iPhoneを使っていると急に読み込みが遅くなったり、「通信ができません」といった画面表示がされたりと電波が悪いと感じることがあります。
電波が悪くなるとき、他の人も同じようになっているのであれば仕方がないと思えますが、なぜか自分だけ電波が悪いときもあり、原因がわからず困った経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事ではiPhoneの電波が悪いのは自分だけかどうかを調べる方法や、電波が悪い6つの原因と対処法について紹介します。
今すでに電波が悪くて困っている方はもちろん、今後の起こるかもしれないときに備えてぜひ最後までチェックしてください。
目次
iPhoneの電波が悪いのは自分だけか調べる方法
iPhoneの電波が悪いのは自分だけかを調べる方法は以下の通りです。
- キャリアの公式サイトで電波通信情報がないか確認する
- SNS等で電波障害のリアルタイム情報をチェックする
それぞれの方法について詳しく解説します。
キャリアの公式サイトで電波障害情報がないか確認する
電波が悪いと感じたらまずは自分が利用しているキャリアの公式サイトで電波障害情報がないかを確認してください。
電波障害は大規模な災害や悪天候の際に起こることが多いですが、システムトラブルで突然起こる場合もあります。
近年では2018年12月6日にソフトバンクで、2022年7月2日にauで大規模な通信障害がおきたことを覚えている方も多いのではないでしょうか。
電波障害が発生しているということは電波が悪いのは自分だけでなく、そのキャリアを使っている方全員に当てはまることなので、電波が改善されるまで待ちましょう。
SNS等で電波障害のリアルタイム情報をチェックする
電波障害のリアルタイム情報をチェックする方法として、SNSを使うのも効果的です。
例えば、「ドコモ 電波 悪い」とX(旧Twitter)で検索をしてみると以下のようなポストが見つかりました。
朝の御堂筋線まったくネットに繋がらない、電波ある表示なのにダメ
私のスマホが悪いのかdocomoのせいなのか
参考:X(旧Twitter)
ときには公式サイトが発表するよりも先に電波が悪い、おかしいと感じている方の声をリアルタイムで確認できるため、積極的に活用してみてはいかがでしょうか。
iPhoneの電波が悪い6つの原因と対処法
iPhoneの電波が悪い6つの原因は以下の通りです。
それぞれの原因と対処法について詳しく解説していきます。
電波の悪いドコモ回線を利用している
2023年春ごろからドコモで電波が悪いという声が多く聞こえるようになりました。
以下は当メディアで実際にahamoの速度計測をしたものです。
平日でも1Mbps以下とかなり遅い速度になっていることがわかります。
ドコモもこの問題を認識しており、「24年3月を目標に通信の高速化・大容量化と、5Gの上り品質を改善する」としています。
参考:ドコモの回線品質、「後追いの状況を深く反省」と井伊社長 NTTからは「120%改善」の発破も丨ITmedia NEWS
対処法 : au・ソフトバンク回線を利用する
ドコモの電波が悪い場合の対処法として、auやソフトバンクの回線を利用する方法です。
ドコモも電波の改善に努めていますが、数ヶ月も電波が悪い状況が続いているため、ドコモの電波が改善されるまで一時的にでもドコモ以外のキャリアの回線を利用することをおすすめします。
完全に乗り換えはしたくないという方でも、サブ回線として他のキャリアの回線を契約しておくとドコモの電波が悪い時に安心です。
自然災害等による通信障害が発生している
携帯電話の電波は大規模な災害時はもちろんのこと、豪雨や暴風などの自然災害により通信障害が発生することがあります。
また、自然災害だけに限らずシステムトラブルやメンテナンス時の人為的ミスでも起きる可能性があるため、いつ起こるかわからないのが通信障害です。
通信障害が起きているかどうかは各キャリアの公式サイトで確認ができます。
対処法 : 通信障害が解消されるのを待つ
通信障害が起きている場合は、自分だけの問題ではないため、通信障害が解消されるのを待つしかありません。
大規模な災害の場合はどのキャリアも同じように通信障害が起きる場合がありますが、軽微なものやシステムトラブルによるものなどであれば、違うキャリアでは通信障害が起きていない場合もあります。
こういった自体に備えて、メインで利用しているキャリアとは別のキャリアでサブ回線を契約し、デュアルSIMを利用しておくと安心です。
2回線契約をしておけば、メイン回線で通信障害が出ていてもサブ回線で利用できる可能性があります。
iPhoneであればiPhone XS/XS Max以降の機種であればデュアルSIMに対応しているため、検討してみてはいかがでしょうか。
電波状況が悪くアンテナが入らない地域・場所にいる
外出先や移動中に電波が悪くなった場合、その地域・場所が電波状況が悪くアンテナが入らない可能性があります。
例えば地下や入り組んだ建物、障害物が多い場所だと電波が入りづらくなる傾向があります。
とくに楽天モバイルだと障害物に強いプラチナバンドの設備が整っていないため、地下等は繋がりづらく電子決済が使えないこともあります。
iPhoneの右上に表示されている電波状況でアンテナが立っているかどうかを確認してみてください。
対処法 : 電波が繋がる場所に移動する
電波状況が悪い場合は、電波が繋がる場所に移動する必要があります。
もしアンテナが立つ場所に移動しても電波が悪い場合は他の原因も考えられるため、他の対処法も試してみてください。
家で電波が繋がらないなら電波改善要望サービスを使う
外出先や移動中ではなく、家で電波が繋がらない場合、家の電波が悪い可能性があります。
その場合は、各キャリアの電波改善要望サービスを使ってみましょう。
建物内では環境により電波が届きにくくなっている可能性があるため、電波を受信しやすくなる装置を設置することで改善される場合があります。
電波改善装置の設置は無料で行えるため、一度試してみてはいかがでしょうか。
もし電波改善装置を試してみても改善しない場合は、電波が入りやすい他社への乗り換えも視野にいれると良いでしょう。
実はデータを使いすぎて速度制限にかかっている
どの携帯会社でも無制限プラン以外の料金プランは1ヶ月で使えるデータ量が決まっており、データを使い切ると通信速度制限が発生します。
通常データ量が少なくなったり、使い切ったりするとメールやアプリに通知が来ますが、気づかずに使い切ってしまってはいないでしょうか?
残りのデータ量は各キャリアのマイページやアプリで確認ができるため、通信制限にかかっていないか一度確認をしてみてください。
対処法 : リセット日を待つかデータを追加購入する
データを使いすぎて速度制限にかかっていた場合の対処法は以下の通りです。
- リセット日まで待つ
- データを追加購入する
また、頻繁に通信速度制限にかかってしまう場合は料金プランの見直しも行うと良いでしょう。
回線が混雑する時間帯にiPhoneを使っている
一般的に通勤・通学時間、お昼休憩の時間、夜20時以降の時間帯は回線が混雑しやすいと言われています。
- 朝の通勤・通学時間 : 7:00〜9:00
- お昼休憩時間 : 12:00〜13:00
- 夕方の帰宅時間 : 18:00〜19:00
- 夜の休息時間 : 20:00〜22:00
上記の時間帯は利用している方が多く、回線が混雑することで通信速度が遅くなったり、繋がりにくくなったりします。
とくに大手キャリアの通信設備を一部借りてサービス提供しているMVNO(格安SIM)は、iPhoneを利用する時間帯によって通信速度が大きく落ちます。
対処法 : 時間をずらすかWiFiを利用する
回線が混雑しやすい時間帯を避けて利用するようにするか、該当の時間帯はWi-Fiを使うと良いでしょう。
もしくは比較的、混雑時も通信速度が遅くなりにくい大手キャリアを使うのがおすすめです。料金も安く抑えたいという方は、大手キャリアのサブブランドであるワイモバイルやUQモバイルがおすすめ!
4Gしか繋がらない場合はiPhoneのモバイル通信の設定がおかしい
5Gに対応したiPhoneを使っているのにも関わらず、4Gしか繋がらない場合はiPhoneのモバイル通信の設定がおかしくなっている場合があります。
モバイルデータ通信の設定は「5Gオート」「5Gオン」「4G」の3つから選択できるようになっています。もし「4G」にチェックが入っている場合は設定を変更しましょう。
対処法 : モバイル通信の設定を5Gオートにする
対処法としては、モバイル通信の設定を5Gオートにしてください。
設定方法
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」を選択する
- 「通信のオプション」で確認
※デュアルSIMの場合は確認したい回線をタップして確認 - 「音声通話とデータ」をタップする
- 「5Gオート」にチェックを入れる
5Gオートにしてくと、パフォーマンスが必要な場合にのみ5Gが使用されるようになります。
一度正しく設定されているか確認してみてください。
iPhoneの電波が悪い時に試してほしい3つのこと
iPhoneの電波が悪いときに試してみてほしいことは以下の3つです。
それぞれの方法について詳しく解説します。
iPhoneを再起動する
まず試してみてほしいのがiPhoneを再起動することです。
iPhoneを再起動することで一時的な不具合が改善されたり、電波を掴みなおしてくれたりし、電波が改善することがあります。
筆者も電波が悪いと感じたらまずはiPhoneを再起動するようにしていますが、再起動だけで改善することが多いです。
難しい操作も必要ないため、「何かおかしいと感じたらまずは再起動」と覚えておくと良いでしょう。
iPhoneX以降の機種は電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に長押し、それ以前の機種は電源ボタンを長押しすることで、電源をオフにできます。
電源をオフにしたら電源ボタンを長押しし、再度iPhoneを起動してみてください。
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SIMカードをクリーニングして差しなおす
物理SIMを使っている方はSIMカードの汚れにより電波が悪くなっている可能性があります。
一度SIMカードを取り出してクリーニングしてから差しなおしてみてください。
SIMカードは機種により左側もしくは右側にスロットがあるため、穴にピンを刺して取り出します。
金属部分はデリケートなので扱いに注意しながら、メガネ拭きのような柔らかい布で優しく拭いて差しなおしてみてください。
最新OSにアップデートする
iPhoneは定期的にOSのアップデートが行なわれます。
もし現在使っているOSが最新版でない場合は、最新OSにアップデートしてみてください。
編集部でも最新OSにアップデートすることで改善されたとの声がありました。
iPhone14Proを使っているのですが、一時期モバイル通信ができなくなることがちょくちょくありました。
家にいる時はWiFiなので問題ありませんが、外に行くと繋がらなくなるときがあるという感じです。
その場合は都度、モバイル通信をオフ→オンにしてなおしていたのですが、アップデートしたら完全になおったという経験があります。
古いOSの場合は不具合が出る場合もあるため、基本的に新しいOSが配信されたら早めにアップデートするようにしてください。
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対処法を試しても電波が悪い場合はどうすればいい?
ここまで本記事で紹介した対処法を試しても電波が悪い場合は以下を試してみてください。
それぞれの方法について詳しく解説します。
ネットワーク設定をリセットしてみる
ネットワークの設定に不具合がある場合、データ通信がうまくできない場合があります。
ネットワーク設定をリセットすると今まで設定していたWi-Fiネットワーク名やパスワード、モバイルデータ通信設定などの情報が消えるため、再設定が必要です。
リセット→再設定することで通信が改善される場合があるため、一度試してみてください。
修理にだしてみる
ここまで紹介した対処法を試しても改善されない場合、iPhone本体が故障している可能性も考えられます。
そのため一度キャリアやAppleを通じて修理にだしてみると良いでしょう。
iPhoneを買い替える
iPhoneを購入してから年数が経っている場合や、急に電波が悪くなったと感じる場合はiPhoneを買い替えるのも一つの手です。
最近では新しいiPhoneでも残価設定型プログラムやキャンペーンを適用することで実質半額以下で購入できるため、一度検討してみてはいかがでしょうか。
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iPhoneの電波が悪い時によくある質問
最後にiPhoneの電波が悪い時によくある質問についてまとめました。
iPhoneと回線の周波数帯があっていないことってある?
iPhoneはどこで購入しても対応している周波数帯は同じです。
また、基本的に全キャリアの周波数帯を一通りクリアしているため、iPhoneと回線の周波数帯があっていないということは考えられません。
ウイルスにかかって電波が悪くなることってある?
ウイルスにかかることで、バッググラウンドで知らないアプリが通信を行い、いつの間にか通信制限にかかって遅くなることや、アプリ自体が悪さをして不具合を起こす可能性はあります。
知らないアプリがある場合はアンインストールしましょう。
自分だけiPhoneの電波が悪いか確認する方法のまとめ
自分だけiPhoneの電波が悪いか確認する方法をまとめると以下の通りです。
基本的にキャリアで通信障害が起きていない場合は自分のiPhoneだけに不具合が起きていると考えるのが妥当でしょう。
一時的な不具合で電波が悪くなっている場合は再起動で改善することが多いため、まずは再起動から試してみてください。
もし、本記事で紹介している対処法を試しても電波の改善が見られない場合はiPhoneの修理や買い替えも検討してみると良いでしょう。
iPhoneを買い替える場合は、各キャリアで残価設定型プログラムやキャンペーンを適用することでお得に買い替えられるため、ぜひ活用して快適なiPhoneライフを送ってください。
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