本記事ではiPhone内の大切なデータを直接転送できる機能「クイックスタート」の移行手順や注意点について解説しています。

「バックアップ取ってないけどデータを移す方法を知りたい」
「パソコンやiCloudを使わずに低コストでデータ移行する方法を知りたい」
そんな方はクイックスタートを利用すれば、今までのiPhoneと新しいiPhoneをかざすだけで、超簡単にデータ移行することができます。
Wi-Fi環境が自宅にない方でも、手軽にできるデータ移行方法なので是非試してくださいね。
もちろん、iPhone13を購入したあなたは、この「クイックスタート」を利用すれば、今まで利用していたiPhoneから簡単にデータを移行できます。

クイックスタートを利用する上での事前準備や注意点も解説していますので、あなたもスムーズにデータ移行ができるようになります。
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目次
クイックスタートの利用手順
では事前準備ができた所で、クイックスタートを利用して新しいiPhone・iPadにデータを移行していきましょう!
左が新しいiPhoneで右が今までのiPhoneとして参考にしてください。
step
1今までのiPhoneと新しいiPhoneを用意する

▲(左)新しいiPhone (右)今までのiPhone
新しいiPhoneは「こんにちは」が出ている状態にする。
step
2「新しいiPhoneを設定」のポップアップが出てくるので「続ける」をタップ

▲(左)新しいiPhone (右)今までのiPhone
今までのiPhoneにポップアップが表示されます。
step
3カメラでモヤモヤを読み取る

▲(左)新しいiPhone (右)今までのiPhone
今までのiPhoneに青色のモヤモヤが表示され、新しいiPhoneのカメラが起動するのでかざして読み取ってください。
step
4画面ロックのパスコードを入力

▲(左)新しいiPhone (右)今までのiPhone
今までのiPhoneで利用していた画面ロックのパスコードを入力する。
step
5Touch IDやFace IDを設定する
生体認証は後でも設定ができるので、ここではスキップしても大丈夫です。
step
6Apple IDのパスワードを入力

▲(左)新しいiPhone (右)今までのiPhone
パスワードを入力したらサインインしてください。
step
7「iPhoneから転送」をタップ

▲(左)新しいiPhone (右)今までのiPhone
step
8利用規約に「同意」する

▲(左)新しいiPhone (右)今までのiPhone
step
9画面に沿って設定を進める
ここでは、「エクスプレス設定」「iMessage設定」「Apple Watch設定」「App解析設定」などが出てきますが、後で設定を変更することもできるのでスキップしても大丈夫です。
step
10転送がはじまる
「データを転送中」の表示がでるので、しばらくそのままで待ちましょう。
step
11転送が完了したらデータ移行終了
「転送を完了」と表示されたらデータの移行は完了です。
新しいiPhoneを利用できるようになります。

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クイックスタートを利用する際の事前準備
クイックスタートや注意点について理解を深めたところで、ここからはクイックスタートを利用する上での事前準備をしていきましょう!

新しいiPhoneのストレージ容量を確認する
もしこれから新しいiPhoneを購入しようと考えているのであれば、ストレージの容量を確認してから購入するようにしましょう。
今までのiPhoneのデータ全てを新しいiPhoneに移すとなった場合、iPhoneストレージがデータ容量よりも少なくては、移行することができません。
先のことも考えて、ストレージ容量は少し余裕を持ってiPhoneを購入しましょう。
OSのバージョンをiOS 12.4以降にソフトウェアアップデートしておく
クイックスタートを利用するにはiPhoneのOSが「ios 12.4以上」である必要があります。
ios 12.4未満であった場合、最新のOSにソフトウェアアップデートしておきましょう。
バージョンアップの内容にもよりますが、しばらくバージョンアップしていないと数時間かかる場合もありますので、寝ている間や時間の余裕がある時に行うことをおすすめします。
新しいiPhoneは初期化する
新しいiPhoneは工場出荷時の状態(こんにちはの画面)でないとクイックスタートを利用することができません。
Appleで購入した場合は最初から初期化されている状態なので何もする必要はありませんが、ショップでiPhoneを購入した場合は開通確認でSIMを差し替えられホーム画面が表示できる状態で渡されることがほとんどです。
その際はiPhoneを初期化する必要があります。
iPhone初期化方法
- iPhoneの「設定」アプリをタップ
- 「一般」をタップ
- 下の方に「リセット」があるのでタップ
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
- 「今すぐ消去」

間違えて今までのiPhoneを初期化しないようにね!!
Wi-Fi環境に接続する(推奨)
クイックスタートはWi-Fi環境がなくてもデータ移行ができるとお伝えしましたが、もしWi-Fi環境があるのであればWi-Fiに繋ぐことをおすすめします。
Bluetoothでもデータ移行はできますが、Wi-Fiに繋いだほうが移行時間が早く済む場合もあります。
膨大なデータを移行するのであれば、Wi-Fiに繋ぎましょう。
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iPhoneを機種変更したときにデータ移行をする4つの方法とは?
機種変更の方法は全部で4種類あります。自分にとって適切な方法がどの方法になるのかを確認してみましょう!
- クイックスタート
- iPhone同士でのデータ移行
- パソコン(iTunes)を利用したデータ移行
- iCloudを利用したデータ移行
以下で詳細をご紹介するので、参考にしてくださいね。
クイックスタート
端末をかざして直接データを移行する新しい方法です。
iOS 12.4で初登場した方法になるので意外と知らない方も多いかもしれませんね。
旧端末を新しい端末にかざすだけなのでバックアップを取る必要がなく、比較的短時間で移行を完了させられます。
必要なものが一切なく、端末さえあれば移行を完了させられるので、今回ご紹介する方法の中で一番おすすめな方法になります。
パソコン(iTunes)を利用したデータ移行
WindowsもしくはMacなどのPCを持っている場合はitunes を利用したデータ移行が可能です。
パソコンの中にデータを保存し、そのデータを新しい端末に移すというもので、一番オーソドックスな方法になります。
この方法は、パソコンを持っている方のみに有効で、事前にバックアップを取っておかなくてはなりません。
移行するデータの量によってはバックアップに数時間かかることも珍しくないでしょう。
一番オーソドックスで多くの方に知られている方法ですが、忙しく時間がない方にはあまり向かない方法になります。
iCloudを利用したデータ移行
PCを持っていない方は、iCloudを利用したデータ移行が主流になります。
クラウド上にデータを保存し、新しい機種でクラウドから端末に移行させるというもので、用意するものは特にありません。
スマホがあれば利用できる方法ですが、無料版の場合5GBに設定されています。
最大で2TBのストレージ利用が可能ですが、そのためには課金をしなければなりません。
スマホの容量が5GB以下という方はかなり少ないので、iCloudを使用した方法でデータ移行をする場合は、課金をしなければならなくなるでしょう。
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機種変更時も超簡単にデータ移行できる「クイックスタート」とは?
そもそも「クイックスタート」が何かわからないという方も多いのではないでしょうか。
iPhoneのデータ移行方法といえば、「パソコンに繋いでiTunesで移行」、「iCloudを利用して移行」、「Wi-Fi環境が必須」といった方法や認識が皆さんの中でもありますよね。
冒頭でも少しお伝えしたように、クイックスタートとは今までのiPhoneと新しいiPhoneをかざすだけで、新しいiPhoneやiPadにデータを直接転送でき、Wi-Fi環境がない方でもBluetoothを利用してデータ移行することができる機能のことです。
あくまでもクイックスタートはデータを移行する1つの手段であり、バックアップをしてるわけではありません。データを移行する前でもあとでもいいので、万が一のためにバックアップは別途取っておくことをおすすめします。
クイックスタートは非常に便利で簡単にデータ移行できるので、これからはデータ移行に対して抵抗を持つ必要はありません。
しかしクイックスタートを利用してもデータが移行ができないものも存在します。
クイックスタートについて理解できた所で、何のデータが移行できるかをこれからお伝えしていきます。
クイックスタートで出来ること
クイックスタートで移行できるものは以下の通りです。
移行できるもの
- 電話帳
- 画像
- 動画
- Wi-Fiの設定
- 壁紙
- アイコンの位置
- ブックマーク
- カレンダー
など
必要最低限なものはクイックスタートで全て移行することができます。
壁紙やアイコンの位置までそっくりそのまま新しいiPhoneに反映されるので、どこに何のアプリがあったのか探す手間もありません。
新しいiPhoneも今まで通りに使うことができます。
iPhoneのデータ移行がかなり手軽にできるようになりましたね!
なおクイックスタートでデータが移せるものがあるように、移せないデータもありますので確認しておきましょう。
クイックスタートの注意点
クイックスタートの機能を利用しても個別にデータの移行が必要なものもでてきます。
これはパソコンやiCloudを使ったデータ移行であっても必要なものなので、クイックスタートだから必要というわけではありません。
Apple Payはセキュリティコードが必須
iPhoneにクレジットカード情報を登録することのできる便利な機能「Apple Pay」ですが、再度クレジットカード裏面のセキュリティコードの入力を求められます。
クイックスタートでカード情報は移行されますがそのままでは利用することができないので、手元にクレジットカードを用意しておきApple Payがすぐに利用できる状態にしておきましょう。
モバイルSuicaは手動で移行する
モバイルSuicaについては新しいiPhoneで設定し直す必要があります。
iPhoneはWallet Appを利用することでSuicaやPASMOを設定することが可能です。
通勤・通学面で非常に便利な機能で、わざわざ鞄やお財布から定期を出す必要もなく、iPhoneを持っていればワンタッチで改札を通ることができるので、利用している方も多いのではないでしょうか。
新しいiPhoneに機種変更した場合は、今までのiPhoneでSuicaの情報を一度削除する必要があります。
削除してもデータは残ったままなので、新しいを再度Suicaを設定してあげれば復元することができます。
詳しくはJR東日本の公式サイトにてご確認してみてください。
Googleアカウントは再度ログインが必要
Googleアカウントについても再度新しいiPhoneでログインが必要になります。
iPhoneユーザーの方でも、日々Googoleサービスにお世話になっていることでしょう。
GmailやGoogleドキュメント・スプレッドシート、YouTubeなどもGoogleアカウントにログインすることで今までのデータをそのまま利用することができます。
Googleのアカウント情報(Gmail・パスワード)は必ず必要になってくるので、忘れないように控えておきましょう。
LINEアカウントなど他社アプリの引継ぎは別途必要
LINEは引き継ぎ設定を行うことで、今までのトーク履歴やトークグループ、購入したスタンプや着せ替えをそのまま移すことができます。
LINEのゲームはLINEにログインすればそのままデータが移りますので、LINEのアカウント情報が重要になってきます。
旧機種で同じOS間であれば以下のデータの引き継ぎが可能になります。
メモ
・友だち、グループ
・プロフィール情報
・アルバム、ノートの情報
・タイムライン
・スタンプ⋅着せかえ⋅絵文字
・Keepに保存したデータ
・LINE連動アプリ⋅サービスの情報
・LINE Pay⋅LINEポイント残高
・LINEコインなどのアプリ内通貨
・トーク履歴(事前にバックアップが必要)
LINEの詳細な引き継ぎ方法は、以下の記事で解説していますのでご参考にどうぞ!
>>LINEの引き継ぎ方法を完全解説!トークを復元して機種変更もこれで安心!
LINEに限らず、外部のアプリ(銀行アプリ・ポイントアプリ・アプリゲームなど)は個々に引き継ぎ方法が異なってきます。
大体のアプリは登録したときのアカウント情報でログインすれば再度利用することができますが、詳細は各アプリの引き継ぎ方法で調べてみてください。

クイックスタートのメリット
クイックスタートは以下のようなメリットから手軽で便利と言えるでしょう!
メリット
- バックアップしてなくてもデータ移行ができる
- Wi-Fi環境が必須ではない
- 手間が少なく簡単
- iPhone以外に用意するものがない
パソコンを立ち上げてケーブルで繋ぐ必要もないですし、iCloudに課金してストレージを増やす必要もありません。
必要なのは今までのiPhoneと新しいiPhoneだけなので、コストや手間の削減も可能ですね。
クイックスタートのデメリット
クイックスタートのデメリットについても見ていきましょう。
デメリット
- 今までのiPhoneが手元にないとデータ移行できない
- 破損や水没などで操作ができない場合データ移行できない
- データ移行中は操作ができない
クイックスタートは今までのiPhoneと新しいiPhoneが手元にあってはじめて利用できる機能です。
紛失したりしない限りは問題ないでしょう!
画面割れや液晶ヤケなどで画面の操作ができない場合もクイックスタートを利用できないので、iPhoneは大切に扱いましょう!
クイックスタート利用時によくある質問
ここではクイックスタート利用時によくある質問をまとめています。
新しいiPhoneに「SIMなし」の表示が出てくる時はどうしたらいい?
新しいiPhoneにSIMが入っていない状態なので、今までのiPhoneから入れ替えてください。
電波が入り通信できる状態になります。
SIMカードを差し替えるタイミングはいつ?
SIMを差し替えるタイミングはいつでも大丈夫です。
SIMはあくまで電話やデータ通信を行う為のチップであり、データには何も影響ありません。データ移行を行う前でも良いですし、データ移行後でも大丈夫です。
eSIMを利用している方は、再度SIMの再発行が必要になってきます。
eSIM再発行は各キャリアのマイページから行うことが可能です。
クイックスタートでのデータ移行はどれくらい時間がかかる?
データ移行の時間は移すデータ容量や通信環境によって変わってきますので一概に何分という明確な時間はお伝えできません。
目安としてアプリもほとんど使わず写真や動画も少なければ2〜30分程度で終わる方もいますし、かなり使い込んでおり膨大なデータがある方は数時間かかることもあります。
特にソフトウェアアップデートを挟んでしまうと1〜2時間は覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
少しでも早く終わらせたいのであれば、Wi-Fi環境で通信が集中していない時間帯に行うのがいいかもしれません。
また、iCloudアカウント情報をしっかり把握しておくことも重要ですね。
データ移行をする際は、時間に余裕を持って行うことをおすすめします。
クイックスタートでデータ移行したあと旧端末のデータはどうなる?
今までのiPhoneでも電話帳や写真、動画などデータは消えることなく残ったままになります。
ただLINEは同じアカウントを両iPhoneで利用できないなど、一部アプリは今までのiPhoneで利用できなくなるものも存在します。
AndroidからiPhoneにするときもクイックスタートは使える?
クイックスタートはiPhoneからiPhone、iPadからiPadなどAppleのデバイスでしか利用することができません。
もしAndroidからiPhoneにデータを移行したいのであれば「iOSに移行」アプリを利用しましょう。
クイックスタートと同様に電話帳や写真・動画、ブックマークやカレンダーを移行することが可能です。
>>Android から iPhone、iPad、iPod touch に移行する(Apple公式サイト)
クイックスタートに失敗してしまったら?
クイックスタートがうまくいかない、または全然完了しないという場合は失敗してしまっている可能性があります。
失敗してしまう原因は、操作ミスもしくはiPhoneの不具合が考えられます。
その場合、下記の方法を試してみましょう。
- 新旧のiPhoneを強制再起動
- 「こんにちは」が表示される初期画面までリセット
- iOS・Apple IDなど詳細設定をし直す
上記の方法を全て試してもうまくいかない場合は、iPhoneの初期不良の可能性があります。
iPhoneのカスタマーセンターに連絡を入れ、対応を仰ぎましょう。
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まとめ:データ移行はクイックスタートを利用すれば簡単!安心して機種変更しよう!
データ移行も今ではいろんな手法やアプリを使う方法がありますが、Apple公式のクイックスタートを利用すれば安心して簡単に新しいiPhoneへのデータ移行ができますね。
手間も少なくiPhoneさえあれば、パソコンやiCloudへの課金も不要です。Wi-Fi環境が自宅にない方でも安心してデータ移行をすることが可能。
ただクイックスタートはデータ移行の1つの手段であり、バックアップとは別物になりますので、普段から万が一のことを考えてバックアップはしておきましょう。
データ移行が不安で新しいiPhoneに機種変更することを躊躇っていた方は、クイックスタートを覚えたことで安心して機種変更することができますね。
各携帯キャリアでの購入サポートを利用すれば最大半額で最新iPhoneを持つことだって可能です!
さらにはキャンペーンも随時行っているので、通常よりも安く最新iPhoneを入手して新しいiPhone生活を楽しんでください。
是非、iPhoneの最新情報もチェックしてみてください。
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