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自宅に固定回線を引けない人の選択肢として最近人気が出てきているのがホームルーターです。
そんなホームルーターの中でもSpeed Wi-Fi HOME L01sは
- 沢山インターネットを使うから速度制限が緩い回線を選びたい
- ホームルーターの中でも速度が速い端末が欲しい
そんなニーズを抱えるユーザーから高い支持を得ています。
確かにL01sはWiMAX回線(3日で10GB)を使用しているため3日で7GB制限のあるLTEのポケット型Wi-Fiよりも速度制限は緩いです。
そしてLTE回線を使用したホームルーターの代表格ソフトバンクエアー(最大261Mbps~350Mbps)よりも速い最大440Mbpsに対応しています。
速度制限と回線速度を気にする人であればL01sは最適な選択肢であるように思えます。
しかし!数字だけを見て判断するのは非常に危険です!
公式サイトに記載されている最大速度は最も理想的な環境で速度測定を行った場合に理論上は出る速度ということになります。
WiMAX回線というのは特に周波数の関係で障害物の干渉を受けやすいため、最も理想的な測定環境としては「屋外」であることになります。
しかしながらホームルーターは壁や扉など速度低下の原因となる障害物が沢山ある「屋内」で利用することが前提の端末です。
であることを考慮すれば、はっきり言って公式サイト等に記載されているスペックはあまりあてになりません。
つまり、ホームルーターを選ぶ際に参考にするべきは公式サイト上の数値ではなく実際に自宅で使った場合の速度です。
というわけで本記事では実際にL01sを自宅内で使って、回線速度の測定や繋がりやすさの検証をしてみたいと思います。
L01sが気になる方は是非購入前に参考にしてみてください!
測定条件
実際に速度レビューを行う前に「あえてホームルーターを選ぶ理由」というのを思い起こしてみましょう。
モバイルルーターであれば自宅でも外でも使うことが出来ますが、ホームルーターは据え置きタイプなので自宅でしか使うことが出来ません。
そんな制約があるホームルーターですが
- 同時接続数台数が多い
- 接続距離が広範囲
という点で自宅で使う場合にはモバイルルーターよりも優れているから、という点があえてホームルーターを選ぶ理由だったはずです。
というわけで、ここでは
「同時に複数台を接続してみる」
「ルーターから離れた場所で測定してみる」
という2つのポイントを考慮して測定を実施してみたいと思います。
というわけで今回の測定環境は以下の通りです!
測定端末
今回L01sの速度と比較するのはBroadWiMAXで契約中のW05です。
それぞれの端末スペックは以下の通りです。
L01s | W05 | |
---|---|---|
製品名 | Speed Wi-Fi HOME L01s | Speed Wi-Fi NEXT W05 |
製造元 | HUAWEI | HUAWEI |
対応ネットワーク | WiMAX 2+ au 4G LTE |
WiMAX 2+ au 4G LTE |
質量 | 約450g | 約131g |
外形寸法(mm) | 約H180×W93×D93mm | 約W130×H55×D12.6mm |
最大同時接続数 | 計42台(LANポート×2台、Wi-Fi SSID×2×20台) | Wi-Fi:10台 Bluetooth:3台 |
最大速度 | 最大440Mbps | 最大758Mbps |
スペックだけを見ると、正直最大速度が速いW05の方に軍配がありそうです。
しかし今回は特殊な測定環境で測定を実施するので結果はまだ分かりません。
3台を使用
今回測定に使用するのはiPhoneX、HUAWEI nova lite、HUAWEI MediaPad M3 lite10の計3台です。
ホームルーターの強みは何と言っても同時接続台数です。
基本的にインターネット回線は同時に接続する台数が多くなるほど1回線ごとの速度は低下するといわれています。
W05の最大接続台数は10台なのに対してホームルーターであるL01sは最大48台まで接続することが可能です。
許容台数が多い方が実際に同時接続台数が多い場合、速度は安定するのかというのを今回調べてみたいと思います。
扉を3枚隔てる
ホームルーターの強みは同時接続台数だけでなく電波強度も挙げられます。
通常WiMAX端末はカバンの中やポケットの中など身の回りにおいて使用することを念頭に設計されているため、電波が掴めるのは10m程度と言われています。
さらにWiMAXは障害物に弱いため壁や扉といった障害物があるとさらに電波の掴みは弱くなります。
一方のホームルーターはまさしく家で据え置いて使うことを念頭に設計されているため電波強度は非常に高く、その距離なんと50m以上です。
それであるならば、ルーターから接続端末までの間にしっかり障害物を置いて回線速度の測定を行った方がホームルーターの強みが発揮できると考えました。
というわけで今回は
ルーターを設置した部屋の扉を閉め
さらにリビングの扉を閉め
最後に脱衣室の扉を閉めました。
そうです、測定する場所はなんと
脱衣室です!
これだけ壁や扉の障害物があるならば、明らかにモバイルルーターよりもホームルーターに優位性がありそうです。
速度レビュー
というわけで以上の環境で実際に測定を行ってみました。
結果は以下の通りです。
W05
W05 × iPhoneX
W05 × HUAWEI nova lite
W05 × HUAWEI MediaPad M3 lite
L01s
L01s × iPhoneX
L01s × HUAWEI nova lite
L01s × HUAWEI MediaPad M3 lite
ご覧いただいた通り、HUAWEI nova liteの下り速度だけはW05に負けているものの、他はすべてL01sの圧勝という結果になりました。
まとめ
簡単ではありますが、以上がL01sの速度レビューです。
以上の結果からわかることは
- 自宅に固定回線が引けない
- 家族複数人でインターネットを使用する
という人たちはモバイルルーターを契約するよりも、間違いないホームルーターを契約した方がいいということです。
ちなみにL01sは複数のWiMAXプロバイダで契約が可能ですので、プロバイダ選びに関しては以下の記事を参考にしてみてください。
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