX5にも対応している防水性能と13項目のMIL規格に準拠していることです。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
販売価格 | 137,940円 各キャリアの販売価格やキャンペーン情報 →AQUOS R8 キャンペーン・割引・値下げ情報 |
前面ディスプレイのガラス | 不明 |
前面ディスプレイの形状 | フラットディスプレイ |
バッテリー容量 | 4,570mAh |
防水防塵性能 | IPX5/IPX8/IP6X |
MIL規格 | MIL-STD-810G準拠の耐衝撃(落下)など全13項目に準拠 |
CPU性能(Antutuベンチマーク総合スコア) | Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform(136万点) Antutuベンチマークは当サイト調べ(関連:AQUOS R8 レビュー) |
アップデート保証 | 最大3回のOS更新、セキュリティ更新最大5年 |
その他スペック(関連記事) | AQUOS R8 スペック AQUOS R8 レビュー |
スペック出典:AQUOS R8|シャープ公式
AQUOS R8は13項目のMIL規格に準拠する性能を持っています。前面ディスプレイのガラス素材は不明ですが、MIL-STD-810G準拠の落下に対する耐衝撃性能があるので安心です。他にも防水(浸漬)、防水(雨滴)、耐振動性能に対するMIL規格に準拠しているため、丈夫であることが、客観的に示されています。
また防水性能は水没に対するIPX8とともに、流水に対するIPX5にも準拠していることも、さらに安心して機種を使えるポイントです。
AQUOS R8のコンセプト「気軽に使えるハイエンド端末」にふさわしい性能を持っています。
搭載しているCPUは高いパフォーマンスを誇りつつ安定感も高いと評判の「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform」です。しばらく使い続けても、ソフト面でトラブルが起こることは少なそうで安心感があります。アップデートも3回保証してくれているため、長く使いたい方にも嬉しいことです。
なお、AQUOS R8の上位機種であるAQUOS R8 proはMIL規格に適合していないので注意してください。
ディスプレイサイズは6.39インチとちょうどいいサイズで、重さも179gと軽くて使いやすいので、壊れにくさと使いやすさを両立した端末が欲しい方はぜひ購入を検討してくださいね。
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3位 | Galaxy S23
3位はサムスンから販売されている Galaxyシリーズのハイエンドモデル、 Galaxy S23です。
フロントおよびバックのガラスにはCorning Gorilla Glass Victus 2を採用していることと、高い防水性能がポイントです。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
販売価格 | 114,800円〜 各キャリアの販売価格やキャンペーン情報 →Galaxy S23 キャンペーン・割引・値下げ |
前面ディスプレイのガラス | Corning Gorilla Glass Victus 2 |
前面ディスプレイの形状 | フラットディスプレイ |
バッテリー容量 | 3,900mAh |
防水防塵性能 | IPX5/IPX8/IP6X |
MIL規格 | ー |
CPU性能(Antutuベンチマーク総合スコア) | Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy(150万点) ベンチマーク出典:Antutu benchmark |
アップデート保証 | 最大4世代のOSアップグレードサポート |
その他スペック(関連記事) | Galaxy S23 スペック |
スペック出典:Galaxy S23|サムスン公式
Galaxy S23が壊れにくい理由で最も大きいのがCorning Gorilla Glass Victus 2を採用していることです。Gorilla Glass Victusの強化版で2mの高さから落としても割れることのないと言われる高い強度を誇ります。前面・背面両方に採用しているのでかなり安心です。
また防水性能はIPX8に加えて、IPX5にも準拠しているのが嬉しいところ。水没だけではなく、激しい流水にも強いことが証明されています。
CPUはSnapdragon 8 Gen2 for GalaxyでGalaxy専用仕様となっており、Antutuベンチマークスコアは150万点です。数年は新機能の追加やアプリのアップデートがあっても問題なく耐えられるだけのパワーを持っています。
アップデートを4回保証している点も長く使えるポイントです。
バッテリーが3,900mAhと少し気になるところですが、電池持ちに関しては評判がいいので、ある程度ヘタってきても、電池交換不要でしばらく使えることが期待できます。
なお、Galaxy S23 Ultraは同じようにCorning Gorilla Glass Victus 2を採用しているなど、非常に高い耐久性能を持っていますが、エッジディスプレイを採用してることが理由でランキングには選びませんでした。
エッジディスプレイはディスプレイの湾曲部に衝撃が集中した場合、割れやすいことが気になります。Galaxy S23 Ultra自体は非常に素晴らしい端末なのですが、壊れにくさを重視するならGalaxy S23を選びましょう。
画面サイズ6.1インチのコンパクトサイズで168gの軽量ボディは使いやすさも抜群です。
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4位 | AQUOS sense8
4位はシャープが手がけるミドルスペックスマホAQUOS sense8です。
ミドルスペックでお求めやすいスマホでありながらも、高い防水性能と多数のMIL規格に準拠しています。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
販売価格 | 56,980円(シャープ公式) \各キャリアキャンペーンでもっと安く買える/ AQUOS sense8 キャンペーン・割引・値下げ情報 |
前面ディスプレイのガラス | 不明 |
前面ディスプレイの形状 | フラットディスプレイ |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
防水防塵性能 | IPX5/IPX8/IP6X |
MIL規格 | MIL-STD-810G準拠の耐衝撃(落下)など全16項目のMIL規格に準拠 |
CPU性能(Antutuベンチマーク総合スコア) | Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform(53万点) ベンチマークは当サイト計測(関連:AQUOS sense8 レビュー) |
アップデート保証 | 最大3回のOS更新、セキュリティ更新最大5年 |
その他スペック(関連記事) | AQUOS sense8 スペック AQUOS sense8 レビュー |
スペック出典:AQUOS sense8|シャープ公式
AQUOS sense8の壊れにくいポイントは耐衝撃(落下)に対するものを含めた16項目のMIL規格に準拠していることです。具体的には防水(浸漬)、防水(雨滴)、耐振動 、防湿 、 高温保管(固定)、高温保管などに関する厳しい試験に合格。これは上位モデルのAQUOS R8の13項目を超えています。
IPX8だけでなく、IPX5にも対応していることも大きな魅力です。
またバッテリー容量は5,000mAhと大容量。電池の劣化を抑える技術を搭載し、「3年使っても電池寿命90%以上」がセールスポイントです。
ミドルスペックなので、性能上長く使えるか心配な方もいるかもしれませんが、これも安心です。搭載されているSnapdragon 6 Gen 1のAntutuベンチマークスコアは50万点を超えます。
昨年モデルのAQUOS sense 7のベンチマークスコアは約39万点(関連記事:AQUOS sense7 レビュー)と長く使うには厳しいかなという印象ですが、50万点を超えるAQUOS sense8であればしばらく使えそうです。
OSアップデート3回、セキュリティアップデートは5年とソフトウェアに関しても問題なさそうなので、長く使える条件は揃っています。
壊れにくいミドルスペック端末が欲しい方に、最も検討してほしい1台です。
各キャリアや格安SIMなら大幅割引があります。以下にまとめてあるので、気になる方は確認してくださいね。
関連記事
5位 | arrows N
arrows NはFCNT社が手がけるミドルスペックスマホです。
arrowsシリーズ自体が壊れにくいと評判も高いこともあり、arrows NもIPX5とIPX8と全23項目のMIL規格に準拠するなど、客観的に見ても壊れにくいことがわかる仕様になっています。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
販売価格 | 98,780円(ドコモオンラインショップ) ドコモオンラインショップなら機種購入割引(機種だけ購入対象)で40,700円割引! ドコモオンラインショップへ! |
前面ディスプレイのガラス | 不明 |
前面ディスプレイの形状 | フラットディスプレイ |
バッテリー容量 | 4,600mAh |
防水防塵性能 | IPX5/IPX8/IP6X |
MIL規格 | 耐衝撃(落下)、耐振動、熱衝撃など全23項目のMIL規格に準拠 |
CPU性能(Antutuベンチマーク総合スコア) | Qualcomm Snapdragon 695 5G Mobile Platform(約39万点) ベンチマークは同じCPUを搭載するスマホの数字を参照(関連:AQUOS sense7 レビュー) |
アップデート保証 | 最大3回のOS更新、セキュリティ更新最大4年 |
その他スペック(関連記事) | arrows N(F-51C) スペック |
スペック出典:arrows N F-51C|FCNT
arrows Nの最大の強みは全23項目のMIL規格に準拠していることです。この数字はAQUOS R8の13項目、AQUOS sense8の16項目を凌ぎます。
もちろん防水性能はIPX8に加えて、IPX5にも準拠。水没などで壊れる可能性が限りなく低いスマホに仕上がっています。
4,600mAhの大容量電池を搭載し、Qnovo社と共同開発したサステナブルな充電技術により電池の劣化進行を軽減するため、電池効果のリスクが低いことも嬉しいポイント。
さらに、OSアップデート3回とセキュリティ更新最大4年という部分も安心です。
気になるのはCPUがSnapdragon 695 5G Mobile Platformでベンチマークスコアが39万点前後であること。2023年現在であれば、重たいゲームなどをしない限りは全く問題なく動く性能ですが、数年後に厳しくなる可能性は否定できません。
ハードの部分の強さは文句なしですが、ソフトの部分は完璧ではない印象です。
定価は98,700円と「このスペックでこの値段はありえない」という声が噴出し、当サイトでも買ってはいけないスマホとして取り上げています。
ただし、ドコモオンラインショップで買うのであれば、乗り換えなどの条件なしで40,700円の割引を適用した50,080円での購入が可能です。
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スマホを長く使うためにできる4つのこと | 壊れやすい人にならないために
ここからはスマホを長く使うために重要な4つのポイントをお伝えします。
具体的には以下の通りです。
それぞれを1つずつ見ていきましょう。
水に濡らすのは最低限 | 濡れたらしっかり乾かす
防水スマホであっても水に濡らすのは最低限にしましょう。そして濡らしてしまったスマホは乾くまで使わないことが大切です。
スマホを水に濡らさないように慎重に使うことは当然ですが、防水性能があっても水に濡らしていいわけではありません。水による故障を100%を防げるわけではありませんし、「水に濡れても大丈夫」であっても「水に濡れたままの使用が大丈夫」ではないからです。
防水スマホであっても、水に濡らしてしまった場合は速やかにタオルなどで水分を拭き取り、電源を落とした上で自然乾燥させましょう。
もちろん早く乾かしたいからといってドライヤーを使うのはアウトです。ドライヤーの熱で内部の部品やフレームがダメージを受けてしまいます。
また、防水性能はあくまでも水道水などに対する性能で、海水などの場合は故障のリスクがあります。海で使う場合は、裸では使わず必ず防水ケースを使って、スマホに海水が触れないようにしましょう。
①防水スマホであっても水になるべく触れないようにすること
②水に触れてしまった時は拭き取って、電源を落とした状態で自然乾燥させる
ことが大切です!
水に濡れたままの充電は厳禁!必ず乾いてからにする!
スマホが水に濡れたときに絶対にやってはいけないことは、濡れたままの充電です。濡れた状態で充電をするとショートを起こして、スマホに大きなダメージがかかるとともに、人体に電流が流れて感電する可能性があり非常に危険です。
スマホによっては、水に濡れている状態で充電ケーブルを挿すと警告が出て、充電がされない場合があります。こういった警告が出た場合は速やかに充電ケーブルを抜いて、乾いてから再度充電するようにしましょう。
なお、2017年には充電しながらお風呂に入った少女が死亡する事故がアメリカで起きています。原因は充電したことだけではなく、本来は電流が流れないように制御されるはずの機能が欠損した粗悪品を使っていたことにあります。
そういった商品が紛れ込んでいる可能性は0ではありません。水濡れと充電が合わさると、命に関わる重大な事故につながることを知っておきましょう。
充電器にずっと差しっぱなしにしない | バッテリーの最適化を使うのもあり
バッテリーは使っていると少しずつ消耗していき、充電できる最大容量が減っていきます。例えば充電器にずっと差しっぱなしにしないなど、以下のことを無意識にやってしまっていないか確認しましょう。
これらはバッテリーの消耗を早めるNG行動です。したがって、こうならないように以下の行動を心がけましょう。
ポイント
- 帰宅後充電を開始して寝る前には充電を終わらせておく…過充電を防ぐ
- どうしても寝る間に充電する場合は急速充電器を使わない…満充電になってから起きるまでの時間が短くなる
- バッテリー残量が0になる前に充電する(ただし頻繁に充電を繰り返すのもNG)
- 充電しながらスマホを使わない
また最近のスマホにはバッテリーの最適化機能がついており、それらの機能を使うことも大切です。
例えばiPhoneの場合は以下の操作をすることでバッテリーの最適化ができます。
設定方法
①設定メニュー→②バッテリー→③バッテリーの状態と充電→④バッテリーの最適化の順にタップ
- バッテリー充電の最適化…日ごろどのように充電されているかをiPhoneが学習し、それに応じて充電を調整する
例)いつも朝7時に起きる人だとiPhoneが学習→夜中の充電途中80%で止めて、7時近くに100%になるように調整する - 上限80%…80%までしか充電しない
保護フィルムやケースは必ずつける
どんなに強いディスプレイ素材を使っていても、どれだけ多くのMIL規格に準拠していても、衝撃を与えるとスマホは故障してしまいます。長く使いたいのであれば、フィルムやケースなどで必ず保護しましょう。
ディスプレイの破損を防ぎたいのであれば、保護フィルムはガラス製のものがおすすめです。他の種類のフィルムより強度が高いので、傷や落下の衝撃からディスプレイを守ってくれます。
なお、「保護ガラスが割れてしまった、貼る意味なかったのでは?」という声が聞かれることがありますが、それは間違いです。保護ガラスが割れることにより、本来ディスプレイにかかる衝撃を保護ガラスが受けてくれて、ディスプレイ本体が守られただけなので、貼っていなかったら本体が割れていた可能性があります。
スマホケースを選ぶ際にはカメラを守れるかどうかもしっかりみておきましょう。近年のスマホのカメラは出っ張りが大きいこともあり、スマホで本体は守れたけどカメラは剥き出しといったケースもあります。カメラだけを保護する専用のフィルムも市販されているので、保護力をさらに上げたいのであれば、装着を検討しましょう。
またスマホを手から落とさないようにすることも大切です。手に馴染みやすい形をしているケースを選ぶ、スマホリングやストラップをつけるなどして、衝撃を与えない工夫をしましょう。
ストレージにはある程度の余裕を持たせておく
スマホの内部ストレージがいっぱいになっていると不具合が起きやすくなります。最低でも3〜4GB、できれば10GBほどは余裕がある状態にしておくと良いでしょう。
ストレージ容量がいっぱいになると写真や動画などのデータを新たに保存できないのは当然ですが、他にも様々な不具合を引き起こします。
アプリやソフトウェアを更新する時にはストレージの空き容量が必要です。アップデートには不具合の修正も含まれているため、いつもストレージの空きがなく、アップデートをしないまま使い続けることは、不具合をそのまま放置し続けることに繋がります。
常にアプリやソフトウェアを最新版に更新できるようにするためにも、ストレージには常に余力を残しておきましょう。
またストレージ容量がいっぱいだとスマホに負担がかかり、速度が遅くなるばかりかフリーズするなどスマホが使えなくなることに繋がります。
iPhoneでは「リンゴループ」という、リンゴマークが現れては消えるということが無限に繰り返されて、iPhoneが使えなくなる現象が報告されていますが、これもストレージ容量の不足が原因です。
ストレージがいっぱいになる前にスマホからデータを減らしましょう。SDカードが使える機種であればSDカードにデータを移動する、ない端末はiCloudやGoogleDriveなどのクラウドストレージサービスを使うなどすることが有効です。
スマホの保証は必要?キャリア・メーカー・モバイル保険を比較
ここからは万が一壊れた時のスマホの保証が必要かどうかみていきましょう。スマホの保証は大きく分けて3つあります。一般的な傾向を示すと以下の通りです。
種類 | 補償内容 | 料金 | 加入タイミング |
---|---|---|---|
キャリア・メーカーの保証 | 故障・全損・紛失・盗難時の修理費用または交換費用を補償 (自己負担がある場合が多い) |
原則割高 | 機種購入と同時もしくは概ね2週間以内の定められた日数以内の加入が必要 |
持ち込み端末の保証(キャリア・格安SIM) | 故障時・全損の修理費用または交換費用を補償 (自己負担がある場合が多く、また盗難・紛失時の補償がないことがほとんど) |
割高な場合が多い | 回線契約と同時もしくは概ね2週間以内の定められた日数以内の加入が必要 |
モバイル保険 | 故障の修理費用を補償:最大10万円 全損(修理不能)・盗難時は2万5000円 (自己負担なし) 主端末の他に2台まで副端末設定可能 (修理補償3万円,修理不能7500円) |
700円 | 購入から1年未満の機器 (1年以上経過している場合も、メーカーやキャリアの補償サービスに加入していれば、登録が可能) |
※補償内容は一般的な傾向を示したもので、実際はプランによって変わってきます
それぞれ見ていきましょう!
キャリア・メーカーの保証は手厚いが高いのがネック
例えばiPhone 15でキャリアやメーカーの保証に入った場合は以下の通りです。
サービス名 | 月額料金 | 補償内容 |
---|---|---|
AppleCare+ | 1,180円 | ・画面または背面ガラス損傷の修理:通常25,900円〜59,400円→3,700円 ・過失や事故による上記以外の損傷の修理:通常23,800円〜87,800円→12,900円 ・エクスプレス交換サービスですぐに交換機が届く |
AppleCare+盗難・紛失プラン | 1,340円 | AppleCare+に加えて、紛失・盗難時に12,900円の自己負担で交換機を手にできる |
故障紛失サポート with AppleCare Services & iCloud+ (au) |
1,370円 | ・AppleCare+盗難・紛失プランと同様の補償 ・紛失盗難補償お届けサービス ・iCloud+ 50GBストレージ |
故障紛失保証 with AppleCare Services (楽天モバイル) |
1,120円 | AppleCare+盗難・紛失プランと同様の補償 |
smartあんしん補償 (ドコモ) |
880円 | ・交換電話機の提供(自己負担金額12,100円) ・故障時の修理代金サポート(自己負担:1年目かつ補償対象修理の場合無料、2年目以降もしくは補償対象外修理の場合上限5,500円) ・ケータイデータ復旧割引 ・ケータイお探しサービス ・その他特典サービス |
あんしん保証パック with AppleCare Services (ソフトバンク) |
1,340円 | ・AppleCare+盗難・紛失プランと同様の補償 ・物損修理の場合事故負担額相当額をPayPayポイントで還元 ・ケータイなんでもサポートが無料 ・メモリーデータ復旧サポートが無料 ・修理受付終了機種割引 |
ドコモのみ880円で加入できるものの、他のキャリアのプランやApple公式のプランは1,000円を超えてきます。また、故障や紛失時の費用は別途かかることに注意が必要です。つまり、トータルのコストは割高な月々の料金に加えて、補償を受ける際の自己負担を考慮して考えなければなりません。
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持ち込み端末を保証してくれるキャリア・格安SIMもある
次に持ち込み端末を保証してくれるキャリアや格安SIMのサービスを見ていきましょう。詳しくは以下の通りです。
サービス名 | 月額料金 | 補償内容 |
---|---|---|
持ち込み故障サポート (au) |
1,180円 | 交換用携帯電話機お届けサービス (1年間に2回まで、自己負担額13,200円) |
持ち込みスマホあんしん保証 (楽天モバイル) |
979円 | 破損、全損、水没などによる故障の際に、新品同等の同一機種の交換品が届く (自己負担額12,100円) |
smartあんしん補償 (ドコモ) |
880円 | ・交換電話機の提供(自己負担金額12,100円)※盗難・紛失は対象外 ・故障時の修理代金サポート(自己負担:1年目かつ補償対象修理の場合無料、2年目以降もしくは補償対象外修理の場合上限5,500円) ・ケータイデータ復旧割引 ・ケータイお探しサービス ・その他特典サービス |
持込端末保証 with AppleCare Services (ワイモバイル/LINEMO) |
1,180円 | ・AppleCare+と同様の補償 ・紛失ケータイ捜索サービス ・データ復旧支援サービス |
つながる端末保証 (IIJmio) |
550円 | 画面割れ・水漏れ・全損・部分破損時に修理代金もしくは交換費用を補償 ・サービス利用時代金:修理代金0円、交換代金(1回目)4,400円・交換代金(2回目)8,800円 ・保証上限金額:50,000円(超過分は支払いが必要) |
キャリアが提供するものは購入時に加入する保証プランより少し月額料金が安いです。格安SIMであるIIJmioの料金は割安ですが上限5万円で、修理・交換費用がそれ以上になると大きな負担が発生するのがネックです。
どれも紛失や盗難には対応しておらず、「壊れた時の保険」という目的には合致しますが、少し割高感が否めません。
また、保証に入れるタイミングにも注意が必要です。加入できるタイミングは「回線契約時(もしくはそれから概ね2週間以内の定められた日数以内)」なので、もともとこれらの回線を契約していた方が、SIMフリー端末を持ち込んだ場合などには加入ができません。
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モバイル保険は価格と保証のバランスが取れた保険 | 3端末まで保証
モバイル保険は保険会社が提供するスマホの保険サービスで、月々たった700円でデバイス3台まで補償してくれます。
補償内容
外装破損・破壊・水漏れ全損・故障の修理費用と盗難時の損害を補償
- 補償台数…3台まで(主端末1台/副端末最大2台)
- 登録できるデバイス…購入から1年未満、もしくはメーカーやキャリアの補償サービスに加入している機器
- 主端末保証金額
- 修理可能な場合:最大100,000円
- 修理不能・盗難の場合:最大25,000円
- 副端末保証金額
- 修理可能な場合:最大30,000円(副端末2台の合計)
- 修理不能・盗難の場合:最大7,500円
魅力的なのは元々の月額料金が安い上に、10万円以内の修理なら自己負担がないことです。また3台まで登録できるので、主端末をiPhone、副端末にApple WatchとAirPodsということもできます。
修理不能時や盗難時の補償額は一気に下がってしまいますが、今のスマホは頑丈で修理できないケースは少ないですし、修理用の保険と考えれば盗難時の補償が少ないことにも納得できるはずです。
もしスマホが壊れた時の補償が欲しい方はモバイル保険を選んでくださいね!
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壊れやすいスマホに関するよくある疑問質問
ここからは壊れやすいスマホに関するよくある疑問や質問に回答していきます。
よくある疑問・質問
-
OPP0やXiaomiなど中華スマホは壊れやすい?
-
ソニーのXperiaは壊れやすい?2年で壊れるって本当
-
各メーカーの初期不良の交換や修理はどれくらいしてもらえる?
それぞれ見ていきましょう。
OPPOやXiaomiなど中華スマホは壊れやすい?
中国のメーカーが作るスマホのことを中華スマホといいますが、それらが特別壊れやすいということはないので安心してください。
日本では「中国製」というと、安かろう悪かろうのよくない意味で使われることが珍しくありません。しかし、中華製スマホに関しては「安くて・スペックに妥協がない・コスパ最強」というイメージが強くなっています。
壊れやすいスマホではなく、逆にいい意味で使われることが多いのが「中華スマホ」という言葉です。
ただし、中華スマホは防水性能が低いスマホが多いことに注意しましょう。例えばハイスペックスマホであるXiaomi 12T ProはIP53等級で、防水性能を持っていません。
中華スマホの中でも防水性能がしっかりしているものがあるので、そういったスマホを選ぶようにしましょう。
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ソニーのXperiaは壊れやすい?2年で壊れるって本当?
ソニーはスマホに限らず、保証期限が過ぎると故障が頻発することが多い印象の強さから「ソニータイマー」という言葉が流行ったことがありましたが、Xperiaが特別壊れやすいということはないので安心してください。
Xperiaシリーズには毎年いくつか不具合の報告がされますが、特に初期に不具合があるのはXperiaに限りません。2023年製のXperia 1 VやXperia 5 Ⅴは不具合が少ない印象もあり、安心して購入できるかなと思います。
一応Xperiaシリーズの不具合報告をまとめたものを載せておきますので、気になる方は参考にしてくださいね。
各メーカーの初期不良の交換や修理はどれくらいしてもらえる?
各メーカーの初期不良に対する保証期間は1年です。初期不良や自然故障によるものであれば無償で修理や交換をしてもらえます。
そのため、落としたり、ぶつけたり、水没させたりという故障の修理には対応してもらえません。
これらのトラブルに対応してもらいたい場合や1年経過後も保証してもらいたい場合は、有料のオプションやスマホ補償サービスに加入する必要があるため、検討しましょう。
まとめ | 壊れにくいスマホを大切に使おう!
ここまで壊れやすいスマホについて解説してきました。壊れやすいスマホには共通の特徴があり、その逆のスマホが壊れにくいスマホであることをお分かりいただけたはずです。
またスマホを長く使うために大切なことや、万が一故障してしまった時の保険についても解説しました。最後にまとめます。
まとめ
- スマホの故障ランキングから見た壊れやすいスマホの特徴
1位:バッテリーがすぐ無くなる|バッテリー容量が少ない、電池持ちが悪いスマホに起きやすい
2位:ガラス割れ | ディスプレイの強度が低い機種に起きやすい(安価なスマホほど強度が弱い傾向にある)
3位:水没で動かなくなる |IPX●の●の数字に注目、IPX4以下のものは要注意
4位:フリーズする・動きが極端に悪い | CPU性能が低いと起こる、「エントリーモデル」と書いてある機種は要注意
5位:端末が熱くなる | 2022年製のスマホは熱くなるものが多い
6位:折りたたみ機構の故障 | 折りたたみスマホは故障のリスクが上がる - 壊れにくいスマホを選ぶ5つのポイント
ポイント1:ディスプレイに強度の強いガラスを採用しているものを選ぶ
例)GORILLA GLASS VICTUSなど
ポイント2:バッテリー容量が大きくて劣化しにくいものを選ぶ
Androidならできれば5,000mAhのものを選ぶ、iPhoneなら13シリーズ以降のもの
ポイント3:防塵防水・耐衝撃性能が高いもの
IP68等級に準拠しているものを選ぶ、加えてIPX5やMIL規格に準拠しているとなお良い
ポイント4:CPU性能が高いもの
Androidでクアルコム製のCPUなら最低でも6シリーズ、できれば8シリーズを選ぶ
Apple製・Google製のスマホで独自CPUを積んでいるものなら、古すぎなければなんでもOK
ポイント5:ソフトウェアアップデートの期間が長いものを選ぶ
最低3年は最新のOSで使えるものを選ぶ - スマホを長く使うためにすべきこと
防水スマホでも水に濡らすのは最小限、濡れたら乾かす、濡れた状態で使わない!
充電器を挿しっぱなしにしない!充電中の使用は避ける
保護フィルムやケースは必ずつける
ストレージに余力を持たせておく - モバイル保険は補償内容と料金のバランスが良くてコスパ最強!
スマホを壊さず長く使うためにはスマホ選びと普段の使い方の改善の両方が必要です。
どんなスマホでも壊れる可能性が0ではありませんが、この2つをしっかり意識することで、少しでも長く使うことができます。
新しい機種を買いたい人は選び方を参考にして、今ある機種を長く使いたい方は壊れないための使い方を参考にして、大切なスマホを1日でも長く使ってくださいね。