2024年6月7日に発売されたSONYの新型スマートフォン「Xperia 1 VI」。テレマクロ域から望遠域まで幅広い撮影シーンに対応できる描写力の高いカメラ、高パフォーマンスなCPU「Snapdragon 8 Gen 3」を搭載するなど、圧倒的な進化を遂げた1台に仕上がっています。
ただ本体価格はソニーストア価格で189,200円と決して安くはありません。なかなか一歩が踏み出せず購入を迷っている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、カタログスペックだけではわからないXperia 1 VI(エクスペリアワンマークシックス)の良い点や悪い点を実機レビューしていきます(商品貸出:ドコモ)。
カメラ作例や電池持ちの検証結果も紹介しているので、ぜひ購入前の参考にしてみてくださいね!
CPU・カメラ・バッテリーなど、尖ったスペックを全部盛りした1台。本格的な撮影をしたい方、ゲームガチ勢、SONY信者にはぜひ手に取っていただきたいスマートフォン!
- 画面輝度1.5倍で屋外でより見やすくなった
- 1-120Hzの可変リフレッシュレートで電力消費を抑えられる
- 高負荷なアプリもサクサク動くCPU搭載
- マクロ域から望遠域まで幅広い撮影が高画質で楽しめる
- 新しいカメラアプリがシンプルなUIで使いやすい
- フルステージステレオスピーカーが聴いてて心地よい
- 使い方によっては2日使える電池持ちの良さ
- OS最大3回・セキュリティ4年間のアップデート対応で長く使える
- microSDカード(最大1.5TB)が使える
- イヤホンジャック搭載で有線イヤホンも使える
- ワイヤレス充電やおすそわけ充電ができる
- ディスプレイが4K→FHD+になった
- 一般的なスマホのアスペクト比に近くなり握りやすさは低下した
- 生体認証が指紋認証のみ
- 一眼レフαのようなUIカメラが廃止された
- 暗所の望遠撮影はフレアやゴーストが気になる
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Pixel9 (NEW) 114,200円~ | 103,200円~ ↓ 2年返却で 実質11,047円~ | 92,200円~ ↓ 2年返却で 実質47円~ | 114,200円~ ↓ 2年返却で 実質22,047円~ |
Pixel9Pro (NEW) 179,900円~ | 168,900円~ ↓ 2年返却で 実質80,800円~ | 157,900円~ ↓ 2年返却で 実質69,800円~ | 174,400円 ↓ 2年返却で 実質86,300円~ |
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Galaxy Z Flip6 (256GB) 169,800円 | 158,800円 ↓ 2年返却で 実質83,800円 | 147,800円 ↓ 2年返却で 実質72,800円 | 164,300円 ↓ 2年返却で 実質89,300円 |
Galaxy S24 (256GB) 144,800円 | 133,800円 ↓ 2年返却で 実質68,800円 | 122,800円 ↓ 2年返却で 実質57,800円 | 139,300円 ↓ 2年返却で 実質74,300円 |
Galaxy S24 Ultra (256GB) 198,800円 | 187,800円 ↓ 2年返却で 実質88,800円 | 176,800円 ↓ 2年返却で 実質77,800円 | 176,800円 ↓ 2年返却で 実質77,800円 |
iPhone 14 127,900円~ | 116,900円 ↓ 2年返却で 実質22,047円~ | 94,900円 ↓ 2年返却で 実質47円~ | 122,400円 ↓ 2年返却で 実質27,547円~ |
Pixel 8a 80,000円 | 69,000円 ↓ 2年返却で 実質11,047円 | 58,000円 ↓ 2年返却で 実質47円 | 74,500円 ↓ 2年返却で 実質16,547円 |
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【実機レビュー】SONY Xperia 1 VIの新機能と特徴
まずはXperia 1 VIの5つの特徴をチェックしていきましょう。
アスペクト比19.5:9の予想外な進化
Xperia 1 VIは約6.5インチの有機ELディスプレイを搭載しています。この点は前作1 Vから変更はありません。
しかしアスペクト比率でみるとXperia 1 VIは19.5:9に変更されています。21:9の縦長だったXperia 1 Vとは違い、一般的なスマホに近い比率になりました。
サイズで比較すると、Xperia 1 VIは幅74mm×高さ162mm×厚み8.2mm。1 Vは約71mm×約165mm×約8.3mmです。
Xperiaは2019年からずっと21:9のアスペクト比を採用してきたため、今回は予想外な進化でした。
端末を手で持った時の握りやすさは縦長ボディである1 Vのほうが上だと感じました。
また、ニュースサイトやX(旧Twitter)などを閲覧する際は、画面が縦長だったXperia 1 Vのほうが多くの情報を表示できます。
とは言え、Xperia 1 VIでも十分な画面の大きさで、日常利用で不便と思うことはありません。ここは好みがわかれる部分でもあるでしょう。
輝度1.5倍の新有機ELディスプレイ採用
Xperia 1 VIのディスプレイは日差しの強い屋外でも明るく見やすいのが特徴です。
前モデル比で画面輝度は約1.5倍。また暗部の階調を持ち上げて急速に視認性を向上してくれる「サンライトビジョン」の採用により、画面がはっきりと見えます。
IoTコンサルティング編集部
カメラで撮影する時にプレビュー画面が明るくて見やすいのは良いですね!
解像度は4K→FHD+に変更されていますが、SONY独自の高画質化エンジン「Powered by BRAVIA」の搭載により、色鮮やかで綺麗な映像を楽しむことができます。
リフレッシュレートも120Hzに対応しているため、ヌルヌルした操作感で快適です。コンテンツに応じて1Hzまで可変してくれるため、バッテリーを無駄に消費する心配もありません。
細かい性能の向上ですが、「次期Xperiaに搭載してほしい」が1つ叶った部分だと言えます。
ゲーマーも虜になるXperiaの独自機能と高いゲームパフォーマンス
前モデルに引き続き、Xperia 1 VIにはゲームプレイ中の操作を細かく設定できる「ゲームエンハンサー」が搭載されています。
- ゲームモード : アプリや電池持ちにあわせてモードを設定できる
- フォーカス設定 : 通知オフやナビゲーションバーなど、ゲームに不要な機能を一括で無効化できる
- 画質&サウンド : 画質やサウンドの最適化ができる
- マルチタスク : ネットサーフィンや動画視聴などゲーム中にながら利用ができる
- スクリーンショット : ゲームプレイ中の画面を毎秒最大20コマの高速連写で撮影できる
- レコード : フロントカメラの永続やミックス音源と一緒にゲーム録画ができる
- 動画&配信 : プレイと実況を両立させた最適なUIでYouTubeライブ配信を楽しめる
例えば荒野行動やCODなどのFPSゲームでは、オーディオイコライザーを調整して敵の足音を聞こえやすくすれば索敵しやすくなります。またゲーム用のγチューニングで暗いシーンも明るく表示できるため、相手よりも有利に立ち回ることが可能です。
IoTコンサルティング編集部
まさにチート端末!
Xperia 1 VIはゲームガチ勢にもおすすめできるスマホです。
CPUにはAntutuベンチマークスコア170万点超えを叩き出す「Snapdragon 8 Gen 3」が採用されており、画質設定やフレームレートを高く設定してもゲームをサクサク楽しめます。原神などの重たいゲームでも快適です。
また熱拡散シートとベイパーチャンバーの搭載。新ディスプレイの採用により、放熱性能も向上しています。
マクロ域から望遠域まで幅広く対応した一眼レフα譲りのカメラ
Xperia 1 VIのメインカメラには85-170mm(3.5倍-7.1倍)の望遠光学レンズが備わっています。85-125mmのXperia 1 Vよりも遠くの被写体を大きく、そして画質劣化なく綺麗に撮影できるのが特徴です。
IoTコンサルティング編集部
圧縮効果を活かした奥行きのある写真が手軽に撮れるので、ちょっとした風景撮りなら一眼レフを持ち運ぶことも少なくなるかなと思います。
そしてXperia 1 VIは望遠レンズを活用したテレマクロ撮影にも対応しました。
最短撮影距離は約4cm。Xperia 1 VIならではの面白い世界観が体験できます。
テレマクロでの撮影時はスライダーを動かすことで手動でピント合わせが可能です。ピントが合っている所は黄色くキラキラと表示されるので、ピント合わせも難しくありません。
肉眼では見れない世界観がマクロ撮影には詰まっています。植物など色んなものを撮ってみても面白そうですね。
マクロ域から望遠域まで幅広く対応したXperia 1 VIなら、さまざまなシーンをスマホ1つで自由に表現できます。あなたもカメラを構えるのがつい楽しくなってしまうはずです。
OS最大3回・セキュリティ4年間のアップデートに対応
Xperia 1 VIは最大3回のOSバージョンアップと4年間のセキュリティアップデートに対応しました(発売されたタイミングから起算)。
前モデルのXperia 1 Vでは最大2回のOSバージョンアップと3年間のセキュリティアップデートだったため期間が延びています。
「アップデートができない=端末がすぐに使えなくなる」というわけではありませんが、同じ端末を長く使っていきたいと考えているユーザーにとって保証期間が少しでも長めに設定されているのは嬉しいです。
なお、2024年10月10日に配信されたソフトウェアアップデートでSIMフリーモデルのXperia 1 VIはWi-Fi7(IEEE 802.11be)に対応しました。ドコモ、au、ソフトバンク版は対応済み。より高速な通信環境でXperiaを使うことができます。
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Xperia 1 VIのスペックをレビュー
Xperia 1 VIのスペック | |
---|---|
高さ | 約162mm |
幅 | 約74mm |
厚さ | 約8.2mm |
重量 | 約192g |
カラー | ブラック プラチナシルバー カーキグリーン スカーレット |
ディスプレイ | 約6.5インチ 有機EL Full HD+ HDR対応 |
リフレッシュレート | 1~120Hz可変 |
CPU | Snapdragon 8 Gen 3 |
アウトカメラ | 【広角カメラ】 有効画素数約4,800万画素 (記録画素数約1,200万画素) 1/1.35型センサー 【超広角カメラ】 有効画素数約1,200万画素 【望遠カメラ】 有効画素数約1,200万画素 光学ズーム3.5~7.1倍 |
インカメラ | 1,200画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
ワイヤレス充電 | 対応 |
RAM/ROM | 12GB/256GB 12GB/512GB 16GB/512GB |
外部メモリ | 最大1.5TB |
生体認証 | 指紋認証 |
ベースデザインは継承
本体サイズやアスペクト比の変更はあったものの、Xperia 1 VIのベースデザインは前モデルの1 Vと同じです。
前面にはパンチホール型のインカメラが備わっており、背面には滑りにくいXperia独自のテクスチャーを施した強化ガラスが採用されています。
本体の右側面には音量調節ボタンと電源ボタン一体型の指紋認証、カメラシャッターボタン。上部にはマイクとイヤホンジャック、下部には充電口とマイク、SIM&SDカードスロットがあります。
カラーの取り扱いは購入先によって異なり、カーキグリーンとスカーレットはSIMフリーモデル(直販)限定になることを覚えておきましょう。
またブラックとカーキグリーンはRAM16GB/ROM512GBモデルしか選べないので注意してください。
Antutuベンチマーク170万点超えのCPU搭載
Xperia 1 VIはCPUに「Snapdragon 8 Gen 3」を採用しています。Antutuベンチマークのスコアは170万点前後で、Xperia 1 VIの130万点を大きく上回っています。
- 総合スコア : 1,687,417点
- CPUスコア(スマホ全体の処理性能) : 420,367点
- GPUスコア(グラフィック性能) : 652,892点
- MEMスコア(メモリ/ストレージの読み書き性能) : 321,518点
- UXスコア(操作性能) : 292,640点
※3回計測したスコアの平均
正直、日常利用でXperia 1 VIと1 Vの性能差を感じられることはありません。ただ、原神などの3Dゲームや動画編集などの重たい作業をするときは、CPU性能の向上による快適さを実感できるでしょう。
Wi-Fi7にも対応しているので高速通信でストレスなく使えます。全体的なレスポンスは快適で高評価です。
RAM12GB/ROM512GBモデルを新たにラインナップ
Xperia 1 VIでは「RAM12GB/ROM256GB」「RAM16GB/ROM512GB」に加えて、「RAM12GB/ROM512GB」のモデルがラインナップされました。
前モデルのXperia 1 VやXperia 1 IVではROM512GBがほしい場合、必然とRAMは16GBになってしまいました。価格も一気に上がってしまうため、間のモデルがほしいと願っていた方もいたはずです。
しかし今回、RAM12GB/ROM512GBが用意されたことでモデル選びもしやすくなったと言えます。、「RAM12GBで十分だからROMをもっと増やしてほしい」というユーザーの願いを叶えてくれたのがXperia 1 VIです。
ちなみに外部メモリ(microSD)の対応容量も最大1TBから最大1.5TBまで増加しています。SDカード非対応のハイエンドスマホが多い中、引き続き対応してくれる点は嬉しいですね。
アプリをたくさん利用する方や、高画素の写真/動画撮影を頻繁に行う方は、Xperia 1 VIをぜひ手にとってみてください。
フロントステレオスピーカーは聴いてて心地よい
Xperia 1 VIはフロントにフルステージステレオスピーカーを搭載しています。端末側面にスピーカーを備えているスマホとは違い、音が前に押しだされるため奥行きのある音を楽しめます。
実際に音楽や映画の音声をスピーカーで聴いてみましたが、低音から高音まで心地よく耳に入ってきました。正直、めちゃくちゃ良いです。
スマホのスピーカーで音楽や映画を再生する場面が多いなら、スピーカーへのこだわりもあるXperia 1 VIを購入してみてください。
もちろんイヤホンジャックも継承されているので、有線イヤホンで音を楽しむことも可能!仕事の会議などでイヤホンの電池持ちを気にしたくない方にも嬉しい仕様です。イヤホンジャックが搭載されたハイエンドスマホの存在は貴重ですよ。
顔認証は引き続き非対応なのが残念
前モデルに引き続きXperia 1 VIには顔認証が搭載されていません。生体認証は指紋認証のみの対応なので注意してください。
指紋認証のセンサーは電源ボタン一体型となっており、ちょうど右手の親指を添えた位置にあります。認証精度も抜群でスムーズな画面ロック解除が可能です。
またXperiaを使うたびに思うのですが、Xperiaの指紋認証の良いところは認証センサーが本体側面にあることです。中にはディスプレイ内に認証センサーが埋め込まれたスマホもあるのですが、保護フィルムの貼り付けによって認証精度が落ちてしまう場合があります。
生体認証は一日に何十回と使うので、快適に利用できるXperiaはストレスがなく使いやすいです。顔認証も搭載されればシーンに応じて使い分けできて最高なのですが、指紋認証が優秀なのでそこまで気になりません。
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Xperia 1 VIのカメラ性能を作例付きでレビュー
Xperia 1 VIは4,800万画素の広角カメラ(24mm)+1,200万画素の超広角カメラ(16mm)+1,200万画素の望遠カメラ(85-170mm)の3眼構成です。
そして今回の注目ポイントは3.5倍〜7.1倍の光学ズームに対応した望遠性能と最短約4cmまで近寄れるテレマクロ撮影です。
マクロ域から望遠域まで幅広くカバーしているため、綺麗で面白い写真がさまざまなシーンで撮れます。気づいたらポケットからスマホを取り出してカメラを構えてしまうほど、Xperia 1 VIのカメラ性能は優秀です!
日中や暗所、動物など、写真を多数撮ってきたので、作例とともにXperia 1 VIのカメラ性能をチェックしてみましょう。
日中の写真
どれも色味を忠実に再現できており、細部まで綺麗な写真が撮れているのではないでしょうか。撮影した日の天候は晴れていたこともあり、満足のいく写真が撮れました。
3.5倍〜7.1倍の光学ズームで遠くの被写体を大きく、そして綺麗に撮れることもあり、望遠側で撮影したときの迫力がスゴく、とにかくシャッターを切るのが楽しかったですね。被写体に寄って撮影したときの背景のボケ具合も良い感じです。
またクリエイティブルックで色合いを簡単に変えられるので、同じ風景でも全く雰囲気の違った写真を撮ることができます。
被写体をメインに背景にボケ味を出したいときは「ぼけ」モード(ポートレート)もあります。
ただ、「ぼけ」モードでの撮影では被写体認識がシビアな印象です。
個人的には被写体と背景を遠ざけて望遠ズームを使って撮影したほうが、自然なボケ感で綺麗な写真が撮れるなと思いました。
望遠性能が高いXperia 1 VIでは、ぼけモードを使う機会は少なそうです。
鳥・動物の写真
鳥や動物の撮影においても優秀です。
鳥や動物は柵越しから撮影したものもありますが、Xperia 1 VIなら望遠性能が優秀なので、ズームすれば被写体にグッと寄ることができます。しかも解像感も高いので、一眼レフを持ち歩かなくてもこのような写真が手軽に撮れてしまいます。
とくに後ろ向きの鳥を逆光ぎみに撮った写真は幻想的で個人的に好きな写真です。
亀の甲羅の質感や馬の毛並みの描写力も高く、とにかく色んなものを撮りたくなりましたね。従来モデルからカメラ性能は大きく進化していると思います。
ご飯(メシ)の写真
お店の照明の関係もあるかもしれませんが、ご飯の撮影はあまり得意ではなさそうです。
写真を撮ってパッとSNSにアップするには微妙かなと思います。風景や動物の写真が良かっただけに、ちょっと残念です。
暗所の写真
暗い場所での写真の仕上がりも良好です。細部まで鮮明に写っており、明るく撮れています。
強い光源が白っぽくなってしまうフレア減少は若干気になるものの、全体的な仕上がりはよく許容範囲と言えます。
ズームでの写真
日中のズーム撮影▼
Xperia 1 VIは48mmの光学2倍相当の撮影と85mm-170mmの3.5倍-7.1倍の光学ズームに対応しています(35mm判換算)。
光学ズームの範囲であれば画質の劣化なく、被写体を綺麗に撮れます。画質は若干落ちるものの、10倍程度までは実用レベルでしょう。最大の21.3倍までいくと目に見えて粗いのがわかりますね。
暗所のズーム撮影▼
暗所でも光学ズームの範囲ではかなり綺麗に撮れていると思います。しかし倍率が上がっていくにつれ、フレアやゴーストは目立つ印象です。
夜景撮影には限界があるものの、日中の撮影ではかなり高い望遠パフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
動画視聴
Xperia 1 VIの動画性能は以下のとおり。
- 4K撮影 24/30/60/120fps
- 1080p 24/30/60/120fps
- スローモーション動画
実際にXperia 1 VIで撮影した動画をご覧ください(4K/60fpsで撮影)。
手持ち撮影だったのですが、手ブレ補正はやや気になるといった印象です。それ以外は画質は非常に綺麗ですし文句はありません。
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最短撮影距離約4cmのテレマクロモードが面白すぎる
Xperia 1 VIは最短約4cmのテレマクロモードに対応しました。
テレマクロでの撮影が非常に面白い!
カメラを起動後、その他の項目から「テレマクロ」を選択、スライダーを動かしてピントをあわせてシャッターボタンを押すだけなので、簡単にマクロの世界観を味わえます。
Xperia 1 VIのテレマクロは望遠レンズを利用した撮影になるので、広角レンズで撮るマクロの世界よりも形が綺麗に出てくれます。
超広角カメラを利用するiPhoneのマクロ撮影はピントあわせが非常にシビア。うまく撮れずストレスになりますが、Xperia 1 VIでそのようなことは全くありません。
かなり実用的なので、Xperia 1 VIを購入した際にはぜひマクロ撮影を楽しんでくださいね。
カメラアプリが刷新されシンプルなUIに
Xperia 1 VIではカメラアプリが刷新され、シンプルで直観的に操作できるUIに変更されました。従来は「Photo Pro」「Cinema Pro」「Video Pro」と3つのカメラアプリがありましたが、Xperia 1 VIでは1つのカメラアプリに集約されています。
以下は従来モデルとXperia 1 VIのプロモードの画面を比較したものです。
UIがガラッと変わっているのがわかるはずです。
従来は細かな設定ボタンが画面上に並んでおり、カメラに詳しくないユーザーにとって難しい印象を与えていました。しかし、新しいカメラアプリではユーザーが慣れ親しんだUIに変更され、見やすく、そして使いやすくなっています。
レンズの切り替えボタンも最初から画面上に表示されており、ワンタップで切り替えられるので非常に便利です。
フォーカスエリア/モード、ホワイトバランス、顔/瞳AFなどの細かな設定は、「Fn」ボタンをタップすることで、これまで通り設定できるようになっています。
プロモードのほかにも、ぼけ・写真・動画・スロー・その他のモードをシャッターボタンの下から簡単にアクセスできるようになっています。
新しいカメラアプリはユーザーからも好評で、実際に私も使いやすいなと思いました。
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Xperia 1 VIの電池持ちをレビュー
Xperia 1 VIには5,000mAhの大容量バッテリーが搭載されています。
電池の減り具合も従来モデルに比べて確実に良くなっているので、外出先で長時間利用する場合でも安心です。
実際にXperia 1 VIでYouTubeを3時間視聴した場合の電池の減り具合を計測してみたので、その結果をご覧ください。
YouTube視聴した場合の電池持ちを計測
0時間 | 1時間 | 2時間 | 3時間 | |
---|---|---|---|---|
Xperia 1 VI | 100% | 98% | 94% | 90% |
Xperia 1 V | 100% | 97% | 92% | 87% |
Xperia 1 IV | 100% | 91% | 84% | 76% |
Xperia 1 III | 100% | 89% | 82% | 75% |
充電100%の状態でYouTubeを視聴した場合の電池の減り具合を1時間毎に計測しました。
結果、3時間で10%、1時間あたり2~4%の電池が減ることがわかりました。
3時間たった後の電池残量をこれまでのXperia 1シリーズと比較すると、1 V比で3%、1 IV比で14%、1 III比で15%も電池持ちが良くなっていることがわかります。
CPU性能の向上や1~120Hzの可変リフレッシュレートにより、無駄な電力消費がなくなったことが影響しているのかもしれません。
IoTコンサルティング編集部
仮に通勤電車でYouTubeを3時間視聴した場合でも残りの90%は他の用途に利用できるため、1日は十分安心して利用できます!
使い方によっては2日は充電しなくても電池は持つでしょう。
ちなみにXperia 1 VIはQi規格のワイヤレス充電やおすそわけ充電にも対応しています。充電器の抜き差しで充電口を傷めたくない方はワイヤレス充電を利用しましょう。
Xperia独自の充電最適化技術で4年の長寿命
Xperia 1 VIはいたわり充電とXperia独自の充電最適化技術によって、4年使い続けても劣化しにくいバッテリーを実現しています。前モデルのXperia 1 Vでは3年だったため、1年寿命が伸びています。
いたわり充電では充電容量を80%や90%に制限することで、バッテリーへの負荷を軽減することができます。設定はバッテリーのいたわり充電の項目からでき、制御する時間を指定することも可能です。
同じ機種を長く使い続けたいという方は、ぜひ設定しておきましょう。
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Xperia 1 VIの本体価格比較
Xperia 1 VIはSONY公式直販(SIMフリーモデル)のほか、au、ソフトバンク、ドコモでも販売しています。各社ではお得なキャンペーンも実施しており、購入窓口によって価格は大きく異なるため、購入する前に価格を比較しておきましょう。
Xperia 1 VIの本体価格は以下のとおりです。
通常価格 | 新規契約 | 乗り換え | 機種変更 |
---|---|---|---|
ドコモ 209,440円 12GB/256GBモデル | 209,440円 ↓ 2年後に返却で 実質160,600円 | 209,440円 ↓ 2年後に返却で 実質160,600円 | 209,440円 ↓ 2年後に返却で 実質160,600円 |
au 214,800円 12GB/256GBモデル | 203,800円 ↓ 2年後に返却で 実質123,800円 | 192,800円 ↓ 2年後に返却で 実質112,800円 | 209,300円 ↓ 2年後に返却で 実質129,300円 |
ソフトバンク 210,960円 12GB/256GBモデル | 188,976円 ↓ 1年後に返却で 実質45,516円 ※別途 早トクオプション利用料12,100円 | 188,976円 ↓ 1年後に返却で 実質45,516円 ※別途 早トクオプション利用料12,100円 | 210,960円 ↓ 1年後に返却で 実質67,500円 ※別途 早トクオプション利用料12,100円 |
SONY公式 189,200円~ 12GB/256・512GBモデル 16GB/512GBモデル | ・RAM12GB/ROM256GB : 189,200円 ・RAM12GB/ROM512GB : 204,600円 ・RAM16GB/ROM512GB : 218,900円 |
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まとめ | Xperia 1 VIの総合評価
Xperia 1 VIの総合評価は5点満点中 4.5点です。
良い点と悪い点を整理すると、以下のとおり。
- 画面輝度1.5倍で屋外でより見やすくなった
- 1-120Hzの可変リフレッシュレートで電力消費を抑えられる
- 高負荷なアプリもサクサク動くCPU搭載
- マクロ域から望遠域まで幅広い撮影が高画質で楽しめる
- 新しいカメラアプリがシンプルなUIで使いやすい
- フルステージステレオスピーカーが聴いてて心地よい
- 使い方によっては2日使える電池持ちの良さ
- OS最大3回・セキュリティ4年間のアップデート対応で長く使える
- microSDカード(最大1.5TB)が使える
- イヤホンジャック搭載で有線イヤホンも使える
- ワイヤレス充電やおすそわけ充電ができる
- ディスプレイが4K→FHD+になった
- 一般的なスマホのアスペクト比に近くなり握りやすさは低下した
- 生体認証が指紋認証のみ
- 一眼レフαのようなUIカメラが廃止された
- 暗所の望遠撮影はフレアやゴーストが気になる
そして今回Xperia 1 VIを使ってみて、特に印象に残ったのはカメラ性能の高さです。
新たに85-170mmの望遠光学レンズが搭載されたのは個人的にかなり嬉しいです。例えば動物園などで柵越しに動物を撮りたい場合でも、がっつりズームしても画質劣化なく綺麗で迫力のある写真が撮れます。
一眼レフを持っていない方やスマホで遠くの被写体を手軽に撮りたい方は、Xperia 1 VIを買うことで写真を撮るのがより楽しくなるでしょう!
高性能CPUやカメラ、バッテリーなど、尖ったスペックを全部盛りしたスマホがほしいなら、ぜひこの機会にXperia 1 VIを手にとってみてくださいね。
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