Zenfone 9は公式やMVNO各社での取り扱いがほぼ終了しています。記事の内容には販売当初のものも含まれます。
Zenfone 9の後継機としてZenfone 10も販売されていますので、そちらもご覧ください。
Xiaomi 12T ProとZenfone 9、どちらも高性能なCPU Snapdragon 8+ Gen 1を搭載したフラッグシップモデルスマホ。ベンチマークスコア100万点オーバーと圧倒的なスペックの高さとを誇る両端末は、グローバル版が発表され、日本版が発表される前から話題となっていました。
今回はXiaomi 12T ProとZenfone 9の違いを9項目で徹底比較します。どちらもフラッグシップモデルとしてハイレベルにまとまっている端末ですが、2億万画素のメインカメラと19分で充電が完了する急速充電機能を持つXiaomi 12T Proとコンパクトで使いやすく水や埃にも強いZenfone 9。お互いに自信を持ってアピールできる強みを持っています。
Xiaomi T12 ProやZenfone 9で悩んでいる方はもちろん、パワフル性能のスマートフォンを探している方全てに参考になる記事に仕上げました。ぜひ最後までお読みになって、ご自身のスマートフォン選びの参考にしてください。
この情報は2024年3月30日時点の情報です※最新の情報については必ず公式サイトご確認ください
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目次
- 【結論】Xiaomi 12T ProとZenfone 9 ではどっちが買い?
- Xiaomi 12T ProとZenfone 9の価格と販売キャリア
- Xiaomi 12T ProとZenfone 9のスペックの違いを一覧で比較
- Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い①デザイン・カラーバリエーション・サイズ・重量
- Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い②カメラ
- Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い③CPU・RAM・ROM性能の違い
- Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い④バッテリー容量・性能の違い
- Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い⑤ディスプレイ性能
- Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い⑥生体認証
- Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い⑦eSIM・5G対応状況
- Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い⑧防水防塵性能
- Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い⑨イヤホンジャックとSDカードスロットの搭載有無
- まとめ
【結論】Xiaomi 12T ProとZenfone 9 ではどっちが買い?
Xiaomi 12T ProとZenfone 9はどちらが買いなのか。結論を言ってしまうと人によります。
どちらも最新フラッグシップモデルの名に恥じない素晴らしいスペックを誇る端末。高性能スマートフォンを欲しいというユーザーを満足させるには十分です。特にどちらも下記の点で優れた性能を持っています。
Xiaomi 12T ProとZenfone 9の共通点
- Snapdragon 8+ Gen 1を搭載し、Antutuベンチマーク100万点オーバーの脅威的なパフォーマンス
- 明るくて綺麗かつリフレッシュレート120Hzとヌルヌル性能を持つディスプレイ
- 1日使っても安心なバッテリー性能
- 指紋・顔どちらも対応している生体認証
特にベンチマーク100万点オーバーのパフォーマンス性能はどちらも圧倒的で、ゲームを本格的にプレイしたい方にも十分満足できるものに仕上がっています。
しかし共通点ばかりではなく、両者相手にはない強みを持っていることも事実。ご自身の価値観や使用方法により合致した端末を選ぶことで、スマートフォンライフがもっと向上することになるでしょう。ここからはXiaomi 12T ProとZenfone 9それぞれどんな方におすすめなのかまとめたいと思います。
Xiaomi 12T Proがおすすめな方
Xiaomi 12T Proはこんな方におすすめ
- 大迫力の大画面スマートフォンが欲しい方
- 2億画素のメインカメラやマクロカメラが欲しい方
- 120Wの急速充電に対応、19分で充電が完了するというバッテリー性能を魅力に感じる方
- eSIMが使いたい方
- 大手キャリア(ソフトバンク)のサポートプログラムを使いたい方
Xiaomi 12T Proは6.7インチの大型ディスプレイを搭載。スマートフォンではいわゆる大型サイズとされる大きさです。スマートフォンでも迫力の大画面が良い方、少しでも大きくで表示される情報量が多い端末を求める方にはぴったりのサイズ感です。
カメラはメインの広角レンズと超広角レンズにマクロレンズという構成。メインカメラはなんと2億画素という圧倒的性能を誇り、マクロレンズでは被写体ギリギリまで寄って細部まで鮮明に表現された写真の撮影が可能です。
そのほか120Wの急速充電・eSIMへの対応・ソフトバンクのサポートプログラムを利用し半額近くで購入できるなどがXiaomi 12T Proの強みとなっています。
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Zenfone 9がおすすめな方
Zenfone 9はこんな方におすすめ
- 片手操作がしやすいコンパクト端末が欲しい方
- 手ぶれ補正が強い端末を求める方
- 高い防水・防塵性能で安心して使える端末が欲しい方
- 物理SIMでもデュアルSIM環境を構築したい方
- 有声イヤホンを使いたい方
Zenfone 9の最大の売りは片手操作のしやすさ。ディスプレイサイズ5.9インチでフラッグシップモデルにしては軽くてコンパクト。UIも片手操作しやすいように工夫がなされています。
また6軸ハイブリッドスタビライザーを搭載。歩きながらでもまるでジンバルを使ったかのような手ぶれ補正で、滑らかな動画を撮影可能です。
そのほかIP68等級の防水・防塵性能や日本で販売されている端末には珍しい物理SIMが2枚入るSIMスロット、Xiaomi 12T Proよりお手頃価格なのがZenfone 9の強みです。
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Xiaomi 12T ProとZenfone 9の価格と販売キャリア
Xiaomi 12T ProとZenfone 9の価格と販売キャリアは下記の通りです。
販売 | Xiaomi 12T Pro※ | Zenfone 9 |
---|---|---|
メーカー公式 | 109,800円 | 販売終了 |
大手キャリア | 販売終了 | 取り扱いなし |
MVNO | IIJmio:98,820円 | IIJmio:89,980円〜(在庫なし) mineo:販売終了 NifMo:販売終了 |
※Xiaomi 12T Proのソフトバンクモデル以外は128GBモデル
Xiaomi 12T Proは公式とIIJmioで取り扱いがあり、IIJmioは機種のみでも10万円以下、のりかえ割を使えばもっとお得に買えるのが嬉しいポイントです。
Zenfone 9は後継機としてZenfone 10が販売されているので、ぜひそちらもご覧ください。
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Xiaomi 12T ProとZenfone 9のスペックの違いを一覧で比較
まずはXiaomi 12T ProとZenfone 9のスペックの違いを一覧にしたいと思います。ざっくり両者の違いを見比べてみましょう。
スペック | Xiaomi 12T Pro | Zenfone 9 |
---|---|---|
価格(公式サイト) | 109,800円 | 販売終了 |
サイズ・重量 | サイズ:163mm×76mm×8.8mm 重量:205g |
サイズ:146.5mm×68.1mm×9.1mm 重量:約169g |
カラー | ブルー ブラック ※グローバル版にシルバーがあるが日本未発売 |
ミッドナイトブラック ムーンライトホワイト (8GB/128GBモデル・8GB/256GBのみ) サンセットレッド(8GB/128GBモデルのみ) スターリーブルー(8GB/128GBモデルのみ) |
カメラ | アウトカメラ: 2億画素広角カメラ f/1.69 800万画素超広角カメラ f/2.2 200万画素マクロカメラ f2.4 インカメラ;2000万画素 f/2.24 |
アウトカメラ: 5,000万画素 広角カメラ f/1.9 1,200万画素 超広角カメラ f/2.2 インカメラ:1,200万画素 f/2.45 |
CPU/RAM・ROM構成 | CPU:Snapdragon 8+ Gen 1 RAM/ROM構成: 8GB/128GB(オープンマーケット版) 8GB/256GB(Softbank版) ※12GB/256GBROMはグローバル版のみで日本未発売 |
CPU:Snapdragon 8+ Gen 1 RAM/ROM構成: 8GB/128GB 8GB/256GB 16GB/256GB |
バッテリー | バッテリー容量:5,000mAh 急速充電:120W対応(19分で100%) ワイヤレス充電:非対応 |
バッテリー容量:4,300mAh 急速充電:最大30W ワイヤレス充電:非対応 |
ディスプレイ | 6.7 インチ CrystalRes 有機EL(AMOLED) 2,712x1,220 120Hzリフレッシュレート |
5.9インチ AMOLEDディスプレイ 2,400×1,080 120Hzリフレッシュレート |
生体認証 | 画面内指紋認証・顔認証 | 側面電源ボタン指紋認証・顔認証 |
SIMスロット | SIMスロット+eSIM | SIMスロット×2(eSIM非対応) |
5G対応状況 | n1/n3/n28/n41/n77/n78 ※ミリ波非対応 |
n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12 /n20/n28/n38/n77/n78 ※ミリ波非対応 |
防水防塵性能 | IP53等級 | IP68等級 |
イヤホンジャック | 非搭載 | 搭載 |
SDカード | 非対応 | 非対応 |
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Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い①デザイン・カラーバリエーション・サイズ・重量
まずはXiaomi 12T ProとZenfone 9の外観やサイズ感について比較していきます。
スペック | Xiaomi 12T Pro | Zenfone 9 |
---|---|---|
サイズ | 163mm×76mm×8.8mm | 146.5mm×68.1mm×9.1mm |
重量 | 205g | 169g |
カラーバリエーション | ブルー ブラック ※グローバル版にシルバーがあるが日本未発売 |
ミッドナイトブラック ムーンライトホワイト(8GB/128GBモデル・8GB/256GBのみ) サンセットレッド(8GB/128GBモデルのみ) スターリーブルー(8GB/128GBモデルのみ) |
正面デザインの違いを比較
どちらもフルディスプレイで丸型パンチホールを採用したデザイン。近年のフラッグシップモデル端末ではスタンダートになりつつあるデザインです。違いはパンチホールカメラがど真ん中についているXiaomi 12T Proと左側についているZenfone 9の違いのみ。どちらかと言えばZenfone 9のデザインの方が珍しいものとなります。
ただ色々な方のレビューを見ましたが、パンチホールの位置が気になる方は多くないようなので大きな違いとして捉える必要はないでしょう。
背面デザインの違いを比較
背面デザインはカメラが長方形のユニットに収納されているXiaomi 12T Proと、2つの大きなカメラがそれぞれ独立して配されたZenfone 9と大きな違いがあります。これは完全に好みが分かれそうです。
Xiaomi 12T ProにはFeliCaマークがカメラの横に配されているので電子決済は分かりやすいでしょう。なおZenfone 9にマークはありませんが、電子決済はできるので安心してください。その他違いはメーカー名が左下のXiaomi 12T Proとメーカー名+端末名が右下にあるZenfone 9といったところです。
側面・上面・下面デザインの違いを比較
側面・上面・下面の仕上がりは全体的に丸みを帯びたXiaomi 12T ProとフラットデザインのZenfone 9という違いがあります。これも好みが分かれてきそうなところです。
ボタン配置は左側面には何もなし、右側面にボリュームボタン・電源ボタンと共通です。Zenfone 9は側面の電源ボタンが指紋センサーとなっているため、Xiaomi 12T Proと比較してボタンは大きめに作られています。
SimスロットやUSB-C端子が下面にあるのは共通です。また上部にはZenfone 9のみイヤホンジャックを搭載しています。
気になるのはカメラの出っ張り。どちらもカメラサイズが大きく背面を下にして置いた場合は、不安定になるくらいには出っ張っています。Xiaomi 12T Proはカメラユニットの出っ張りに加えてメインカメラが2段階で出っ張っているので、どこまで許容するのかケース選びに影響が出そうです。
カラーバリエーションの違いを比較
カラーバリエーションは2色のXiaomi 12T Proに対して4色展開しているZenfone 9。Zenfone 9の方が選ぶ楽しさはありそうです。ただしZenfone 9はRAMやROMのスペックを上げるとカラーバリエーションが限られる仕様になっています。
サイズと重量の比較
Xiaomi 12T ProとZenfone 9のサイズは大きな違いがあります。上記のように重ねてみると分かりますが、1回り2回りでは済まされないくらいの違いです。これによってお互い違う強みが出てきます。
Xiaomi 12T PRoは大画面で迫力の映像を見たい、少しでも表示される情報量を多くしたいという方に対するニーズを満たすことが可能です。一方Zenfone 9はコンパクトで使いやすものを求める方向けの端末と言えます。
また重量は35gくらいの違いがあります。確実に体感可能な重量の差になりますので、軽い端末が良いという方はZenfone 9を選ぶと良いでしょう。
Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い②カメラ
Xiaomi 12T ProとZenfone 9のカメラ性能を比較すると下記の通りです。
スペック | Xiaomi 12T Pro | Zenfone 9 |
---|---|---|
インカメラ | 2億画素広角カメラ f/1.69 800万画素超広角カメラ f/2.2 200万画素マクロカメラ f2.4 |
5,000万画素 広角カメラ f/1.9 1,200万画素 超広角カメラ f/2.2 |
アウトカメラ | 2000 万画素 f/2.24 | 1,200万画素 f/2.45 |
まず大前提から言ってしまうと、どちらのカメラも数年前のスマートフォンでは考えられなかったような美しい写真が撮影可能です。フラッグシップモデルにふさわしい性能と言えます。
ただカメラ性能を比較するとどうしてもXiaomi 12T Proの2億画素という数字に目が行きがちです。またマクロカメラを含む3レンズを搭載している点も含めて、一見するとXiaomi 12T Proの方が圧倒的な性能に見えてきてしまいます。
一方のZenfone 9のメインカメラも普段使いには十分すぎる性能。6軸ハイブリッドスタビライザーによる強力な手ぶれ補正機能などストロングポイントをしっかり持っています。
カメラは端末ごとに個性が出るポイントなので、それぞれの端末ごとに特徴を解説していきたいと思います。
Xiaomi 12T Proのカメラ性能
ポイント
- メインカメラは2億画素+1/1.22インチ大型イメージセンサー搭載
- 超広角カメラとマクロカメラを含む3レンズ
- Xiaomi ProCutが最大5種類の構図バリエーションを作成
- Xiaomi ProFocusで歪みやブレを抑えた写真が撮影可能
- ウルトラバーストは最大30枚/秒撮影可能
Xiaomi 12T Proのカメラ最大の強みは2億画素という超高解像度と1/1.22インチの超大型センサーを搭載するメインカメラです。圧倒的な解析度とより多く取り入れた光により、何気なくとった写真も全て鮮やかに記録してくれます。
視野角の広い超広角カメラに加えてマクロレンズを搭載しているのも大きな特徴。日本で市販されているスマートフォンにはあまり見られない構成のトリプルレンズです。
Xiaomi ProCutは撮影した写真をAIが自動でトリミング。理想的な構図を5つ提案して示してくれます。本来トリミングしてしまうと画像を引き伸ばすことになるため画質が低下、見るに耐えない写真となってしまうことが多いのですが、2億画素という圧倒的な解析度と優秀なAIだからなせる機能です。
その他AIが被写体を追尾して歪みやブレを抑えるXiaomi ProFocuや、1秒間に30枚の撮影が可能なウルトラバースト機能などカメラ機能は盛り沢山。
動画撮影は8Kまで対応しているので、満足した写真や動画を撮りたい方にも十分おすすめできる端末です。
Zenfone 9のカメラ性能
ポイント
- メインカメラは5,000万画素のハイスペックレンズを搭載
- 1,200万画素の超広角カメラを含むダブルレンズ
- 6軸ハイブリットスタビライザーにより強力な手ぶれ補正を実現
- 片手でも撮影・設定がしやすいUIを搭載しコンパクトなボティと親和性抜群
Zenfone 9のメインカメラは5,000万画素。Xiaomi 12T Proの2億画素のせいで大したことないように見えますが、決してそんなことはありません。十分高性能で何気なくとった写真も、スマートフォンとは思えないような細部までしっかり表現された綺麗な写真が撮影可能です。
Zenfone 9の売りは手ぶれ補正。最新の6軸ハイブリットスタビライザーとオートフォーカスシステムによる手ぶれ補正は強力です。手で持って歩きながらの撮影でも、まるで固定したかのような滑らかな動画に仕上げることが可能です。
下記の画像のようにジンバル補正をすることで、被写体の位置をほぼ同じに保つことができます。
またZenfone 9のカメラのUIにも特徴があります。ズームボタンを長押しすることで倍率変更のダイヤル、上から下に軽くスワイプすることで設定ボタンを簡単に呼び出すことが可能で、片手でもカメラ操作をしやすいように設計。片手が塞がっていても何気ない瞬間を撮影するのに最適です。
Zenfone 9も動画は8Kまで撮影可能です。
Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い③CPU・RAM・ROM性能の違い
Xiaomi12T ProとZenfone 9のCPU・RAM・ROM性能は下記の通りです。
スペック | Xiaomi 12T Pro | Zenfone 9 |
---|---|---|
CPU | Snapdragon 8+ Gen 1 | Snapdragon 8+ Gen 1 |
RAM/ROM構成 | 8GB/128GB(オープンマーケット版) 8GB/256GB(Softbank版) |
8GB/128GB 8GB/256GB 16GB/256GB |
CPUは人間にたとえると脳に当たる部分で、パフォーマンス性能を決める要素と言っても過言ではありません。共通して搭載されているSnapdragon 8+ Gen 1はフラッグシップアンドロイド端末に搭載せれている中で、最高性能のCPUです。重たいゲームを本格的にプレイする場合でも十分なパフォーマンスを発揮してくれます。
RAMはデータの一時置き場で大きいと特にマルチタスクで力を発揮するもの、RAMはデータの保管場所で大きければより多くの写真や動画などのデータを保管可能です。最小スペックのものはどちらもRAM8GB・ROM128GBと全く同じ構成です。
Xiaomi 12T Proは日本版にRAMを増やす選択肢がなく(グローバル版は12GBモデルあり)、ROMも大きくする場合は販路が限られているのが難点です。
一方のZenfone 9はRAMは一部MVNOを除いて16GBまでラインナップ、ROMも256GBまで用意されていますがRAMやROMを大きくするとカラーが限られるという難点があります。
今のところフラッグシップモデルでもRAM8GBモデルの端末は多く、8GBで不便を感じるという声はあまり聞きません。ただROM128GBは4K・8K動画をバリバリ撮影したり、映画をたくさんダウンロードしておくなどの使い方をした場合足りなくなる恐れがあります。よく考えて購入することをおすすめします。
Xiaomi 12T ProとZenfone 9のベンチマークを比較
端末のパフォーマンスを数字で表すベンチマークという指標があります。Antutuベンチマークが有名で、4つの性能を数値で表し、他の端末と比較することが可能です。今回最高性能のCPUを搭載するXiaomi 12T ProとZenfone 9のベンチマークが気になる方も多いと思います。実際に調べた結果は下記の通りです。
スコア | スコアの説明 | Xiaomi 12T Pro | Zenfone 9 |
---|---|---|---|
総合スコア | 総合的な性能スコア | 1,064,841点 | 1,086,197点 |
CPUスコア | スマートフォン全体の処理能力スコア | 250,777点 | 255,255点 |
GPUスコア | グラフィック処理能力スコア、ゲーム性能に重要 | 460,020点 | 464,374点 |
MEMスコア | メモリや本体容量の読み書きスコア | 176,848点 | 186,754点 |
UXスコア | 操作性に関わるスコア | 177,197点 | 179,814点 |
目安として総合スコアが50万点以上、GPUスコアが18万点以上であればヌルヌルサクサクで超快適であると言われていますが、総合スコアはなんと100万点越えです。最新CPUを搭載したiPhone 14 Proが90万点台であること比較すると分かりやすいでしょうか。どちらも圧倒的な数字を誇っています。
本格的にゲームをプレイしたいという方にも十分満足できるパフォーマンスを発揮してくれそう、ということを客観的な数字でも表すことができました。
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Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い④バッテリー容量・性能の違い
Xiaomi 12T ProとZenfone 9のバッテリー容量や性能の違いは下記の通りです。
スペック | Xiaomi 12T Pro | Zenfone 9 |
---|---|---|
バッテリー容量 | 5,000mAh | 4,300mAh |
急速充電 | 120W対応(19分で100%) | 最大30W |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
単純なバッテリー容量はXiaomi 12T Proの方が大きくなっています。少しでも大きな容量のものが良いというのであれば、Xiaomi 12T Proを選択すべきでしょう。ただしZenfone 9のバッテリー容量が少ないといわけではなく4,300mAhなら大容量の分類ですし、筐体サイズを考えると頑張った方です。どちらの端末も朝から晩まで使うには十分となっています。
大きな差があるのは急速充電。Xiaomi 12T Proは付属されている120Wの急速充電器を使えば、カタログ上は19分(レビューを見ると実際はもう少しかかる様子)で100%まで充電が可能です。前日夜に充電をし忘れても、朝出かけるまでの準備時間で満充電ができます。これはXiaomi 12T Proの大きな強みです。
なおどちらの端末もワイヤレス充電に対応していません。
Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い⑤ディスプレイ性能
Xiaomi 12T ProとZenfone 9のディスプレイ性能は下記の通りです。
スペック | Xiaomi 12T Pro | Zenfone 9 |
---|---|---|
サイズ | 6.7 インチ | 5.9インチ |
ディスプレイ | CrystalRes 有機EL(AMOLED) 2,712x1,220 |
AMOLEDディスプレイ 2,400×1,080 |
最大リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
どちらも有機ELディスプレイを採用。明るくて綺麗なディスプレイで、リフレッシュレートも120Hzに対応しているため、ヌルヌル滑らかな動きを体感可能です。
1番の違いは画面サイズです。Xiaomi 12T Proはスマートフォンの中で大型の部類に入るサイズ。スマートフォンでも臨場感溢れる映像を体感したい、少しでも大きな画面でより多くの情報を写して作業をしたいという場合はXiaomi 12T Proがおすすめです。
Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い⑥生体認証
Xiaomi 12T ProとZenfone 9の生体認証の違いは下記の通りです。
スペック | Xiaomi 12T Pro | Zenfone 9 |
---|---|---|
指紋認証 | 画面内指紋認証 | 側面電源ボタン指紋認証 |
顔認証 | 対応(マスク着用時の可否不明) | 対応(マスク着用時対応) |
生体認証は両端末ともに指紋認証・顔認証共に対応しています。手袋をしている・手が濡れているなどの状況に合わせて使い分けたり、自身の好きな方を使ったりが可能です。
指紋認証はXiaomi 12T Proは画面内指紋認証、Zenfone 9は側面の指紋認証と異なっています。人によって好き嫌いが分かれるところで、どちらが良いということはないでしょう。
顔認証に関してZenfone 9はメーカーが公式にマスク対応可能とアナウンスしています。Xiaomi 12T Proは公式にマスクOKの記述を見つけられず、使えた・使えないどちらもレビューを見つけられなかったので継続して確認が必要ですが、確実にマスク対応の顔認証が使いたいならZenfone 9を選択しましょう。
Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い⑦eSIM・5G対応状況
Xiaomi 12T ProとZenfone 9のeSIM・5G対応状況は下記の通りです。
スペック | Xiaomi 12T Pro | Zenfone 9 |
---|---|---|
SIMスロット/eSIM | 物理SIM×1/eSIMのデュアルSIM対応 | 物理SIM×2のデュアルSIM対応 |
5G対応状況 | n1/n3/n28/n41/n77/n78 ※ミリ波非対応 |
n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12 /n20/n28/n38/n77/n78 ※ミリ波非対応 |
どちらも2つの携帯回線を1つの端末で利用するデュアルSIMに対応していますが、内容は違います。Xiaomi 12T Proの物理SIMスロットはSIMカードを1枚だけ挿入可能。ただしeSIMに対応しているので、それぞれ1回線ずつ割り当てることでデュアルSIM運用をすることになります。
一方のZenfone 9はeSIMに非対応ですが物理SIMスロットに2枚のSIMカードを挿入可能。物理SIMカード2枚でのデュアルSIM運用ができる端末は日本では珍しくある一定の需要はあるようです。しかしながら即日契約できるeSIMのメリットが使えないことはデメリット。特にシングルSIMで運用する方には、選択肢が減ることにしかならないのは厳しいポイントです。
5G対応状況は、一見Zenfone 9の方が多くのバンドに対応しているように見えます。しかし日本で主に使われているn3/n28/n77/n78/n79を見て比較すると、差はありません。なおどちらも対応していないn79はドコモが使う5Gバンドです。よって共通してドコモの5Gが掴みにくい可能性はあるので注意が必要です。
なおどちらも次世代5Gと言われるミリ波には非対応です。
Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い⑧防水防塵性能
Xiaomi 12T Proの防水防塵性能はIP53等級、Zenfone 9はIP68等級です。IPの後の2つの数字のうち左は第1特性である防塵性能を0-6の7段階で、右は第2特性である防水性能を0-8の9段階で表します。Xiaomi 12T Pro・Zenfone 9の防水防塵性能の定義は下記の通りです。
スペック | Xiaomi 12T Pro | Zenfone 9 |
---|---|---|
防塵性能 | IP5X 塵埃の侵入を完全に防止できないが電子機器の動作には問題がない |
IP6X 塵埃の侵入がない |
防水性能 | IPX3 鉛直から両側に60度までの角度で噴霧した水によって機器が影響を受けない |
IPX8 継続的に水中に沈めた場合でも機器が影響を受けない |
Zenfone 9は防塵防水性能共に最高等級となっていますが、Xiaomi 12T Proは防水性能が特に低く、雨で多少濡れる程度ならともかく、浴室に持ち込んで使うのは無理なレベルです。
水や埃に対して安心して使いたい場合は、Zenfone 9を選んだ方が良いでしょう。
Xiaomi 12T ProとZenfone 9の違い⑨イヤホンジャックとSDカードスロットの搭載有無
Xiaomi 12T ProとZenfone 9のイヤホンジャックとSDカードスロットの有無は下記の通りです。
スペック | Xiaomi 12T Pro | Zenfone 9 |
---|---|---|
イヤホンジャック | 非搭載 | 搭載 |
SDカードスロット | 非搭載 | 非搭載 |
Zenfone 9のみイヤホンジャックを搭載しています。フラッグシップモデル端末では廃止の傾向が高いので有線イヤホンを使う方には嬉しいスマホです。
SDカードは両端末で非搭載。後からストレージを拡張することができないので、購入前にストレージをしっかり考える必要があります。
まとめ
今回は待望の日本上陸となったXiaomi 12T ProとZenfone 9の違いを比較してきました。まとめると下記の通りです。
まとめ
Xiaomi 12T Pro|特有の機能・性能や優れている点
- 大手キャリア(ソフトバンク)からの販売があるのでキャリアサポートプログラムが使える
- カメラは長方形のカメラユニットに収納されており、側面は丸みを帯びた仕上がり
- ディスプレイサイズが大きい
- 2億画素のメインカメラを含むトリプルレンズカメラ、Xiaomi ProCutやXiaomi ProFocusといった独自機能を持つ
- バッテリー容量は5,000mAh、120Wの急速充電により19分で充電完了が可能
- 指紋認証は画面内のセンサーを使用
- eSIM対応
Zenfone 9|特有の機能・性能や優れている点
- 大きなレンズが独立して配されたデザインで、側面はフラットになっている
- カラーバリエーションは4色と豊富
- 筐体がコンパクトで片手操作がしやすい
- 6軸ハイブリットスタビライザーによる強力手ぶれ補正と片手でも操作しやすいカメラUI
- 側面電源ボタンによる指紋認証、顔認証はマスク越しでも可能
- eSIMは非対応だが、2つの物理SIMスロットを搭載
- 防塵防水性能IP68等級で安心
- イヤホンジャックを搭載
共通点
- Snapdragon 8+ Gen 1を搭載しパワフルなパフォーマンスを実現
- 8Kまで撮影可能な動画性能
- 明るくて綺麗な有機ELを採用、120Hzのリフレッシュレート性能でヌルヌル画面のディスプレイ
- 5Gの対応状況はn79以外のSub6や転用バンドは概ね対応、ミリ波は非対応
- SDカードは非対応
- どちらも指紋・顔認証に対応
両端末共に高いレベルでまとまっています。どちらを買っても高い満足感を得ることが可能なはずです。その上でどちらを買うのか悩んでしまうような、魅力的な特徴を持っていることをお分かりいただけたのではないでしょうか。
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