「iPhoneを買ったはいいけど、どんな設定をすればいいかわからない…」そんな方はいませんか?
iPhoneはスマートフォンという言葉が生まれる前に、誰もが直感的に使える携帯電話端末として世に出てきました。従来のような分厚い説明書は付属していませんし、Appleが公式におすすめの設定を紹介するということもありません。
iPhoneを初期設定のまま利用すると使いにくい部分があったり、逆にiPhoneの使い勝手が劇的に向上する簡単な設定も存在します。また最初に設定しておかないと、個人情報を他人に晒してしまうこともあり得るのです。
この記事ではiPhoneを買ったら必ずするべき設定を22個厳選して紹介します。大まかに分類すると下記の通りです。
おすすめ設定の分類
- やらないと個人情報がモロバレするかもしれない必須設定4選
- バッテリーに関するおすすめ設定2選
- ディスプレイ表示に関するおすすめ設定6選
- カメラに関するおすすめ設定3選
- 通知に関するおすすめ設定3選
- その他おすすめ設定4選
またおすすめ設定に関連する、便利機能も紹介していきます。最後まで読むことで、iPhoneをより安心・快適便利に使うことが可能となるように仕上げました。ぜひ参考にしてみてください!
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目次
やらないと個人情報モロバレ?絶対にするべき設定4選
iPhoneでは絶対にやっておかないと、知らず知らずのうちに個人情報が他人に知られてしまうことがあります。元々はどれも非常に便利な機能ですが…
絶対にするべき設定4選!
- Air Dropの設定を受信しないまたは連絡先のみに設定する
- インターネットの共有設定の他の人の接続を許可をOFFにする
- iPhoneの名前を本名以外に設定する
- SNS・カメラの位置情報の設定をOFFにする
個人情報モロバレと聞くと、「iPhone使うのやめた!」となるかもしれませんが、設定自体は非常に簡単です。怖いと思って使用をやめるのではなく、正しく設定して安全にiPhoneを使いましょう。
Air Dropの設定を受信しないまたは連絡先のみに設定する(iOS16.2以降は不要)
設定方法
- 「設定」
- 「一般」
- 「AirDrop」
- 「受信しない」
- 「連絡先のみ」に設定
AirDropとは、Appleデバイス(iPhoneやiPad・Macなど)間で簡単にしかも素早くデータのやり取りができる機能です。
非常に便利な機能ですが、誰からも受信できる設定にしておくと他の方のAirDropの送信先候補となり、誰でもご自身のiPhoneにAirDropでデータを送ることができてしまいます。
以前はこの機能を利用して見ず知らずのiPhoneに卑猥な写真を送りつける「AirDrop痴漢」という犯罪も発生。現在は受け入れ拒否ができるようになりましたが、かなり問題になりました。また候補として自身のiPhone名称が他人に表示されてしまいます。

某コーヒーショップでAirDropをした時の画面、その他の人は全く知らない方々で、本名と思われる表示の方もいた
iPhoneの名称を「本名+iPhone」としている場合、本名を晒すこととなるため危険です。
設定を「受信しない」にすれば他のデバイスの候補になることはないですし、「連絡先のみ」にすれば連絡先を知っている(最近はLINEでしか繋がっていないことも多いですが…)方のデバイスでのみ候補として現れます。
基本的にはこのどちらかの設定にするようにしましょう。
※iOS16.2のアップデートにより「すべての人」ではなく「すべての人(10分間のみ)」への設定に変わりました。10分経つと「連絡先のみ」に設定が戻る仕様なのでソフトウェアが最新の方は気にしなくていい設定です。
チェックポイント!
連絡先を交換していない知り合いからAirDrop経由でデータを貰いたい場合は、下記の手順でAir Dropの設定を変更すると便利です。
- 画面右上部から下にスワイプ(Face ID搭載端末)もしくは下部から上に向かってスワイプ(Touch ID搭載端末)してコントロールセンターを呼び出す
- 左上のブロックを長押し
- AirDropを長押し
- 設定を変更する
インターネットの共有設定で「ほかの人の接続を許可」をOFFにする
設定方法
- 「設定」
- 「インターネットの共有」
- 「ほかの人の接続を許可」をオフにする
iPhoneが受信する携帯電話回線の電波を他のPCやスマートフォンなどに飛し、インターネットへの接続を可能とするテザリングという機能があります。
「ほかの人の接続を許可」をONにすると、他の人がご自身のiPhoneの電波を使ってインターネットへ接続することが可能です。もちろんパスワードを設定できるので、勝手に電波を使用される可能性は限りなく低いのですが、他の人がWi-Fi接続をしようとするときにご自身のiPhoneが選択肢としてあがってしまいます。
これによりあなたのiPhoneの存在やiPhoneの名称が見ず知らずの人に知られてしまいます。iPhoneの名称を「本名+iPhone」としている場合、本名を晒すこととなるため危険です。

このように他人の端末からご自身のiPhoneの名前が見えてしまう
チェックポイント!
同じApple IDで登録しているデバイス同士なら「ほかの人の接続を許可」がOFFでも接続可能です!

ほかの人の接続を許可をOFFにしていても同じApple IDでログインしている端末には接続可能
従って、「ほかの人の接続を許可」をONにするのは他の人のデバイスや自身のWindosPCといったアップル以外のデバイスに接続するときに限定しましょう。
iPhoneの名前を本名以外に設定する
設定方法
- 「設定」
- 「一般」
- 「情報」
- 「名前」の順にタップし変更する
iPhoneには名前を設定可能です。例えば山田太郎さんがiPhone 14 Proを所有していた場合、「山田太郎のiPhone 14 Pro」という名称になっていることもあるかと思います。
iPhoneの名前に本名を含んでいた場合、前述した通りAirDropやインターネット共有の設定によっては他人のデバイスに本名が表示されてしまうのです。
もちろん上記2つの注意を徹底していれば、自身のiPhoneの名前が他人にもれることはありませんが、何かのタイミングで設定を一時的に変更したまま、戻すのを忘れてしまうことは往々にあり得ます。であるなら元々の名称を変えておいたほうが安心といえるのです。iPhoneの名前に本名が入っている方はぜひ変更しておきましょう。
チェックポイント!
名前は単にiPhoneでOK??
iPhoneの名称は自身の情報は漏れない、でも他の人のiPhoneと容易に区別がついて説明しやすいというものがベストです。
たまに単に「iPhone」だけとすればOKじゃないの?という方もいますが、いざAirDropでデータを送ろうと思った際に、どのデバイスに送ればいいのか判断に困り不便です。また「iPhone」という名前の全く他人のiPhoneがたまたま近くにあった際、誤ってデータを送ってしまうリスクがあります。
例えば筆者は2人の子供の名前を合わせて作った名前をつけています。真莉と太郎で「真太のiPhone」といった具合。これなら個人情報が一切入っていない、でも容易に区別をつけることが可能なのです。
SNS・カメラの位置情報の設定をOFFにする
設定方法
- 「設定」
- 「プライバシーとセキュリティ」
- 「位置情報サービス」
- 「Twitter」or「カメラ」
- 「しない」をチェック
近くの飲食店を探す、ランニング時のペースを管理する、他人に位置情報を伝えて待ち合わせる…今や生活する上で当たり前となった位置情報サービスですが、設定を間違えると他人に位置情報を晒す恐れがあります。Twitterやカメラの位置情報サービスはOFFにしておくとよいでしょう。
Twitterではツイートと同時に位置情報を付与することが可能です。お店の宣伝などに使う場合は宣伝になるので使いようがありますが、個人が位置情報を付与するメリットはかなり限定されるはず。反対にストーカーや空き巣といった犯罪被害につながる可能性があるため原則OFFとし、利用するとしても気を使う必要があります。
なおTwitter自体の初期設定が位置情報の利用サービスはOFFとなっているので、iPhone上の位置情報設定がONとなっていても即時に位置情報を投稿することにはなりません。ただ何かの拍子でTwitterの設定を変えてしまうことも考えられるので、iPhone上の設定もOFFにしておきましょう。
またカメラの位置情報を設定すると、撮影した写真に位置情報が記録されてしまいます。位置情報が付与された自宅や職場の写真をSNSやブログなど誰でも閲覧可能なメディアにアップすると、そこからプライバシーが漏れることとなります。一部SNSでは投稿と同時に位置情報を消してくれる機能が搭載されていますが、やはり元から位置情報を入れておかない方が安心です。

位置情報を許可しているとこのように写真を撮影した情報が記録される
バッテリーに関するおすすめ便利設定2選
次にバッテリーに関するおすすめ設定を2つ紹介します。
バッテリーに関するおすすめ設定
- バッテリー残量を表示できる設定にする
- バッテリーの最適化をOFFに設定する
バッテリー残量を表示できる設定にする
設定方法
- 「設定」
- 「バッテリー」
- 「バッテリー残量(%)」をONにする
初期設定ではバッテリー残量の表示がなく、バッテリー残量を数字で確認するためには画面上からスワイプをしてコントロールセンターを呼び出す必要があります。
しかしながら設定にて「バッテリー残量(%)」をONとすることで、常にバッテリー残量を数字で表示することが可能。

初期設定ではコントロールパネルを呼び出さないとiPhoneのバッテリー残量を確認不可(左)、設定を変更することで常時%表示可能(右)
バッテリー残量が数字でわかると充電のタイミングなども掴みやすくなるので非常に便利設定です。使い初めに設定しておくことをおすすめします。
バッテリーの最適化をOFFに設定する
設定方法
- 「設定」
- 「バッテリー」
- 「バッテリーの状態と充電」
- 「バッテリーの最適化」をOFFにする
iPhoneはバッテリーの劣化を防ぐために80%を超えたくらいから意図的に充電速度を落とす、バッテリーの最適化という機能を搭載しています。多くの方の場合、この機能はONにしておいて全く問題ありません。
iPhoneは常に80%になったら充電速度を落とすというわけではなく、普段の充電状況からしばらく充電充電され続けると判断した時のみ充電速度を落とします。特に寝る前に充電器に繋いで朝まで繋ぎ続けるという場合は、この機能が有効です。
一方生活が不規則な方の場合この機能がうまく機能せず、本来1秒でも早く100%まで充電してほしいという場合も充電速度を落としてしまうことがあります。なかなか充電されないなと感じることが多い方は、この設定が影響している可能性があるので1回OFFにして様子を見るのも1つです。
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ディスプレイ表示に関するおすすめ便利設定6選
iPhoneのメインはディスプレイであり、設定で操作を快適にすることは大切です。ここではディスプレイに関するぜひやっておきたい5つの設定を紹介します。
ディスプレイに関するおすすめ設定
- ダークモードの自動切り替え設定
- ナイトシフトの設定
- 自動ロックの設定
- 手前に傾けてスリープ解除
- 常時点灯の設定(iPhone 14 Proなど対応機種のみ)
- 文字サイズの変更
1つ1つ見ていきましょう。
ダークモードの自動切り替え設定
設定方法
- 「設定」
- 「画面表示と明るさ」
- 「自動」をONにする
※オプションにてスケジューリング可能(日の入りから日の出まで/カスタムスケジュール)
iPhoneにはダークモードという画面全体を黒くするモードが搭載されています。iPhoneでは時間によってライト(通常)モードとダークモードを切り替える設定が可能です。ダークモードにはメリットがあるので自動的に切り替わる設定にしておくことをおすすめします。
ダークモードのメリットは2つで、発せられるブルーライトが減るので目の負担が減ることと、バッテリー消費が抑えられること(有機ELディスプレイ搭載モデルの場合)です。ライト(通常)モードとダークモードを比較すると下記の通り。
ホーム画面やApple純正アプリだけでなく、Twitterなどダークモード対応アプリは白と黒が反転した画面にすることが可能です。
ダークモードにメリットがあるならばずっとダークモードにしておけばと思うところ。しかしながら屋外の明るい場所では見にくい、色味がおかしくなることがあるというデメリットもあるので夜だけに限定して使うことがおすすめです。
Night Shiftの設定
設定方法
- 「設定」
- 「画面表示と明るさ」
- 「Night Shift」
- 「時間指定」をオンにして開始時間と終了時間を入力する
※色調の調整も可能
Night Shiftを有効にしておくと、設定した時間の間ディスプレイの色味が暖かい色に変更されます。これによりブルーライトの量が減少し、夜の寝つきが良くなる効果が期待されています。
スマートフォンやテレビから発せられるブルーライトは脳を活性化する作用があり、一説によるとその効果はカフェイン以上と言われています。
睡眠の質を向上させるのにブルーライトカットは大切です。夜はNight Shiftとになるように設定することで、快適な睡眠を送りましょう。
自動ロックの時間変更の設定
設定方法
- 「設定」
- 「画面表示と明るさ」
- 「自動ロック」
- 「30秒/1分(初期設定)/2分/3分/4分/5分/なし」から設定
iPhoneは何も操作をしないと自動で画面ロックがかかりますが、ロックがかかるまでの時間を設定で変えることが可能です。
初期設定では1分となっていますが、電卓として利用する・iPhoneで調べ物をしなが作業をするという場合は、いちいちiPhoneがスリープ状態になると都度解除する手間が発生します。ご自身の利用状況に応じて時間を変更することが可能です。
ただし時間を長くする分だけ電池の消耗が激しくなります。また自動ロックなし設定にした場合、都度ご自身でボタンを押して画面ロックする必要があります。しかしロックを忘れた時に電池の消耗が大きいこと、ロックを解除したまま他人の手に渡るリスクがあることは考慮しておきましょう。
手前に傾けてスリープ解除の設定
設定方法
- 「設定」
- 「画面表示と明るさ」
- 「手前に傾けてスリープ解除」をオン/オフ
この設定をすることでiPhoneを手前に傾けるだけでスリープが解除されます。手前傾けるというと少しピント来ないかもしれませんが、机に置いてあるiPhoneを操作しようと思うと持ち上げて、傾けることになるのでその動作と考えればOKです。
メリットはロック解除までの工程が1つ減ること。
- Face ID搭載端末
端末を持ち上げる→ホームボタンを押す・もしくは画面をタップしてスリープ解除→Face IDでロック解除→画面を上に持ち上げてホーム画面へ
- Touch ID搭載端末
端末を持ち上げる→ホームボタンを押す・もしくは画面をタップしてスリープ解除→ホームボタンに触れてロック解除→ホームボタンを押す
※「手前に傾けてスリープ解除」設定により赤字を省略可能
1日に何十回も行う動作なので、1つ工程が減るだけでも大きく負担が減るはずです。
逆にiPhoneに触れるだけでスリープが解除となり、煩わしいという方はあえてOFFにする選択もありです。スリープ解除となることで電池の消耗が気になる方もいるでしょう。絶対にどちらにすべきという設定ではなく、ご自身の好みや使用頻度に応じて使い分けるべき設定なのです。
常時点灯の設定(iPhone 14 Proなど対応機種のみ)
設定方法
- 「設定」
- 「画面表示と明るさ」
- 「常に画面オン」
- 「常に画面オン」のON/OFF
※常に画面表示する項目の選択(壁紙/通知)も可能
iPhone 14 Proは常時画面表示機能に対応し、スリープ状態でも通知や時刻・ウィジェットの情報を常に確認することができます。通常のロック画面とスリープ状態のロック画面の違いはこんな感じです。

画面全体は暗くなるが、情報の部分は表示される
全体的に画面が暗くなるけれど、必要な情報はそのままといった具合です。なおポケットやカバンに入ったことを感知すると画面が真っ暗となり、バッテリー消費を抑える機能があります。
常に画面オン機能を使った時のバッテリー消費に関しては、変わらないという意見とバッテリーの消耗が激しくなるという意見どちらも聞かれますが、筆者の体感ではバッテリー消費が激しくなる印象です。
筆者のようにデスクワーカーの場合は画面に触れずに情報取得が可能で便利な一方、常に画面表示となってしまうので電池の消耗が気になります。
少しでも電池の消耗を抑えたいと思った方は、表示項目を減らしたり設定自体OFFにするのもありと言えそうです。
文字サイズの変更
文字サイズを変える方法は2つあります。1つは「画面表示と明るさ」設定から変更するものです。
設定方法
- 「設定」
- 「画面表示と明るさ」
- 「拡大表示」
- 「文字を拡大/デフォルト」を選択
文字の拡大表示設定を変えることでiPhoneに表示される文字を拡大することが可能です。また文字だけでなく、アプリのアイコンなども含めて画面全体が拡大させるイメージとなります。

それぞれ左がデフォルトモード・右が文字を拡大モード
設定を変えた文字サイズでも小さいという方は、別の設定でさらに文字を大きくすることも可能です。
設定方法
- 「設定」
- 「アクセスビリティ」
- 「画面表示とテキストサイズ」
- 「さらに大きな文字」をONにして画面下部にて文字サイズを変更する
「さらに大きな文字」設定はあくまでもテキストサイズのみ拡大します。アイコンなどの大きさは変わらないのと、テキストによっては変更されないものもあります。
ですが一部のテキスト限定であっても大きくしたいという方はいるでしょう。少しでもテキストを大きくしたいと考えている方は設定変更を検討してみてください。
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カメラに関するおすすめ便利設定3選
今や携帯電話端末に搭載されて当たり前となったカメラ。いつでも気軽に撮影することが可能で、スマートフォンのおかげで貴重な瞬間を写真や動画に収めることができたという方も多いでしょう。ここでは事前にカメラ設定をしておくことによって、一瞬しかない貴重なシーンを撮り逃すことのないようにおすすめ設定を紹介します。
カメラのおすすめ設定
- 設定を保持をONにする
- カメラの初期設定を自分好みにする
- テキスト認識設定をONにする
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「設定を保持」をONにする
設定方法
- 「設定」
- 「カメラ」
- 「設定を保持」
- 保持したい設定をON
カメラの「設定を保持」設定がOFFである場合、カメラを再起動するたびにカメラが初期設定に戻ります。普段の撮影のメインが写真という場合は全く問題ありません。
一方ビデオ撮影やポートレート撮影など普段よく使う撮影モードが別にある場合は、カメラモードの「設定を保持」をONにしておくと良いでしょう。カメラを起動した瞬間にご自身が前回使ったモード(よく使うモードである可能性が高い)での撮影が開始できます。
またその他の項目に関しても、保持設定にしておくことで毎回の設定の手間が省けシャッターチャンスを逃すことが少なくなるでしょう。状況に応じて設定を変えていきましょう。
チェックポイント!
カメラ起動時に任意のモードで起動する方法
カメラアプリをタップしてカメラを起動する際、カメラモードの設定を保持していない場合は写真モード、保持している場合は前回使ったモードで起動します。しかしそのままアプリを起動するのではなく、カメラアプリアイコンを長押しすることによって4つのモードから選択してカメラを起動することが可能です。
モードは限られていますが、起動してからモードを変えるより素早く任意のモードに設定可能です。このテクニックも覚えておくとより撮影までの時間を短縮し、シャッターチャンスを逃すことが少なくなるでしょう。
カメラの撮影画質の初期設定を変更
設定方法
- 「設定」
- 「カメラ」
- 「フォーマット」/「ビデオ撮影」/「スローモーション撮影」/「シネマティック撮影」それぞれを選択肢初期設定の画質を選択
iPhoneでは超高画質の写真や動画が撮影可能ですが、初期設定では最高画質ではありません。最高画質で撮影するとすぐにデバイスストレージを圧迫する上に、編集する際にも高性能のマシンが必要となってくるからです。
初期設定はバランスのよい画質で撮影してくれますが、iPhoneを高画質写真や動画撮影に利用している方もいるでしょう。iPhoneで最高画質写真や動画をバリバリ撮りたいという方は、カメラ設定から撮影時の画質を設定しておくと、撮影のたびに設定を変える必要がなく便利です。
ただし特にビデオ撮影の設定には注意が必要。4K60fpsモードで撮影するとあっという間にiPhoneの容量がなくなります。目安は1分間で440MB、1時間で26.4GBです。128GBモデルであれば容量の20%にあたります。なお、おすすめ設定は容量と画質のバランスがいい1,080p HD/60fpsです。
テキスト認識設定をONにする
設定方法
- 「設定」
- 「カメラ」
- 「検出されたテキストを表示」
「検出されたテキストを表示」設定をONにしておけば、カメラで写した文字をテキスト化することが可能です。非常に便利機能なのでぜひ使いたいところ。ぜひ設定をONにしておきましょう。
チェックポイント!
カメラで検出したテキストを表示し利用する方法
カメラアプリで検出した文字を写した状態で右下のマークを押すとテキストが検出されます。検出されたテキストをコピーして他のアプリに貼り付けたり、電話番号をタップすればその場で電話をかけることが可能などかなり便利な機能です。
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通知に関するおすすめ便利設定3選
今やiPhoneはコミュニケーションや情報収集に欠かせない手段となっています。iPhoneの通知機能は大切な情報やお得な情報を得るために非常に便利ですが、設定方法を間違えると不便だったりトラブルになるケースもあります。
ここでは設定しておくべき通知設定として下記の3つを紹介します。
おすすめ通知設定
- プレビューを表示設定を見直す
- 時間要約指定を設定する
- 通知がいらないアプリの通知設定はOFFにする
プレビューを表示設定を見直す
設定方法
- 「設定」
- 「通知」
- 「プレビューを表示」
- 「常に」/「ロックされていない時」/「しない」から選択
通知のプレビューとは例えばメールアプリであれば送信元とタイトルと本文の一部のことで、この設定を「しない」以外にしていると、通知の際にプレビューが表示されます。
「常に」に設定するとロック画面でも表示されて、非常に便利な一方誰にでもみられてしまう可能性があるので注意が必要です。筆者も過去に意図せず友人iPhoneに表示された彼女からのLINEを見てしまって気まずい思いをした経験があります。

プレビューを「常に」許可してしまうと誰でもメッセージが見れてしまう(左)「ロックされていない時」か「しない」ならロック解除するまで他人の目に触れることはない(右)
おすすめ設定は元の設定は「ロックされていない時」/「しない」です。ロック画面でも表示させたいアプリがあった際は個別に設定する方法もあります。こうすることによって予期せぬトラブルを避けることが可能です。
チェックポイント!
LINEアプリは設定でプレビュー非表示にすることが可能
LINEはプライベートな内容をやり取りすることが多く、プレビューを絶対に表示させたくないという方もいるでしょう。何かの拍子にiPhone側のプレビュー設定がONになってしまった時のために、LINEアプリ内の設定を変えておくこともおすすめです。

ホーム画面の設定→「通知」→「メッセージの内容を表示」をオフにすればOK
時刻指定要約の設定
設定方法
- 「設定」
- 「通知」
- 「プレビューを表示」
- 「通知の要約設定」
- 「ON」にした場合はスケジュールと要約通知するアプリを設定
例えばよく訪れるショップの公式アプリでは、セールなどお得な情報が通知として配信されることがあり非常に便利です。しかし通知設定をしたけれど、忙しい時間に通知されても困るということはありませんか?
時間指定要約の設定をしておけば全て解決です。設定しておけばアプリの通知があってもその場で通知はされず、決めた時間まとめて通知を受け取ることが可能です。
時間指定予約の設定とスケジュールを設定しておけば、決まった時間にまとめて通知がされます。朝起きる時間、昼休みなど自由な時間を設定しておけばお得な情報はしっかり受け取りつつ、毎回くる通知の煩わしさから解放されることにもなるので非常におすすめです。
チェックポイント!
時間指定要約と相性のいいアプリは?
筆者の個人的な意見も入っていますが、時間指定要約と相性のいいアプリは下記の通り。共通するのは通知は来てほしいけどその通知にすぐに反応する必要がないものです。
- ショップ公式アプリ
- メールアプリ(即時返信が必要なコミュニケーションをしていない場合)
- 天気
- SNSアプリ
- クレジットカード会社アプリ
メールアプリに関しては筆者の場合96%くらいはメールマガジンなのですが、まれに重要なお知らせが混ざっています。時間指定要約を入れることで、定期的にチェックする癖もついていいのですが、ビジネスや友人とのコミュニケーションで使い、即時のレスポンスが必要な場合は向かないので注意しましょう。
なお、LINEやChatWorkといった即時に確認・返信が必要なアプリは時間指定要約をすべきではないアプリです。ご自身でどのアプリを時間指定要約とすべきか色々トライしてみましょう。
通知がいらないアプリの通知設定はOFFにする
設定方法
- 「設定」
- 「通知」
- 通知変更をしたい各アプリ
- 「通知の許可」をオフ/もしくは時間指定要約に変更
不要なアプリの通知がくるとその度に集中力が切れたり、電池を消耗したりといいことはありません。通知が必要なアプリは通知をOFFにし、通知が欲しいけどすぐに反応する必要がないアプリは「時間制定要約」に変更しましょう。
また通知の設定は1度だけでなく、定期的に見直すことが重要です。不要な通知が来なくなるだけで、生活の質が劇的に向上しますので、ぜひ試してみてください。
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その他やっておくべきおすすめ便利・役立つかもしれない設定4選
その他ジャンル分けはできませんが、iPhoneを購入した際にやっておくべき設定を5つ紹介します。
その他おすすめ設定
- iPhoneを探すの設定
- App内評価とレビューをOFFにする
- コントロールセンターの設定をカスタマイズする
- メディカルIDと緊急連絡先の登録
便利設定から、設定しておくだけで緊急時に大きな役に立つかもしれない設定までありますので、ぜひ1つ1つ設定していきましょう。
iPhoneを探すの設定
設定方法
- 「設定」
- 自身の名前
- 「探す」
- 「iPhoneを探す」
- 「iPhoneを探す」/「"探す"ネットワーク」/「最後の位置情報を送信」の全てをON
iPhoneにはGPSが内蔵されているので、探す機能をONのしておくとiPhoneを無くしてもGPSにより大体の位置を検索することが可能です。
またiPhoneはGPSだけでなく電源オフの状態のiPhoneやバッテリーがなくなったiPhoneを探しやすくするシステムを内蔵しています。
万が一のことを考慮し、これらの設定もONにしておくことをおすすめします。
チェックポイント!
"探す"ネットワークとはあ
iPhone同士が位置情報を共有することによって、オフラインのiPhoneの場所を特定するネットワークのこと。
例えば携帯電話回線につながっていないAさんのiPhoneの近くをBさんのiPhoneが通った場合、Bluetoothの電波を使ってAさんのiPhoneの位置情報をキャッチ。その情報をAppleに自動的に送信し、その情報を使ってAさんは自身のiPhoneのだいたいの位置を把握できるようになります。

①オフラインのiPhoneがBluetooth電波を発して、"探す"ネットワークに参加しているiPhoneに情報を送信②AさんのiPhoneの情報を受け取ったBさんのiPhoneはAppleにAさんのiPhoneの情報を送信③Appleから自身のiPhoneの位置情報を受け取る
もちろん位置情報は暗号化されて送信されるため、プライバシーが漏れる心配はありません。"探す"ネットワークに参加することで、誰かが紛失したiPhoneを探す手伝いもしていることになるのです。
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App内評価とレビューをOFFにする
設定方法
- 「設定」
- 「App Store」
- 「App内評価とレビュー」をOFF
iPhoneではアプリを開いた直後に定期的に評価を促すPOPが表示されます。「今はしない」をタップするだけでいいのですが、少し煩わしいのも事実。
「App内評価とレビュー」設定をOFFにするとPOPアップを停止することが可能で、より快適にiPhoneを利用可能です。
コントロールセンターの設定をカスタマイズする
設定方法
- 「設定」
- 「コントロールセンター」
- 不要なコントロールをマイナス・必要なコントロールをプラスする
コントロールセンターとは画面右上部から下にスワイプ(Face ID搭載端末)もしくは下部から上に向かってスワイプ(Touch ID搭載端末)すると出てくるクイックメニューのことです。
ここから実行アクションコマンドをコントロールといい、下部には好きなコントロールを設置することが可能です。多すぎると使いたいコントロールを探せないことがあるので、自身が使いそうなもの・便利なものを厳選して設置することをおすすめします。
緊急連絡先・メディカルIDの登録
設定方法
- 「ヘルスケアアプリ」
- 右上自身のアイコン
- 「メディカルID」
- 「編集」
- ご自身の情報と緊急連絡先(電話帳より選択)を入力
iPhoneではご自身が事故や事件に巻き込まれた際、第三者がご自身の体の情報や緊急連絡先を確認できるシステムがあります。これを入力しておくことにより、例えば意識がなく病院に運ばれた際の治療や家族への連絡がスムーズに行え、いざという時に役に立つ可能性があります。
ただし、入力した情報は誰でも閲覧できてしまうということを嫌う方もいるでしょう。例えばiPhoneを落としてしまった場合、ご自身が入力した身体に関する情報と緊急連絡先が第三者に見られてしまいます。
それでも万が一の時のメリットの方が大きいかなというのが私の考えです。記入できるところだけでもいいので入れておくと良いでしょう。
チェックポイント!
iPhoneで緊急SOSを使う方法
iPhone 8以降のiPhoneではサイドボタンと音量調節ボタンを押し続けることで画面が切り替わります(言語を日本語にしておけば日本語で出てきます)。メディカルIDの*マークをスライドするとメディカルIDを表示し、SOSを右にスライドすると緊急通報が可能です(日本国内なら110か118か119か選択できます)。
スライドできない状態の時は、サイドボタンと音量調節ボタンをさらに押し続けます。カウントダウンの通知音がなり始め、終了後にボタンを放すことで緊急通報サービスに自動的につながります。
緊急時に対応できるように定期的に練習しておくことをおすすめします。
複数のAppleデバイスを持っている場合は必ず同一Apple IDで設定しよう!メリット4選
iPadやMacを持っている方が初めてiPhone(逆パターンも含む)を買った場合よく聞かれるのが、「Apple IDは統一した方がいいですか?」という質問です。筆者はiPhone・iPad・Mac全て持っていますが、全て同じApple IDを使っています。同一Apple IDで設定した方が便利だからです。
同一Apple IDで設定するメリット
- データの共有が簡単
- 有料アプリを別のデバイスでも使える
- AirDropやテザリングが簡単
- ユニバーサルクリップボードで別の端末にペースト可能
他にもメリットはありますが、どうしてもお伝えしたいものだけ1つずつ解説していきます。
メリット①データを共有できる
同じApple IDで設定することにより下記のデータがデバイス間で自動的に連携されます。
連携されるデータ
- メール・メッセージ・メモ・ボイスメモ
- カレンダー・リマインダー
- 連絡先
- 写真
- ミュージックライブラリ
- Safariのブックマーク
- ユーザー辞書
- パスワード
iPhoneでやっていた作業を他のデバイスでも、全く同じ環境でできるようになるのがApple IDを連携するメリットです。
メリット②有料アプリをどちらのデバイスでも使える
2つ目のメリットは有料アプリを複数のデバイスで使えるようになることです。有料アプリはデバイスが買うのではなく、Apple IDが買うイメージ。同じApple IDでログインすれば再課金せず他のデバイスでも使うことが可能です。
ただし、アプリによっては使うことができるデバイスに上限がある場合もあるので注意しましょう。
メリット③テザリングが簡単になる
「設定」の「インターネット共有」→「ほかの人の接続を許可」をONにすると他人に自身のデバイス名が見られてしまうので危険という話をしました。したがってこの設定はなるべくならOFFにしておくべきなので、テザリングできなくなってしまうのではと思った方もいるでしょう。
実は同一のApple IDでログインしている端末同士は、「ほかの人の接続を許可」設定がOFFであってもテザリングが可能です。他人に繋がれる心配がなくテザリング可能なのも大きなメリットと言えるのです。
メリット④ユニバーサルクリップボードで別の端末にペーストできる
Apple製品はユニバーサルクリップボードという機能で、端末を超えたコピーアンドペーストが可能になります。例えばMacで書類を作成中にiPhoneで調べた文章をそのままペーストしたい時…iPhoneでコピー&Macでペーストすることで貼り付けることが可能です。

iPhoneでコピーしたものを他のデバイスにペーストできるのでやれることが一気に増えます!
まとめ | 設定は1度やったら終わりではなく定期的に見直そう!
ここまでiPhoneのやるべき設定を順番に紹介してきました。
必ずやるべき設定については、今すぐ実行してプライバシーがだだ漏れという状況から抜け出しましょいう。便利設定に関しては、それに付随する便利機能も紹介できたはずなので、ぜひ使いこなして毎日のiPhoneライフをより良いものにしてもらえたら幸いです。
また通知設定のように、中には1度設定したから終わりではなく定期的に見直すべき設定があったこともおわかりいただけたはず。便利機能や緊急時の操作方法を再確認する意味でも、定期的にこちらの記事に戻ってきて確認することをおすすめします。
iPhoneはAndroidに比べるとカスタマイズ性が低いと言われますが、それでも自分好みに設定することで、より快適にiPhoneを使えるようになるでしょう。ぜひ今回の記事でおすすめした設定を1つでも試してみて、より快適なスマートフォンライフを送ってくださいね。
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