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WiMAXは国内であれば広範囲でインターネットを利用する事が出来ますが「海外でもWiMAXを利用する事は可能」なのでしょうか?
結論からお伝えすると、ずばりWiMAXは利用する事は可能です。
ただし利用条件が超厳しいという事を把握しておく必要があります。
という事で、本記事では海外でWiMAXを利用する方法と
海外でもインターネットを楽しみたい人にオススメの接続方法を紹介します!
ぜひ、参考にしてみて下さい!
WiMAX2+回線は使用出来ない
先にお伝えしておきたいのですがWiMAXには「WiMAX回線」と「WiMAX2+回線」があります。
今からWiMAXに契約する方はWiMAX回線は2020年3月には停波する予定ですので、ほとんどの方はWiMAX2+回線を利用する事になります。
で、日本では主に「WiMAX2+回線」が普及しておりますが、海外ではこの「WiMAX2+回線」を利用する事は出来ません。
つまり以前販売されていたWiMAX回線をまだ利用している方のみ海外で使用する事が出来るという事です。
WiMAXを海外で利用する方法
海外でWiMAXを利用したい場合UQ コミュニケーションズが提供する
「WORLD WiMAX」に加入すればインターネットに接続する事が可能です。
それではWORLD WiMAXについて解説していきます。
WORLD WiMAX
まずWiMAX回線であれば「WORLD WiMAX」でインターネットに接続する事が可能です。
しかし注意して欲しいのは、対応している国が「韓国のみ」となります。
その為韓国以外に渡航する場合は「WORLD WiMAX」を利用する事は出来ません。
また韓国といっても利用可能なエリアは限られるので、KTホームページから利用出来る地域を確認してから手続きを行なって下さい。
次にWORLD WiMAXを利用する場合ですが、現在データ通信カードやSpeed WiFiシリーズの端末はWORLD WiMAXが非対応となっているので、WiMAXの端末本体を利用してインターネットに接続する事は出来ません。
なので海外でWiMAXを利用する場合、特定のパソコンのみ利用が可能となります。
で、特定のパソコンというのは「WiMAXの通信モジュールが内蔵されておりWiMAX接続ユティリティのバーションに対応しているパソコンのみ」利用出来るものを言います。
以下の表を参考に、自分のパソコンは対応しているのか確認してみて下さい。
通信モジュール | WiMAX接続ユーティリティのバージョン | 韓国/KT |
---|---|---|
インテル WiMAX/ WiFiLink5150 |
【1】1.5.0未満 【2】1.5.0以上 |
【1】 【2】 |
インテル Centrino Advanced-N+ WiMAX6250 |
【1】2.3.1未満 【2】2.3.1以上 |
【1】 バージョンアップ必須 【2】 |
インテル Centrino Advanced-N+ WiMAX6150 |
6.1.0以上 | |
Mitsumi WiMAX Network Adapter |
– |
UQの公式サイトだと分かりにくいかと思いますが、
通信モジュールにWiMAXと表記されていても、
上記の「インテル WiMAX/WiFiLink5150」と「Mitsumi WiMAX Network
Adapter」は韓国では使用出来ないので注意して下さい。
それでは、次に「WORLD WiMAX」の手続き紹介します。
以下の流れに沿っていけば簡単に利用する事が出来ます。
その1:渡航前に国内でのWiMAX契約
(※事前にUQまたは日本国内のWiMAXを提供しているプロバイダとの契約が必要です。)
↓
その2:渡航前にバージョン確認
ご利用になるWiMAX搭載のPCのWiMAX通信モジュールとWiMAX接続ユーティリティのバージョンを確認
↓
その3:渡航先のエリア内でWiMAXパソコンを起動
↓
その4:ネットワークの検索・接続
↓
その5:Webブラウザ起動
↓
その6:オンライン加入手続き
↓
その7:サービス利用開始
「WORLD WiMAX」は登録料は一切かかりませんが、24時間3,000ウォンが発生します。(2018円9月現在、日本円で298円となります。)
ちなみにスマホに搭載されている国際ローミングは以下のようになります。
au | ソフトバンク | ドコモ | |
---|---|---|---|
国際ローミング サービス |
au世界サービス | 世界対応ケータイ | WORLD WING(データ通信) WORLD CALL(国際電話) |
つまり国際ローミングよりは料金を安く抑える事が出来るので、
条件が当てはまればお得に利用する事ができるので検討する価値は十分にあります。
では、WORLD WiMAXの利用条件をまとめると・・・
- 韓国に渡航する人
- WiMAX搭載でWiMAX接続ユティリティに対応しているなど特定のパソコンを持っている人限定
「WORLD WiMAX」を利用出来る人はかなり限られてくるので注意して下さい。
ちなみにWiMAXの接続ユーティリティは最後に使用したインターネット先に接続しようとします。
なので帰国後は日本国内のインターネットに変更する事を忘れないようにしましょう。
海外用レンタルポケット型Wi-Fiがおすすめ!
という事で「どうしてもWiMAX回線じゃないと嫌なんだ!」と
こだわりがなければ海外用のポケット型Wi-Fiをレンタルするのがオススメです!
海外用のポケット型Wi-Fiは、現地の回線を利用している事が多いのでWiMAXよりは広範囲でインターネットに接続する事が可能です。
また海外用ポケット型Wi-Fiをレンタルした方が良い理由として・・・
- 料金が安い!
- レンタルなので気軽にインターネットを利用する事が出来る!
の2つが挙げられます。
それでは、それぞれについて解説していきます。
まず海外用のポケット型Wi-Fiを提供しているレンタル会社の料金を確認してみましょう。
海外のポケット型Wi-Fiをレンタルする場合、渡航先とデータ容量によってレンタル料金が異なります。
例えば韓国で考えた場合、以下のレンタル料金となります。
レンタル会社名 | 1日のレンタル料金 |
---|---|
GLOBAL WiFi |
【格安現地受取】 250MB/日:436円/日 500MB/日:696円/日 1GB/日:856円/日 【4G】 250MB/日:536円/日 500MB/日:776円/日 1GB/日:936円/日 【30日】 上限15,000円まで |
イモトのWiFi | 【4G】 500MB/日:680円/日 1GB/日:1,580円/日 【30日】 500MB/日:14,200円/30日 |
エクスモバイル | 300MB/日:650円/日 500MB/日:850円/日 |
Wi-Ho | 300MB/日:750円/日 600MB/日:1,050円/日 1GB/日:1,250円/日 無制限:1,750円/日 |
各キャリアが展開する「国際ローミング」は安くても「980円/24時間」で提供していますが、海外ポケット型Wi-Fiの場合は容量によって料金が安くなるというのは分かりますか?
国際ローミングを使用する場合は、自分の契約しているスマホ1台の利用となる為、1人で海外旅行へ行く分には良いかと思います。
しかし海外用のポケット型Wi-Fiを利用すれば、スマホに限らずパソコンやタブレットに同時接続する事が可能です。
また1台レンタルすれば複数人で利用することが可能で1台のレンタル料を人数で割ればかなり料金を安く抑える事が出来ます。
例えばクローバルWi-Fiの500MBのレンタル料金は936円となるので、2人で共有した場合は468円です。
それが3人、4人・・・と人数が増えれば増えるほどレンタル料金の負担を軽くする事が出来るという訳です。
ちなみに海外用ポケット型Wi-Fiをレンタルする場合はレンタル料の他に「受け取り手数料」や「送料」が発生する事があります。
最初に料金がかかってしまうという点はデメリットではありますが、
キャンペーンによって手数料や送料が無料になる事もあるので各レンタル会社の公式サイトやSNSでキャンペーン情報をチェックしておくと良いでしょう。
次に海外用のポケット型Wi-Fiのレンタル方法は簡単です。
公式サイトからレンタルの申し込みをし郵送もしくは空港でモバイルルーターを借ります。
あとは現地にてスイッチをONにすればインターネットに接続する事が出来ます。
返却方法は、返送もしくは現地や国内の空港に設置してある返却ボックスに入れるだけだったりします。
確かに国際ローミングと比べると、国際ローミングはスマホから簡単に設定する事が出来るので「楽」ではありますが、料金面の安さを考慮すればレンタルの受取・返却の手間は気にならないですよね。
海外SIMカードは?
ちなみに「海外用のポケット型Wi-Fi」の他には「現地の海外SIM」を利用するという方法があります。
現地の海外SIMをスマホに差し替えるだけで、ポケット型Wi-Fiより通信料
を安く抑えてインターネットに接続する事が出来ます。
ただ海外用のSIMカードを利用する場合は「SIMフリーのスマホを購入」もしくは「スマホのロック解除」を行わなくてはいけません。
また現地でSIMカードを購入する場合、SIMカードの種類が多く規格が合わない事もありますし、APN設定が必要だったりSIMカードを差し替える事で電話番号が変わってしまうという事もあります。
つまりスマホに詳しくて現地の言語が話せる人は「現地の海外SIMカード」は向いているのですが、海外旅行が初めての人や「SIMカードの設定がよく理解出来ない!」と思う人は現地の海外SIMカードを利用するのは難易度が高いという事です。
まとめ
それでは改めて上記の事をおさらいしていきましょう!
海外でWiMAXを利用する際の条件は・・・
- 渡航先が韓国でWiMAX対応の特定のパソコンを利用している人のみ!
となります。
また海外でインターネット環境を整える方法として
- コスパを考えると海外ポケット型Wi-Fiをレンタルするのが一番オススメ!
となります。
現地のSIMカードは「SIMカードの規格に詳しい人」であれば利用する価値は十分にあるかと思いますが、海外旅行が初めての人には向いていません。
またWORLD WiMAXは1日約300円もかかりませんから安くはあるんですけど、利用する人はかなり限られるというデメリットがあります。
なので気軽に利用できて料金を安く抑える事が出来る海外用ポケット型Wi-Fiがオススメという事です。
参考になりましたか?
ぜひ、海外用ポケット型Wi-Fiをレンタルしてみて下さい!
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