Zenfone 9はほぼ全ての販路で販売を終了しています。内容の一部に販売されていた当初の内容があります。
なお後継機種として、さらに高性能になったZenfone 10が販売されています。ぜひそちらもご覧ください。
Zenfone 9のベンチマークがかなり優秀です。ベンチマークとは端末のパフォーマンス性能をあらわした数字のこと。なんとなくしか目に見えない性能の違いを客観的に比較可能で、Antutuベンチマークが有名です。
Zenfone 9はASUSが手がけるフラッグシップモデルスマートフォン。日本では2022年11月に他国から遅れて販売が開始されましたが、性能の高さが話題になっています。今回はZenfone 9のAntutuベンチマークが判明したので解説します。
旧モデルからの進化はもちろん、iPhone・Google Pixel・Xperiaといったライバル端末とも比較しています。結論を先に言ってしまうと、Zenfone 9のベンチマークは圧倒的です。
Zenfone 9を購入しようか悩んでいる方はもちろん、Zenfone 9を初めて知った方にもZenfone 9のパフォーマンス性能の高さが伝わるはず。ぜひ最後までご覧ください。
この情報は2024年3月31日時点の情報です※最新の情報については必ず公式サイトご確認ください
目次
Zenfone 9のスペック・性能
まずはZenfone 9のスペックを確認しておきましょう。下記のように一覧にしました。
Zenfone 9のスペック一覧 | |
---|---|
価格 | 販売終了 ※発売当初価格99,800円〜(ASUS公式) |
サイズ・重量 | 高さ146.5mm×幅68.1mm×厚み9.1mm 約169g |
カラーバリエーション | ミッドナイトブラック ムーンライトホワイト サンセットレッド スターリーブルー |
ディスプレイ性能 | 5.9型ワイド AMOLEDディスプレイ Corning Gorilla Glass Victu 2,400×1,080ドット (フルHD+) (120Hz) リフレッシュレート:最大120Hz (自動/120Hz/90Hz/60Hzから選択可能) |
カメラ性能 | アウトカメラ: 5,000万画素 広角カメラ (35mm換算:23.8mm相当/F値1.9) 1,200万画素 超広角カメラ (35mm換算:14.4mm相当/F値2.2) インカメラ: 1,200万画素 広角カメラ (35mm換算:27.5mm相当/F値2.45) |
CPU・RAM・ROM | CPU:Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 (オクタコアCPU) RAM:8GB LPDDR5 or 16GB LPDDR5 ROM:128GB (UFS 3.1) or 256GB (UFS 3.1) |
バッテリー容量・性能 | バッテリー容量:4,300mAh 急速充電:最大30W (Quick Charge 4.0/USB Power Delivery 3.0対応) ワイヤレス充電:非対応 |
SDカードスロット・イヤホンジャック | SDカードスロット:非搭載 イヤホンジャック:搭載 |
SIMスロット | 物理SIMカード:nanoSIMスロット×2 eSIM:非対応 |
通信方式 | 5G通信:n1/n2/n3/n5/n7/n8 /n12/n20/n28/n38/n77/n78 ミリ波非対応 FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12 /B17/B18/B19/B20/B26/B28 |
生体認証 | 顔認証:対応(マスク着用時対応) 指紋認証:対応(電源ボタン指紋センサー) |
おサイフケータイ(FeliCa) | 対応 |
特徴は5.9インチとコンパクトサイズなのに、最新CPU・高性能カメラ・高画質ディスプレイを搭載することで、多くのユーザーが満足できるハイスペック端末に仕上がっていること。にもかかわらず10万円を切るお手軽価格なのもポイントです。
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Antutuベンチマークスコアの調査項目とスコアの目安
Antutuベンチマークでは端末を4つの性能別に数値化し、総合スコアを求めます。具体的なスコアと目安は下記の通りです。
Antutuベンチマークの5つのスコア
総合スコア:総合的な性能スコア
CPUスコア:スマートフォン全体の処理能力スコア
GPUスコア:グラフィック処理能力スコア、ゲーム性能に重要
MEMスコア:メモリや本体容量の読み書きスコア
UXスコア:操作性に関わるスコア
総合スコア | モデル | 体感 |
---|---|---|
総合スコア 50万点以上 GPUスコア 18万点以上 |
フラグシップ | ヌルヌルサクサクで超快適 |
総合スコア 35万〜50万点 GPUスコア 14~18万点 |
ハイエンド | 重いゲームでも快適に利用できる |
総合スコア 25万〜35万点 GPUスコア 7~14万点 |
ミドルハイ | たまにゲームをするくらいで日常使いには十分 |
総合スコア 15万点〜25万点 GPUスコア 3~7万点 |
ミドル | 一般的な使い方であれば快適 |
総合スコア 15万点以下 GPUスコア 3万点以下 |
エントリー | テキストベースのやり取りやWeb検索などの利用がメイン |
Zenfone 9や比較対象になっている端末がどこに位置するのか確認していきましょう。
Zenfone 9のAntutuベンチマークスコア
Zenfone 9のベンチマークスコアは下記の通りです。ちなみにZenfone 9は最新CPUであるSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しています。
Zenfone 9のAntutuベンチマークスコア | |
---|---|
総合スコア | 1,086,197点 |
CPUスコア | 255,255点 |
GPUスコア | 464,374点 |
MEMスコア | 186,754点 |
UXスコア | 179,814点 |
フラッグシップモデルの目安である総合スコア50万点以上、GPUスコア18万点以上を大きく超えたスコアを叩き出しました。100万点を軽く超える、最新CPUの名にふさわしいスコアです。重たいゲームを本格的にプレイしたい方にも十分おすすめできます。
ただZenfone 9だけでは数字の凄さが伝わりにくいのも事実。次からは過去モデルやライバル端末と比べていきたいと思います。
Zenfone 9とZenfone 8/7Antutuベンチマークスコアと比較
では過去端末のZenfone 8やZenfone 7と比較していきます。なお過去端末はAntutu benchmark公式にて数値の確認ができなかったので、数件のユーザーレビューを参考にした概算値となります。
スコア | Zenfone 9 | Zenfone 8 | Zenfone 7 |
---|---|---|---|
総合スコア | 1,086,197点 | 約83万点 | 約67万点 |
CPUスコア | 255,255点 | 約21万点 | 約18万点 |
GPUスコア | 464,374点 | 約31万点 | 約22万点 |
MEMスコア | 186,754点 | 約14万点 | 約12万点 |
UXスコア | 179,814点 | 約16万点 | 約15万点 |
過去モデルと比べると順調にパフォーマンスが向上していることがわかります。特に進化が大きくなっているのはグラフィック処理能力を示すGPUスコアです。ゲームをする時に特に違いが実感できる数字となるため、本格的にゲームをプレイする方には嬉しい進化と言えます。
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Zenfone 9とiPhone 14Proのベンチマークスコア比較
次に比較するのは常に世界シェアトップ争いに名を連ね続けるiPhoneの最新・最上位モデルiPhone 14 Pro。Apple独自開発CPUの最新モデルA16 Bionicを搭載しています。比較した結果は下記の通りです。
スコア | Zenfone 9 | iPhone 14 Pro |
---|---|---|
総合スコア | 1,086,197点 | 970,489点 |
CPUスコア | 255,255点 | 245,514点 |
GPUスコア | 464,374点 | 422,290点 |
MEMスコア | 186,754点 | 156,814点 |
UXスコア | 179,814点 | 145,871点 |
iPhoneの最新・最上位モデルと比較しても目に見える差をつけて優秀なのがZenfone 9のベンチマーク。ゲームプレイに重要なGPU性能でもしっかり差をつけています。もちろんベンチマークが全てではありませんが、数字上はiPhoneよりも高い性能を出すことが可能です。
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Zenfone 9とGoogle Pixel7 Proのベンチマークスコア比較
次に比較するのはGoogleが手がけるGoogle Pixelシリーズの最新作Google Pixel7 Pro。iPhoneと同じく独自開発のCPUを搭載、もちろん最新のものです。比較した結果は下記の通りです。
スコア | Zenfone 9 | Google Pixel 7 Pro |
---|---|---|
総合スコア | 1,086,197点 | 797,487点 |
CPUスコア | 255,255点 | 209,564点 |
GPUスコア | 464,374点 | 303,540点 |
MEMスコア | 186,754点 | 130,342点 |
UXスコア | 179,814点 | 154,042点 |
Google Pixel7 Proと比較しても圧倒的な数字を叩き出していることがわかります。ハイスペックながら価格がお手頃である点では、Google Pixel 7 Proや同時販売したGoogle Pixel7はZenfone 9と同じ土俵で戦っている端末です。目に見える大きな差を出しているのはZenfone 9にとって大きな追い風です。
もちろんベンチマークが全て正しいというわけではない点には注意が必要です。しかしながら、特にGPU性能で大きな差を出しているのは事実。数字上では本格的なゲームを少しでも快適にプレイしたいのであればZenfone 9が優位です。
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Zenfone 9とXperia 5 IVのベンチマークスコア比較
最後にXperia 5 IVと比較していきます。Xperia 5 IVはソニーが手がけるスマートフォンで、CPUは1世代前に当たるSnapdragon 8 Gen 1を搭載しています。なおXperia 5 IVは当サイトにて実機を用いて測定したもの(【実機レビュー】Xperia 5 IVを7項目で辛口評価!買うべき理由・買わない理由とは?にて)を記載します。
スコア | Zenfone 9 | Xperia 5 IV |
---|---|---|
総合スコア | 1,086,197点 | 834,255点 |
CPUスコア | 255,255点 | 214,592点 |
GPUスコア | 464,374点 | 342,448点 |
MEMスコア | 186,754点 | 137,845点 |
UXスコア | 179,814点 | 139,370点 |
Xperia 5 IVの方が画面サイズこそ6.1インチとZenfone 9より大きいものの、横幅が小さく持ちやすいのが両端末の共通点。コンパクトで持ちやすい端末を選ぶ方にとってはどちらも選択肢となりえる端末同士ですが、Zenfone 9がベンチマークスコアで圧倒してます。
最新CPUであるSnapdragon 8+ Gen 1の凄さがより鮮明となる比較です。コンパクトかつパフォーマンス性能に優れる端末を選ぶのであれば、Zenfone 9が良いことがわかります。
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Zenfone 9の発熱はどうなの?
Zenfone 9はSnapdragon 8+ Gen 1を搭載していますが、1世代前のSnapdragon 8 Gen 1搭載端末は高い負荷をかけた時の異常な発熱が問題視されていました。Zenfone 9もCPUが新しくなったとは言え、同じように発熱するか心配されていましたが、ユーザーのレビューを見る限り大丈夫そうです。
Zenfone 9のサイズ感は最高だ!
iPhoneと同じくらいの大きさでもめっちゃ軽いのもまたいい、それでこれだけの性能があるから満足よ、発熱もそこまでは気にならなかった。 pic.twitter.com/PITHTVoanG— マツ(どーなつ) (@mt_donut) November 9, 2022
#Zenfone9 めっちゃ高得点でそんなに発熱しないね pic.twitter.com/ndISB9Qe2O
— ぱ (@1jzkp) November 5, 2022
なおZenfone 9は高い伝導率を持つ素材の使用や冷却部分を従来の倍とする新しく強力な冷却システムを搭載しています。よって高い発熱耐性はSnapdragon 8+ Gen 1によるものとは限らない点には注意が必要です。
端末が高温になると、発熱を抑えるために端末自身がパフォーマンスを抑えてしまい、ひどい時には利用中のアプリが強制終了することがあります。Zenfone 9は発熱による性能低下の可能性が低く、高い性能をより活かしやすい端末と言えるのです。
まとめ
今回はZenfone 9のベンチマークを旧端末やライバル端末との比較も含めて解説してきました。まとめると下記の通りです。
まとめ
Zenfone過去端末との比較
- Zenfone 9…総合スコア1,086,197点、GPUスコア464,374点
- Zenfone 8…総合スコア約83万点、GPUスコア約31万点
- Zenfone 7…総合スコア約67万点、GPUスコア約22万点
旧モデルと比較すると順調に進化している。特にGPUスコアがしっかり成長しており、本格的なゲームといった重たい処理に対応しやすくなっている。
ライバル端末との比較
- Zenfone 9…総合スコア1,086,197点、GPUスコア464,374点
- iPhone 14 Pro…総合スコア970,489点、GPUスコア422,290点
- Google Pixel7 Pro…総合スコア797,487点、GPUスコア303,540点
- Xperia 5 IV…総合スコア834,255点、GPUスコア342,448点
前世代CPUであるSnapdragon 8 Gen 1搭載端末はもちろん、Apple・Googleが手がける最新CPUと比較しても圧倒的なスコアを叩き出している
発熱性能
Zenfone 9の最新の冷却機構もあって発熱はかなり抑えられている。発熱によるパフォーマンス性能低下の心配が小さい。
Zenfone 9のベンチマーク、つまりパフォーマンス性能がかなり優秀であるということをおわかりいただけたのではないでしょうか。特にiPhone 14 Proよりも目に見えて高いスコアを出していることに驚きです。
少しでも高い性能のスマートフォンが欲しいという方に、Zenfone 9はおすすめしたい端末。Zenfone 9はASUSの公式ストア他、IIJmioなどのMVNOキャリアでも購入可能です。乗り換えと同時購入で大幅割引を受けられることがあるので、この機会にZenfone 9をお得に購入し素敵なスマートフォンライフを送ってくださいね。
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