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ポケット型Wi-Fiを購入しようと色々調べていく中で
『WiMAX』と『WiMAX2+』というキーワードをよくみかけませんか?
「WiMAXは旧回線でWiMAX2+は新しい回線かな?」
と簡単に理解している方も多いと思います。
実際にその解釈でも問題はありません。
では、WiMAXとWiMAX2+って具体的にどう違うのかな?
と疑問に思っている方に、今回はWiMAXとWiMAX2+は
どのように新しくなってどんな違いがあるのかわかりやすく紹介していきます。
ポケット型Wi-Fiを購入するうえで参考になれたら嬉しいです!
WiMAXとは
WiMAXとは、UQコミュニケーションズ株式会社が提供している『UQWiMAX』というWiFiルーターのことを指します。
一般的には【WiMAX=ポケット型Wi-Fi・モバイルWiFiルーター】と言われています。
しかし本来WiMAXはUQコミュニケーションズ株式会社が提供している無線通信技術の規格のひとつとなります。
もうちょっと詳しく説明すると、WiMAXは『Wordwid Interoperability for Microwave Access』の略で、携帯電話やスマホ(3G/4GLTE)と同じ「移動体通信方式」を採用しています。
そしてマイクロ波という電波を利用した世界標準の無線通信技術の規格のひとつとなります。
携帯やスマホと違うところでいえばWiMAXは通話やメールをすることが出来ません。
あくまでネット環境を整えるためのインターネットサービスということになります。
WiMAXは高速通信回線の利用が難しいとされていた地域でも、高速通信を可能とするために提供され始めました。
WiMAX2+とは
一方WiMAX2+とは、簡単にいうとWiMAX回線が進化した新しい無線通信技術の規格のひとつとなります。
旧回線のWiMAXより通信速度が大幅に高速化されています。
WiMAX2+は2013年に開始されたので提供エリアはまだまだ拡大中です。
2013年に開始された回線という事は2009年に開始されたWiMAXに比べて
利用できるエリアは一見少ないように思いますよね。
ですが、たとえWiMAX2+が利用できないエリアであっても現在UQコミュニケーションズで取り扱っている端末にはWiMAX回線やau 4GLTE回線を上手く切り替えてインターネットに接続することができます。
さらに、あとで詳しく説明しますがWiMAXよりWiMAX2+の方が提供エリアが広くなっています。
なので開始されたばかりの回線だからといって、提供エリアが狭く電波が届かないという訳ではないんです。
そして、今契約する人は基本的にWiMAX2+回線で契約することになります。
WiMAXとWiMAX2+を徹底比較
回線速度の違い
では、WiMAX回線とWiMAX2+回線はどのような違いがあるのでしょうか?
まずWiMAXとWiMAX2+を比較し確認してみましょう。
WiMAX | WiMAX2+ | |
---|---|---|
最大通信速度下り | 13.3Mbps(初期40Mbps) | 110Mbps/220Mbps/440Mbps |
通信制限 | なし | 通常プラン月7GB 使い放題・無制限プラン (3日間10GB利用した場合 速度制限あり) |
通信速度をみるとWiMAXは最大速度が40Mbpsから13.3Mbpsに縮小し、
WiMAX2+の最大速度は110Mbpsから440Mbpsと徐々に拡大しています。
しかもWiMAX2+の最大通信速度は光回線の平均速度100Mbpsを上回っていることがわかります。
ということは旧回線であるWiMAXでは「動画やゲームの読み込みが遅い!」
と感じていた部分が、WiMAX2+では光回線と同じ感覚でストレスなくインターネットの利用が出来るということになります。
そして通信制限を確認するとWiMAXは通信速度は劣るものの、速度制限を一切設けていませんでした。
一方WiMAX2+では、使い放題プランを選択した場合でも、
3日で10GBの速度制限がかかるという欠点があります。
提供エリアの違い
次にWiMAXとWiMAX2+の提供エリアを比べるとどうでしょうか?
2009年からWiMAXを提供していたこともあって、一見WiMAXの方が提供エリアが広いのかな?と思ってしまうかもしれません。
しかし以下4つの地域の提供エリアをご覧ください。
(ピンクのエリアがWiMAX2+回線でオレンジのエリアがWiMAX回線です。)
東北エリア
関東エリア
関西エリア
九州エリア
全国的にみてみるとWiMAXは縮小しWiMAX2+が拡大していることから
WiMAX2+の提供エリアの方が明らかに広くなりました。
ちなみにWiMAX及びWiMAX2+回線は高周波を利用しているので
「障害物に弱い」「壁を避けにくい」といったことがあり地下鉄では繋がりにくい傾向があります。
しかしWiMAX2+回線は現在東京メトロ・西武鉄道・相模鉄道の全駅で利用することができ、その他の地下鉄でも使えるように拡大すると発表しています。
WiMAX2+は場所を気にせずどこでも高速通信でインターネットが出来るので、
今後期待ができる回線と考えられます。
端末の違い
現在UQコミュニケーションズでは、主にWiMAX2+の回線を優先した端末が販売されています。
また先ほど説明したように販売されている端末の中にはWiMAX2+回線とWiMAX回線、au 4GLTE回線を上手く自動で切り替えてインターネットに接続することができる端末もあります。
以下の端末はWiMAX2+に対応しているのでチェックしておきましょう!
Speed Wi-Fi NEXT WX05/W05/WX04/W04/WX03/W03/W02/W01/WX02/WX01
Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15/NAD11/HWD14
ちなみに2014年以前に販売されていたWiMAXには『ノーミリットモード』があります。
これはWiMAXならではの速度制限なしで利用が出来るサービスです。
しかし現在はノーミリットモードが廃止し製造終了となっています。
AtermWM3800R/URoad-Aero/ Wi-Fi WALKER WiMAX HWD13
Wi-Fi WALKER DATA08W/AtermWM3600R/etc・・・
以上のことからWiMAX自体の端末はすでに提供しておらず、
ほとんどWiMAX2+に移行していることがわかりました。
WiMAX回線は停波する
WiMAXとWiMAX2+について紹介させていただきましたが、
2018年にWiMAXはすべてWiMAX2+に完全移行する予定となっています。
なので「WiMAXとWiMAX2+どちらにしよう・・・」と迷っていても
結局WiMAX2+で契約することしか出来ないので特に心配する必要はありません。
なぜWiMAX2+に完全移行する予定なのかというと、
携帯電話などの通信業者にはそれぞれ利用できる『電波帯域』が総務省から割り当てられるんです。
で、WiMAX回線を提供しているUQコミュニケーションズには30MHz分が割り当てられてWiMAX2+の提供開始と同時に20MHzが追加で割り当てられたんです。
でもWiMAXよりさらに高速通信が可能となったWiMAX2+のニーズが増えて、元々あったWiMAXの帯域を使う必要があったんです。
そのためWiMAX2+の拡大に伴い帯域が足りなくなったことから、
今後WiMAXは停波しWiMAX2+に完全移行することが決定されています。
まとめ
WiMAX回線は停波するので今から契約するとWiMAX2+回線しか選べません。
よって契約する際に最も重要なのはプロパイダ選びということになります。
WiMAX2+を提供している約20社以上のプロパイダから
料金面やサービス面を考慮して自分に見合ったプロパイダを選択するだけです。
ということでWiMAXとWiMAX2+についてまとめると、
- WiMAXはUQコミュニケーションズ株式会社が提供している無線通信技術の規格のひとつ
- WiMAX2+はWiMAXが進化した新しい無線通信技術の規格のひとつ
- WiMAXは廃止予定、今から契約するならWiMAX2+回線一択
- 重要なのはプロパイダ選び!
となります。
WiMAXの速度制限なしは魅力的でしたが、
WiMAX2+の高速通信や提供エリアの拡大には、
インターネットを快適に利用するにあたり大きな期待が持てます。
以上WiMAXとWiMAX2+について紹介させていただきました。
ぜひ今回の記事を参考にしてみて下さい。
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