総務省が推進しているeSIM。
2021年の夏からは大手キャリアでもeSIM契約できることから、eSIMの注目が集まっていますね。
プランが魅力的であるahamoでも、eSIMでの契約ができるのか気になっている人も多くいるでしょう。
結論から先に伝えると、2021年9月8日より、ahamoはeSIMに対応することになりました。
競合であるpovoやLINEMOがeSIMに対応していますので、これで3大キャリアのサブブランドはすべてeSIM対応していることになりますね。
この記事では、ahamoのeSIMの対応端末やeSIMのメリット・デメリット、eSIMに対応している格安SIM会社などを紹介します。
iPhoneをeSIMで利用したい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ポイント
- 2021年9月8日より、ahamoはeSIMに対応する
- eSIMに対応しているahamo以外の格安SIMは5社
目次
2021年9月8日よりahamoもeSIM対応へ
2021年9月8日より、ahamoはeSIMに対応します。
これまでauのサブブランドpovo、ソフトバンクのサブブランドLINEMO,Y!mobileはeSIMに対応してきましたので、ドコモもようやく!といったところですね。
そもそもeSIMとは
eSIMとは、スマホに内蔵された本体一体型のSIMのことです。
物理SIMとは違い、SIMカードを挿し替えることなく、契約が完了次第利用できます。
eSIM対応のiPhoneをお持ちのお客さまが、ドコモオンラインショップやahamoサイトにおいて、ドコモの回線を新規でご契約いただく際に、24時間いつでもお申込みができ、SIMカードの到着を待つことなく、最短1時間程度で、ドコモの通信サービスをご利用いただけます
eSIMなら、SIMカードが届く待ち時間を削減できるメリットがあります。
その他にもeSIMを利用するメリット・デメリットがあるので、後ほど紹介します。
povo・LINEMOでもeSIMに対応している
ahamoと同じ時期に提供をスタートした、povoとLINEMOではすでにeSIMに対応しています。
povoでは2021年3月23日からeSIMの対応を開始しており、新規契約・他社から乗り換えた人のみ利用可能です。
しかし、auから乗り換えた人は、eSIMの利用はできません。
LINEMOは2021年3月17日からeSIMの提供を開始。
povoよりも早くスタートしています。
物理SIMと同じプラン内容、プラン料金で利用でき、30分もあればLINEMOの回線を利用開始できます。
ahamoではいつからeSIMに対応する?
ahamoでは2021年9月8日(水曜)10:00からeSIMに対応します。
ドコモオンラインショップ・ahamoのサイトにて申し込みが可能です。
<現在ドコモの回線をお持ちでないお客さま>
- 新規契約(他社からののりかえを含む)
<現在ドコモの回線をお持ちのお客さま>
- SIMカードからeSIMへの変更
- eSIMの再発行
ドコモユーザーの人は原則SIM交換なしでahamoを利用できる
ドコモユーザーでVer.4以上のSIMカードを利用している人は、原則SIMカードの交換は不要です。
Ver.とは対応している通信規格のことであり、Verごとに色分けされています。
- Ver.1:ブルー
- Ver.2:グリーン
- Ver.3:ホワイト
- Ver4.:レッド
- Ver.5:ピンク
- Ver/6:ライトブルー
ahamoでも利用できるSIMカードは、Ver.4以上のSIMカードです。
SIMカードを発行することなく、プランの変更だけでahamoを利用できます。
eSIMでなくても問題ない人、Ver.4以上のSIMカードを持っている人は、楽に乗り換えることができますよ。
ドコモ・ahamoのeSIMの申し込み方法と開通の流れ
申し込みをし、契約者情報と本人確認をすれば【申し込み受付完了メール】が届きます。
【eSIM利用開始手続きの案内】から端末を再起動し、プロファイルのダウンロードをするだけで利用が可能です。
MNPの場合、開通手続きも必要になります。
※ドコモ販売店で購入された機種以外のご利用および他社で購入された機種のご利用については、一切動作保証いたしません。
※キッズケータイ、dtabにつきましては、2021年9月8日以前よりeSIM対応機種であり、ahamoでは非対応機種となっております。
※デュアルSIM・デュアルスタンバイ機能対応の機種はeSIMのみ、またはSIMカードのみのどちらかであれば動作保証となります。
ahamo公式 : https://ahamo.com/
>>最新の【ahamo キャンペーン】はこちら
>>【ahamo レビュー】はこちら
ドコモ公式 : https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/
>>最新の【ドコモオンラインショップ クーポン】はこちら
そもそもeSIMとは?eSIMの4つのメリットを解説
先ほども紹介したeSIM。
そもそもeSIMについてあまり詳しく分からない、という人に向けてeSIMのメリット・デメリットを紹介します。
eSIMのメリットは、以下のとおりです。
eSIMの4つのメリット
- 手続きが完了したらその場ですぐに利用できる
- デュアルSIMでの利用が便利
- プランを組み合わせれば月額料金を安く抑えることができる
- 海外旅行時におけるSIMカードの紛失リスクがなくなる
それぞれのメリットについて、カンタンに解説します。
手続きが完了したらその場ですぐに利用できる
eSIMは、オンライン手続きが完了したら、その場ですぐに利用できます。
物理SIMカードの場合、プランを契約した数日後に携帯会社からSIMカードが届きますよね。
SIMカードを挿し替え、開通手続きをすれば、回線を利用できるようになります。
しかし、eSIMであれば30分程度の契約手続きが完了したら、使い始めることができます。
SIMカードを待つ必要がなく、すぐに回線を利用できるのは大きなメリットですね。
デュアルSIMでの利用が便利
eSIMを利用すれば、物理SIMのスロットに空きができるので、2つの回線を契約できます。
eSIMと物理SIMの使い分けができるので、1つはプライベート用、1つは仕事用と切り替えることが可能。
また、どちらかの回線に繋がらなかったら瞬時に回線を切り替えて、その場所・その時間に適した回線を選択できるのもメリット。
ただ、eSIMと物理SIMの両方の回線を同時に利用することはできないので注意しましょう。
回線の切り替えは、「設定」→「モバイル通信」→「この回線をオンにする」の順で、カンタンに切り替えができますよ。
プランを組み合わせれば月額料金を安く抑えることができる
プランを上手いこと組み合わせれば、月額1,000円以下で電話もネットも利用できます。
月額料金を安く抑えるための、いくつかの組み合わせを紹介します。
毎月3GBまでしか使わない人・ドコモ回線を利用したい人向け
- 物理SIM・・・OCNモバイルONE/3GBプラン/990円
- eSIM・・・楽天モバイル/Rakuten Linkアプリ/通話料無料
ネットと通話を利用できて、月額990円で利用可能
OCNモバイルONEの3GBを使い切っても、楽天モバイルなら1GBまでは無料、3GBまでは1,078円
4GBまでなら月額990円に抑えることができます
プランを組み合わせれば月額1,000円以下で、ネットも通話も利用できます。
自宅での仕事が主流になりつつある昨今では、データ量を消費しなくなった人も多くいるでしょう。
そんな人はプランを組み合わせて1,000円以下で利用すれば、スマホ代の節約になりますよ。
海外旅行時におけるSIMカードの紛失リスクがなくなる
eSIMは、海外旅行時にも便利です。
海外旅行に行った際、現地のプリペイドSIMカードをスマホに挿入してデータ通信を行います。
その際、eSIMであればSIMカードを挿し替える必要がなくなるので、利用しているSIMカードを失くすリスクがなくなりますよ。
また、eSIMであれば飛行機に乗るギリギリまで利用できるのもメリット。
昨今では海外旅行に行く機会はなくなってしまいましたが、これもeSIMのメリットと言えます。
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eSIMの4つのデメリットを解説
便利なeSIMですが、デメリットもあります。
eSIMの4つのデメリット
- 通信環境を整えておく必要がある
- 機種変更する際の再発行の手続きが面倒
- 機種変更時にはeSIMの再発行手数料を取られることがある
- eSIM対応端末は限られている
それぞれのデメリットについてカンタンに解説します。
通信環境を整えておく必要がある
eSIMの申し込み・開通手続きはオンラインで完結します。
しかし、eSIMを利用していない端末はWi-Fiを利用しないとネットに繋がりません。
ネットに繋がらないと開通手続きもできません。
そのため、eSIMを契約する際は、Wi-Fi環境を整えておく必要があります。
機種変更する際の再発行の手続きが面倒
機種変更した場合、新しい機種で再度eSIMの手続きをしなければいけません。
というのも、eSIMはスマホ一体型のSIMカードだからです。
eSIMには回線情報や利用者の情報が書き込まれており、新しいスマホにコピーして移すことはできません。
そのため、eSIMの再発行手続きを行い、新しいプロファイルをインストールし、開通手続きを完了させなければいけません。
eSIMだと手間がかかりますね。
また、eSIMの再発行は契約している携帯会社によって手順が異なります。
物理SIMであればSIMカードを挿し替えればいいだけなので、機種変更時においては物理SIMの方が楽ですね。
機種変更時にはeSIMの再発行手数料を取られることがある
携帯会社にもよりますが、eSIMを再発行すると再発行手数料を取られることがあります。
たとえば、IIJmioだとeSIMの再発行には220円かかります。
その他の携帯会社は、無料です。
再発行手数料を無料にしたい人は、上記の格安SIMの中から選びましょう。
eSIM対応端末は限られている
現状、eSIMに対応している端末は限られています。
iPhoneはXR以降に発売された機種、Androidスマホも対応している機種は少ないのが現状です。
eSIMはeSIMに対応している機種でしか利用できません。
そのため、eSIMを利用したい人はeSIM対応端末を用意しましょう。
ドコモ・ahamoのeSIM対応機種一覧
<ドコモ・ahamoのeSIM対応機種(2021年9月8日(水曜)時点)>
カテゴリ | 機種数 | 機種名 |
---|---|---|
iPhone | 11機種 | iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone SE(第2世代)、iPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12 mini |
iPad | 11機種 | 11インチiPad Pro(第1世代, 第2世代, 第3世代)、12.9インチiPad Pro(第3世代, 第4世代, 第5世代)、iPad Air(第3世代, 第4世代)、iPad(第7世代, 第8世代)、iPad mini(第5世代) |
キッズケータイ※ahamo非対応 | 1機種 | キッズケータイ SH-03M |
dtab※ahamo非対応 | 1機種 | dtab Compact d-42A |
※ドコモ販売店で購入された機種以外のご利用および他社で購入された機種のご利用については、一切動作保証いたしません。
※キッズケータイ、dtabにつきましては、2021年9月8日以前よりeSIM対応機種であり、ahamoでは非対応機種となっております。
eSIM対応開始に備えてeSIM対応端末を用意しておこう!
eSIMを利用するには、eSIMに対応している端末を用意する必要があります。
9月8日よりeSIMをすぐ利用したい人は、以下の端末を持っていれば申し込みができますが、持っていない場合には購入を検討してください。
ただしもうすぐ新型iPhoneの発売が控えておりますので、新型iPhoneが出てからahamoの対応をみても良いでしょう。おそらく対応すると思いますので、新型iPhoneが欲しい人は、情報をチェックしておきましょう。
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 mini
- iPhone 12
- iPhoneSE(第二世代)
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone XR
- iPhone XS Max
- iPhone XS
「iPhone 11」のみ、ahamo公式サイトからの購入が可能です。
端末価格は5万円以下。他の格安SIMよりも安く購入できますよ。
ahamo以外やドコモ回線以外の格安SIMを利用したい人は
iPhoneをeSIMで利用したい人は、eSIMに対応している格安SIMを利用するのもありです。
地域柄ドコモ以外のauやSoftbankのほうが通信環境がいいとか、楽天モバイルのエリア内が対象だから楽天モバイルがいいとか、格安SIMで利用したいと考えているのであれば、ahamoに拘る必要性はありませんので、eSIM対応の格安SIMも検討してください。
2021年8月現在、eSIMに対応している格安SIMは以下のとおり。
「ワイモバイル」「IIJmio」「楽天モバイル」では、iPhone 12のセット購入も可能です。
SIMの契約と一緒にスマホも購入したい人におすすめ。
eSIM対応の格安SIMは、以下の記事にて詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ahamoのeSIMはドコモ回線だからこそ使ってほしい
ahamoはドコモが提供しています。当たり前ですが、ドコモ回線です。
格安SIMなども今は拡充してきていて十分使えるようになっています。
しかし現代は自然災害などの万が一の際には、通信障害が起きたりなどする可能性もあります。
例えばY!mobileやUQモバイルの少量プランとahamoという組み合わせなどで通信の幅を広げるのもいいと思います(au・ソフトバンク回線との併用ということです)
実際、2019年の台風で、我が家は1週間ほど停電しましたし、どの携帯会社も通信しづらいという状況に遭いました。場所によってはドコモがよかったりauがよかったり・・・など、本当に携帯の通信に関しては色々な人が困っていたのが事実です。
そういったことも今後あり得ると考えたら、eSIM対応になるこのタイミングで、ahamoのドコモ回線に+してY!mobileやUQモバイルなどの別回線を同時に持っていることは安心材料になりますし、事実そのほうが有事の際に役立つでしょう。
また、ドコモはやはり通信に強いです。他格安SIMなども、勿論わるくないのですが、ドコモとはやっぱり土俵が違うというか、ドコモに勝てる気はしません!(すみません、正直な感想なだけです!)
もし現在別の格安SIMで安く使っているけれど、通信の面で心配がある方は特に、ahamoをメインのeSIM(またはSIM)にして、サブとして格安SIMの回線を利用することをオススメします。
ドコモ公式 : https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/
>>最新の【ドコモオンラインショップ クーポン】はこちら
ahamoの注意ポイント
*ahamoでは、一部ご利用できないサービスがあります。
*料金は全て税込表記となります。
*ahamoは申し込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。ドコモショップなどでのサポートを希望する場合は、「ahamoWebお申込みサポート(税込3,300円)」を利用してください。端末初期設定およびデータ移行などは、サポートの対象外です。
*端末初期設定およびデータ移行の補助を希望する場合は、「初期設定サポート(有料)」を別途お申込みください。
*「ahamoWebお申込みサポート」は、要望に基づき、ahamo専用サイトからのお申し込みの補助を行うものです。
*「初期設定サポート(有料)」においても、要望に基づき、ahamoアプリおよび専用サイトからのお申し込みの補助を行うものです。
*利用する端末がドコモで提供している通信方式とは異なる通信方式のみに対応している機種に場合、またSIMロック解除がされていない場合については、ahamoの利用はできません。利用中の機種が対応しているかどうかは、ahamoのサイトにて確認してください。
*オンライン手続きについて、サイトメンテナンス中など、受付できない場合がございます。
*SIMカードを契約する場合、MNP予約番号を取得のうえ、ahamoのサイトからMNPよる新規お申し込み手続きが必要です。