※本記事には広告を含む場合があります
WiMAXを利用している人は「ハイスピードプラスエリアモード」という言葉をなんとなく聞いた事があるのではないでしょうか?
あまり利用する事はないと思いますが、
緊急でネットを使用したい時にとても便利な役割を果たしてくれます。
しかし使い方を間違ってしまうと逆に損をしてしまう場合があります。
という事で今回は「ハイスピードプラスエリアモード」はどんな時に使うものなのか、
詳しく説明していきたいと思います。
気になる人はぜひご覧ください!
目次
ハイスピードプラスエリアモードとは
ハイスピードプラスエリアモードとは、
簡単にいうとハイスピードプラスエリアモードに切り替えることで、
高速な通信速度を維持しながらネットの利用ができる通信モードとなります。
ちょっとだけ話はそれますがWiMAX回線は、
高周波を利用しているためコンクリートのビルや地下など障害物に弱いという性質を持っています。
で、ハイスピードプラスエリアモードは「au 4G LTE回線」を使用する事になります。
LTE回線の特徴として、低周波を利用しているため障害物に強く提供エリアが広いとされています。
もう少し詳しく説明すると、
LTE=Long Term Evolutionで日本に訳すと「長期的に進化」という意味です。
ガラケーなどで使用されていた3G回線が元々ありましたが、
LTEは次世代である4Gにすぐに移行できるように作られた通信規格です。
しかしLTEは限りなく4Gに近いことから「3.9G」や「4G」と呼ぶようになりました。
そして国際電気通信連合が「もう4Gってことにしていいよ!」と認めたので「LTE=4G」になりました。
つまりLTEも4Gも一緒ということになります。
そして各キャリアでLTEの呼び名が違います。
auでは「au 4GLTE」、NTTドコモでは「Xi(クロッシィ)」、
ソフトバンクは「Softbank 4GLTE」と呼びます。
全てに共通するのは「FDD-LTE」を採用しているということです。
FDD方式は端末が送信した電波を基地局が拾い、基地局が発信した電波を端末が受信し、
別々の回線を利用して電波のやりとりを行うことが出来ます。
周波数帯が700M~900MHz帯となるので電波がつながりやすく、
更に広範囲で電波が届きやすいという特徴を持っています。
ちなみに周波数帯は広ければ広いほど一度に多くのデータを送ることが出来ます。
だからスマホを使ってる時って、
ある程度どこにいてもWEBページや動画を難なく読み込む事が出来ますよね。
ハイスピードプラスエリアモードでも切り替えることにより、
高速な通信速度を維持しネットの利用ができます。
出張先や出掛け先でWiMAXの電波だと届きづらい場合は、
ハイスピードプラスエリアモードに切り替えると比較的に電波が繋がりやすくなります。
ハイスピードモードとの違いは?
ちなみに「ハイスピードモード」という言葉もよく聞きませんか?
ハイスピードプラスエリアモードと名前が似ているのでややこしいですが、
内容は全く異なります。
「ハイスピードモード」はWiMAX回線を無制限で利用できる通信モードです。
無制限っていっても実際は3日間で10GBまでという通信制限があります。
で、WiMAXの使い放題プランの人は主にこの通信モードを利用しています。
少し話は変わって、ここで通信制限に出てくる単位の話を少しさせていただきます。
よく「Mbps(メガ・ビーピエス)」「Kbps(キロ・ビーピエス)」って出てくるんですけど、通信速度の単位のことを表しています。
大きさでいうと「Kbps<Mbps」と把握しておけば問題ないです!
で、使い放題であるハイスピードモードは3日間で10GBまでで規制がかかった場合は、通信速度が1Mbpsとなります。
なのでWEBの読み込みはスムーズですし動画もストレスなく見る事が出来ます。
そして規制がかかる時間が18時~翌日2時の計8時間となるので比較的ゆるい制限となります。
料金はかかるの?
ハイスピードプラスエリアモードを設定した月に、
別途LTEオプション料金1,005円が発生します。
なので基本的には無料で利用する事は出来ないので注意してください。
ただし自分の契約したプロパイダによっては
LTEオプションの料金1,005円が実質無料になる場合があります。
たとえば、GMOとくとくBBの場合は「LTEオプション無料プラン(3年)」に契約していればLTEオプションは無料となります。
またauスマートバリューmineに加入している人も無料となります。
auのスマホや携帯を利用している人はスマートバリューmineに加入しても良いかもしれません。
また今契約中の人はプロパイダにお問い合わせをして、
ハイスピードプラスエリアモードが無料となるオプションがあるのか確認すると良いですね。
規制はあるの?
そして、最も重要なのはハイスピードプラスエリアモードの規制についてです。
ここを把握しないとかなり損をしてしまうので注意しましょう。
ハイスピードプラスエリアモードは
高速でありながら障害物に強くどこでも電波が届きやすいという大きなメリットを持っています。
しかし月7GB以上使用すると制限がかかり超低速である128Kbpsとなってしまいます。
使い放題の3日間10GBの通信制限は1Mbpsになりますが、
Kbpsの1,000倍がMbpsとなります。
ということは、明らかに128Kbpsは超低速だということがわかりますよね。
つまり128KbpsになるとWEBの読み込みに約5~10秒はかかってしまいますし、
動画は低画質でありながら途中で切れてしまう可能性があります。
しかも月末まで通信制限が解除されないというデメリットがあるので、かなりのストレスがかかります。
そして最も怖いと感じる部分は、たとえば使い放題プランの人がハイスピードプラスエリアモードに切り替えたとします。
そして月7GBまで到達し制限がかかった場合、
いくらハイスピードモードに切り替えたとしても同じく128Kbpsの通信速度になってしまいます。
簡単にいうと、元々は月末まで無制限で利用出来ていたのにハイスピードプラスエリアモードのせいで
月末まで128Kbpsの規制がかかってしまうということです。
よくここで引っ掛かる方が多く見受けられます。
ハイスピードエリアモードの7ギガ超えたら通常モードも道連れで速度制限かかるのか…💦
まだまだ7月まで遠いな…— aimaiマン (@aimai_0305) 2018年6月8日
ハイスピードプラスエリアモードを選択している状態で通信するとWiMAX/LTEにかかわらず月7GBの制限がかかるのか。早めに気づいて良かった。切り替えが面倒だな
— タマニチェンジ (@qtamaki) 2018年6月2日
やらかした!!
WiMAXでハイスピードエリアモードを調子にのって使いすぎ、速度制限がかかった模様。
解除方法もなさそうだわ。
知らなかったー!!
何事も失敗は大事ですねー。#ハイスピードエリアモード#WiMAX— おっきなお風呂 (@okina_ofuro) 2018年5月14日
普段から使い放題プランのように10GBまで利用してしまったら、
すぐに低速化になってしまいます。
なので使いすぎに十分気をつける必要があります。
もしハイスピードプラスエリアモードを利用するなら、
WiMAX回線では電波が届きにくいうえ緊急な事が起こった際だけ利用するという使い方であればオススメです。
以下は、通信量を目安にしたものなので
自分が何をどのくらい利用しているのかチェックしてみて下さい。
1回あたりの通信量 | 3GBあたりの回数 | 7GBあたりの回数 | 10GBあたりの回数 | |
---|---|---|---|---|
Webブラウジング (スマホ版Yahoo!トップページ) |
236KB | 13,014ページ | 30,323ページ | 43,337ページ |
Twitter (140文字のツイートをした場合) |
約155KB | 約1万9820ツイート | 約4万6180ツイート | 約6万6000ツイート |
メール (約300文字のメールを送った場合) |
約4KB | 約7万6800通 | 約17万9000通 | 約25万5800通 |
YouTube (720p動画を視聴した場合) |
約30MB/分 | 約100分 | 約230分 | 約330分 |
ハイスピードプラスエリアモードの設定方法
以上のことをふまえて
「それでもハイスピードプラスエリアモードを使いたい!」
ということであれば設定方法を今からお話します。
まずWiMAXには「ハイスピードプラスエリアモード」が備わっている端末と、
備わっていない端末があります。
以下、参考にしてみて下さい。
W05、WX04、W04、W03、W02
WX03、WX02
WiMAX端末本体のハイスピードプラスエリアモードの設定
で、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えるための設定は
2つあって「端末本体」と「WEBサイト」から設定することができます。
では先に「端末本体」での設定方法を説明していきますね。
その1:
まずWiMAXの端末本体にあるディスプレイの「ホーム画面」から「通信モード設定」をタッチします。
その2:
タッチすると通信モード設定の画面に
「ハイスピード」「ハイスピードプラスエリアモード」の項目が出てくるので、
「ハイスピードプラスエリアモード 」を選択して下さい。
その3:
次に注意画面が出てくるので「OK」を選択して下さい。
その4:
で、画面右上の「レ点マーク」をタッチすれば設定完了となります。
ちなみに「ディスプレイにハイスピードプラスエリアモード が表示されていない!」
という人もいるかと思います。
そういう人も次の「WEBサイトから設定」すれば解決できます!
WEBサイトのハイスピードプラスエリアモードの設定
まず最初にやっておきたいこととして変更設定を行うパソコンやスマホと?自分のWiMAXが接続されているのか確認しましょう。
その1:
次にパソコンやスマホから?「Speed Wi-Fi NEXT設定ツール」もしくは「クイック設定Web」を開く必要があります。
「Speed Wi-Fi NEXT設定ツール」もしくは「クイック設定Web」の
URLは【http://speedwifi-next.home】となります。
その2:
「管理者パスワードの初期設定」が出てくると思います。
「管理者パスワードの初期設定」とは、
Speed Wi-Fi NEXT設定ツールにログインするためのパスワードを設定するという事です。
なので自分の好きなパスワードを入力して下さい。?→再度「詳細設定TOPへ」に飛んで下さい。
その後、認証が必要となるので「ユーザ名」と「パスワード」を打ち込みます。
?(※ユーザー名は「admin」で固定されています。パスワードはSSIDのパスワードか、IMEIの下5桁、先ほどの新しい自分の好きなパスワードのどれかを打ち込みます。)
その3:
ログインができたらメニューに「設定」があるので選択して下さい。
その4:
次にメニューの「WAN設定」から「基本設定」を選択して下さい。
そうすると「ハイスピードプラスエリアモード規制」を「オン」にするか「オフ」にするか選ぶ項目が出ててきます。
ここで「ハイスピードプラスエリアモード規制」のオン・オフのそれぞれの役割をお話しますね。
オン
端末本体や「Speed Wi-Fi NEXT設定ツール」のWEBサイトから
通信モードを「ハイスピードプラスエリア」に切り替える事が出来なくなります。
利用料金をかからないようにしたい場合は「オン」に設定します。
オフ
端末本体や「Speed Wi-Fi NEXT設定ツール」のWEBサイトから
通信モードを「ハイスピードプラスエリア」に切り替える事が出来ます。
「ハイスピードプラスエリア」を使用したい場合は「オフ」に設定します。
ちなみにディスプレイに表示されていない人は
「ハイスピードプラスエリアモード規制」を「オン」にしていたかと思います。
ハイスピードプラスエリアモードを使いたい場合は「オフ」にして下さい!
その5:
次に「適用」を選択します。
そして「続行」を選択すれば設定完了となります。
先ほどお話したようにハイスピードプラスエリアモードにすると、
基本的に利用料金が発生するのと通信制限がかかると月末までWiMAX回線も通信制限にかかります。
なので使用する際は「ハイスピードプラスエリアモード」にずっとつなぎっぱなしにしないようにしましょう!
利用する際は十分に注意して下さい。
まとめ
以上のことから、ハイスピードプラスエリアモードのことをまとめると・・・
- ハイスピードプラスエリアモードはau 4G LTE回線を月7GBまで利用できる通信モードのこと
- ハイスピードモードはWiMAX回線を無制限で利用できる通信モードのこと
- 基本的に別途オプション料1,005円が発生するが、
プロパイダのオプションやauスマートバリューmineによって無料になる - 緊急時だけハイスピードプラスエリアモードを利用しよう!
主にハイスピードプラスエリアモードで利用するのはすぐに速度制限がかかるのでやめましょう。
緊急時だけ利用することをオススメします!
以上で、ハイスピードプラスエリアモードについて解説させていただきました!
参考になりましたか?
コメント
この記事へのコメントはありません。