Galaxy S22の新品は全販路で販売を終了しています。(IIJmioで未使用品の販売あり)
後継機としてGalaxy S23が、同じCPUが搭載されていてお手頃価格で買えるGalaxy S23 FEが販売されています。
ぜひそちらも購入を検討してください。
Xiaomi 12T Proは中国のXiaomi社が手がけるスマートフォンで、グローバルモデルとしては最新機種です。まだ日本では馴染みのないXiaomi社ですが、世界でのスマートフォンシェアはApple・Samsungに次ぐトップ3に入ります。
2億画素の高性能カメラ・「カミジューデン」のキャッチフレーズでお馴染みの19分で完了する超急速充電・ベンチマーク100万点越えの高性能チップを引っ提げ、待望の日本上陸。少しずつ話題となっています。
一方のGalaxy S22はAppleと世界シェアトップの座を奪い合うSamsung社のスマートフォン。Galaxyシリーズはエントリーモデルからミドル・フラッグシップモデルまでラインナップして日本でもお馴染みです。その中でもGalaxy S22は2022年モデルのフラッグシップ端末。
コンパクトでスタイリッシュなボディに搭載された高性能カメラと当時は最新のCPUで、iPhoneと世界一を争うにふさわしい仕上がりとなっています。
この記事ではXiaomi 12T ProとGalaxy S22の違いを徹底比較。お互いのいいところはもちろん、悪いところも余すことなくお伝えします。Xiaomi 12T ProやGalaxy S22で迷っている方からXiaomiを初めて知った方、なんとなく性能が高いスマートフォンが欲しいと思っている方全ての参考になる記事に仕上がっています。ぜひ最後までご覧ください。
この情報は2024年3月30日時点の情報です※最新の情報については必ず公式サイトご確認ください
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目次
- 【結論】Xiaomi 12T Pro vs Galaxy S22どっちがおすすめ?
- Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のスペックの違いを比較
- Xiaomi 12T ProとGalaxy S22の本体価格/値段の違いを比較
- Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のデザイン・カラーの違いを比較
- Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のサイズ・重量の違いを比較
- Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のバッテリー・電池もち・急速充電を比較
- Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のディスプレイ性能の違いを比較
- Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のカメラ性能の違いを比較
- Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のCPUの違いを比較|Antutuベンチマークの違いは?
- Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のRAM・ROM構成とSDカード対応状況の違いを比較
- Xiaomi 12T ProとGalaxy S22の生体認証の違いを比較
- Xiaomi 12T ProとGalaxy S22の防塵防水性能の違いを比較
- Xiaomi 12T ProとGalaxy S22の5G(転用/Sub6/ミリ波)対応状況の違いを比較
- Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のイヤホンジャック対応状況を比較
- まとめ
【結論】Xiaomi 12T Pro vs Galaxy S22どっちがおすすめ?
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のどちらがいいかは人によります。どちらもハイスペックにまとまっていながら、それぞれにしかない魅力を持っているからです。
Xiaomi 12T Proをおすすめしたい方は下記の通りです。
Xiaomi 12T Proはこんな方におすすめ
- 大容量バッテリーと19分で充電完了となる超急速充電に魅力を感じる方
- 2億画素のカメラとマクロレンズによる写真撮影がしたい方
- ベンチマーク100万点越えの最新CPUを使いたい方
- 迫力の大画面サイズのスマートフォンが欲しい方
- ドコモやauといった大手キャリア以外で購入したい方
Xiaomi 12T Proの魅力は19分で終わる超急速充電と2億画素のカメラ、100万点越えベンチマークを叩き出す最新CPUです。他の端末にはない大きな特徴なので、魅力を感じたら迷わずXiaomi 12T Proを選びましょう。
一方でGalaxy S22をおすすめしたい方は下記の通りです。
Galaxy S22はこんな方におすすめ
- 30倍までズーム可能な望遠機能と多彩なカメラ機能に魅力を感じる方
- 無線充電・シェアバッテリー機能を使いたい方
- コンパクトで軽いけどパワフルなパフォーマンスを発揮する端末が欲しい方
- IP68等級の防塵防水性能で安心してスマートフォンを使いたい方
- ミリ波対応スマートフォンが欲しい方
Galaxy S22の魅力は6.1インチ160g台のコンパクトボディに詰め込まれたスペックの高さです。特に望遠レンズをはじめとしたカメラ性能・機能はとても高いレベルでまとまっています。その他無線充電・IP68等級の防水防塵性能など、欲しい機能・性能をしっかり備えて高いレベルでバランス良くまとまっているのが特徴です。
ここからはXiaomi 12T ProとGalaxy S22の違いを1つずつ詳しくみていきたいと思います。
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のスペックの違いを比較
まずはXiaomi 12T ProとGalaxy S22のスペックを比較したいと思います。ざっくり特徴を捉えてみてください。
| 項目 | Xiaomi 12T Pro | Galaxy S22 |
|---|---|---|
| 価格 | 109,800円(公式) 94,695円(OCNモバイルONE・最安値) |
94,512円 (実質負担40,392円〜) (ドコモオンラインショップ割引適用時) |
| カラーバリエーション | ブルー ブラック |
ファントム ホワイト ピンク ゴールド ファントム ブラック |
| サイズ 重量 |
163mm×76mm×8.8mm 205g |
146.0mmx70.6mmx7.6mm 168g |
| バッテリー性能 | バッテリー容量:5,000mAh 急速充電:120W(19分で100%) ワイヤレス充電:非対応 バッテリーシェア:非対応 |
バッテリー容量:3,700mAh 急速充電:25W ワイヤレス充電:対応 バッテリーシェア:対応 |
| ディスプレイ性能 | サイズ:6.7インチ CrystalRes 有機EL(AMOLED) 解像度:2,712×1,220 最大輝度:900nit リフレッシュレート:120Hz |
サイズ:6.1インチ Dynamic AMOLED(有機EL) 解像度:2,340x1,080 最大輝度:1,300nit リフレッシュレート:120Hz |
| カメラ性能 | アウトカメラ: 広角カメラ|2億画素 f/1.69 超広角カメラ|800万画素 f/2.2 視野角120° マイクロカメラ|200万画素 f/2.4 インカメラ:2000万画素 f/2.24 |
アウトカメラ: 広角カメラ|5,000万画素 f/1.8 超広角カメラ|1,000万画素 f/2.4 望遠カメラ|1,200万画素 f/2.2 インカメラ:1000万画素 f/2.2 |
| CPU | Snapdragon 8+ Gen 1 | Snapdragon 8 Gen 1 |
| RAM・ROM構成 | RAM:8 GB ROM:128GB/256GB |
RAM:8GB ROM:256GB |
| SDカード対応状況 | 非対応 | 非対応 |
| 生体認証 | 顔認証:対応 指紋認証:対応(画面内指紋認証) |
顔認証:対応 指紋認証:対応(画面内指紋認証) |
| 防塵防水性能 | IP53等級 | IP68等級 |
| 5G(転用/Sub6/ミリ波)対応状況 | n1/n3/n28/n41/n77/n78 ミリ波非対応 |
ドコモ版:n28/n78/n79/n257 au版:n3/n28/n78/n257 |
| イヤホンジャック | 非搭載 | 非搭載 |
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当サイトで【Galaxy S22を実機レビュー】した記事はこちら
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Xiaomi 12T ProとGalaxy S22の本体価格/値段の違いを比較
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22の本体価格の違いはそれぞれ下記の通りです。
| 販売店 | Xiaomi 12T Pro | Galaxy S22 |
|---|---|---|
| 公式 | 109,800円(128GBモデル) | 販売なし |
| ドコモ 公式へ |
販売なし | 販売終了 |
| au 公式へ |
販売なし | 販売終了 |
| ソフトバンク 公式へ |
在庫なし | 販売なし |
| IIJmio 公式へ |
98,820円(128GBモデル) のりかえ割(69,800円)2024年6月3日まで |
【未使用品の販売】 docomo版 74,800円 のりかえ割55,800円 ※在庫なし au版 74,800円 乗り換え割55,800円 |
| OCNモバイルONE 公式へ |
販売終了 | 販売なし |
販売終了が多くなっており、Xiaomi 12T Proは公式ショップIIJmioのみ、Galaxy S22はIIJmioで未使用品の購入のみが可能です。
IIJmioののりかえ割を使えばさらにお得に買えるので検討しましょう。
なお、Galaxy S22の後継機Galaxy S23やSnapdragon 8 Gen1搭載でありながらお手頃価格で手に入るGalaxy S23 FEもおすすめなので検討してみてくださいね。
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Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のデザイン・カラーの違いを比較
まずは正面のデザインです。どちらもフラットなフルスクリーンです。どちらもベゼルが小さく筐体いっぱいに画面が広がっています。丸型パンチホールが画面上部中央に配されている点も違いはなし。共にスタンダードなデザインとも言えますね。
左がGalaxy S22、右がXiaomi 12T Pro
背面のデザインの違いは2つです。違いの1つはカメラユニットで、Xiaomi 12T Proは大きめ長方形のほぼ上半分にメインレンズを配置、その左下に残りのレンズが配置されています。一方のGalaxy S22のカメラユニットは左上の端に隙間なく配置、最小限のサイズに収まってスッキリしている印象です。
もう1つの違いは背面の両端の形状。Xiaomi 12T Proは両端にエッジがあるのに対し、Galaxy S22は完全フラットなボディとなっています。ここは好みが分かれそうなポイントです。
左がGalaxy S22、右がXiaomi 12T Pro
側面はどちらも丸みを帯びた仕上がりです。ただしXiaomi 12T Proは背面がエッジになっていることもあり、側面のフレーム面積が狭くなっています。右側面にはボリュームボタンと電源ボタンという配置です。
上がGalaxy S22、下がXiaomi 12T Pro
一方両端末共通して右側面には何もありません。
上がGalaxy S22、下がXiaomi 12T Pro
また気になるカメラの出っ張り。カメラユニット自体の出っ張りはほぼ同じですがXiaomi 12T Proはメインカメラがさらに出っぱる2段出っ張り構造となっているため、全体的な出っ張りはXiaomi 12T Proの方が気になりそうです。
左がGalaxy S22、右がXiaomi 12T Pro
下部には共通してSIMスロットやUSB-C端子、スピーカー・マイクとほぼ変わらない配置。
Galaxy S22(上)とXiaomi 12T Pro(下)の下部
一方上部はXiaomi 12T Proだけ独立したスピーカーを搭載しています。イヤホンジャックは両端末とも搭載していません。
Galaxy S22(上)とXiaomi 12T Pro(下)の上部
最後にカラーバリエーションです。Xiaomi 12T Proは2色、Galaxy S22は3色展開となっています。
左はXiaomi 12T Proの2色、右がGalaxy S22の3色
Galaxy S22はカラーバリエーション自体も多い上に、ピンクというXiaomi 12T Proにはない可愛い系統の色が入っています。
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のサイズ・重量の違いを比較
Xiaomi12T ProとGalaxy S22のサイズと重量は下記の通りです。
| 項目 | Xiaomi 12T Pro | Galaxy S22 |
|---|---|---|
| サイズ | 163mm×76mm×8.8mm | 146.0mmx70.6mmx7.6mm |
| 重量 | 205g | 168g |
ディスプレイサイズが6.7インチのXiaomi 12T Proと6.1インチのGalaxy S22なので、筐体サイズも大きく違います。
重ねてみると高さの差に比べると幅の差は小さいことがわかります。ただそれでも手が大きめの男性である筆者でも、片手で操作するのは6.1インチサイズであるGalaxy S22が限界といった感想です。Xiaomi 12T Proは背面の両端をエッジ構造にして操作しやすい構造にしていますが、決して操作しやすいとは言えないサイズとなっています。
また重量差は40gです。Galaxy S22は同サイズディスプレイの端末の中でも比較的軽い部類に入ります。もちろん画面が大きいことのメリットもあるため、小さくて軽くて扱いやすい端末が良い場合はGalaxy S22、とにかく大きな画面を楽しみたければXiaomi 12T Proを選ぶことになるでしょう。
関連記事
【Xiaomi 12T Proの大きさ・画面サイズ・重さ】について詳しく知りたい方はこちら
【Galaxy S22の大きさ・画面サイズ・重さ】について詳しく知りたい方はこちら
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のバッテリー・電池もち・急速充電を比較
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のバッテリー性能を比較すると下記の通りです。
| バッテリー性能 | Xiaomi 12T Pro | Galaxy S22 |
|---|---|---|
| 容量 | 5,000mAh | 3,700mAh |
| 急速充電 | 120W対応(19分で100%充電) | 25W対応 |
| ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 |
| バッテリーシェア | 非対応 | 対応 |
バッテリー容量は5,000mAhのXiaomi 12T Proの圧勝です。1日使っても安心な容量を搭載しています。一方消費電力を抑える仕様にはしているもののGalaxy S22の3,700mAhという容量は心もとない数字です。
急速充電機能はXiaomi 12T Proがさらに圧勝しています。120W充電できる通称「カミジューデン」は19分で100%まで充電可能な急速充電。専用のACアダプタが同梱されているのも嬉しいポイントです。
ただしXiaomi 12T Proはワイヤレス充電に非対応。一方のGalaxy S22はバッテリーシェアも含めてワイヤレス充電に対応しています。ワイヤレス充電がしたい方はもちろん複数デバイスを持ち運ぶ方にはGalaxy S22がおすすめです。
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のディスプレイ性能の違いを比較
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のディスプレイ性能は下記の通りです。
| ディスプレイ性能 | Xiaomi 12T Pro | Galaxy S22 |
|---|---|---|
| サイズ | 6.7インチ | 6.1インチ |
| タイプ | CrystalRes 有機EL(AMOLED) |
Dynamic AMOLED(有機EL) |
| 解像度 | 2,712×1,220 |
2,340x1,080 |
| 最大輝度 | 900nit |
1,300nit |
| リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
どちらも有機ELディスプレイを採用、解像度も文句なしで明るくて綺麗なディスプレイです。両端末リフレッシュレート120Hzに対応しています。動きもヌルヌル滑らかな操作感を味合うことが可能で、どちらもフラッグシップにふさわしい性能です。
やはり大きな違いはディスプレイサイズ。大きい方が迫力の画面で映像を楽しんだり、ゲームでは細かい操作がしやすくなります。大きい画面がよいならXiaomi 12T Proがおすすめです。
もう1つの違いは最大輝度。Galaxy S22の方が最大輝度が大きく特に屋外での操作のしやすさに影響してきます。屋外でも快適に操作をしたい場合はGalaxy S22を購入すると良いでしょう。
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のカメラ性能の違いを比較
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のカメラ機能は下記の通りです。
| カメラ性能 | Xiaomi 12T Pro | Galaxy S22 |
|---|---|---|
| アウトカメラ | 広角カメラ|2億画素 f/1.69 超広角カメラ|800万画素 f/2.2 視野角120° マイクロカメラ|200万画素 f/2.4 |
広角カメラ|5,000万画素 f/1.8 超広角カメラ|1,000万画素 f/2.4 望遠カメラ|1,200万画素 f/2.2 |
| インカメラ | 2000万画素 f/2.24 | 1000万画素 f/2.2 |
カメラ性能や機能は端末によって特徴が大きく異なる部分です。それぞれ詳しくみていきたいと思います。
まずはXiaomi 12T Pro、カメラの特徴は下記の通りです。
Xiaomi 12T Proのカメラの特徴
- メインレンズは2億画素
- 超広角レンズとマクロレンズを搭載したトリプルカメラ構成
- Xiaomi ProFocusが被写体を自動追尾し歪みやブレを抑える
- AIが理想的な構図を提案するXiaomi ProCutを搭載
1番の特徴は圧倒的な解析度で、Xiaomi 12T Proのメインカメラの画素数は2億画素です。その実力は数字通りで細部まで表現された綺麗な写真が撮影可能です。トリプルカメラの3つ目のレンズはマクロレンズ。なかなか他にはないラインナップで、これも大きな特徴です。
また自動で被写体を追尾してくれるXiaomi ProFocus、撮影した写真を自動でトリミングしてベストな構図を提案してくれるXiaomi ProCutなど便利で楽しい機能を搭載しています。
一方のGalaxy S22のカメラの特徴は下記の通りです。
Galaxy S22のカメラの特徴
- 5,000万画素のメインカメラはセンサーが大型化されスーパークリアガラス搭載
- 超広角レンズと望遠レンズを搭載したトリプルカメラ構造
- AI消しゴムで後から人やものを除去できる
- 自然に被写体を中央に捉え続ける自動フレーミング機能や短い動画を多彩にアレンジしてくれるシングルレイクなど様々な機能を搭載
Galaxy S22のメインカメラももちろん高性能です。センサーが従来より23%大きくなったことにより、より多くの光を取り込むことが可能に。暗所撮影やポートレートに強くなりました。また独自の超低反射ナノコーティングを施したスーパークリアガラスを搭載しているので、暗い場所でもレンズフレアを抑えることが可能です。
3つ目のカメラは望遠カメラ。光学3倍、デジタル30倍のズームに対応しています。そのほか撮影後に映り込んでしまった邪魔な人やものを除去できるAI消しゴムや、自動フレーミングなどの機能を盛り込んでいます。
メイン(広角)レンズの比較
メインレンズで撮影した写真を見比べていきたいと思います。まずは風景を撮影した写真を比較します。
Xiaomi 12T Pro
Galaxy S22
どちらも明るくて綺麗な写真が撮れていますが、Xiaomi 12T Proの方がより明るく、Galaxy S22の方が濃く表現されている印象です。
次に背景をぼかす写真を比較します。
Xiaomi 12T Pro
Galaxy S22
Xiaomi 12T Pro
Galaxy S22
Xiaomi 12T Pro
Galaxy S22
色の傾向は変わらずXiaomi 12T Proの方が明るく、Galaxy S22の方が濃いイメージです。どちらもしっかり背景がぼかされて雰囲気のある写真に仕上がっていますが、Xiaomi 12T Proの方がより強くぼかせる傾向にあります。
なおXiaomi 12T Proは普段は16個の画素を1つにまとめ1,250万画素とすることで、1つ1つの画素の質を上げる処理を行なっていますが、2億画素での撮影も可能です。実際に普通に撮影した写真と2億画素で撮影した写真を比較してみました。
Xiaomi 12T Pro(1,250万画素)
Xiaomi 12T Pro(2億画素)
2億画素の方がより1本の枝や1輪の花が鮮明に表現されているのがわかります。さらに2億画素で撮影することにより、写真を撮影後に引き伸ばしてもある程度の画質の維持が可能です。
Xiaomi 12T Pro(2億画素)
Xiaomi 12T Pro(2億画素を引き伸ばしたもの)
レンガの1つ1つや建物の中まで確認できるほどの画質を残したまま引き伸ばせています。これも2億画素が為せる技と言えるのです。
超広角撮影とマクロ撮影の比較
次に超広角レンズを使った撮影を比べてみたいと思います。
Xiaomi 12T Pro(超広角レンズ撮影)
Galaxy S22(超広角レンズ撮影)
超広角レンズでも色の傾向は変わりません。ただより広い画角で撮れているのはGalaxy S22です。
次にマクロ撮影を比較します。Xiaomi 12T Proは専用のマクロレンズがあるので、どれほど差がつくのか注目です。
Xiaomi 12T Pro(マクロレンズ撮影)
Galaxy S22(近距離撮影)
Xiaomi 12T Proはさすが専用レンズと言ったところで、寄れる距離が全く違います。細かい皺までピントがあった綺麗なマクロ撮影が可能です。
実際に撮影した写真を比べてみると、より広い画角で撮影したいならGalaxy S22、マクロ撮影を楽しみたいならXiaomi 12T Proがおすすめとなります。
望遠撮影機能の比較
Xiaomi 12T Proは専用の望遠レンズはありませんが、デジタルズームで10倍まで望遠が可能です。実際に撮影したものは下記の通りです。
Xiaomi 12T Pro(2倍ズーム)
Xiaomi 12T Pro(5倍ズーム)
Xiaomi 12T Pro(10倍ズーム)
流石に10倍だと塗り絵のようなベタッとした感じになってしまいますが、5倍くらいなら十分に耐えられる画質のズームが可能です。さすが2億画素のカメラ。
一方のGalaxy S22は専用の望遠レンズを搭載しています。光学3倍、デジタルはなんと30倍までズームが可能。撮影した写真を見てみましょう。
Galaxy S22(5倍ズーム)
Galaxy S22(10倍ズーム)
Galaxy S22(30倍ズーム)
10倍ズームなら十分耐えられる画質です。30倍の撮影は流石に画質が荒く、全体的にベタッとなってしまってはいますが、通常の撮影では存在すらわからない文字がくっきり読めるのはさすがと言ったところ。望遠機能をしっかり使いたい場合はGalaxy S22一択と言えそうです。
その他カメラ機能を比較
最後にそれぞれの独自機能を紹介します。Xiaomi 12T ProはXiaomi ProCutという機能を搭載しています。撮影した画像をAIが解析し、最大5種類の構図バリエーションを提案してくれるというもの。写真撮影が楽しくなりそうな機能です。
またXiaomi ProFocusを搭載しAIが被写体を追尾フォーカスしてくれます。動画撮影中でも被写体を自動追尾してくれる便利な機能で、特に不規則に動く子供や動物の撮影をする方に特におすすめです。
一方Galaxy S22はAI消しゴムというユニークな機能を搭載。意図せず写り込んでしまった人やものを撮影した後に消すことが可能。簡単操作で自身の思い通りの仕上がりに変えることができるのです。
そのほか撮影中に動いたり人の出入りがあっても、自動で被写体を画面の中央に捉え続ける自動フレーミング機能、最大20秒の動画を撮影するだけでAIが静止画やループ動画・ハイパーラプスなど様々な形式の作品を残してくれるシングルレイクなど多彩なカメラ機能を搭載していることがGalaxy S22の特徴です。
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のCPUの違いを比較|Antutuベンチマークの違いは?
Xiaomi 12T ProはSnapdragon 8+ Gen 1を、Galaxy S22は1世代前のSnapdragon 8 Gen 1を搭載しています。CPUは人間でいうと脳に当たる部分で、スマートフォンのパフォーマンス性能の大部分がCPUで決まるといっても過言ではありません。
Snapdragon 8シリーズはAndroidのフラッグシップモデルに搭載されているCPUです。どちらも当時このシリーズの最新CPUを搭載しています。すなわち後発のXiaomi 12T Proの方が高性能となるのですが、実際1世代でどれだけ違うのは気になるところ。
CPUの性能はベンチマークスコアを測定することで比較可能です。Antutuベンチマークが有名で4つの性能を数値化してCPU性能を客観的に見ることができます。
Antutuベンチマークの4つのスコアとは
- CPUスコア:スマートフォン全体の処理能力スコア
- GPUスコア:グラフィック処理能力スコア、ゲーム性能に重要
- MEMスコア:メモリや本体容量の読み書きスコア
- UXスコア:操作性に関わるスコア
※全てを合計したものが総合スコア
実際のXiaomi 12T ProとGalaxy S22のベンチマークは下記の通りです。
| ベンチマーク | Xiaomi 12T Pro | Galaxy S22 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 1,064,841点 | 784,574点 |
| CPUスコア | 250,777点 | 201,290点 |
| GPUスコア | 460,020点 | 285,339点 |
| MEMスコア | 176,848点 | 150,267点 |
| UXスコア | 177,197点 | 147,678点 |
なお目安として総合スコア50万点、GPUスコアが18万点以上あればフラッグシップモデル級の性能を有していると言われています。どちらもそのスコアを超えているので、フラッグシップモデルにふさわしい働きをしてくれるのは間違い無いでしょう。
ただその中でもXiaomi 12T ProのスコアはGalaxy S22を圧倒しています。CPU性能の差は本格的なゲームをプレイする場合に特に効いてきます。少しでも快適にプレイしたいのであれば、よりCPU性能が高いXiaomi 12T Proがおすすめです。
関連記事
【Xiaomi 12T/ 12T ProのAntutuベンチマークスコア】をより詳しく知りたい方はこちら
【Galaxy S22のAntutuベンチマークスコア】をより詳しく知りたい方はこちら
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のRAM・ROM構成とSDカード対応状況の違いを比較
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のRAM・ROM構成とSDカードの対応状況は下記の通りです。
| 項目 | Xiaomi 12T Pro | Galaxy S22 |
|---|---|---|
| RAM | 8GB | 8GB |
| ROM | 128GB 256GB(ソフトバンク版のみ) |
256GB |
| SDカード対応状況 | 非対応 | 非対応 |
まずRAMとROMを簡単に説明すると下記の通りです。
RAMとROMとは?
- RAM…データの一時保管場所のこと。作業デスクの広さにたとえられる。RAMが大きいほど多くの作業を一度に行えるので、例えばアプリをダウンロードしながら動画を見るといったマルチタスクに強くなる。
- ROM…データの保管場所。数字が大きいほどデータ(写真・動画・文書など)をより多く保管可能となる。
RAM容量はどちらも8GBです。現状スマートフォンは4GBあれば問題なく動くとも言われており、十分な容量です。
ROMに関してはGalaxy S22は256GBの一択。フラッグシップモデルでも128GBしか無いものが多いことを考えるとこちらも十分な容量です。一方のXiaomi 12T Proは2つの容量を選ぶことができるように見えますが、そうではありません。
Xiaomi 12T Proの256GBストレージモデルを展開しているのはソフトバンク版のみで、他の販路から販売されているものは128GBモデルとなります。128GBでもクラウドサービスやアクセサリーを使って外部メモリに繋げれば運用は十分可能ですが、高画質の写真や動画をバリバリ撮影し端末本体に残しておきたい場合は足りなくなる恐れがある数字です。
どうしても256GBの容量が欲しい場合はXiaomi 12T Proをソフトバンクで購入するか、Galaxy S22を選択することになります。なおどちらもSDカードスロットがなく、ROM容量の拡張はできません。
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22の生体認証の違いを比較
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22はともに顔認証・指紋認証に対応しています。顔認証はどちらも画面内に搭載されているセンサーを使った認証です。
フラッグシップモデルでも顔認証のみもしくは指紋認証のみという端末もある中、どちらも対応しているのは大きなメリット。マスクをしている時は指紋認証、指が濡れていたり汚れている時は指紋認証と使い分けが可能です。
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22の防塵防水性能の違いを比較
防塵防水性能はIP○○等級という形で表され、前の数字が防塵性能を0〜6の7段階で、後ろの数字が防水性能を0〜8の9段階(数字が大きい方が優秀)で示されます。Xiaomi 12T ProとGalaxy S22の防塵防水性能は下記の通りです。
| 項目 | Xiaomi 12T Pro | Galaxy S22 |
|---|---|---|
| 防塵性能 (IP0X〜IP6Xの7段階) |
IP5X 塵埃の侵入を完全に防止できないが電子機器の動作には問題がない |
IP6X 塵埃の侵入がない |
| 防水性能 (IPX0〜IPX8の9段階) |
IPX3 鉛直から両側に60度までの角度で噴霧した水によって機器が影響を受けない |
IPX8 継続的に水中に沈めた場合でも機器が影響を受けない |
防水防塵性能はGalaxy S22の圧勝。IP68等級は防塵性能も防水性能も最高等級となっているため、安心して端末の利用が可能です。
一方のXiaomi 12T Proは特に防水性能の低さが気になります。まだ上に5つも等級があるIPX3等級のため、多少濡れるならまだしも、誤って水没させた場合は故障する可能性が高い等級。特に防水性能が高いスマートフォンの扱いに慣れていた場合は、安心して使えないかもしれず注意が必要です。
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22の5G(転用/Sub6/ミリ波)対応状況の違いを比較
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22の5G対応状況は下記の通りです。
| 項目 | Xiaomi 12T Pro | Galaxy S22 |
|---|---|---|
| 転用/Sub6 | n1/n3/n28/n41/n77/n78 | ドコモ版:n28/n78/n79 au版:n3/n28/n78 |
| ミリ波 | ミリ波非対応 | ドコモ・au版共にn257対応 |
現在5Gには大きく分けて3種類の電波があります。
3種類の5G電波の特徴
- 転用5G…n3やn28のこと。「なんちゃって5G」と揶揄されることもある5G通信で、従来の4Gとして使っていた周波帯の電波を5Gに転用した電波のこと。5Gエリアを容易に広げることが可能だが通信速度は4Gのまま。
- Sub6…新たに5G通信として整備された電波のうち、6GHz以内の周波数帯のもののこと。障害物の影響を受けにくく通信範囲が広いことが特徴。ただし通信速度は4Gと大きく変わらず、現在の5G通信のメインとなっている電波。
- ミリ波…28GHz帯を利用した通信方式。高速通信や多数同時接続が可能だが障害物の影響を受けやすい。本当の次世代5Gと言われているが、まだまだほとんど普及していない。そもそもミリ波の恩恵を受けられるサービスがない。
転用/Sub6のバンドで注目するべきはn79の対応の有無。n79はドコモが5G電波としてメインでつかう電波の1つなので、Xiaomi 12T Proやau版のGalaxy S22はドコモの5Gが掴みにくい可能性があるので注意は必要です。
またミリ波に対応しているのはGalaxy S22のみです。ミリ波は次世代5Gと言われる電波ですが、現状ほとんど普及しておらず必須のサービスも無いのが現状。ただし数年以内にミリ波必須のサービスが展開される可能性もあるため、ミリ波にも一応対応している端末が欲しいのであればGalaxy S22を選択しましょう。
Xiaomi 12T ProとGalaxy S22のイヤホンジャック対応状況を比較
Xiaomi 12T Pro・Galaxy S22は共にイヤホンジャックを搭載していません。イヤホンはワイヤレスのものを利用するか、下記のようなUSB-C端子をイヤホンジャックに変える商品を利用するしかありません。
なおXiaomiもSamsungも純正イヤホンを展開しています。スマートフォンと併せてこれらの商品を使ってみるのも1つですよ。
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まとめ
ここまでXiaomi 12T ProとGalaxy S22を比較してきました。最後にまとめです。
まとめ
- 価格・販路…価格は10万円前後でほぼ同じ、公式ストアやソフトバンクの他MVNOでも購入可能なXiaomi12T Proに対してGalaxy S22はドコモかauのみ
- デザイン・カラー…デザインで大きく違うのはカメラユニットで、カラーバリエーションはGalaxy S22の方が豊富
- サイズ・重量…コンパクトで軽く扱いやすい端末がよければXiaomi12T Pro、大画面がよければGalaxyS22
- バッテリー性能…バッテリー容量が大きく120W(19分で100%充電)急速充電ができるXiaomi 12T Pro、ワイヤレス充電・シェア充電ができるGalaxy S22
- ディスプレイ…どちらも高解像度の有機ELディスプレイを搭載し120Hzリフレッシュレートに対応し綺麗でぬるぬる滑らかな画面を体感可能、最大輝度はGalaxyS22の方が高い
- カメラ…2億画素のメインレンズと3つ目レンズがマクロレンズのXiaomi 12T Pro、5,000万画素で大型化されたセンサーを搭載したメインレンズと画角の広い超広角レンズ・最大30倍ズームが可能な望遠レンズを搭載したGalaxy S22
- CPU…Xiaomi 12T Proは1世代最新のCPUを搭載しベンチマーク100万点越え
- RAM・ROMラインナップ…どちらもRAM は8GB、ROMに関しては販路によって128GB(ソフトバンク以外)か256GB(ソフトバンク)になるXiaomi 12T Pro、すべて256GBのGalaxy S22
- 生体認証…どちらも顔認証・指紋認証に対応
- 防塵防水性能…IP53等級で特に防水性能に乏しいXiaomi 12T Pro、IP68等級で防塵防水性能どちらも最高レベルのGalaxy S22
- ミリ波…Galaxy S22のみミリ波n257に対応
- イヤホンジャック…どちらも非搭載
どちらもフラッグシップモデルにふさわしいスペックを持っていることと同時に、それぞれに違った魅力があることがお分かりいただけたはずです。ぜひこの記事を参考にして、自身にぴったりの1台を選んで、素敵なスマートフォンライフを送ってくださいね。
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