2022年10月Xperia 5シリーズの最新作、Xperia 5 IVが発売されました。
Xperiaはソニーが開発するスマートフォン。Xperia 5 IVはそのハイエンドモデルで、ソニーのカメラやスピーカーの技術が惜しげもなく盛り込まていることや、馴染みの深いイヤホンジャックやSDカードスロットを残したモデルであることで高い人気を誇ります。
そこで今回はXperia 5 IVの実機を使って7項目で徹底レビューしていきたいと思います!
Xperia 5 IVって実際のところどうなの?
- 外観や持ち心地はどうなの?
- カメラは綺麗に撮れるの?
- バッテリー持ちはいいの?
- 動画視聴やゲーム性能ってどうなの?発熱は気になる?
- どんな音を奏でるの?
- 生体認証(指紋認証)は使いやすい?
といった観点で、正直にレビューしていきたいと思います。
Xperia 5 IVを買うか悩んでいる方には参考になる記事となっています。ぜひ最後までお読みください。
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目次
実機開封! Xperia 5 IVのデザイン・外観をレビュー
まずはデザインと外観をレビューしていきます。見た目は前モデルのXperia 5 IIIと変わらない見た目となっていますが…
デザインだけでなく実際の使い心地も含めてお伝えしていきたいと思います。
Xperia 5 IVの背面|高級感がある光沢にマットな仕上げ
背面はXperia 5 IIIと同じくマット状で光沢感のあるガラス素材を利用。指紋がつきにくく、さらに触りごごちがよく高級感がある仕上がりとなっています。
3つのカメラが縦に並び、楕円型のカメラユニットに収まっているのは変わりません。カメラのサイズは気持ち小さくなりました。これは望遠レンズがヘリスコープ型から単焦点型に変更になったことによるものなので素直に喜べるものではないですが…カメラユニットの出っ張りが小さいのも嬉しいポイントです。
背面カメラはキャッシュカード約1枚分の出っ張りです。

▲キャッシュカード約1枚分の出っ張り

左がXperia 5 IV右がXperia 5 III。若干カメラユニットが小さくなっている。また相変わらずカメラの出っ張りが小さい。
この高級感のある仕上がりが最高という声も上がっています。筆者もこの意見に激しく同意です!
Xperia5IV
つや消しカッコよすぎだし触り心地いいし指紋付きにくいし最高だろ
美しい pic.twitter.com/pIRv6bss8I— トム (@tom1964zero) October 24, 2022
ちなみにXperia 5 IVの同梱物はクイックスタートガイドのみです。
Xperia 5 IVのディスプレイ|上下にノッチがあるものの表示領域が広い
ハイエンドモデルスマホはフルディスプレイにパンチホールというのが今現在の流行です。しかしXperia 5 IVは前作と同じで上下にノッチを配し上部のノッチにインカメラを埋め込む構造。ただノッチも最小限に抑えれており、綺麗に収まっている印象。ノッチのおかげで表示領域がしっかり長方形となっているのも何か美しく感じてきます。
機種自体が上下に長いのもあり表示領域も大きいのは嬉しく、ノッチが気にならない理由にもなっている気がします。
Xperia 5 IVの側面|右側面にまとまったボタン配置と出っぱっていない指紋センサーが素敵

▲右側面

▲左側面
側面の仕上がりは少し丸みを帯びていたXperia 5 IIIと違い、フラットな形状に変わりました。人によると思いますが、フラットになったことで持ちやすくなった感じがします。また側面も背面と同じような加工が施されており、側面からも高級感が伝わります。
ボタン配置は右側面に上から音量ボタン・電源&指紋センサー・カメラボタンとなっています。そして左側面にはSIM&SDスロットがあるだけで、ボタンはなし。すっきりとした配置となっています。
個人的に嬉しいのは電源&指紋センサーの位置と作り。ちょうどいい側面の真ん中についていますが、ボタンが本体の中に埋め込まれていて出っ張りがありません。これにより三脚やジンバルをつけたときに誤ってボタンを押してしまうことがないのです!iPhoneでは幾度となく電源を切り掛けました…
またカメラボタンは端末を反時計回りに90度倒すことで、ちょうどカメラのシャッターの位置にくるように配置されています。カメラモードにしたときこれがシャッターとなるため、まるでカメラを使うように写真を取ることが可能となります。
Xperia 5 IVの上部・下部|上部にイヤホン端子・下部にUSC-C端子

▲上部

▲下部
上部にイヤホン端子、下部にUSB-Cの充電端子・SIM&SDスロットという作りになっています。なんだかんだで無線イヤホンの調子が悪い時はイヤホンが必要になるので、イヤホン端子は嬉しいものです。
Xperia 5 IVのサイズ感|縦長で手の小さい方でも持ちやすく軽いボディ
私は手が大きい方で例えスマホが大きくても片手で問題なく操作できるのですが、それでもXperia 5 IVは特に操作がしやすいと感じます。ポイントはやはり縦横比です。6.1インチの大画面なのに、片手でも操作可能なのは同じ画面サイズのものに比べて幅が狭いから。同じサイズのiPhone14と比べて4.5mmも幅が狭くなっています。

▲(上から)Xperia 5 IV / iPhone14 / Pixel7Pro
さらに軽量ボディなのも操作のしやすさに効いてきます。Xperia 5 IVの重量は172gでいつも200g超えのiPhone13 Proを使っている筆者が初めて持ったとき、「うぉ!」と恥ずかしながら変な声を出してしまいました。3眼カメラのハイスペックモデルはどうしても重さとの戦いになるのですが、これだけ軽くできたのはソニーさんの努力のおかげなのかなと思います。
【デザイン・外観評価】
ボディ全体の質感は高級感があり、指紋もつきにくいのでGOOD!持っているだけでテンションが上がります。カメラユニットが出っ張っていないのも高得点。
ボタン配置はスッキリ、しかも使いやすく整えられているのに好感が持てます。なにより幅が狭くて軽いボディはどこにでも持ち歩く端末にピッタリです。
デザインや外観にソニーさんのこだわりが随所に感じられて、文句なし!全てに満足の満点星となります。
Xperia 5 IVのカメラ性能をレビュー
Xperia 5 IVのカメラ性能は下記の通りです。
Xperia 5 IVのカメラ性能 | |
---|---|
アウトカメラ | 16mm(超広角):有効画素数約1220万画素/F値2.2 24mm(広角):有効画素数約1220万画素/F値1.7 60mm(望遠):有効画素数約1220万画素/F値2.4" |
インカメラ | 有効画素数約1220万画素/F値2.0 |
その他機能 | 瞳AF ポートレートモード リアルタイム瞳AF(動画撮影時も対応) 4K 120fpsで最大5倍のスローモーションに対応 Photography Pro Videography Pro |
ハード面ではハイスペックモデルらしく、望遠レンズを含む3眼カメラを搭載。さらにソフト面では一眼レフカメラや映画撮影カメラのノウハウが詰まった作りとなっています。
以下は、実際にXperia 5 IVのカメラで撮影した写真です。
細部まで綺麗に撮れているのがわかります。
撮影時は曇り空でしたが、晴れていればもっと映えた写真が撮れるでしょう。
Xperia 5 IVはiPhoneとは真逆で青みがかった映りになるのが特徴です。塗り絵感が全くなく、目に見たままに近いものを写真として収めてくれます。
iPhone14ProやPixel7Pro、Pixel6aとも撮り比べてみたので、以下もぜひチェックしてみてください。
写真撮り比べてみた😃第2弾
1枚目 iPhone14Pro
2枚目 Pixel7Pro
3枚目 Pixel6a
4枚目 Xperia 5 IV pic.twitter.com/5GST6hxXwI— iPhone大陸@iPhone14予約情報 (@iPhoneLand_ofc) November 29, 2022
写真撮り比べてみた😃第3弾
1枚目 iPhone14Pro
2枚目 Pixel7Pro
3枚目 Pixel6a
4枚目 Xperia 5 IV pic.twitter.com/r1Nhv16qOI— iPhone大陸@iPhone14予約情報 (@iPhoneLand_ofc) November 29, 2022
自然な感じの画質の写真が撮影可能だが夜景には少し弱いか
Xperia 5 IVの写真の傾向としては自然な色味に仕上がる印象です。今のカメラは補正で綺麗に見せる傾向が強いのですが、そこはさすがソニーといった感じで、Xperia 5 IVはナチュラルな写真に仕上げてくれます。細部までしっかり再現してくれて、普段使いするには十分満足です。
ただXperia 5 IIIから言われてきた夜景の弱さは、今回も克服しきってはいない印象。光学手ぶれ補正機能が搭載されており、暗いところでもブレずに撮れるはさすがとは言えます。それでも最近のハイエンドスマホの夜景撮影と比較しすると1つ物足りない印象です。夜景をガッツリ綺麗に撮りたい方は満足できないかもしれません。
簡単起動で本物のカメラのように使える操作感
Xperia 5 IVは簡単起動でまるでカメラを使うように撮影できるのがポイント。カメラボタンを押すことで簡単起動、そのまま横に倒せばカメラボタンを押すだけでシャッターが切れます。

簡単起動でまるでカメラのように使うことが可能
難しい設定が必要なのでは?と思われがちですがBasicモードなら使い慣れた通常のスマートフォンと同じようなUIで撮影可能。レンズの切り替えやズーム倍率の変更など直感的に操作可能で、撮りたい写真が撮影可能です。
まるで一眼並み!αと同じUIを搭載
マニュアルモードではソニーの一眼レフカメラαと同じようなUIで設定ができることが大きな特徴。露出やシャッタースピードなどを細かく変更することが可能で、こだわりの写真を撮れることが可能です。筆者は一応カメラをかじっているのですが、ここまで細かく設定できることに少し驚きを感じました。
基本は気軽にBasicモードで撮るけど、本当にこだわりたい時はマニュアルモードで徹底的に写真を撮るという使い方が良いのかなと思います。
望遠レンズは正直残念
発売前からガッカリ感が漂っていた望遠レンズ性能…ここはもう少し頑張って欲しかったというのが正直な感想です。Xperia 5 IIIは70mmと105mmの可変式レンズを搭載していたのに対して、Xperia 5 IVは60mmの単焦点レンズとなっています。
倍率は光学2.5倍、デジタル最大7.5倍となっており少し物足りないですね。遠くのものをしっかり写すというのは正直難しいと思います。筆者はどちらかと言えば望遠に遠くのものを撮る機能を求める派なので…
実際に公園の時計を50m以上離れた場所から撮影した写真はこちら↓

▲超広角 ×0.7倍

×1倍

×2倍

×3倍

×7.5倍
最大15倍ズーム対応のiPhone14Proや最大30倍ズーム対応のPixel7Proと比較すると、Xperia 5 IVの望遠性能は弱点だと言えます。

▲iPhone14Pro 15倍ズーム

▲Pixel7Pro 30倍ズーム
ただデジタルズームにしてもそれほど画質が落ちない感じはしました。また60mmとなり画角が広角レンズに近くなったので、広角レンズとうまく組み合わせて使うのなら使い勝手は良い気がします。
瞳フォーカスで動く被写体も簡単撮影!
行動の予想がまったく不可能な小さな子供を撮影する筆者や犬などの動物を撮る方には嬉しい機能。シャッターボタンを半押ししてけば、ずっと瞳を認識してくれてその人にピントを合わせ続けてくれます。
子供っていついい顔をしてくれるかわからないし予想外の動きをするので、今までのカメラではシャッターチャンスを待っている間にオートフォーカスのピントがずれて大変でした。でもXperia 5 IVのリアルタイム瞳AFを使うことことで、簡単に子供の笑顔を撮ることができました。
またどうしても動物の場合は鼻にピントが合ってしまい顔全体がボケた感じになりがちなのですが、Xperia 5 IVは犬や猫といった動物であったも瞳を検知、顔全体にピントが合って素敵な写真を撮影することが可能となります。
動画撮影は使いこなせないくらい多彩な設定が可能
Xperia 5 IVにはVideography Proという動画撮影機能があります。これはプロが撮影するような設定ができる機能となっています。筆者は正直動画の設定に明るくないのでこれを使いこなせませんでしたが、動画撮影のプロでも唸るくらい多彩な設定が可能とのことです。
また動画撮影中も瞳AFやオブジェクトトラッキング機能により被写体にピントを合わせて撮影が可能。激しく動く被写体の撮影も問題なく行える仕様となっています。
【カメラ性能の評価】
誰でも簡単に自然な色味の綺麗な写真を撮影可能です。特にカメラのように使える仕様や一眼レフのようなUIはさすが世界的カメラメーカーソニーの一言。瞳AFを使えば小さい子共のいる親御さんが子供の思い出を撮影するのにぴったりです。
望遠レンズは前回Xperia 5 IIIよりスペックダウンした点、他のハイエンドモデルに比べると単純な望遠性能でどうしても見劣りしてしますのでで少し残念。ただし、2.5倍という画角はニーズに合致すれば使いやすいでしょう。
カメラ初心者から上級者まで使えるハイスペックなカメラという点を最大限評価しつつ、夜景と望遠のさらなる性能アップに期待の意味を込めて星4つとしました。
Xperia 5 IVのバッテリー性能をレビュー
Xperia 5 IVのバッテリースペックは下記の通りです。
Xperia 5 IVのバッテリー性能 | |
---|---|
バッテリー容量 | 5,000mAh |
急速充電 | 30W別売ACアダプタにて最短30分で50%の急速充電可能 |
無線充電 | Qi規格対応 |
おすそわけ充電機能 | 他のQi規格対応バッテリーにおすそわけ可能 |
実際のバッテリー性能をレビューしていきます。
5,000mAhの高容量バッテリーは夜まで使っても問題なし
バッテリーは5,000mAhという大容量ということもあり安心できる性能です。1日外に持ち歩いて夜になってもまだまだ使えます。iPhoneSE2の時は夕方には30%ほどになっていたので、モバイルバッテリーが必須でしたがXperia 5 IVには不要です。
実際にXperia 5 IVでYou Tubeを視聴した場合と11時間完全放置した場合で、電池の減り具合を計測してみました。結果は、以下の通りです。
▼You Tubeを視聴した場合
0時間 | 1時間 | 2時間 | 3時間 | |
Xperia 5 IV | 100% | 96% | 93% | 89% |
iPhone14 | 100% | 100% | 94% | 88% |
iPhone14Pro | 100% | 100% | 95% | 89% |
iPhone 13 | 100% | 98% | 93% | 88% |
Xperia 1 IV | 100% | 91% | 84% | 76% |
Pixel 6 Pro | 100% | 89% | 83% | 78% |
AQUOS R7 | 100% | 96% | 93% | 89% |
You Tubeを視聴した場合、1時間あたり3〜4%程度の電池が減りました。
仮に自宅から会社まで往復で3時間かかったとして、ずっとYou Tubeを見ていたとしても11%減で89%程度の電池は残っている計算になります。
ちなみに11時間スマホに触らず完全放置した場合は、89→86%で約3%減という結果になりました。動画視聴以外に調べ物やLINE、SNS等をしても1日は余裕で電池が持ちます。
もう一つの売り文句である3年間使っても劣化しないという点に関しては検証のしようがないので、3年後に期待といったところですね。
ワイヤレス充電は快適・おすそわけ充電は超便利
ワイヤレス充電はなければいけない必須機能ではないのですがやはり便利ですね。端子の先って机の下や雑誌の下に隠れたりして探すところから手間なのですが、ワイヤレス充電は置くだけなので手間要らずで快適です。
おすそわけ充電は別に要らないと思っていたのですが、実は役に立ちました。家族で出掛けていた時、妻のスマートフォンの電池が10%を切ってしまう事態に…2人の子供は自由なので、時々家族がバラけることが多いので連絡が取れないということは避けたかったところに、Xperia 5 IVで充電できるというのは非常に便利です。
緊急時に便利な機能と言えます。
【バッテリー評価】
スペック通りの大満足バッテリー。1日中使ってもバッテリーの不安がないのは大きい。大変便利なおすそわけ充電を搭載していることも加点ポイントに。
3年間長持ちするというところはこれから次第だが、そこはソニーの言葉を信じて星5つとします。
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Xperia 5 IVのディスプレイ・動画閲覧・ゲーム性能をレビュー
Xperia 5 IVの動画視聴やゲーム性能に関するスペックは下記の通りです。
Xperia 5 IVのスペック | |
---|---|
CPU | Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform |
RAM | 8GB |
ディスプレイ | 約6.1インチ/有機EL 21:9ワイドディスプレイ/Full HD+/HDR対応 |
リフレッシュレート | 最大120Hz駆動 |
カタログスペックをみるとゲームも快適にできそうな反面、以前から発熱がひどいと言われているSnapdragon 8 Gen 1 を搭載している点は少し気になるところですが実際はどうでしょう。
縦長画面を生かしたマルチウインドウが便利すぎる
Xperia 5 IVのディスプレイの特徴は21:9と画面が縦長になっている点です。Xperia 5 IVにはマルチウインド機能があり、画面の上下もしくは左右で別のアプリを表示させることが可能です。
筆者がよくやるのはYouTubeなどで動画を視聴しながら、ブラウザで調べ物をするというマルチタスク。Xperia 5 IVならYouTubeの画面を上に、下にブラウザを表示することができます。またブラウザで調べ物をしながらゲームも可能。これはかなり快適で、一度使ったら手放せない、Xperia 5 IVの強みを活かした機能と言えます。
画質は最高だがYouTube動画視聴でも多少の発熱が…
Xperia 5 IVの画面を一眼見ると、明るさを実感できるはずです。これはXperia 5 IIIと比べると一目瞭然でしょう。
最大輝度が50%向上しているのに加え、Xperia 5 IVはリアルタイムHDRドライブを搭載しています。これは動画視聴時にコンテンツを分析することで、色の再現度を最適化するというもの。これによりYouTube動画の映像も明るいところと暗いところのコントラストがはっきりして、綺麗な映像で楽しむことが可能になっています。
気になる発熱具合ですが、YouTubeを視聴しているとほんのり温かくなっている印象。数時間の動画視聴であれば問題ありませんが、動画視聴だけでなく高容量ファイルのダウンロードなどマルチタスクをこなしていると40度前後まで発熱することもある点は注意が必要です。
ベンチマークスコアは80万点越えでゲーム性能は問題なし
Xperia 5 IVのAntutuベンチマークは上記の通りです(3回計測)。
Xperia 5 IVのAntutuベンチマークスコア | |
---|---|
総合スコア | 約83万点 |
CPUスコア | 約21万点 |
GPUスコア | 約34万点 |
MEMスコア | 約14万点 |
UXスコア | 約14万点 |
目安として総合スコアが50万点以上、GPUスコアが18万点以上あればヌルヌルでサクサクでゲームが楽しめると言われています。ベンチマーク上のゲーム性能は全く問題ないと言えます。
実際にAPEXをプレイしてみましたが、カクつきもなくヌルサクで快適に遊べました。
Xperia 5 IVのベンチマークについては、他の端末との比較も含めて下記の記事で詳しく説明していますので参考にしてみてください。
重たいゲームは厳しい…10分で40度を超える発熱が…
実際のゲーム性能自体はさすがハイスペック端末と言った感じで、重たいゲームで有名な「原神」でもヌルヌルサクサクと動きますし操作性も全く問題ありません。さすが120Hzのリフレッシュレートとベンチマーク80万点越えのCPUといった感じです。
ただし気になるのは発熱。Snapdragon 8 Gen 1搭載端末はどの端末でも発熱が言われますが、Xperia 5 IVでも例外ではありませんでした。開始して15分ほどで39度ほどに到達、体温より高い数字です。またXperia 5 IVのボディの素材のせいなのか、端末自体が小さいからなのかはわかりませんが数字以上に熱を感じやすい印象はあります。
発熱することで端末自身がパフォーマンスを落としてしまうことがあるので、コンマ数秒が命取りとなるようなゲームをする場合は少し難しいというのが本音です。せっかくの高性能CPU、高リフレッシュレートなのにもったいない…
【ディスプレイ・動画・ゲーム性能評価】
ディスプレイの綺麗さと、YouTube動画でも高画質に見せてくれる機能には大満足。最大輝度の高さやマルチウインドの便利さも大きな加点ポイントです。
ゲーム性能自体もさすがハイエンドモデル、重たいゲームでもヌルヌル・サクサクで動きます。
だからこそ、全てを台無しにしまっている発熱が本当に残念。星マイナス2つとなってしまうくらい致命的かなと思います。うまくアップデートで改善してくれることを願うばかりです。
Xperia 5 IVのサウンド・スピーカーのレビュー
ソニーといえばイヤホンやスピーカー、スマートフォンでも音質に期待をしてしまいます。ソニーのイヤホンと連携して360 Reality Audioなどを楽しめる強みがありますが、今回は本体のスピーカーのみのレビューとなります。
Xperia 5 IVは全モデルと同じく「フルステージステレオスピーカー」を搭載。新構造となり音質の向上や筐体の振動が減ったとされています。
実際に聞いてみると、スマートフォンの音とは思えない音質。高音も低音もクリアに聞こえます。特に低音の迫力に驚かされます。端末の振動も気になりません。
普段はイヤホンを使い音楽を聴き、わざわざスマートフォンで音楽や動画を流すことはないのですが、Xperia 5 IVのスピーカーなら流そうかなと思わせてくれます。
【サウンド・スピーカー評価】
ソニーの技術がしっかり詰まっていて大満足。特に高音も低音もしっかり出ていてスマートフォンとは思えない音質です。文句なしの星5つとなります
Xperia 5 IVの生体認証をレビュー
Xperia 5 IVは指紋認証のみ搭載で右側面中央の電源ボタンに指をあてて解除する仕組みです。
右手であれば親指で、左手であれば人差し指で解除可能。左手でも簡単に解除できるのは端末の横幅が小さいからで、ここでもXperia 5 IVの強みを感じることが可能となっています。
精度は上々で汗をかいている時にたまに失敗することがあるものの、ストレスになることはほとんどなく使える印象です。
ただ筆者は顔認証に慣れていたので、少し慣れるまで時間がかかりました。どちらもあると嬉しいなというのが率直な感想です。
指紋認証で画面ロック解除!
このサイズ感いいね。 pic.twitter.com/8PIkiKSP0h— iPhone大陸@iPhone14予約情報 (@iPhoneLand_ofc) November 28, 2022
【生体認証評価】
精度は問題なく、端末の幅が狭いという特徴も相まって両手どちらでも使いやすいのは好印象。指紋認証派であれば文句なしで星5つをつけたいところ。
ただしどちらも搭載しているハイエンドスマホがあり、まだ伸び代があるともいえるでしょう。瞳AFという高い技術を持っているソニーにもっと期待をしたいという意味も込めて星4つとします。
Xperia 5 IVのストレージをレビュー

▲ドコモ版 初期設定完了時点で24GB使用
ストレージは128GB一択となっています。
普通の使い方をすれば128GBは全く問題ないでしょう。ただせっかくなのでと4K動画を色々試し撮りしていくと、あれよあれよとストレージが埋まってしまいます。使い方によっては安心できるストレージとは言い難いかなというのが正直な感想です。
動画に関してはVideography Proという上級者向け機能を用意しています。高画質動画をガンガン撮っていきたいニーズに128GB一択というのは酷でしょう。

▲SIM&SDスロット
ただXperia 5 IVはSDカードスロットを搭載。ストレージを拡張することが可能です。128GBというストレージのみでは対応できなかった、ヘビーユーザーにも対応可能となっています。
【ストレージ評価】
ストレージ容量128GBだけという点では、ヘビーユーザーには心許ないため星3つとなるが、SDカードスロットを搭載しているので全く問題なし。最近のハイエンドスマホは廃止傾向にあるので、一つの武器として残し続けてもらいたい。
やめておくべき?Xperia 5 IVを買うべき理由と買わない理由
ここまでXperia 5 IVをレビューしてきた中で、買うべき理由と買わない理由をまとめたいと思います。
買うべき理由
- 軽くて持ちやすくてそこそこ画面サイズのある端末である
- カメラのような操作性で、ナチュラルで綺麗な写真が撮れる
- ソニーのノウハウが詰まったこだわり設定で写真や動画が撮れる
- 綺麗な映像で動画視聴ができる
- 大容量バッテリーのため、1日中安心して使える端末である
ハイエンド端末に求められるスペックはしっかり搭載されている上に、ソニー独自の機能面や扱いのしやすさがXperia 5 IVの強み。他としっかり差別化できる部分が備わっているので、特に扱いやすさやプロレベルの撮影などの機能が使いたい場合は強くおすすめできる端末です。
一方で買わない理由をあげるとしたら下記の通りです。
買わない理由
- 望遠レンズが今ひとつ、遠い被写体を積極的に撮影する場合は不向き
- 夜景を積極的に撮影したい場合は不向き
- 高性能スペックが必要なゲームの際は発熱するので不向き
カメラに関しては遠い被写体と暗い場所での撮影がどうしても弱点です。ただし、望遠レンズに関しては広角レンズと画角が近く、広角レンズより少し望遠にしたいという場合は重宝しますので武器の一つにもなり得ます。また夜景撮影は他のハイエンドスマホが強すぎるだけで、撮影できないわけではありません。
発熱に関してはかなり致命的といえます。軽いゲームをやったり、動画をみる場合は少しあったまる程度で全く問題ないのですが、重たいゲームをやるのは正直厳しくなってきます。せっかくの高性能CPUと高リフレッシュレートが台無しです…
重たいゲームをする場合は少し値段が張りますが、Xperia 1 IVとゲーミンギギアの組み合わせがおすすめかなと思います。
ただ逆にいうとそこそこの望遠レンズや夜景撮影に満足できて、ゲームをあまりしないという方にはおすすめしやすい端末です。
Xperia 5 IVのレビュー・評価まとめ
最後にXperia 5 IVの総合的な評価をしていきたいと思います。
【総合評価】
Xperia 5 IVはハイエンドモデルにふさわしいスペックを誇り、多くの方が選んでも間違いない端末と言えます。CPU性能・バッテリー性能・カメラ性能・ディスプレイ性能、どれもが高いレベルでまとまっており、基本スペックだけでも十分勝負できるスマートフォンです。
ただそれ以上に独自の強みをしっかり出していることがXperia 5 IVの本当の魅力です。21:9のディスプレイ比率を貫き、幅を小さくすることで情報表示量の多さと使いやすさを両立している点、撮影機能にソニーのノウハウを詰め込んでいる点、触りごごちの良いボディ。これらが他社の端末と決定的に差別化できるポイントで、Xperia 5 IVを選ぶ強い理由となるでしょう。
それだけに望遠レンズの弱さと重たいゲームの時の発熱が残念でこれからへの期待という意味で星1つマイナスとしました。しかし望遠やゲーム強いこだわりがなければ、それを超えるだけの魅力がXperia 5 IVに詰まっているといえます。
全体的に見て、Xperia 5 IV多くの方におすすめができると言えるでしょう。
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