WiMAXの実際の速度は?7地点の測定結果を写真付きで比較!

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WiMAXの申し込みを検討している皆さんなら

下り最大〇〇Mbps!

という文言を公式サイトなどで見かけたことがあると思います。

そして、こういう文言を見かけるたびに

最大は分かったけど実際はどれくらい出るのよ?」

という疑問を持たれる方も多いでしょう。

そうです、ご存知の方もいると思いますが公式サイト等に記載されている回線速度はあくまでも理論値なので、実際にその速度が出ることはまずありません

WiMAXを利用する場所が屋外なのか屋内なのか、地下なのか高層階なのか、昼なのか夜なのか・・・あらゆる外的要因により速度は大幅に変動します。

というわけで当サイトでは、実際に利用することを想定して東京駅を舞台にあらゆる場所でWiMAXの回線速度を測定してきました!

是非参考にしてみてください!

測定条件

今回測定に使用したのは、WiMAXに関してはGMOとくとくBBのWX03を、LTEに関してはNEXTモバイルのFS030Wです。

それぞれスペックは以下の通りです。

プロバイダ 回線 機種 最大速度
GMOとくとくBB WiMAX回線 WX03 下り最大440Mbps
NEXTモバイル LTE回線(ソフトバンク) FS030W 下り最大150Mbps

 

前提知識

実際に測定結果を見る前に知っておいて欲しい一般的な知識を紹介させていただきます。

あくまでも一般論なので、実際はどうなのか、という風に考えながら測定結果を見た方がより速度に関する理解が深まるはずです。

提供エリア

提供エリアに関してはWiMAXよりLTEの方が広いとされております。
今回の測定は東京駅周辺で行ったので正直どちらも確実に繋がりますが、全国的に見てLTEの方が繋がる場所が多いのは間違いありません。

屋内

屋内での接続に関してもWiMAXよりLTEの方が繋がりやすいとされています。

これは主に周波数が関係しており、WiMAXは2.5GHz、ソフトバンクのLTEは900MHzを使用していています。

WiMAXの方が周波数が高いので速度が出やすい一方、LTEは速度では劣りますが障害物を回り込んで届くので屋内でも繋がりやすいという特徴があります。

最大速度

今回WiMAXは2種類の端末を使用しており、W05は最大速度が708Mbps、WX03は最大速度が440Mbpsといった風に同じWiMAXであっても対応速度が異なります。

で、一般的には最大速度が速い方が実際の速度も高い数値が出やすいとされています。

測定結果

それでは早速、WiMAXとLTEの実際の速度を見ていきましょう!

屋外の速度


測定条件
  • 場所:東京駅丸の内駅前広場
  • 時間:月曜日13時
  • 測定端末:iPhoneX(2台)
  • 測定アプリ:Speedtest.net

GMOとくとくBB
NEXTモバイル

屋外の測定ではいきなり予想を裏切られる結果が出てしまいました。

測定をしたのは別々の端末ですが両方ともiPhoneXなのでそこまで大きな誤差の要因とは思えませんし・・・。

NEXTモバイルに関してはFS030W自体が受信最大150Mbpsなので大方予想通りの結果となりました。

商業ビル内の速度


測定条件
  • 場所:新丸の内ビルディング7階
  • 時間:月曜日13時30分
  • 測定端末:iPhoneX(2台)
  • 測定アプリ:Speedtest.net

GMOとくとくBB
NEXTモバイル

新丸ビル7階にて測定を行いました。

高層階+鉄骨造の建物という条件なので、マンションの高層階に住んでいる人も参考になると思います。

屋内での通信は周波数の関係上、一般的にはLTEの方がWiMAXよりも電波の掴みが良いとされていますが、今回の測定ではLTE回線が最も遅いという結果になりました。

上りに関してはどの回線もほぼ同じくらいで、いずれも10Mbpsを超えているのでメール送信やSNSの投稿、LINEでの画像送信などどれもストレスなく行えます。

PING値に関してはLTE回線を使用しているNEXTモバイルが最も悪く、データの送受信を同時に行うオンラインゲームなどは厳しいでしょう。

駅構内の速度


測定条件
  • 場所:JR東京駅構内(新幹線乗り換え口付近)
  • 時間:月曜日14時00分
  • 測定端末:iPhoneX(2台)
  • 測定アプリ:Speedtest.net

GMOとくとくBB
NEXTモバイル

東京駅構内の新幹線改札前にて測定を行いました。

屋内にも関わらずどの端末も10Mbps以上の速度が出ているのでWEBサイトやSNS、動画などの閲覧は全く問題ありません。

ただしLTE回線を使用しているNEXTモバイルのPING値が異常に高いので、駅構内でのオンラインゲームやテレビ通話は厳しいかもしれません。

駅ホームの速度


測定条件
  • 場所:JR山手線東京駅ホーム
  • 時間:月曜日14時40分
  • 測定端末:iPhoneX(2台)
  • 測定アプリ:Speedtest.net

GMOとくとくBB
NEXTモバイル

東京駅山手線内のホームにて測定を行いました。

WiMAX回線を使用しているGMOとくとくBBが10Mbpsを超えているので快適にインターネットが楽しめます。

LTE回線を使用しているNEXTモバイルに関しては5Mbpsは超えているのでWEBサイトやSNSのタイムラインの閲覧などは全く問題なく行えますが、動画は高い画質の閲覧が厳しいかもしれません。

電車内の速度


測定条件
  • 場所:JR山手線東京駅~品川駅区間
  • 時間:月曜日15時40分
  • 測定端末:iPhoneX(2台)
  • 測定アプリ:Speedtest.net

GMOとくとくBB
NEXTモバイル

山手線の電車内(東京駅~品川駅間)にて測定を行いました。

WiMAX回線を使用しているGMOとくとくBBともに下り20~30Mbpsなので高画質動画も問題なく閲覧可能です。

何より走行中にも関わらず駅ホームでの測定時から著しく速度低下していないという点が非常に優秀です。

LTE回線を使用しているNEXTモバイルは上り下りともに5Mbps以上あるのでWEBサイトやSNSの閲覧、普通画質の動画閲覧は問題ないでしょうが、PING値が100msを超えてしまったので走行中にオンラインゲームをプレイするのは厳しいでしょう。

地下鉄の速度


測定条件
  • 場所:東京メトロ丸ノ内線東京駅~霞ヶ関区間
  • 時間:月曜日14時20分
  • 測定端末:iPhoneX(2台)
  • 測定アプリ:Speedtest.net

NEXTモバイル

ポケット型Wi-Fiの利用を検討している人の多くが気になるであろう「地下鉄」の電波。

東京メトロ丸ノ内線で実際に測定をしてみました。

WiMAX端末はGMOとくとくBBが圏外で測定不能、LTE回線のNEXTモバイルだけが電波を拾うことが出来ました。

これに関してはほぼ予想通りの結果で、WiMAX端末は地下鉄のホームだと普通に繋がるんですが走り出すとほぼ使い物にならなくなります。

新幹線の速度


測定条件
  • 場所:JR東海道新幹線品川~新横浜区間
  • 時間:月曜日15時30分
  • 測定端末:iPhoneX(2台)
  • 測定アプリ:Speedtest.net

GMOとくとくBB
NEXTモバイル

地下鉄と並んで多くのビジネスマンが気にするであろう「新幹線内の速度」を測定してきました!

品川駅~新横浜駅間での走行中の測定です。(運賃1,000円以下で新幹線に乗ったのは人生初です。)

新幹線内では3回線ともほぼ同じくらいの速度で、どの端末でも問題なく新幹線の走行中にインターネットの利用が可能です。

結論

以上の測定結果から

  • LTEよりもWiMAXの方が回線速度が安定している場合が多い
  • 同じWiMAXであれば端末の新旧はあんまり関係ない

ということが分かるかと思います。

もちろん測定するエリアによって、使用するポケット型Wi-Fiの端末によって、接続するスマホやタブレットなどの機種によって諸条件は変わってくるでしょうが、当サイトが測定する限りではWiMAXが常にLTEよりも安定した速度を出していました

また、同じWiMAX回線同士の比較だと、W05(最大708Mbps)よりもWX03(最大440Mbps)の方が速い速度が出ているケースが多かったのが印象的でした。

端末の最大速度が速い方が一般的には速度が出やすいとは言われていますが、今回の測定に限って言えばそんなことは全くありませんでした。

つまり、同じWiMAX回線なら端末は正直なんでも良いと思われます。

ちなみに誤解しないでいただきたいのが、同じ回線を使用していればプロバイダの違いによる速度の違いはないという点です。

今回の測定結果はGMOとくとくBBが速い結果が出ていることが多かったのですが、あくまでも別の要因によるもので、GMOとくとくBBの方がプロバイダとして速度が速いというわけではありませんのでご注意ください。

以上が当サイトのWiMAX測定結果のまとめです。

本記事が皆さんのポケット型Wi-Fi選びのお役に立てれば幸いです。

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