ドコモ・au・ソフトバンクは、通信障害や災害時に備えた「副回線サービス」の提供を開始しました。他社で新規契約しなくてもオプション感覚で副回線を申し込める点が魅力のサービスです。
デュアルSIM運用が普及してきた今、副回線を検討している方も増えているのではないでしょうか。
主回線とは別に副回線を契約しておけば、万が一のことがあっても、もう一方の回線でカバーできるので安心できる部分があります。
通信障害で記憶に新しいものだとauがあげられるのではないでしょうか。
全国で2日半以上にわたり音声通話やデータ通信が利用しづらい状況になり、最大8万人以上に影響がありました。これを理由に他社へ乗り換えた方もいたでしょう。
しかし通信障害はどの携帯会社で起こってもおかしくありません。
そんな時に副回線があれば他社の電波で危機を乗り越えられるんです!
そこで今回は副回線を検討しているあなたのために、ドコモ・au・ソフトバンクの副回線サービスを紹介しつつメリットや注意点をお伝えしていきます。
副回線サービスを申し込むのであれば、格安SIMを別途契約したほうが使い勝手は良いでしょう。同じくらいの月額料金で使える格安SIMも存在します。
記事の後半では副回線サービスの変わりになるおすすめの格安SIMも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
副回線におすすめな格安SIM | ||
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1GB 550円~ (100MBの月は290円~) |
・ドコモ回線だからソフトバンク・auユーザーにおすすめ ・使わない時は副回線のモバイルデータをオフにしておけば月々290円で維持できる |
mineo 公式へ |
最大32Kbps 250円~ | ・マルチキャリア対応だからどのユーザーにもおすすめ ・通信速度から選べるプランを用意している珍しい格安SIM |
目次
携帯キャリアの副回線サービスとは?【ドコモ・au・ソフトバンク】
副回線サービスとは、デュアルSIMにより主回線とは別の回線に切り替えて通信が行えるようになるサービスです。
ドコモはau回線を、au/UQモバイルはソフトバンク回線を、ソフトバンクはau回線を副回線として利用できます。
通信障害や災害時で主回線が使えなくなった場合の備えとして、副回線サービスの提供は始まりました。
中には2つの携帯会社を契約して1台のスマホで2回線使っていた方もいるでしょう。ただ携帯会社を跨ぐためどうしても手続きが面倒になりがち......。
しかしドコモ・au・ソフトバンクの副回線サービスは既存ユーザーへ向けたサービスのため、オプション感覚で申し込めます。
すでに契約情報があるため、手続きが簡単な点も魅力の1つになるでしょう。
何もないのが一番ですが、万が一に備えて副回線を用意しておくことは大事なことです。
ドコモの副回線サービスはKDDI(au)回線に切り替えられる
ドコモの副回線サービスは2023年6月1日から受付開始です。auやソフトバンクに比べ遅いスタートとなりました。
副回線サービスの詳細は、以下の通り。
ドコモの副回線サービス | |
---|---|
提供開始日 | 2023年6月1日~ |
回線 | KDDI(au回線) |
月額料金 | 429円(法人契約は550円) |
通話料金 | 22円/30秒 |
SMS送信料 | 3.3円/通~ |
月間データ容量 | 0.5GB(法人契約は1GB) |
通信速度 | ・個人契約 最大300Kbps(通信制限時最大128Kbps ) ・法人契約 最大1Mbps(通信制限時最大128Kbps) |
対象機種 | ・iPhone XS/XR以降のiPhone ・Xperia 1 IV/AQUOS R7/Galaxy S23などのAndroidスマホ |
SIMの種類 | eSIM |
登録手数料 | 3,850円 |
申込方法 | 専用サイトより申し込み →副回線サービスのお手続きサイト(個人) | ドコモ公式 →副回線サービスのお手続きサイト(法人) | ドコモ公式 |
ドコモで利用できる副回線サービスは個人契約・法人契約ともにKDDI(au)回線です。個人契約の場合は最大300Kbpsの速度で0.5GB、法人契約の場合は最大1Mbpsの速度で1GB利用できます。
また、ドコモの副回線サービスはeSIMのみの提供です。SIMカードでのサービス提供はしていないため、必ずeSIMに対応したスマホを用意しましょう。
ドコモ公式 : https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/
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ドコモ副回線サービスの月額料金
ドコモの副回線サービスの月額料金は、個人契約が429円で法人契約が550円です。
使えるデータ容量を考えても決してコスパが良いとは言えませんね。メールや情報収集など、緊急時に必要最低限のことしかできないと思っておいたほうが良いでしょう。
なお月額料金とは別に、初回は登録手数料として3,850円がかかります。
ドコモ副回線サービスの対象機種
ドコモの副回線サービスはeSIMのみの提供です。そのためeSIMに対応した端末が必要です。
iPhoneであればiPhone XS/XR以降の機種が利用できます。
Androidスマホは副回線サービス開始時点で、以下の機種が対象機種となっています。
対象機種
Xperia 1 IV SO-51C、Xperia 5 IV SO-54C、AQUOS R7 SH-52C、AQUOS sense7 SH-53C、Galaxy Z Flip4 SC-54C、Galaxy Z Fold4 SC-55C、Galaxy A23 5G SC-56C、arrows N F-51C、Galaxy S23 SC-51D、Galaxy S23 Ultra SC-52D
今後発売される最新機種の対応状況は、ドコモ公式サイトよりチェックしてみてください。
参考 : 副回線サービス | ドコモ公式サイト
ドコモ副回線サービスの申込方法
ドコモの副回線サービスは専用サイトから申し込めます。
手順は、以下の通りです。
手順
- ドコモ副回線サービスの専用サイトへアクセスし契約事項へ同意する
→副回線サービスのお手続きサイト(個人) | ドコモ公式
→副回線サービスのお手続きサイト(法人) | ドコモ公式
- 現在利用している携帯電話番号で発行したdアカウント情報を入力してログインする
- 必要事項を入力し申し込みする
- 通知メールがきたら申込み完了
ドコモ公式 : https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/
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ソフトバンクの副回線サービスはKDDI(au)回線に切り替えられる
ソフトバンクの副回線サービスは2023年4月12日から受付開始しています。
副回線サービスの詳細は、以下の通りです。
ソフトバンクの副回線サービス | |
---|---|
提供開始日 | 2023年4月12日~ |
回線 | KDDI(au)回線 |
月額料金 | 429円(法人契約は550円) |
通話料金 | 22円/30秒 |
SMS送信料 | 3.3円/通~ |
月間データ容量 | 0.5GB(法人契約は1GB) |
通信速度 | ・個人契約 最大300Kbps(通信制限時最大128Kbps ) ・法人契約 最大1Mbps(通信制限時最大128Kbps) |
対象機種 | ・iPhone XS/XR以降のiPhone ・Pixel 7/Xperia 1 IV/Xiaomi 12T ProなどのAndroidスマホ |
SIMの種類 | eSIM |
登録手数料 | 0円 |
申込方法 | ソフトバンクショップ(店舗)で申し込み |
ソフトバンクで利用できる副回線サービスは個人契約・法人契約ともにKDDI(au)回線です。
そしてデータ容量や通信速度はドコモ同様に、個人契約の場合は最大300Kbpsの速度で0.5GB、法人契約の場合は最大1Mbpsの速度で1GBが利用できます。
ソフトバンクの場合は登録手数料0円で申し込み手続きはソフトバンクショップ(店舗)で行う必要があります。
参考 : “ソフトバンク”、au回線が利用可能な「副回線サービス」を4月12日に提供開始
ソフトバンク公式 : https://www.softbank.jp/online-shop/
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ソフトバンク副回線サービスの月額料金
ソフトバンクの副回線サービスの月額料金は、個人契約が429円で法人契約が550円です。
利用できるデータ量が多い分、法人契約は個人契約に比べて料金設定が高めになっています。
なお、ソフトバンクの副回線サービスは登録手数料が0円なので、ドコモに比べて申し込みに対するハードルが低くなっています。
ソフトバンク副回線サービスの対象機種
ソフトバンクの副回線サービスは、ドコモ同様にeSIMのみの提供です。SIMカードでの申込みができないため、eSIMに対応したスマホが必要です。
iPhoneならiPhone XS/XR以降の機種が対応しています。
Androidスマホは副回線サービス開始時点で、以下の機種が対象機種となっています。
対応機種
Google Pixel 4、Google Pixel 4 XL、Google Pixel 4a、Google Pixel 6、Google Pixel 6 Pro、Google Pixel 6a、Google Pixel 7、Google Pixel 7 Pro、AQUOS R7、AQUOS sense7 plus、AQUOS zero6、シンプルスマホ6、Xperia 1 Ⅳ、Xperia 10 Ⅳ、Xperia 5 IV、OPPO A55s 5G、arrows We、LEITZ PHONE 2、Redmi Note 10T、Xiaomi 12T Pro
今後発売される最新機種の対応状況は、ソフトバンク公式サイトよりチェックしてみてください。
参考 : 副回線サービス対象機種一覧 | ソフトバンク公式サイト
ソフトバンク副回線サービスの申込方法
ソフトバンクの副回線サービスの申し込みは、ソフトバンクショップ(店舗)のみで受け付けています。webでの申し込みはできません。
店舗へ行く際は待ち時間短縮のためにも、事前来店予約を行ってから足を運びましょう。なお契約者の本人確認書類も必要なので忘れずに持参してくださいね!
ソフトバンク公式 : https://www.softbank.jp/online-shop/
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au/UQの副回線サービスはソフトバンク回線に切り替えられる
au/UQモバイルの副回線サービスは2023年3月29日から受付開始しています。
副回線サービスの詳細は、以下の通りです。
au/UQの副回線サービス | |
---|---|
提供開始日 | 2023年3月29日 |
回線 | ソフトバンク回線(法人契約はドコモ回線も選択可能) |
月額料金 | 429円(法人契約は550円) |
通話料金 | 22円/30秒 |
SMS送信料 | 3.3円/通~ |
月間データ容量 | 0.5GB(法人契約は1GB) |
通信速度 | ・個人契約 最大300Kbps(通信制限時最大128Kbps ) ・法人契約 最大1Mbps(通信制限時最大128Kbps) |
対象機種 | ・iPhone 8/8 Plus以降のiPhone ・eSIMをiPhoneで使う場合はiPhone XS/XR以降の機種 ・Pixel 7/Xperia 1 IV/Galaxy S23などのAndroidスマホ |
SIMの種類 | SIMカードまたはeSIM |
登録手数料 | 0円 (ただし過去に同一のau/UQモバイル回線で副回線サービスの契約をしたことがある場合、契約から1年以内に再申し込みすると3,850円の事務手数料がかかる |
申込方法 | 専用サイトまたはお客様センターより申し込み →副回線サービスのお手続きサイト | au公式サイト 0120-977-033(通話料無料/auお客様センター) 0120-929-818(通話料無料/auお客様センター) |
au/UQで利用できる副回線サービスはソフトバンク回線です。ただし法人契約の場合はソフトバンク回線に加えて、ドコモ回線も選べるようになっています。
データ容量や通信速度に関してはドコモやソフトバンク同様に、個人契約の場合は最大300Kbpsの速度で0.5GB、法人契約の場合は最大1Mbpsの速度で1GBが利用できます。
ちなみにau/UQモバイルの副回線サービスはeSIMとSIMカードから選ぶことができます。
eSIM対応スマホを持っていなくてもSIMカードを申し込めば、緊急時にSIMを差し替えることで副回線での通信が行えます。この点は他社との大きな違いですね!
参考 : ワンストップの簡易な手続きで利用できる「副回線サービス」を提供開始 | KDDI
auオンラインショップ公式 : https://www.au.com/mobile/onlineshop/
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au/UQ副回線サービスの月額料金
au/UQモバイルの副回線サービスの月額料金は、個人契約が429円で法人契約が550円です。
ドコモやソフトバンク同様に、法人契約は個人契約に比べて料金がやや高めに設定されています。
なお、au/UQモバイルの副回線サービスは登録手数料が0円です。
au/UQ副回線サービスの対象機種
au/UQモバイルの副回線サービスは、eSIMに加えてSIMカードでの申し込みも可能です。そのため対象機種がドコモやソフトバンクよりも多い点が魅力です。
iPhoneならiPhone 8/8 Plus以降の機種であれば対応しています。eSIMで使いたい場合はiPhone XS/XR以降の機種を用意しましょう!
Androidスマホは副回線サービス開始時点で、以下の機種が対応機種になっています(一例です)。
対応機種
Pixel 7 Pro、Pixel 7、Pixel 6a、Galaxy S23、Galaxy S23 Ultra、AQUOS sense7、AQUOS wish2、Xperia 1 IV、Xperia 5 IV、Xperia 10 IV・・・
機種によっては一部の機能が使えない場合があります。対応機種の詳細はau公式サイトよりチェックしてみてくださいね。
参考 : 動作確認端末一覧 | au公式(PDF)
au/UQ副回線サービスの申込方法
au/UQモバイルの副回線サービスは、専用サイトもしくはお客様センターから申し込めます。
専用サイトでの申し込み手順は、以下の通りです。
手順
- au公式 | 副回線サービス申し込みページへアクセスする
- 重要事項説明を確認し同意する
- 連絡先メールアドレスを入力する
- メールに届いたURLから申し込みページへアクセスする
- 必要情報を入力し申し込みを完了させる
- 申込み完了メールがきたらOK!
お客様センターから申し込む場合は、以下の電話番号へ問い合わせましょう。
お客様センター
au : 0120-977-033(通話料無料/年中無休)
UQモバイル : 0120-929-818(通話料無料/年中無休)
auオンラインショップ公式 : https://www.au.com/mobile/onlineshop/
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副回線サービスを使う際の5つの注意点・落とし穴
携帯キャリアの副回線サービスは一般的な契約とは違い制限が多く存在します。
申し込みをする前に、以下の5つの注意点をチェックしておきましょう。
データ容量は選べない
副回線サービスではデータ容量を選べません。全キャリア共通で個人契約は0.5GB、法人契約は1GBと決まっています。
もしデータを超過してしまった場合は、通信速度が最大128Kbpsに制限されます。普段使いとして利用するのではなく、あくまで緊急時の備えてとして使うようにしましょう。
普段は副回線のモバイルデータ通信をオフにしておくのがおすすめです。
ちなみに1GBでできることの目安は、以下の通り。
できることの目安
- webサイト閲覧 : 約6,600ページ(1ページ150KBの場合)
- メール送受信 : 約2,000通(1通あたり500KBの場合)
- LINE通話 : 音声通話 約40時間/ビデオ通話 約3時間(通信状況によって変動あり)
- ネット動画の閲覧 : 約4時間(512Kbpsの中画質で1分あたり4MBの場合)
0.5GBであれば、上記の約半分が目安と考えて良いでしょう。
データの追加購入やくりこしはできない
副回線サービスはデータの追加購入やくりこしはできません。データを使い切った場合、リセットされるまで最大128Kbpsの速度で使う必要があります。
好き放題使ってしまうと本当に必要な時に快適に使えなくなってしまいます。
また、副回線サービスは緊急時以外のモバイルデータ通信をオフにしておくことを推奨しています。そうすればデータを消費することもありませんからね。
しかし余ったデータは月ごとで消滅します。繰り越されるわけではないので覚えておきましょう。
通信速度は送受信最大300Kbpsしかでない
副回線サービスは、通常時でも送受信最大300Kbpsの通信速度しかでません。あくまで緊急用であり、必要最低限のことができる程度に制限されています。
緊急時に一斉に副回線を使う方が増えれば、メインとして使っている方にも影響がでてきてしまいます。その変も考えてのサービス展開ということでしょう。
ちなみに300Kbpsの通信速度であれば、LINEやテキストベースのwebページ閲覧は快適に利用できます。緊急用としては問題ないでしょう。
eSIM対応機種が必要
auの副回線サービスはSIMカードとeSIMから選べます。そのためeSIMに対応していなくても、万が一の時はSIMカードを差し替えることで副回線を利用できます。
しかしドコモとソフトバンクの副回線サービスはeSIMのみの提供です。そのためeSIMに対応した機種が必要です。
iPhoneであればiPhone XS/XR以降の機種がeSIMに対応しています。Google PixelであればPixel 4/4 XL以降が対応。
そのほかのAndroidスマホも機種によってeSIMの対応状況は変わってきます。副回線サービスを申し込む前に、あなたの持っているスマホが対象機種かどうかは必ずチェックしておきましょう!
主回線と副回線は電話番号が異なる
副回線サービスは、主回線と同じ携帯電話番号を使えるわけではありません。副回線サービスの携帯電話番号は新しく発番されるので、主回線とは異なる番号です。
そのため、副回線サービスを契約したら家族や友人へ電話番号を伝える必要があります。
キッズ携帯は電話帳に登録されている電話番号以外からの着信は受けられません。事前に副回線サービスの電話番号を電話帳に登録しておいてあげましょう。
また、キッズ携帯以外のスマホであっても電話帳登録外からの着信拒否設定をしている場合は注意してくださいね。
副回線サービスを契約する3つのメリットとは
では副回線サービスにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
1つずつ解説していきます。
メイン回線が通信障害になった時に副回線でカバーできる
メイン回線が通信障害になった時に副回線でカバーできる点は大きなメリットです。むしろこれが全てでしょう。
もし通信障害が発生した時にメイン回線しか契約していなかったら何もできません。電話も繋がらなければネット通信も不可。
かなり深刻な状況だった場合どうでしょう?大切な家族や友人と一切の連絡がとれず、不安で仕方がないはずです。ビジネス面でも大事な時にスマホが使えなくなれば大きな損失に繋がることも......。
そんな時に副回線サービスを利用していれば、万が一の時にも備えられます。
格安でサブ回線を維持できる
格安でサブ回線を維持できる点は副回線サービスの魅力だと言えます。
個人契約であればワンコインでお釣りが返ってくる料金です。万が一のことを考えたら副回線サービスを契約しておこうと思う方も少なくないはずです。
「格安SIMとかイマイチわからない」「格安SIMも気になるけど面倒くさそう」と思っている方は、格安で維持できるキャリアの副回線サービスを検討してみると良いでしょう。
オプション感覚で手軽に申し込みできる
キャリアの副回線サービスはオプション感覚で申し込むことができます。
新たに契約をすると言うよりも既存契約に副回線を追加するイメージです。そのため契約の手間も時間もさほどかかりません。最短即日で利用可能です。
サブ回線として他社で新規契約する場合は携帯会社を跨ぐため、必要書類も増えますし契約の手間もかかります。
ただコスパで考えるとあまり良いとは言えないので、格安SIMも視野に入れて考えるのがおすすめだよ!
副回線サービスを検討しているなら格安SIMも視野に入れてみよう!
キャリアの副回線サービスはデータ容量や通信速度など、色々な面で制限があります。
少しでも使い勝手の良い副回線を使いたいなら格安SIMも検討してみてください。
ここでは各社ごとにおすすめの格安SIMを紹介していきます。
ソフトバンク・auユーザーならHISモバイルがおすすめ
ソフトバンク・auユーザーが副回線を契約するならドコモ回線のHISモバイルがおすすめです。
HISモバイルの詳細は、以下の通り。
HISモバイル | |
---|---|
回線 | ドコモ回線 |
月額料金 | ・1GB 550円(100MB未満の月は290円) ・3GB 770円 ・7GB 990円 |
通話料金 | 9円/30秒 |
SMS送信料 | 3.3円/通~ |
通信速度 | 平均ダウンロード速度 : 24.42Mbps 平均アップロード速度 : 11.59Mbps 参考 : HISモバイルの通信速度レポート | みんそく(2023年5月時点で直近3ヶ月に計測された結果の平均値) |
対象機種 | ほぼ全ての機種 参考 : HISモバイルの対応端末について |
SIMの種類 | SIMカードまたはeSIM |
登録手数料 | 3,300円 |
公式サイト | HISモバイル公式サイト |
HISモバイルは1GB 550円~利用できます。そしてHISモバイルの1GBプランの良い所は、100MB未満の月は290円で維持できる所です!
通信障害といっても頻繁に起こるものではないですし、副回線を使わない時はデータを消費することもありません。そう考えると使わない月に料金が安くなるHISモバイルはかなり優秀だと言えます。
データ容量も1GB使えるので、キャリアの副回線サービスと比較してもコスパに優れているのは圧倒的にHISモバイルです。
キャリアと比較しても半額以下なんです!!
通話時に専用アプリを使う必要もないので面倒もありません。
今あなたがソフトバンクやauを使っているなら、ぜひHISモバイルを副回線として契約してみてください。
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ドコモユーザーならmineoがおすすめ
ドコモユーザーが副回線を契約するならmineoがおすすめです。
mineoの詳細は、以下の通り。
mineo | |
---|---|
回線 | ドコモ・au・ソフトバンク回線(好きな回線を選べる) |
月額料金 | マイそく ・スーパーライト 最大32Kbps 250円 ・ライト 最大300Kbps 660円 ・スタンダード 最大1.5Mbps 990円 ※ 月曜~金曜の12時台は最大32kbps |
通話料金 | 22円/30秒 |
SMS送信料 | 3.3円/通~ |
通信速度 | 平均ダウンロード速度 : 41.93Mbps 平均アップロード速度 : 10.18Mbps ※マイそくはプランによって最大通信速度が異なる 参考 : mineoの通信速度レポート | みんそく(2023年5月時点で直近3ヶ月に計測された結果の平均値) |
対象機種 | ほぼ全ての機種 参考 : mineoの動作確認済み端末について |
SIMの種類 | SIMカードまたはeSIM ※ソフトバンク回線はSIMカードのみ |
登録手数料 | 3,300円 |
公式サイト | mineo公式サイト |
mineoはデータ容量から選べる「マイピタ」プランと、通信速度から選べる「マイそく」プランを用意しています。マイピタは1GB 1,298円~とやや高めの料金設定ですが、マイそくは最大32Kbps 250円~と格安で使えます。
キャリアの副回線サービスと同じ最大300Kbpsで比較すると、mineoは660円と231円高いですが、データ容量が決められていないのでデータ残量を気にせず使えるんです!
LINEやメールなど、テキストベースのやり取りだけであれば最大32Kbpsのスーパーライトでも問題ないでしょう。その場合は月々250円で維持できるので、キャリアの副回線サービスよりも安く利用できます。
副回線としてmineoを使うという選択肢は全然ありだと言えます。
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主回線↔副回線の切り替え方法
ここからは主回線と副回線の切り替え方法を紹介していきます。
副回線を契約しても、いざという時に使えなければ意味がありません。事前に設定方法をチェックしておいてくださいね!
iPhoneの場合
iPhoneで主回線↔副回線を切り替える方法は、以下の通りです。
切り替え方法
- iPhoneの「設定」アプリを開き「モバイル通信」をタップする
- SIMの「主回線」と「副回線」がオンになっていることを確認する
- 「モバイルデータ通信」と「デフォルトの音声通話」をタップし副回線を選択したら切替完了(副回線→主回線に切り替える場合は「主回線」を選択すればOK)
参考 : 副回線サービス | ソフトバンク公式
関連記事
Google Pixel・Androidスマホの場合
Google Pixel・Androidスマホで主回線↔副回線を切り替える方法は、以下の通りです。
切り替え方法
- 「設定」アプリを開き「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「SIM」をタップする
- 「副回線名」をタップする(ドコモユーザーならau/auユーザーならソフトバンク/ソフトバンクユーザーならau)
- 「SIMを使用」をオンにする
- 「はい」をタップする
- 「〇〇を使用」をタップする(〇〇は契約している副回線名)
- 「モバイルデータ」オンになっていることを確認したら、次に通話/SMSを切り替えていく
- 「通話の設定」をタップする
- 「副回線名」をタップする(ドコモユーザーならau/auユーザーならソフトバンク/ソフトバンクユーザーならau)
- 「SMSの設定」をタップする
- 「副回線名」をタップする
参考 : 副回線サービス | ソフトバンク公式
副回線から主回線に切り替えたい場合も同様の手順です。
まとめ
今回はドコモ・au・ソフトバンクの副回線サービスについて紹介しました。
副回線サービスは通信障害の備えとして展開されたサービスなので、決してコスパが良いとは言えません。
実際「携帯会社のトラブルで通信できなくなるのに、なぜお金を払う必要があるのか」という声もあるくらいです。ただ必要と思うなら契約すれば良いですし、いらないと思うなら契約しなければ良いだけの話です。
キャリアの副回線サービスは必要最低限のデータ容量と必要最低限の通信速度でしか利用できないので、サブ回線としてガッツリ使いたい方には向いていません。あくまで万が一の時の保険と考えておきましょう。
そして副回線を契約するならeSIM&デュアルSIMに対応したスマホを用意するのがおすすめ。設定を変更するだけで主回線と副回線を瞬時に切り替えられるので、面倒なSIMの差し替えはいりません!
また、副回線サービスを検討しているなら格安SIMも視野に入れてみてください。キャリアの副回線サービスよりも、安く使い勝手の良いプランも用意されています。とくにHISモバイルとmineoは副回線としても優秀です!
何かあってからでは意味がありません。ぜひこの機会にあなたも副回線を申し込んで万が一に備えておきましょう!
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