小学生に入学するタイミングで子どもにスマホを持たせようと考えている方は非常に多いのではないでしょうか。友達と遊びに行ったり習い事を始めたりと、何かと一人で外出させることも増えてくるはずです。
そんな時にスマホを持たせておけば、いつでも連絡が取れるので安心できます。「ただ一般的なスマホを渡すのは心配だし、今どきキッズ携帯を渡すのもなぁ...」と思っている方も少なくないはず。
そんな時にピッタリなのがHamic MIELSです!
Hamicは「大人への一歩を、その手のひらに。」をコンセプトに、遊び心も忘れず子どもがワクワクできるスマホを提供しています。
Hamic MIELSのコンパクトなボディにはワクワク感と安心感が詰まっています。毎月の通信料も1,100円と使い始めやすくなっているので、子どものスマホデビューにはちょうど良い1台です。
「でも実際の使用感はどうなんだろう?」「電池持ちは良いのかな?」「GPSの精度は?」など、気になる部分も多いでしょう。
そこで本記事では、Hamic MIELSを実際に使ってわかった良い点・悪い点を正直にレビューしていきます。カタログスペックだけではわからない部分も細かくお伝えしていくので、購入を迷っている方はぜひ参考にしてみてください!
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目次
【実機レビュー】Hamic MIELS(はみっく ミエルス)のデザインをチェック!
Hamic MIELSは、手の小さい子どもも無理なく使えるコンパクトでスタンダードなデザインになっています。背面にはシングルカメラ、前面にはパンチホール型のインカメラと指紋認証センサーを搭載しています。
全体的にフラットな仕上がりなのが特徴です。後ほど紹介しますが、Hamic MIELSは5色から選べるiFaceカバーが付いているので、基本的にはケース装着での利用になってくるでしょう。
充電口は本体上部に配置されており、下部にはスピーカーと録音機能付きGPS防犯ブザーが搭載されています。
また、右側面には電源ボタンと音量調節ボタン、左側面にはSDカードトレイとMIELS位置送信スイッチが備わっています。
セット内容
- Hamic MIELS本体
- 取扱説明書
- 充電ケーブル(USB Type C)
- トレーを引き出すピン
付属のiFaceケースは5色から選べる
Hamic MIELSを購入するとiFaceケースが付いてきます。
カラーはブラック・ホワイト・ブルー・グリーン・ペールピンクの5色から選べます。またプラス2,200円すればケースのカスタムオーダーが可能です。
カスタムオーダーでは背景を決めたりスタンプを貼り付けたり、また文字を入れたりして、この世に1つだけのオリジナルケースが作れちゃいます!
親子でケースをデザインして楽しめるのはいいね。
実際にiFaceケースを装着するとこんな感じ。
iFaceということもありオシャレさと機能性を兼ね備えています。背面・側面・ボタン類の凹凸もがっつり保護してくれるので安心して子どもに持たせられます。
ディスプレイ面を下にしてデスクに置いても傷がつかないように設計されているのも良い点ですね!
ちなみにケースの充電口が閉まりづらく、すぐ浮いてきてしまう点は少し気になりました...。
コンパクトサイズだから子どもが使いやすい
そしてHamic MIELSはとにかくコンパクト! 上記の画像ではHamic MIELSの大きさがわかりやすいようにiPhone SE3とiPhone 15の横に並べてみました。
iPhone SE3もかなりコンパクトですがHamic MIELSはそれ以上に小さいサイズ感となっています。iFaceカバー装着時でも縦137.3×幅67.9×厚み18.4mmとなっているので、手の小さい子どもでも握りやすいです。
重量はケース含め188.3g。大人からしたら軽い部類に入ってきますが、子どもからすると微妙なラインです。
Hamic MIELSよりも大画面&大容量バッテリーで160gを切っているスマホもあるので、この点は子どものためにももう少し頑張って欲しい部分かなと思いました。
ケースにはストラップが付けられるから落とす心配もなし
iFaceケースにはストラップが付けられるようになっています。長めのストラップを装着すれば首掛けや肩掛けもできるのでスマホの置き忘れや紛失を防止することができます。
とくに小学生くらいだと外で遊ぶことも多く、うっかり落としてしまうこともあるでしょう。もし故障や紛失をしてしまった場合、余計な出費が発生してしまうので肩掛けでの利用がおすすめです。
Hamic MIELSの初期設定手順
Hamic MIELSが手元に届いたら、まずは初期設定を行っていきます。
一般的なスマホはキャリアで購入すると同時に回線契約も行いますが、Hamic MIELSは端末を購入して手元に届いてからWEBで契約を行います。
事前に支払先に設定するクレジットカードやGoogleアカウントを用意しておくとスムーズに設定が完了しますよ。
Hamic MIELSの初期設定手順は、以下の通り。
ステップごとに解説していきます。
①契約手続きをする
Hamic MIELSが手元に届いたら端末の電源を入れ回線契約を進めていきます。
電源を入れるとHamic MIELSの画面上にQRコードが表示されるので、親のスマホで読み取りましょう。
QRコードを読み取ると「Hamic MIELSへようこそ!」という画面が表示されるので「お手続きを開始」ボタンをタップしましょう。
あとは画面の内容に沿ってGoogleアカウントの作成・ファミリーリンクアプリのインストール・契約者情報の入力等を行っていきます。
アカウントを作成した場合はIDやパスワードを忘れないようにスクショやメモなどをしておいてくださいね。
アカウントを作成していると時間が経ってしまい「予期せぬエラー QRコードを読み取り最初からやり直してください」と出てくる場合があります。 その場合は再度Hamic MIELSの画面に表示されているQRはコードを読み取ってみてください。
最後に「契約を確定する」をタップしたら契約は完了です!
②Hamic MIELSの初期設定をする
回線契約が完了したら端末の初期設定を進めていきましょう。
Hamic MIELSのQRコード画面の下にある「次へ」をタップしたら、「完了した」をタップしてください。
言語設定をしたら「SIMをダウンロードしますか?」>「次へ」とタップを進め、WiFiに接続します。WiFiに接続しないとネットワーク設定ができません。
WiFi接続後、eSIMプロファイルのQRコードを読み取ります。
契約が完了すると「Hamic MIELS 契約完了のお知らせ」と「Hamic MIELS eSIM 有効化準備完了」のメールが親のスマホに届くので、メールに記載されているHamicマイページのURLにアクセスしてeSIMを有効化してください。
eSIM有効化手順
- Hamicマイページを開いてログインする
- 端末一覧から「eSIMの有効化をしたい端末(Hamic MIELS)」を選択する
- 画面下部の「その他のお手続き」から「eSIMの有効化・再発行」を選択する
- モバイルネットワークを利用する端末(Hamic MIELS)でQRコードを読み取る
「IIJを使用しますか?」と画面に出てきたら「有効化」をタップしてください。
後は、子どものGoogleアカウントにログインしたりフィルタリングの設定をしたり、画面に沿って入力を進めていけばOKです!
③防犯ブザーテスト&位置情報サービスの設定をする
初期設定が完了したら防犯ブザーのテストと位置情報サービスの設定を行います。
契約手続きの時に作成した子どものHamicアカウントでHamicアプリにログインしましょう(Hamic MIELSでの操作です)。
防犯ブザーの作動テストの画面になったら、防犯ブザーを鳴らしてみましょう。
次に位置情報通知サービスの設定を行います。
Hamic MIELSの左側面にある位置情報スイッチをオンにして、ottaアプリの利用申し込みが完了したら初期設定は終了です。
Hamic MIELSでできる7つのことをレビュー
Hamic MIELSは電話番号がないだけで基本的には一般的なスマホとできることは同じです。
上記、Hamic MIELSでできる7つのことについて詳しくレビューしていきます。
Hamicアプリで電話やメッセージのやり取りが無料でできる
Hamic MIELSで電話やメッセージのやり取りをする場合は「Hamicアプリ」を使います。
「Hamicアプリって何?」と思う方もいるかもしれませんが、使い方はLINEそのものです。LINEを使ったことがある方なら同じ感覚で使えるでしょう。
Hamicアプリではボイスメッセージや写真、動画なども送れます。
私も操作に手こずることなくカンタンに使いこなせました。親も子どもに使い方を教えやすいと思います!
通話も24時間無料なので時間を気にすることなく楽しめます。声もクリアに聞こえますし通話品質は良いなと思いました。ただビデオ通話はできません。
また親戚や友達など、相手側もHamicアプリを入れていれば「つながりを追加」からQRコードを読み取るだけで電話やメッセージができるようになります。
Hamicアプリの設定画面にはパスワードをかけておけるので、子どもにアカウント情報をいじられる心配もないでしょう。
Hamic MIELSに携帯電話番号がないことでSMSによる迷惑メールや知らない番号からの電話がかかってくる危険性を阻止できるので、これなら心配いりません。
LINEはインストールできるけど使えないので注意!
「でもやっぱりLINEを使いたい」という方もいるでしょう。しかし、Hamic MIELSではLINEが使えません。
PlayストアからLINEアプリをインストールすることはできるのですが、LINEアカウントが作成できないのです。
LINEアカウントを作成する際はで携帯電話番号が必要です。ただHamic MIELSには携帯電話番号が存在しないので、アカウントを作成することができません。
ニュースやウォレット機能などが付いていないので、むしろ子どもにはLINEよりもHamicアプリのほうが適していると思います。
おまけ程度だがカメラで写真や動画撮影ができる
Hamic MIELSにはカメラが搭載されているので写真や動画の撮影ができます。
カメラの撮影モードには標準・長時間露光・スローモーションなども備わっており、撮影が楽しめるようになっています。
実際にHamic MIELSで撮った写真はこちら↓
日中の撮影に関しては白飛びする場面もありましたが、意外と綺麗に撮れたなという印象です。スマホで見る分には十分でしょう。
ただ暗所撮影は苦手な様子。全体的にノイズが目立ちます。
暗所でも光があればある程度綺麗な写真が撮れるとは思いますが、あまり期待しすぎないほうが良いでしょう。
あと個人的に気になった点としては、ピントあわせの時と音とシャッター音の大きさです。撮影の際に画面をタップするとピピッと音が鳴るのですが、その音が大音量。
またシャッターを切った時のカシャッという音も大音量です。そのため静かな場所での撮影は気を使うかもしれません。
カメラ性能に関してはおまけ程度に考えておいたほうが良いかも。
最大128GBのSDカードにも対応!
Hamic MIELSの本体容量は32GBと少ないので写真や動画をたくさん撮ったり、アプリをインストールしすぎたりすると、すぐに容量不足になってしまいます。
ただ、Hamic MIELSは最大128GBのSDカードに対応しています!SDカードを別途用意すればある程度のデータは保存しておけるので便利ですね。
指紋認証を使って画面ロック解除ができる
Hamic MIELSは指紋認証に対応しています。パスコードを入力しなくても指紋を登録しておけばスムーズに画面ロックを解除できます。
認証精度はかなり高いと思います。ただ認証からホーム画面に遷移まで若干ラグがあるかなと思いました。
とは言え、子どもが使う分にはそんなこと気にしないと思いますし、全然許容範囲です。
otta見守りアプリで位置情報を親に共有できる
otta見守りアプリを使えば子どもの位置情報を確認することができます。
位置情報はほぼリアルタイムで見ることができますし、過去の行動履歴も見れるのでどこに行っていたのかを親がしっかり把握しておけます。
過去の行動履歴では”何時何分にどこにいた”という細かい所まで教えてくれるので非常に安心です。
またマイスポットの通知設定をしておけば、設定しておいたスポットに子どもが到着すると通知が入るようにできます。
例えば塾に通っているなら、マイスポットに設定しておくことで塾に到着したかどうかを確認できます。また親が仕事で家を離れている場合も、マイスポットに自宅を登録しておけば、子どもが自宅に到着した時に通知が入るようになります。
このように子どもの行動を細かく把握しておけるので安心感があります。
位置情報の精度としては稀にズレる場合もあるので、ファミリーリンクの位置情報サービスとあわせて使うのが良さそうです。
防犯ブザーで現在地や周囲の音声を知らせることができる
Hamic MIELSには防犯ブザーが搭載されています。身に危険が生じたときに防犯ブザーを引けば大音量でブザー音が鳴り、周囲の音声を録音してくれます。
以下は実際に防犯ブザーを作動させた時の動画です。
防犯ブザーを引くと「ピーピーピー録音します録音します」とガイダンスが流れ、周囲の音声を録音します。その20秒後くらいから「ピーピーピー通報しました通報しました通報しました」と鳴り続けます。
防犯ブザーの作動ストラップも固すぎないので、子どもの力でも問題なく使えるでしょう。防犯ブザーの音量はもう少し大きくてもいいような気がしました。
防犯ブザーが鳴ってしばらくすると、親のスマホに防犯ブザーが作動したこと、位置情報や音声の確認をしてくださいというような内容のメッセージが届きます。
防犯ブザーとスマホを2台持ちする必要がない点も良いですね。
ファミリーリンクでスマホ・アプリの利用時間を制限できる
親用と子ども用のGoogleアカウントを用意すればファミリーリンクで子どものスマホの利用時間を確認したり、利用制限をかけたりできます。
実際に親のスマホの画面はこんな感じ↓
YouTubeを1時間半視聴、スイカゲームで4分間遊んだということがパッと見でわかるようになっています。
もしスマホをいじりすぎているなと思った時は、強制的に親のスマホから操作できないようにロックをかけることもできます。
事前にHamic MIELSの1日あたりの利用時間を決めたり、時間指定してスマホが使えない時間を設定したり、アプリごとに利用可能時間を設定したりもできます。
ロック中でも一部のアプリに限定して、そのアプリだけを使えるようにすることは可能です。例えば、連絡は取れるようにしておきたいという場合はHamicアプリのみ「常に許可」しておけば問題ありません。
ネット検索・YouTube視聴・ゲームなどもできる
Hamic MIELSは一般的なスマホとできることはほとんど変わりません。ネット検索もYouTube視聴もゲームもできます。実際にアプリをインストールするPlayストアもあります。
画面は小さいですがYouTubeもサクサク視聴できます。ただ、データ容量は1GBしかないので使いすぎるとすぐ低速になってしまうので注意です。外出先では連絡手段として使うことに限定し、YouTubeやゲームはWiFi環境下で利用させるのが良いでしょう。
子ども向けのスマホなのでゲームはできないかなと思っていたのですが、隙間時間に遊ぶような軽めのゲームなら普通にプレイできました。実際にスイカゲームをプレイしてみたのですが何の問題もなく楽しめました。
ちなみにゲームやアプリは子どもが勝手にインストールできないようになっています。インストールするごとに親にリクエストが送信され、それを親が承諾しないとインストールできないので、その点の心配はいらないでしょう。
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Hamic MIELSのメリット・良い所をレビュー
Hamic MIELSを実際に使って感じたメリットは、以下の通りです。
意外と電池持ちがいい
Hamic MIELSは3,500mAhのバッテリーを搭載しています。一般的なスマホに比べるとバッテリー容量が少なく心許ないなと思ったのですが、意外と電池持ちは良かったです。
実際にYouTubeを3時間視聴した場合と11時間完全放置した場合で、電池の減り具合を計測してみました。
計測結果
【YouTubeを視聴した場合】
91%→85%(1時間後)→79%(2時間後)→73%(3時間後)
【11時間完全放置した場合】
68%→67%(約1%減)
YouTubeを視聴した場合は1時間あたり約6%の電池が減り、11時間完全放置した場合は約1%の電離が減りました。
子ども用のスマホということもあり頻繁にスマホを使うわけでなないので、これだけ電池が持てば十分でしょう。
画面が明るいので屋外でも見やすい
写真だとわかりずらいのですが、Hamic MIELSはそこそこの画面輝度があり、太陽光の強い屋外でも問題なく見えました。
見づらくてストレスになることはないでしょう。
一般的なエントリー向けのスマホは画面輝度を最大にしても暗いと思うこともありますが、Hamic MIELSは問題なさそうです。
防犯ブザー付き&機能制限もかけらるので安心感がある
Hamic MIELSを子どもに持たせるメリットは、防犯ブザーを搭載している部分が大きいと思います。スマホに防犯ブザーがあるだけで強い安心感があります。
一般的なスマホには防犯ブザーが搭載されていないため、どうしても専用の防犯ブザーと2台持ちになってしまいます。
でもHamic MIELSなら1台で解決!
また防犯ブザーを作動すれば周囲の音声が親のスマホに送信されるので、トラブルをいち早く解決するためのカギになるはずです。スマホと防犯ブザーが一体型になっている点は大きなメリット!
アプリ等の機能制限も細かくかけられるので、Hamic MIELSは子どものスマホデビューにはもってこいだと思います。
十分な通信速度で高画質の動画もサクサク視聴できる
Hamic MIELSはドコモ回線を使っており通信速度も十分です。
自宅付近での計測ですが、土日も平日も下りは20Mbps程度の速度がでていました。
▲(左から)土曜日 16時ごろ/日曜日 午前中/平日 お昼過ぎ
これくらいの速度がでていれば日常的なテキストでのやり取りや調べ物はもちろん、YouTubeも高画質で視聴できるレベルです。
データは1GBしかないので外で使いすぎると低速になってしまうので注意が必要ですが、速度的な問題はクリアしていると言って良いでしょう。
変に知らない格安SIMを使うよりも安心できます。
Hamic MIELSのデメリット・悪い所をレビュー
Hamic MIELSを実際に使って感じたデメリットは、以下の通りです。
キーボードが小さくて入力しにくい
Hamic MIELSは小さめスマホであるがために、キーボードは小さく入力しづらいのがデメリットです。
iPhone 15 Proのキーボードと比較してみるとこんな感じ↓
iPhoneのキーボードの大きさに慣れてしまっているというのもありますが、Hamic MIELSは小さくて誤入力してしまうことが多いです。
とくに初期設定の段階でIDやパスワードを入力するときは誤入力していることに気づかずログインがはじかれる場面が何度かありました。
携帯性と操作性はトレードオフですね。
防犯ブザーの誤作動で安否が心配になるかも
防犯ブザーは子どもが作動させやすいように引っこ抜きやすい固さなっています。
そのため、何かの拍子に防犯ブザーのストラップがどこかに引っかかると誤動作してしまう可能性があります。防犯ブザーが作動すると必ず親のスマホに通知が飛んでくるため、安否が心配になってしまうかもしれません。
ポケットやカバンにスマホを入れるよりも、ストラップを付けて肩がけしたほうが誤動作を防げるかもしれません。
Hamic MIELSの口コミ・評判を調査
Hamic MIELSの口コミ・評判についても調査してみました。
主な口コミ・評判
- バッテリー持ちがいい
- 小ぶりでカワイイ
- 文字を入力する練習にちょうど良い
- やり取りはHamicアプリを使うので安心感がある
- GPSの場所は少しズレることもあるが問題なく動作する
- 防犯ブザーで周囲の音声を録音してくれるので慌てずにすむ
- 専用ケースの充電口の部分が浮いてくる
- 初期設定に苦労した
全体的に悪い口コミよりも良い口コミのほうが目立っている印象です。子どもに持たせるスマホとしてはちょうど良い1台。
親としては初期設定における苦労がありますが、画面に沿って設定していけば難しいことはありません。ただ工数はやや多めなので最初は頑張って設定してみてください!
Hamic MIELSとHamic POCKET Lの違いをスペック一覧表で比較
以下はHamic MIELSとHamic POCKET Lのスペック一覧表です。
Hamic MIELS | Hamic POCKET L | |
---|---|---|
OS | Android 12 | Android Go Edhition |
サイズ | H137.3×W67.9×D18.4mm (iFaceケース装着時) |
H106.5×W57.6×D24.2mm (専用ケース装着時) |
重量 | 188.3g(iFaceケース装着時) | 151.8g(専用ケース装着時) |
ディスプレイ | 4インチ | 3インチ |
背面カメラ | 1,300万画素 | 500万画素 |
前面カメラ | 800万画素 | 200万画素 |
メモリ | 3GB | - |
ストレージ | 32GB | - |
SDカード | 対応(最大128GB) | - |
バッテリー容量 | 3,500mAh | 2,000mAh |
防水防塵 | IP65(iFaceケース装着時) | IP64(専用ケース装着時) |
全体的にスペックが高いのはHamic MIELSです。
Hamic MIELSは「子どものためのファーストスマホ」、Hamic POCKET Lは「連絡可能な子どものための見守りデバイス」をテーマに作られています。
できることにほぼ差はありませんが、Hamic MIELSのほうがよりスマホを意識した作りになっており、カメラ画素数やバッテリー容量が多くなっており、SDカードも使えるようになっています。
Hamic POCKET Lについては筐体もかなり小柄なので、本当に連絡手段として持たせておくことがメインになる幼稚園年長~小学生低学年の子どもにおすすめです。
Hamic MIELSとキッズ携帯はどっちがおすすめ?
キッズ携帯はどちらかと言うとHamic MIELSではなくHamic POCKET L寄りです。
そのため、スマホを視野に入れはじめている年齢ならHamic MIELSがおすすめと言えるでしょう。連絡手段だけでいいならキッズ携帯でも良いかもしれません。
ただキッズ携帯は親と子どもが同じキャリアで契約しなくてはいけないという縛りがある場合もあります。
その点、Hamic MIELSは自由度が高いので、親が格安SIMを使っている場合でもおすすめできます。
Hamic MIELSの本体価格と料金について
ここではHamic MIELSの料金について紹介していきます。
ココがポイント
- プランはデータ1GBで月額1,100円~
- 端末は購入とレンタルから選べる
プランはデータ1GBで月額1,100円~
Hamicの料金プランはデータ1GBで月額1,100円です。ワンプランのみで有料オプションもないシンプルな料金体系です。
携帯電話番号は付与されないため、通常の電話機能は使えません。Hamic MIELSはHamicアプリを介したインターネット回線を利用した通話になります。
ただ、防犯ブザー機能や位置情報サービスが付いてきたり、通話料が24時間無料だったりということを考えると、そこそこ良いのではないかなと思います。
データは1GBになりますが、200MB 220円・500MB 440円・1GB 880円から追加データの購入が可能です。
WiFi環境下であればデータは消費しないので、動画視聴やゲームをさせるなら自宅等のWiFiに繋がっている時が良いでしょう。
端末は購入とレンタルから選べる
Hamic MIELSの機種代金は29,700円(税込)です。端末は購入もしくはレンタルから好きな方を選べます。
レンタルの場合は月額料金が2,200円になります。端末を購入しする時よりも月額料金が高くなるので、Hamic MIELSを2年3ヶ月以上使う予定なら、端末を購入したほうがお得です。
ちなみにHamicは契約期間やレンタル期間の縛りもなければ、解約金もかかりません。1ヶ月だけレンタルするということも可能なので、悩んでいる方はお試しで使ってみるのもありでしょう。
Hamic MIELSに関するよくある質問
ここではHamic MIELSを契約・購入する際によくある質問をまとめています。
以下のような疑問を抱えている方はここで解決しておきましょう。
よくある質問
- Hamic MIELSは中学生にも持たせられる?
- Hamic MIELSはどこの携帯会社の回線ですか?
- Hamic MIELSは通話できない?
- Hamic MIELSを解約する時に違約金はかかる?
Hamic MIELSは中学生にも持たせられる?
とくに年齢制限はないため、中学生でもHamic MIELSは使えます。
ただ中学生になると一般的なスマホを持ち始める方も多いので、そのあたりも判断材料に入れながら検討してみると良いでしょう。
Hamic MIELSはどこの携帯会社の回線ですか?
Hamic MIELSはドコモ回線を使っています。そのため日本全国で利用できます。
海外利用に関しては非対応なので注意してください。
Hamic MIELSは通話できない?
Hamic MIELSは携帯電話番号を用いた一般的な通話は利用できません。
電話かける・うける際はHamicアプリを使います。インターネットを利用したアプリ通話なので、通話料金がかからない点がメリットです。
Hamic MIELSを解約する時に違約金はかかる?
違約金はかかりません。
また、Hamic MIELSに契約期間やレンタル期間の縛りもありません。
Hamic MIELSの総合評価 | スマホデビューにちょうど良い1台
今回は子ども向けスマートフォンのHamic MIELSをレビューしました。
総合評価としては、十分満足できるスマホで小学生の子どもにはピッタリな1台だなと思いました。
今の子どもはネットに触れるのが早い時代です。早い段階でスマホを持たせ、正しいスマホの使い方を親がレクチャーすることは大切なことです。
反抗期に入ってからスマホを渡すのと、入る前にスマホを渡すのでは、スマホに対する向き合い方は全く変わってくると思います。
Hamic MIELSならスマホやアプリに制限もかけられ、成長段階にあわせてフィルタリングを緩めてあげることも可能です。
また、音声録音機能付きの防犯ブザーやリアルタイムでのGPU機能も無料で使えるので、一般的なスマホに比べてHamic MIELSには強い安心感があります。
あえて携帯電話番号を持たずデータ通信だけできるスマホを渡すのは良い選択肢だと思います。
そしてコンパクトで可愛らしいデザインは子どもからの受けも良いでしょう。キッズ携帯からの乗り換えはもちろん、初めてのスマホデビューにもHamic MIELSはおすすめです。
購入だけでなくレンタルも可能なので、ぜひこのタイミングであなたもHamic MIELSを手にとってみてくださいね。