型落ちスマホを狙うのは安くてお得か?【ドコモショップ/auショップ/ソフトバンクショップ】

スマホは新型の機種が発売されると、一つ前の世代のスマホは型落ちスマホと呼ばれるようになり、販売価格が値下げされます。

実際に、iPhone 16が発売された後、auで販売されていたiPhone 15/128GBは9,800円値下げされました。

中にはキャンペーンや端末購入プログラムを利用することで、1円スマホや1円iPhoneが購入できる場合もあります。

最近のスマホの進化は緩やかな傾向にあり、新機種と一つ前の型落ちスマホでは、機能面で大きな違いはありません。

また、昨今では値上げの状況が続いているので、高額なスマホは購入しにくいと感じている方も多くいるでしょう。

そんな状況の中、高額なスマホを少しでも安く購入する方法が、型落ちスマホを狙うことです。

この記事では、型落ちスマホは果たして本当に狙い目なのか、どれくらいお得に購入できるのかなどを徹底解説します。

スマホの買い替えを検討しているものの、最新機種を購入するべきか、型落ちスマホを狙うべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

※2024年6月2日時点の情報です。最新情報は必ず公式サイトを確認してください。

【結論】型落ちスマホは狙い目である

最初に結論を記載しておくと、型落ちスマホは狙い目です。

型落ちといえど、毎年新しく発売される機種と比較して性能が格段に劣っているわけではないものの、価格が安くなっているからです。

iPhoneがいい例でしょう。iPhoneは毎年9月～10月に新機種が発売されていますが、スペックに大きな差はありません。

iPhone 16とiPhone 15のスペックを比較してみましょう。

スペック	iPhone 16	iPhone 15
ディスプレイ	有機EL Super Retina XDR
画面サイズ	6.1インチ
サイズ	高さ:146.7mm 幅:71.5mm 厚さ:7.80mm	高さ:146.7mm 幅:71.5mm 厚さ:7.80mm
重量	170g	171g
プロセッサ	A18 Bionic 6コアCPU 5コアGPU	A16 Bionic 6コアCPU 5コアGPU
メモリ（非公表）	8GB	6GB
アウトカメラ	広角:4,800万画素 超広角:1,200万画素
カメラコントロール	あり	なし
インカメラ	1,200万画素
リフレッシュレート	60Hz
アクションボタン	あり	なし
Apple Intelligence	対応	非対応
生体認証	顔認証
防水・防塵	IP68等級

iPhone15とiPhone16を比較すると、iPhone16はCPUの改良、メモリの増強、カメラコントロール・アクションボタンの追加、Apple Intelligenceの対応と進化はしています。

とはいえ、iPhone15であってもiPhone16と同じようにバリバリ使えることは変わりません。メインカメラの性能は変わりませんし、CPU性能の向上を感じられるのは重たいゲームを本格プレイするときくらいでしょう。

新機種は毎年発売されており、iPhoneに限らず、Androidにおいても新機種と一つ前の型落ちにスマホに差はありません。

スペックに大きな差はなく、型落ちスマホに魅力を感じるなら、価格が安くなっている型落ちスマホのほうがお得に購入できるといえるでしょう。

型落ちスマホ・機種は「必ず」値下げするのか?

型落ちスマホといっても、必ず値下がりするわけではありません。

機種によっては新機種が発売されても値下げされず、そのままの価格で販売されています。

しかし、各オンラインショップで実施されているキャンペーンの対象になることがあるため、旧機種を狙うならキャンペーンもチェックするといいでしょう。

型落ちスマホが値下げされるタイミング

2024年9月にiPhone16が発売されたことで、iPhone15シリーズは販売価格が値下げされました。Appleが値下げに踏み切れば、大体キャリアも同様に値下げをします。

iPhone15は124,800円が112,800円と12,000円の値下げが実施されたのです。

端末代が下がる事実はあるのですが、大幅値下げとまではいかないですね。

それでも、この値下げを狙って多くの方が購入したようで、ドコモでは値下げ後に在庫がほとんどないような状況が続きました。

型落ちスマホは、新機種が発売されたタイミングや新生活が始まる3月・4月、年末年始のセールなどに安くなる傾向が高いです。

値下げのタイミングを知っておけば、時期を狙って型落ちスマホをお得に購入できるでしょう。

型落ちスマホが値下げされてなくても端末購入割引でお得になるケースもある

値下げされなくても、キャリアの端末購入割引でお得に購入できる場合もあります。

ドコモオンラインショップを例にとって紹介します。

5G WELCOME割(乗り換えの方が対象)

機種	割引き額
iPhone 15 Pro	33,000円割引
iPhone 15 Pro Max	33,000円割引
iPhone 15 Plus	33,000円割引
Google Pixel 8a	27,929円割引
iPhone 15	22,000円割引
iPhone 14 Pro Max 128GB	22,000円割引
Xperia 5 IV SO-54C	22,000円割引
iPhone 14（128GB／256GB）	9,900円割引

キャリアが提供している端末割引キャンペーンは、型落ちスマホも新機種も対象になっています。

型落ちスマホなら、値下げ価格からキャンペーンの適用でさらに安い価格での購入が可能です。

キャリアでの機種変更やスマホを購入する際は、割引キャンペーンに注目しましょう。

型落ちスマホをお得に購入できるキャンペーン

各キャリアでは、型落ちスマホをお得に購入できるキャンペーンを実施しています。

すでに本体価格が安くなっている型落ちスマホを、さらに安く購入できるのがメリット。

ここでは、各キャリアが実施しているお得なキャンペーン情報を紹介します。

ドコモ

ドコモで実施されているキャンペーンは以下のとおりです。

ドコモはキャリアのなかでも、多くの割引キャンペーンを実施しています。

新規契約や乗り換え、機種変更など、どの契約方法でも適用できるキャンペーンがあります。

中でも、「いつでもカエドキプログラム」は2年単位でスマホを買い替えている方にはおすすめのプログラムです。

返却する必要はありますが、最新機種も半額ほどで利用できるのが魅力的です。

au

auで実施されているキャンペーンは以下のとおりです。

auの端末割引キャンペーンは割引き額が最大22,000円となっています。

そして既存ユーザーへの還元も怠らないのがauの魅力。基本的に他社では機種変更で還元が受けられることはありません。

しかし、auなら機種変更でも機種代金割引やau PAY残高還元が受けられます。

最新機種も対象になっているので、チェックしてみるといいでしょう。

各キャンペーンの詳細を下記の記事にまとめているので、確認してみてくださいね。

ソフトバンク

ソフトバンクで実施されているキャンペーンは以下のとおりです。

ソフトバンクでは、端末割引キャンペーンと新トクするサポートの併用が可能です。

各適用条件を満たすことで、実質12円(月々1円)～スマホを購入できます。

実質負担金を抑えて1年や2年ごとに新しいスマホに買い替えたい方はソフトバンクをチェックしてみてください。

楽天モバイル

取り扱い機種は少ないですが、楽天モバイルでも型落ちスマホをさらに安く購入できるキャンペーンを実施しています。

楽天モバイルは他社と異なり、ポイントが還元されるシステムを採用しています。

端末価格が直接割引されるわけではないので、楽天市場などで頻繁にショッピングする方におすすめです。

「Rakuten Link」アプリで10秒以上の通話が必要など、適用条件が特殊なのでしっかりと確認しておきましょう。

おすすめの型落ちスマホ4機種を紹介

ここでは、おすすめの型落ちスマホを4機種に絞って紹介します。

順番におすすめポイントをまとめます。

iPhone14

iPhone14は、2022年10月7日に発売された機種です。

発売されてから2年以上が経っていますが根強い人気があり、2024年9月20日にはUQモバイルでの取り扱いも開始しました。

iPhone14のおすすめポイントは以下のとおりです。

6.1インチのiPhone14はちょうど良いサイズ感のモデル。

A15 Bionicを搭載しており、サクサクしたレスポンスで快適に利用できます。2年前のモデルとはいえ、まだまだ現役で活躍できる1台です。

Lightning端子を継続して使いたい、iPhone15やiPhone16ほどの性能はいらない、という方はiPhone14がおすすめです!

機種	iPhone 14
画面サイズ	6.1インチ
本体サイズ	高さ:146.7mm 幅:71.5mm 厚さ:7.80mm
重さ	172g
CPU	A15 Bionic/6コアCPU/5コアGPU
ROM	128GB/256GB/512GB
アウトカメラ	メイン1,200万画素 超広角1,200万画素
インカメラ	1,200万画素
生体認証	顔認証(Face ID)
防水/防塵	IP68
5G対応	5G NR（バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n14、n20、n25、n26、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n53、n66、n70、n71、n77、n78、n79）
カラー	ミッドナイト・スターライト・(PRODUCT)RED・ブルー・パープル・イエロー

iPhone15

iPhone15は2023年9月に発売されました。発売から1年以上経っていますが、まだまだ現役バリバリで使えます。

最近UQモバイルやIIJmioなどの格安SIMでも取り扱いを開始しており、購入しやすくなっていることも大きなメリットです。おすすめポイントは以下の通り。

iPhone15は、4,800万画素のメインカメラとDynamic Islandを搭載した始めたの無印モデルです。またiPhone15から充電端子としてUSB Type-Cを採用しており、かなり完成度の高いiPhoneに仕上がっています。

A16 Bionicチップ搭載で普段のメールやSNS、ネットサーフィン、動画視聴などの操作性はもちろん、3Dゲームなどの重たい作業もサクサクです。

auなら実質47円〜、ソフトバンクなら実質11,232円〜と割安価格で買えるコスパん高さも魅力です。

Apple Intelligenceやカメラコントロールやアクションボタンなどに魅力を感じない方はiPhone15を選びましょう。

機種	iPhone 15
画面サイズ	6.1インチ
本体サイズ	高さ:146.7mm 幅:71.6mm 厚さ:7.80mm
重さ	171g
CPU	A16 Bionic/6コアCPU/5コアGPU
ROM	128GB/256GB/512GB
アウトカメラ	メイン4,800万画素 超広角1,200万画素
インカメラ	1,200万画素
生体認証	顔認証(Face ID)
防水/防塵	IP68
5G対応	5G NR（バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n14、n20、n25、n26、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n53、n66、n70、n71、n77、n78、n79）
カラー	ピンク・イエロー・グリーン・ブルー・ブラック

iPhone SE(第3世代)

iPhone SE(第3世代)は、2022年3月18日に発売された機種で6万円台～購入できます。

発売されてから1年以上が経ち、iPhone SE(第4世代)は発売されていませんが、各キャリアや格安SIMでは割引キャンペーンが実施されています。

iPhone SE(第3世代)のおすすめポイントは以下のとおりです。

旧モデルのiPhone SE(第2世代)はA13 Bionicチップを搭載していたので、処理性能が大幅に向上しています。

カメラ性能も申し分なく、日常生活において十分な性能を備えているので、コスパ重視の方におすすめです。

機種	iPhone SE(第3世代)
画面サイズ	4.7インチ
本体サイズ	高さ:138.4mm 幅:67.3mm 厚さ:7.3mm
重さ	144g
CPU	A15 Bionic/6コアCPU/4コアGPU
ROM	64GB 128GB 256GB
アウトカメラ	1,200万画素
インカメラ	700万画素
生体認証	ホームボタンに内蔵された指紋認証
防水/防塵	IP67
5G対応	5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n30、n38、n40、n41、n48、n66、n77、n78、n79)
カラー	レッド・スターライト・ミッドナイト

Pixel 8a

コスパを求めている方には、Google Pixel 8aがおすすめです。

Pixel 8aは廉価版モデルとなっており、上位モデルにあたるPixel 8シリーズと同じチップを搭載しているため、日常利用はもちろん、重たいゲームも設定次第では十分楽しめる1台に仕上がっています。

背面カメラは目に見たままの色味を忠実に再現してくれ、細部まで綺麗に撮れるのが特徴です。Googleが独自開発したチップ「Google Tensor G3」のAI処理が非常に優秀であるため、何気なくシャッターを切るだけ簡単に満足のいく写真が撮れます。

うっかり映り込んでしまった人物やモノも、消しゴムマジックで簡単に消去できるのも、おすすめポイントの一つです。

また、テキストを瞬時に翻訳してくれる便利機能「リアルタイム翻訳」も搭載しています。

機種	Pixel 8a
画面サイズ	約6.1インチ
本体サイズ	高さ:約152.1 mm 幅:約72.7 mm 厚さ:約8.9 mm
重さ	約189g
CPU	Google Tensor G3
RAM/ROM	8GB/128GB
アウトカメラ	1,300万画素(超広角) 6,400万画素(広角)
インカメラ	1,300万画素
生体認証	指紋/顔認証
防水/防塵	IP67
5G対応	対応
カラー	Aloe/Bay/Porcelain/Obsidian
イヤホンジャック	なし
リフレッシュレート	最大120Hz

型落ちスマホのかしこい買い方を紹介!

型落ちスマホのかしこい買い方をまとめておきます。

値下げ情報だけでなくキャンペーンにも目を光らせておく

値下げ情報をキャッチするのは重要ですが、キャンペーン情報も常にチェックしておくのがおすすめです。

冒頭でもお伝えしたように、型落ちスマホなのに本体価格が中々下がらない機種もあります。しかし、キャンペーンで割引額が増額しているパターンもあります。

とくにドコモはそのパターンが多いです。

割引額が5万円以上になることもあるので、実質値下げといっても良いでしょう。

キャンペーンは毎月変わるので、最新情報をチェックしてみてくださいね。

型落ちスマホを狙うならハイエンドモデルがおすすめ

型落ちスマホの値下げはハイエンドモデルを中心に行われます。

1～2年前の型落ちスマホであっても、ハイエンドモデルのスマホには高性能なチップセットが採用されているので、現役でもバリバリ活躍できます。

下手にスペックの低い型落ちスマホを選んでしまうと、利用するアプリによってはストレスを感じてしまうこともあります。

型落ちスマホを買うならハイエンドモデルを狙っていきましょう!

オンラインショップを活用して費用を抑える

型落ちスマホを購入する際は本体価格だけでなく、どこで買うかも重要になってきます。

ショップ(店舗)で買えば契約事務手数料3,850円や、5,000円～15,000円程度の頭金が発生する場合もあります。

しかし、オンラインショップであれば各種手数料が無料になるのでお得わけです。

浮いたお金をフィルムやケース代に回すことだってできます。

型落ちスマホを買うにもオンラインショップを積極的に活用していきましょう!

まとめ

この記事では、型落ちスマホは狙い目かについて紹介しました。

昨今では1年単位でスマホが登場しているので、型落ちといえど最新機種に劣らない性能を備えています。

むしろ、性能が高いのに価格が安くなる型落ちスマホのほうがお得であり狙い目です。

ドコモやau、ソフトバンクなどでは型落ちスマホの価格が安くなっており、そこからさらにキャンペーンで安く購入できます。

ドコモとソフトバンクのオンラインショップなら手数料無料、頭金なしで購入できるので、ぜひオンラインショップを覗いてみてくださいね。auは頭金は無料!