ドコモのhome 5Gは、自宅のWi-Fi環境が工事不要でネットが使い放題になる5G対応のホームルーターです。
コンセントを挿すだけでWi-Fiが使い放題になるため、すぐに導入できる、スマホのプラン料金を安くできるなどのメリットがあります。
しかし、ドコモのhome 5Gには「HR01」と「HR02」の2つの機種があるため、どちらを使うべきか迷ってしまうでしょう。
そこでこの記事では、ドコモhome 5Gの「HR01」と「HR02」の違いを5つの項目で徹底比較します。
ドコモhome 5Gの利用を考えている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
home 5G「HR02」と「HR01」の違いをスペック一覧表で比較
ドコモより、2023年3月7日にhome 5Gのホームルーター「HR02」が発売されました!
ただ、ここで疑問に思うのが「前モデルのHR01からどこがどう進化したのか」という点ではないでしょうか?
ルーターの本体価格には約3万円のひらきがあるため、その価格差にお金を払う価値があるのかどうか、というのは事前に知っておきたいところです。
結論、home 5G「HR02」と「HR01」の違いは、デザイン・重量・有線LANの対応規格・最大伝送速度・Wi-Fi EasyMesh機能の有無・同時接続台数・消費電力・本体価格の8つです。
home 5G「HR02」と「HR01」のスペック一覧表は、以下の通り。
| HR02 | HR01 | |
|---|---|---|
| デザイン |  |
 |
| 本体サイズ(高さ×幅×厚み) | 約170×95×95mm | |
| 重量 | 約847g | 約720g |
| カラー | ダークグレー | |
| 無線LAN | IEEE802.11a/最大54Mbps IEEE802.11b/最大11Mbps IEEE802.11g/最大54Mbps |
|
| 有線LAN | IEEE802.3bz(2.5GBASE-T) : ○ IEEE802.3ab(1000BASE-T) : ○ IEEE802.3u(100BASE-TX) : ○ IEEE802.3(10BASE-T) : — |
IEEE802.3ab(1000BASE-T) : ○ IEEE802.3u(100BASE-TX) : ○ |
| 最大通信速度 | 5G : 受信最大4.2Gbps / 送信最大218Mbps 4G : 受信最大1.7Gbps / 送信最大131.3Mbps |
|
| 最大伝送速度 | IEEE802.11n(Wi-Fi 4)/最大600Mbps IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)/最大3467Mbps IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)/最大4804Mbps |
IEEE802.11n(Wi-Fi 4)/最大300Mbps IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)/最大867Mbps IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)/最大1201Mbps |
| Wi-Fi6 | 対応 | |
| Wi-Fi EasyMesh | 対応 | 非対応 |
| 2GHz帯 / 5GHz帯 | 対応 / 対応 | |
| 同時接続台数 | 66台 (Wi-Fi 64台 / 有線LAN 2台) |
65台 (Wi-Fi 64台 / 有線LAN 1台) |
| かんたん接続機能 | WPS / QRコード接続 | |
| 消費電力 | 最大25W | 最大22W |
| 本体価格 | 71,280円 | 39,600円 |
| 公式販売ページ | HR02 ドコモ公式 | HR01 ドコモ公式 |
性能面でとくに大きく進化した点は、同時接続台数とWi-Fi EasyMesh機能です。
ここからは各ルーターの違いを詳しく解説していきます。
Wi-Fiの導入を検討している方や乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ドコモ home 5G公式 : https://www.docomo.ne.jp/home_5g/
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目次
home 5G「HR02」と「HR01」の本体価格/値段の違いを比較
本体価格はHR01が39,600円なのに対し、HR02は71,280円と39,600円の価格差があります。
性能面が進化しているため、価格の上昇は仕方がないのかもしれません。
ただ、一括払いで購入する予定がある方にとっては大きな負担になってきます。きちんと性能面を比較し、自分にあっているホームルーターを選ぶことが重要です!
ただhome 5Gには月々サポートがあるため、実質負担は0円に抑えられます。
月々サポートで実質負担0円
月々サポートとは、対象機種を購入した際に毎月の基本料金から割引が受けられるキャンペーンです。
割引額はHR02が71,280円で、HR01が39,600円。
| HR02 | HR01 | |
|---|---|---|
| 機種代金 | 71,280円 | 39,600円 |
| 月々サポート | 71,280円割引 (-1,980円×36回) |
39,600円 (-1,100円×36回) |
| 実質負担 | 実質0円 | 実質0円 |
月々サポートは、どんな場合であっても36回分割で割引されます。一括払いでも36回払いでも24回払いでも、36回分割で割引は入ります。
home 5Gを3年以上利用する予定がある方にとっては、負担抑えて使い始められるので嬉しいサポートですね!
例えばWiMAXであれば、このようなサポートはありません。初期費用を抑えてWi-Fiを導入できる点はhome 5Gの魅力です。
home 5Gのプランと月額料金
続いて、機種代金とプラン料金を組み合わせた場合の月額料金を見ていきましょう。
home 5Gには「home 5G プラン」という専用プランがあります。HR02でもHR01でもプランは同じで、月々4,950円です。
| HR02 | HR01 | |
|---|---|---|
| 機種代金 | 一括払い 71,280円 36回分割 1,980円/月 |
一括払い 39,600円 36回分割 1,100円/月 |
| 月々サポート | 71,280円割引 (-1,980円×36回) |
39,600円 (-1,100円×36回) |
| home 5G プラン | 4,950円/月 | |
| 月額料金(3年間) | 一括払い 2,970円 36回分割 4,950円/月 |
一括払い 3,850円 36回分割 4,950円/月 |
| 月額料金(4年目以降) | 4,950円/月 | |
機種代金を一括で支払った場合、3年間の月額料金はHR02が2,970円でHR01が3,850円です。4年目以降は月々サポートが終了するため、プラン料金のみの4,950円がかかってきます。
一方で機種代金を36回分割にした場合は、両機種とも月額料金は4,950円です。
「途中から料金が上がるのが嫌だ」という場合はホームルーターを36回分割で購入、「機種代金を分割で払うのは嫌だ」という場合は最初に一括で払ってしまいましょう!
ドコモ home 5G公式 : https://www.docomo.ne.jp/home_5g/
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home 5G「HR02」と「HR01」のデザイン・大きさの違いを比較
| HR02 | HR01 | |
|---|---|---|
| 本体サイズ(高さ×幅×厚み) | 約170×95×95mm | |
| 重量 | 約847g | 約720g |
| カラー | ダークグレー | |
HR02とHR01の本体の大きさやカラーは変わりません。ただデザインと重量に違いがるので、細かく見ていきましょう。
HR01の時はLEDランプが本体側面の上部に横並びに配置されていましたが、HR02では縦並びに配置されています。そのためランプが見やすくなり、接続状況がすぐわかるように工夫されています。
(左から)HR01 / HR02
また、HR02は有線LANポートで2台まで接続できるようになっているので、背面の差込口が増えています。
(左から)HR01 / HR02
大きな差はありませんが、微妙に違うのがわかります。
実際のホームルーターの大きさが伝わりやすいように、アレクサを横に並べてみました。
(左から)アレクサ/HR01
また性能面がグレードアップしているからなのか、重量はHR01が約720gだったのに対し、HR02では約847gと約127gの差があります。
ただ持ち運ぶものではないので、重量はあまり気にしなくても良さそう。
ちなみに付属品はHR01もHR02も同じです。
同梱物
- ホームルーター
- 電源コード
- LANケーブル
- SIMカード
- かんたんセットアップマニュアル
LANケーブルはHR01もHR02もカテゴリ6
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home 5G「HR02」と「HR01」のWi-Fi EasyMesh機能の違いを比較
HR01では非対応だったWi-Fi EasyMesh機能はHR02で対応しました。
ここはHR02が進化したポイントの1つで、大きな強みとなる部分です。
Wi-Fi EasyMeshとは、メッシュWi-Fiに対応したWi-Fi機器と接続できる機能です。
一般的な中継機は、ただ単純にメインルーターの回線を中継しているだけ。
そのため、同時に複数台のデバイスを接続すると、どうしても本体に負荷がかかり過ぎてしまい通信速度が遅くなってしまいます。
かと言って、2階建てや3階建ての家だとWi-Fiを拾えない、もしくは拾いにくい部屋があるので中継機は必須です。
Wi-Fi EasyMeshなら中継機のデメリットを解消し快適なWi-Fi環境を実現できます。
Wi-Fi EasyMeshを採用したHR02では、メッシュWi-Fiに対応した複数台の機器に接続すれば負担を分散させられます。
そのため、家のどこにいてもほぼ同じパフォーマンスでWi-Fiを使うことが可能! 超簡単にお伝えすると、HR02の分身を複数作り出せるということです。
中継機は本体から一方通行で電波を飛ばす、メッシュWi-Fiは網目状に電波を飛ばすというイメージです。
もしあなたが大きな家に住んでおり「Wi-Fiが入りづらい部屋がある」「同時に10台20台とWi-Fiに繋ぐ場面がある」というなら、Wi-Fi EasyMeshに対応したHR02を購入しましょう!
そしてメッシュWi-Fiを別途購入して、快適なWi-Fi環境を作り上げましょう。
メッシュWi-Fiに対応したルーターはドコモオンライショップでも購入できます。
Wi-Fi EasyMeshの設定方法
Wi-Fi EasyMeshの設定方法は、以下の通りです。
設定方法
- HR02に接続したデバイスで設定ページ(http://web.setting/)にアクセスする
- 「設定」をタップする
- 「Wi-Fi設定」をタップする
- 「詳細設定」をタップする
- 「EasyMeshの利用」のプルダウンをタップし「有効」を選択する
- 「適用」をタップして設定完了
WPSボタン
あとは、購入したメッシュWi-Fi対応のルーターで接続操作すれば終わりです。接続方法は機器によって違うので、あなたが購入した製品のサポートページから確認しましょう。
ちなみに、メッシュWi-Fiに対応したルーターすべてがhome 5G HR02に対応しているわけではありません。購入前は必ず動作確認済みの機器かどうか確認してくださいね。(home 5G HR02 Wi-Fi EasyMeshサブ機 動作確認済み機種)
ドコモ home 5G公式 : https://www.docomo.ne.jp/home_5g/
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home 5G「HR02」と「HR01」の通信・伝送速度の違いを比較
| HR02 | HR01 | |
|---|---|---|
| 最大通信速度 | 5G : 受信最大4.2Gbps / 送信最大218Mbps 4G : 受信最大1.7Gbps / 送信最大131.3Mbps |
|
| 最大伝送速度 | IEEE802.11n(Wi-Fi 4)/最大600Mbps IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)/最大3467Mbps IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)/最大4804Mbps |
IEEE802.11n(Wi-Fi 4)/最大300Mbps IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)/最大867Mbps IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)/最大1201Mbps |
最大通信速度は両機種とも同じです。
5G接続時は受信最大4.2Gbpsで送信最大218Mbps、4G接続時は受信最大1.7Gbpsで送信最大131.3Mbpsです。
ただ最大伝送速度は各機種で違いがでています。
例えばWi-Fi6では、HR01が最大1201Mbpsなのに対し、HR02は最大4804Mbpsの速さです。
通信速度 : 通信における速さ
伝送速度 : 情報が伝わる速さ
通信速度は同じですが、伝送速度はHR02のほうが速いので、トータル的に考えてHR02のほうが高いパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
また、HR02の本体には4方向に配置した4本のアンテナを搭載しています。そのため、常に良好な通信で安定した接続が可能です。
ただ、最大通信速度や最大伝送速度はあくまで理論値です。
利用地域や接続状況に応じて速さは変わるので、あくまで目安程度に捉えるようにしましょう。
朝の8時台では下り81.2Mbpsでており、夜の22時台では60.5Mbpsでていました。このくらいの速さがでていれば、オンラインゲームもプレイできます。
ゲームガチ勢となるとストレスに感じる場面もでてくるかもしれませんが、エンジョイ勢であれば十分楽しめるでしょう。
docomoのHR01が快適。楽天の時より10倍位速い。 pic.twitter.com/O3XqZKmP5g
— Tsutomu (@Tsutomu_m) February 22, 2022
home 5G「HR02」と「HR01」の同時接続台数の違いを比較
| HR02 | HR01 | |
|---|---|---|
| 同時接続台数 | 66台 (Wi-Fi 64台 / 有線LAN 2台) |
65台 (Wi-Fi 64台 / 有線LAN 1台) |
同時接続台数は、HR02が66台でHR01が65台です。
両機種ともWi-Fi接続台数は64台ですが、有線LANはHR02のほうが1台分多く接続できます。
基本的に無線よりも有線接続のほうが通信速度が速く安定します。
もし有線LANで使いたいデバイスが2台あるのであれば、HR02を購入しましょう。
ただHR01もスイッチハブを利用すればLANポートを増やせるので、その他のスペックで購入機種を判断しても良いかもしれません。
home 5G「HR02」と「HR01」どっちを買うべき?
ここまで紹介したHR02とHR01の違いから、どっちを買うべきか紹介していきます。
広い家に住んでいるならHR02がおすすめ
HR02の強みは接続の安定さにあります。
その安定さを実現しているのが、4方向に配置した4本のアンテナとWi-Fi EasyMeshです。
アンテナが多いということは拾える電波の範囲が広いということ。常に良好な通信が利用できるので、HR01に比べて通信品質のムラが少なく快適に利用できます。
そして、HR02をとくにおすすめしたいのが広い家に住んでいる方です。
広い家だと、どうしても2階や端っこの部屋までWi-Fiが届きにくいんです....。そのため中継機は必要になってくるでしょう。
しかし、Wi-Fi Easy Meshに対応しているHR02であればその悩みを解消できます。別途メッシュWi-Fi対応のルーターを各部屋の近くに設置しておけば、良好な電波が入るようになりWi-Fi環境を強化できます!
もしWi-Fiが入りづらい場所があると悩んでいるのなら、home 5G HR02の購入がおすすめですよ。
ルーター代を安く済ませたいならHR01がおすすめ
「とにかくルーター代は安く済ませたい!」というならhome 5G HR01がおすすめです。
HR02は71,280円ですが、HR01なら約3万円安い39,600円で購入可能。どちらも月々サポートで実質0円になるとはいえ、3年以内に解約する予定がある場合は端末代金の支払いが発生してしまいます。
また一括払いを検討しているなら、HR01のほうが確実に初期費用を抑えられます。
「ひとり暮らしで1LDKの家だからWi-Fiを使う場所も決まっている」というなら、Wi-Fi EasyMeshに魅力を感じることもないでしょう。
それなら最大25,000円相当のdポイント還元が受けられるHR01を検討してみてくださいね!
HR01からHR02へ機種変更する価値はある?
以下に当てはまる方は、HR01からHR02への機種変更を検討しても良いかもしれません。
- 家が広くWi-Fiが届かない部屋がある→Wi-Fi EasyMeshが使えるようになる
- 通信が安定しない→4方向に配置された4本のアンテナと約4倍になった伝送速度でパフォーマンスが向上する可能性がある
結局は、HR02の進化ポイントに価値を感じられる方が機種変更をするべきです。
「通信速度がめちゃくちゃ速くなった!」とかはないので、HR01でとくに不満がないならそのまま使い続けて問題ないでしょう。
ドコモ home 5G公式 : https://www.docomo.ne.jp/home_5g/
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home 5G「HR02」→「HR01」への進化ポイントまとめ
今回はドコモhome 5Gのホームルーター「HR02」と「HR01」の違いを紹介しました。
違い
- デザイン : LEDランプの位置が違う
- 重量 : HR02が約847gでHR01が約720g
- 有線LAN : HR02はIEEE802.3bz(2.5GBASE-T)に対応
- 最大伝送速度 : HR01に比べてHR02は最大約4倍の速さ
- Wi-Fi EasyMesh : HR01は非対応だがHR02は対応している
- 同時接続台数 : HR02は有線LANポートが1つ増え同時接続台数は65台→66台に増えた
- 消費電力 : HR02は最大25WでHR01は最大22W
- 本体価格 : HR02は71,280円でHR01は39,600円
切り分けのポイントは「Wi-Fi EasyMesh」が必要かどうかです。そのほかの違いに関しては、利用する上でそこまで大きな影響はないでしょう。
もしあなたの自宅でメッシュWi-Fiが必要な状況ならHR02を、安さ重視ならHR01を手にとってみてください。
回線工事をせずに手軽に導入できる点がhome 5Gの魅力です。光回線とまでは言いませんが、ホームルーターの中ではパフォーマンスに優れた機種です。
ぜひ今後のWi-Fi生活にhome 5Gの「HR02」または「HR01」を取り入れてみてはいかがでしょうか。今なら最大25,000円相当のdポイント還元も実施していますよ!
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