安すぎる料金でデータが無制限利用できる楽天モバイル。
「気になっているけど、実際に使えるサービスかどうか不安・・・」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために、楽天モバイル開始当初から使い続けている筆者が楽天モバイルの無制限プランを詳しく解説します!
この記事でわかること
- 楽天モバイルのプランを紹介
- 「無制限」を様々な角度から検証
- 楽天モバイルの実際の速度

目次
楽天モバイルの無制限プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」
まず、楽天モバイルの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」をかんたんに紹介します!
楽天で提供しているプランは1種類のみ。
しかし、利用データ量に応じて自動的に料金が変わる無駄のないプランです!
楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT Ⅵ の料金表 | ||||
~1GB | 〜3GB | ~20GB | 無制限 | |
0円 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 | かけ放題無料 解約金、契約期間なし |
利用データ量に応じて料金が決まるため、無駄なく使える! |
|
自動的に料金が変わるので「どの程度使うか?」「使いすぎないか?」という他社のプランにありがちな悩みはナシ!
さらに、各データ量において格安SIM以上に安く、非常にお得な料金設計です。
料金だけで考えるなら、楽天モバイルは格安SIMも含めて最安値クラスのサービスでオススメできます!

楽天モバイルは本当に無制限で使い放題なのか?
次に、無制限プランの実力を検証していきます。
検証には、少しでも実体験ベースでお伝えできるように筆者がプライベートでも使っている実際の楽天モバイルの契約を使用しました!
楽天モバイルに速度制限・通信制限はある?
まずは速度制限・通信制限について検証をしました。
https://network.mobile.rakuten.co.jp/fee/un-limit/?l-id=gnavi_fee_un-limit
上記画像の注釈では「公平にサービスを提供するため通信速度の制限を行う場合がある」とのこと。
非常にわかりにくい文章ですが、「公平にサービスを提供するため」というのは具体的にどの程度の利用なのでしょうか?
検証の結果では、3日ほど1日10GBを超える通信を行うと明らかに速度が低下しました!
私の自宅(楽天エリア内)では、普段の通信速度は20Mbps~40Mbps程度。
しかし、10GBの利用を3日程度続けると2Mbps~3Mbps程度の速度に・・・。
ただ、何回かに分けて検証をしましたが3日連続10GBを利用しても速度が低下しないことも。
エリアごとの回線逼迫状況も関わっている可能性があり、明確にはわかりませんでした。
しかし「3日連続10GB使うと2~3Mbpsに速度が落ちる」というのは一つの目安になりそうですね。
しかし、1日10GBを3日連続で利用するのは非常に困難です。
Youtubeなら高画質(720p)で約15時間、Netflixなどの映画配信なら高画質で約10時間。
現状、通常利用で最も通信容量を利用するのが動画視聴のため実質速度制限はほぼないと言っても過言ではないでしょう!
アプリや動画を毎日大量にダウンロードする、というようなことさえ気をつければ問題なさそうですね!
楽天モバイルはテザリングも無制限?
スマホをモバイルルーダー代わりにパソコンやタブレットなどを接続するテザリング。
auやSoftbankの無制限プランでは30GBまでの利用に制限されています。
しかし、楽天モバイルならテザリングも使い放題です!
ただし、先ほどの「3日連続10GB超使用で速度が中速になる」という現象はテザリングでも起こりました。
とは言え、1日10GBの利用はたとえテザリングでも至難ですので一般利用なら気にする必要はないでしょう!
ポイント
- 3日連続で10GBを利用すると速度制限(2~3Mbps)がかかる可能性がある
- テザリングは使い放題!

楽天モバイルの実測速度は!?超優秀だった!
次に、実際の速度を計測しました!
速度は非常に優秀で、時間帯による混雑は特に感じられず快適な速度を維持していました。
測定場所は大阪府のマンション内、端末はOnePlus8(Android11)とiPhoneX(iOS14.7)です。
楽天モバイルの実際の通信速度(速度は各計測の平均値) | ||
朝(7:00~8:00で3回計測) | 昼(12:00~14:00で3回計測) | 夜(18:00~20:00で3回計測) |
下り 約27Mbps 上り 約8Mbps | 下り 約35Mbps 上り 約10Mbps | 下り 約35Mbps 上り 約12Mbps |
また、実際にルールを設けて測ったわけではありませんが外出先(大阪市内や京都府内)でも楽天エリア内であればおおよそ上記の表と同程度の速度を計測。
モバイル通信でこの速度は、業界トップクラスの通信速度です!
楽天モバイルの通信速度は、楽天エリア内であれば快適と言えるでしょう。
楽天モバイルのエリア状況は?
続いて、楽天モバイルの気になるエリア状況をお伝えします。
2021年8月現在、人口カバー率は90%超
楽天モバイルの人口カバー率は、2021年8月現在なんと90%を超えています。
下記の画像の濃いピンクのエリアが楽天回線エリアです。
こうして画像で見ると、山間部などや人口密集地以外のエリアはまだまだこれからという印象。
楽天モバイルの公式HPでは、拡大マップでご自身のお住まいのエリア状況を確認できるため契約前に必ず確認しておきましょう!
パートナー回線とは?
楽天モバイルは、電波を飛ばす基地局を建設できていない箇所でも通信ができるように「パートナー回線」を利用しています。
パートナー回線とは、auの電波のことです。
楽天はサービス開始から間もなく、docomo/au/Softbankのようにエリアの整備ができていません。
しかし「自前の基地局が建設できていない=つながらない」ではユーザーの不利益につながるため、楽天エリア以外ではauの電波を借り受けて通信ができるようにしているのです。
そのため、楽天エリア以外ではパートナー回線に接続されるのですが、パートナー回線には注意点があります。
- 楽天エリアに比べて速度が遅い(5~8Mbps程度)
- パートナー回線で利用可能なデータ量は5GBまで(5GBを超えると速度が1Mbpsに制限)
パートナー回線に接続される場合、楽天モバイル最大の魅力である「高速通信が無制限で使い放題」というメリットが全く活かせないため注意が必要です。
楽天モバイルのエリア内でもパートナー回線に接続される!?
エリアに関して、重要な注意点が1つあります。
それは、楽天モバイルのエリア内でもパートナー回線に接続される可能性があるところ。
前述のように楽天エリアなら高速通信が使い放題のため、楽天エリアに接続をしたいと誰もが思いますよね。
しかし、スマートフォンやOSには「最も電波感度の良い通信バンドを選択する」という仕様があります。
楽天エリアは、パートナー回線のauもほぼエリアが被っているため・・・楽天エリア内でも、auの電波が強ければパートナー回線で接続してしまう可能性があるのです。
この問題の根本的な解決策は今のところありません。(スマホの再起動などで楽天回線を掴む場合もあります)
私が自分の足で接続状況を確認した限りでは、楽天エリアの端だとパートナー回線に接続されることが多くありました。
そのため、エリア確認時に「ギリギリ入ってるな」という状況ならパートナー回線に接続される可能性を認識しておきましょう。
ポイント
- 都市部を中心に、楽天エリアはどんどん広がっている!
- 契約前にエリア内かどうか公式HPで要確認!
- エリアギリギリの場合、パートナー回線に接続される可能性も!
楽天モバイルで実施中のキャンペーンやお得なサービス
次に、楽天モバイルで実施中のキャンペーンや割引サービスをご紹介します。
楽天モバイルはキャンペーンが非常にお得なことで有名。
さらに、基本サービスの中にも他社にはないお得な割引が満載!
※キャンペーン内容は2021年8月現在の情報
Rakuten UN-LIMIT Ⅵ 3ヶ月無料キャンペーン
新規契約・MNP(他社から乗り換え)契約で月額利用料金が3ヶ月間無料に!
携帯電話会社の料金は、格安SIMも含めて初月から日割りで料金が発生します。
3ヶ月無料を実施している事業者は存在せず、非常にお得なキャンペーンです!

楽天Linkアプリを利用すれば、無料で電話かけ放題
楽天モバイルは電話かけ放題が基本プランに含まれています。
他社でかけ放題プランを利用する場合、1,700円~2,700円程度のオプション料金が発生することを考えると非常にお得です!
専用通話アプリのRakuten Linkの仕様がやや複雑なものの、慣れれば問題なく利用可能です。
電話をよく利用する方にとって、かけ放題無料の恩恵は非常に大きくメリットが高いサービスです!
新規契約or他社から乗り換えで最大25,000楽天ポイント還元
新規利用の強い味方が端末購入キャンペーンです!
楽天モバイルは新規orMNP(他社から乗り換え)時のキャンペーンに非常に力を入れていることで有名。
なんと最新iPhone12シリーズが22,000円割引という破格の割引も存在し、非常にお得です!
他にもRakuten miniが1円購入可能、指定機種購入で25,000ポイント還元などお得な内容が目白押し。
楽天モバイルならお得に端末が購入できるので、大きな節約が可能ですね!
楽天ひかり1年無料
現代において、欠かせないのが自宅のインターネット環境です。
楽天モバイルを契約していれば、楽天ひかりの利用料金が1年も無料になることをご存知ですか?
楽天ひかりなら月額4,000〜5,000円程度が1年まるまる無料になるため、48,000円〜60,000円もお得に利用可能です!
しかも、楽天ひかりは「通常価格も他社と比較して安価・楽天ポイントが追加獲得可能」というメリットもあり魅力的なサービスです。
楽天モバイルを利用するなら、自宅のインターネットも楽天ひかりにすればお得に利用できますね!

楽天モバイルの注意事項とデメリット
次に、楽天モバイルを利用する場合に特に注意したいポイントをご紹介します。
超絶コスパでお得な楽天モバイルですが、以下2点の注意点は大きなデメリットです。
楽天エリアが限定的
楽天モバイルを利用する上で、一番ネックとなるデメリットです。
楽天エリアは2021年8月現在、人口カバー率90%を達成しています。
一見問題が無いように思えますが、筆者(大阪府北部在住)が実際に1年間使ってみた結果では高層階や地下などのエリア整備はまだまだ不十分だと感じています。
特に建物内での電波は弱く、デパートの中や地下のお店では圏外になることもしばしば・・・。
さらに、楽天回線の届きにくい箇所ではパートナー回線と称するauの電波に接続がされます。
このパートナー回線はauの電波でエリア・つながりやすさともに優秀なのですが、利用している帯域(Band18)の仕様で速度がやや遅い(実測5Mbps~8Mbps程度)点が問題。
とは言え、それでも安すぎる料金・エリアの問題は時間が解決することを考えると楽天モバイルはオススメのサービスです。
「料金が高くてもとにかく品質重視!」という方以外は利用をオススメします!
楽天エリアは公式HPで確認できますので、契約前に確認しておきましょう。
かけ放題は専用通話アプリ「楽天Link」の利用が必要
実際に使ってみるまで気づかないデメリットが、通話は専用アプリを利用しなければならないことです。
楽天モバイルは基本プランにかけ放題がセットになっていますが、通話料が無料になるのは「楽天Link」というアプリから発信した通話だけ。
楽天Linkアプリは、iPhoneやAndroidに元々搭載されている通話アプリとはインターフェースが異なり使い勝手が変わります。
慣れればそれほど困ることもありませんが、使いにくいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
また、楽天Linkを使った電話はIP電話(インターネット回線を使った通話)です。
スマホで利用する代表的なIP電話はLINEやDiscordといった無料通話が可能なアプリ。
LINEと違って固定電話や楽天利用者以外にもかけられる点は心配ありませんが、IP電話の仕様上どうしても通話品質が落ちます。
品質は「他社の電話>>>楽天>LINE」というイメージで、注意が必要です。
まとめ
ポイント
- 楽天モバイルはほぼ無制限(3日連続10GBで速度がやや低下)
- エリアは拡大中だが、契約前に要確認!
- キャンペーンがお得で悩むなら今加入するべき!
