どっちがいい?Galaxy Z Fold7とFold6の違いを徹底比較!選ぶポイントと機種の特徴は?

Samsungの最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold7」が、2025年7月に正式発表され、2025年8月1日に発売されます。前モデルのFold6から何が進化したのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

「Fold7は本当に買い替える価値があるの？」「Fold6でも十分じゃない？」と迷っている方も多いはずです。

そこで、記事ではGalaxy Z Fold7とGalaxy Z Fold6の違いを徹底比較します。

Galaxy Z Fold7は、CPU性能とカメラ性能が大きく進化しています。Samsung史上最も高性能なプロセッサ「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」を搭載し、AI機能や画像処理能力が大幅に向上。

約2億画素の広角カメラや新しい2画面プレビュー機能など、撮影・編集性能が飛躍的に進化しています。また、端末はより薄く、軽くなっており、長時間の動画再生も可能になるなど、全体の完成度が一段と高まりました。

一方のFold6は、Sペンに対応していることが最大の特徴。手書きメモや細かい操作を重視する方には依然として魅力的な選択肢です。さらに、発売から時間が経っている分、中古市場や型落ちセールでお得に入手できる可能性もあり、コストを抑えたい方にとっては注目の1台といえるでしょう。

それぞれの特徴を比較しながら、自分にぴったりのモデルを選びましょう。

Galaxy Z Flip7とGalaxy Z Flip6の違いが気になる方は別記事もご覧ください。

Galaxy Z Fold7とFold6どっちがおすすめ？

Galaxy Z Fold7とFold6どちらを選ぶか、おおまかな基準は以下の通りです。

Galaxy Z Fold7はCPU、カメラ、強度などの点で改良点が多くおすすめできる方が多いスマホに仕上がっています。一方でGalaxy Z Fold6は型落ちとなり安く手にはいる機会が多い上に、Sペンを使えることが明確なメリットです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

Galaxy Z Fold7がおすすめな人は最先端のAI機能と高性能カメラを重視する方

Galaxy Z Fold7を買ったほうがいい人の特徴は以下の通りです。

・ゲームやAI機能を妥協せず楽しみたい方
・薄型・軽量ながら高い耐久性も求める方
・スマホでより高画質な写真や動画を最高画質で撮りたい方
・少しでも電池持ち性能が良いスマホを求める方

Galaxy Z Fold7は、折りたたみスマートフォンの中でも特に性能面で妥協のない一台に仕上がっています。

特に注目すべきは、Galaxy史上最高クラスの処理能力を持つ「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」の搭載と、約2億画素の高解像度カメラです。これにより、AI機能やゲーム、カメラ性能すべてにおいてワンランク上の体験が可能になります。

また、従来モデルと比べて薄型・軽量化されており、持ち運びやすさと堅牢性を両立。耐久性の高いガラス素材を使っているため、日常使いでも安心して利用できます。

バッテリー容量は前モデルと同じながら、消費電力を抑える工夫により、動画視聴やゲームプレイでもより長く使えるのもポイントです。

日々の使い勝手を少しでも快適にしたい方にとって、Galaxy Z Fold7は最適な選択肢となるでしょう。

Galaxy Z Fold6がおすすめな人はSペンを使いたい方

Galaxy Z Fold6を買ったほうがいい人の特徴は以下の通りです。

• Sペンを使いたい方
• 少しでも小さいサイズの折りたたみスマホを求める方
• 中古などで安く手に入れたい方

Galaxy Z Fold6は、Sペンに対応している点が最大の特徴です。Fold7ではSペンのサポートが廃止されており、手書きメモや細かい操作を重視するユーザーにとっては、Fold6が有力な選択肢となるでしょう。

また、本体サイズもFold7よりわずかにコンパクトで、「折りたたみスマホは少しでも小さいほうがいい」という方には、Fold6のほうがしっくりくるかもしれません。ただし、Fold7は薄型・軽量化されており、持ちやすさや取り回しの良さでは優れています。

さらに、Fold6は発売から時間が経っている分、中古や型落ちセールで安く手に入れやすいのも魅力のひとつ。価格を重視する人にはFold6が狙い目です。

CPU性能やカメラ性能も依然としてハイエンド水準で、日常利用において困ることはほとんどありません。

とはいえ、Galaxy Z Fold7は画像処理性能・AI機能・電力効率など、複数の面で着実に進化しており、全体的な完成度ではFold7に軍配が上がります。

Sペンをどうしても使いたい方や、できるだけ安くFoldシリーズを手に入れたい方を除けば、Fold7のほうが満足度は高いかもしれません。

自分の使い方や優先する機能に合わせて、最適なモデルを選びましょう。

Galaxy Z Fold7とFold6のスペック性能の違いを比較

Galaxy Z Fold7とFold6のスペック性能の違いを一覧にすると以下の通りです。

項目	Galaxy Z Fold7	Galaxy Z Fold6
本体サイズ	【折りたたんだ状態】 高さ：158.4 mm x 幅：72.8 mm x 厚さ：8.9 mm 【開いた状態】 高さ：158.4 mm x 幅：143.2 mm x 厚さ：4.2 mm	【折りたたんだ状態】 高さ：153.5 mm x 幅：68.1 mm x 厚さ：12.1 mm 【開いた状態】 高さ：153.5 mm x 幅：132.6 mm x 厚さ：5.6 mm
重さ	215g	239g
カラー	ブルーシャドウ ジェットブラック シルバーシャドウ ミント(Samsung.com限定)	シルバーシャドウ ネイビー クラフテッドブラック(Samsung.com限定) ホワイト (Samsung.com限定)
CPU	Snapdragon 8 Elite for Galaxy	Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy
メモリ	12 GB / 16 GB	12 GB
ストレージ	256 GB / 512 GB / 1 TB	256 GB / 512 GB / 1 TB
ディスプレイサイズ	カバーディスプレイ: 約6.5インチ メインディスプレイ: 約8.0インチ	カバーディスプレイ: 約6.3インチ（角の丸みを考慮すると約6.2インチ） メインディスプレイ: 約7.6インチ
ディスプレイ	カバーディスプレイ: 2520 x 1080 FHD+ Dynamic AMOLED 2X（有機EL） メインディスプレイ: 2184 x 1968 QXGA+ Dynamic AMOLED 2X（有機EL）	カバーディスプレイ: 2376 x 968 HD+ Dynamic AMOLED 2X（有機EL） メインディスプレイ: 2160 x 1856 QXGA+ Dynamic AMOLED 2X（有機EL）
リフレッシュレート	1～120 Hz（適応型/可変）	1～120 Hz（適応型/可変）
輝度	ピーク輝度 2600 nits	ピーク輝度 2600 nits
アウトカメラ	広角: 約2億画素 超広角: 1200万画素 望遠: 1000万画素 (3倍光学ズーム、2倍高画質光学ズーム、最大30倍デジタルズーム)	広角: 5000万画素 超広角: 1200万画素 望遠: 1000万画素 (光学3倍ズーム、光学相当2倍ズーム、最大30倍デジタルズーム)
インカメラ	フロント（カバー）: 1000万画素 フロント（メイン）: 1000万画素 HID	フロント（カバー）: 1000万画素 フロント（メイン）: 400万画素 UDC
バッテリー容量	4400 mAh（定格容量 約4272 mAh）	4400 mAh（定格容量 約4273 mAh）
連続動画再生時間	最長約24時間	最長約23時間
防水防塵	IP48規格	IP48規格
Sペン対応	非対応	メインディスプレイに対応 （Sペンは付属せず、別売り）
生体認証	顔認証・指紋認証対応	顔認証・指紋認証対応

Galaxy Z Fold7は、前モデルのFold6と比べて処理性能・カメラ・ディスプレイ・メモリ容量といった主要スペックが進化しています。特にSnapdragon 8 Elite for Galaxyの搭載により、Fold6よりもAI機能や重たい作業もより快適にこなせるようになりました。

ディスプレイはサイズアップし、サブディスプレイは解像度が向上。閉じた状態でも開いた状態でも使いやすさが洗練されています。また、メモリは最大16GBに対応し、マルチタスク処理の安定性向上も見逃せないポイントです。

一方で、SペンにはFold7が非対応となった点や、防水防塵性能・生体認証機能に変化がない点に注意しましょう。

Galaxy Z Fold7はSnapdragon 8 Elite搭載で処理性能が大幅向上

Galaxy Z Fold7は、前モデルのGalaxy Z Fold6と比較して、CPU・GPU・AI性能すべてにおいて大幅に処理性能が向上しています。

Fold7は「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」を搭載。Fold6の「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」と比べて、CPUは約38%、GPUは約26%、NPU（AI処理）は約41%も高速化されています。

Antutuベンチマークスコアの目安でも差は明確です。Fold6が約170万点とされるのに対し、Fold7は約220万点に達すると予測されています。

この性能差により、Fold7は重たい3Dゲームや生成AI処理といった高負荷なシーンでも、より快適で滑らかな体験できるでしょう。

とはいえ、一般的にAntutuスコア150万点を超えていれば、ほとんどの高負荷アプリやゲームも快適に動作します。Fold6もその基準は十分に満たしており、日常的な使用において不満を感じる場面は少ないはずです。

Galaxy Z Fold7のメモリは最大16GB｜Fold6より快適

Galaxy Z Fold7は、前モデルのFold6と比べてメモリ（RAM）が最大16GBに増強されており、より快適な動作環境を実現しています。

メモリ（RAM）とは、一度に多くのアプリを開いたり、高負荷な作業を行うときの“作業スペース”です。Fold7では12GBと16GBの2モデルが用意されており、16GBモデルを選ぶことでマルチタスクや生成AI、動画編集といった重たい処理もよりストレスなくこなせます。これに対して、Fold6に用意されているメモリサイズは12GBのみです。

より快適なパフォーマンスを求めるなら、Fold7が有力な選択肢となるでしょう。

一方、ストレージ（ROM）は、写真・動画・アプリなどの“保存場所”としての役割を担います。Fold7とFold6のストレージラインナップはいずれも256GB／512GB／1TBの3つです。

高解像度写真や4K動画を頻繁に扱うなら512GB以上、大容量ゲームや動画編集を本格的に行うなら1TBモデルが安心です。

どちらのモデルもSDカードスロットは搭載しておらず、外部メモリによる拡張ができない点には注意しましょう。

Galaxy Z Fold7はAI機能も進化

Galaxy Z Fold7はAI機能がより強化されています。具体的な新たな機能や強化されたポイントは次の通りです。

• Gemini Liveの即時起動とカメラ連携強化
  　→ ワンタップで起動、カメラを使った状況共有と対話が可能に
• Now Briefの強化
  　→ スケジュール・天気・エナジースコアなどを個別に最適化して表示
• フォトアシストの2画面プレビュー対応
  　→ 編集前後を並べて確認しながら、オブジェクト編集が可能
• 入力アシストの強化
  　→ Web情報の要約がより簡単に。Notesにドラッグ保存も可能
• 文字起こしアシストの高度化
  　→ 要約・分類に加えて、スケジュールやリマインダー提案まで自動化

これらの一部は、将来的にFold6にもOne UI 8へのアップデートで提供される可能性があります。

しかし、Fold7ではNPU（AI処理ユニット）が約41%高速化されており、同じ機能でもレスポンスや処理速度において体感できる差が生まれるはずです。たとえば、長時間録音したデータの要約処理や写真編集の反映速度などで、Fold7の処理性能が生きてきます。

したがって、こういった機能を快適に使いたい方はFold7の購入がおすすめです。

一方でGalaxy Z Fold6も、以下のGalaxy AI機能に対応。多くの便利機能を活用できます。

• Gemini Live（チャット形式のAIアシスタント）
• かこって検索（気になる箇所を囲って検索）
• ノートアシスト／文字起こしアシスト（録音からの要約・整理）
• ウェブアシスト（Web情報の要約）
• 通訳／通話アシスト（リアルタイム翻訳）
• 入力アシスト（メッセージ下書きや文章補完）
• フォトアシスト／スケッチアシスト（画像編集やスケッチ生成）
• ポートレートスタジオ／インスタントスローモーション

こういった機能だけで満足できそうなら、Galaxy Z Fold6を選ぶのもありかもしれません。それでも、AI機能を日常的に活用して生活をより便利にしたい方には、Galaxy Z Fold7のほうが適しているでしょう。

Sペンを使いたいならGalaxy Z Fold6｜Fold7は非対応

Galaxy Z Fold7では、Sペンが非対応となっています。前モデルのGalaxy Z Fold6ではメインディスプレイでSペンを使用できましたが、Fold7ではSペンを使った手書き操作やメモ取りはできません。

一方で、Galaxy Z Fold6はSペン対応モデルであり、別売りのSペンとケースを組み合わせることで、大画面を活かした高度な手書きを体験できます。Sペンを使うことで得られる主なメリットは以下の通りです。

• 紙のような書き心地
  →4,096段階の筆圧感知とワコムのEMR方式により、滑らかで自然な筆記感を実現。充電も不要。
• 手軽なメモと自動保存
  →状態からでもすぐにメモを開始でき、Samsung Notesで手書きをテキスト化することも可能。
• 画面との連携操作が快適
  →電話番号にペンをかざして発信したり、スクリーンショットに直接メモを書き込むことができる。
• エアコマンドによる生産性向上
  →翻訳・ルーペ・スマート選択など、ビジネスに役立つ機能にすぐアクセス可能。
• 本格的なイラスト・デザイン制作
  　CLIP STUDIO PAINTなどの対応アプリで、いつでも創作活動が行える。

こうした機能を活用したい場合は、Sペンに対応したGalaxy Z Fold6の方が適しています。反対に、Sペンの使用を前提としている場合は、Galaxy Z Fold7は選択肢から外れることに注意が必要です。

Galaxy Z Fold7のディスプレイが大型化、サブディスプレイが高精細に

Galaxy Z Fold7では、両ディスプレイの大きさとサブディスプレイの画質が進化し、Fold6からの明確な違いが見られます。特に、閉じた状態で使うカバーディスプレイはサイズ・解像度・比率すべてが見直され、実用性が大きく向上しました。

具体的に進化したポイントは以下の通りです。

• カバーディスプレイのサイズが約6.3インチ → 約6.5インチに拡大
• 解像度がHD+（2376×968）→ FHD+（2520×1080）に向上
• アスペクト比がより一般的な21:9に変更され、片手操作や入力がしやすくなった
• メインディスプレイも約7.6インチ → 約8.0インチに拡大
• メインディスプレイの解像度も微増（2160×1856 → 2184×1968）

この改良により、閉じたままでもスマートフォンのようにより快適に操作できるようになりました。さらに、開いた状態ではより迫力ある表示で動画視聴やマルチタスクが行えます。

なお、最大2600nitsのディスプレイのピーク輝度や1～120Hzの可変リフレッシュレートはFold7、Fold6共通です。画質や画面の動きは従来モデルから高水準を維持しつつ、より広く・より使いやすい方向へ進化したのがFold7の特徴です。

折りたたみスマホとしての完成度がさらに高まり、操作スタイルや表示領域を重視するユーザーにとっては、確かなアップグレードといえるでしょう。

防水防塵性能や生体認証も違いはなし

Galaxy Z Fold7とFold6の防水・防塵性能、および生体認証の方式には明確な差はありません。いずれのモデルも同等のスペックを備えており、この点での進化や変更点は見られません。

まず、防水・防塵性能については、両モデルともIP48等級に対応しています。これは、直径1mm以上の固体異物からの保護（防塵）と、水深1.5mの淡水に最大30分間沈めた場合でも内部に水が入らないことを意味する防水性能を示しています。

いずれも一般的な生活防水や雨天での使用には十分対応しており、防塵性能も最低限のレベルが確保されています。ただし、防塵は完全密閉（IP6X）ではないため、砂埃の多い環境などでは注意が必要です。

また、生体認証についても両機種ともに顔認証と指紋認証の両方に対応しています。指紋認証は側面の電源ボタンに内蔵されており、折りたたみ状態でもスムーズに解除可能。顔認証はカバーディスプレイ使用時などに便利です。

このように、防水・防塵性能や生体認証に関しては、Fold6とFold7の間にスペック上の違いはなく、いずれのモデルを選んでも基本的な安心感は同等と言えるでしょう。

Galaxy Z Fold7とFold6のサイズ・デザイン・カラーの違いを比較

ここからはGalaxy Z Fold7とFold6の外観やサイズ感は以下の通り違いがります。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

Galaxy Z Fold7はFold6より薄く軽く進化｜25%スリム&24g軽量

Galaxy Z Fold7は、これまでのGalaxy Foldシリーズの中で最も薄く、最も軽量なモデルとして登場しました。デザイン面での進化は数値にもはっきりと表れており、Fold6と比較して「持ちやすさ」と「携帯性」が大きく向上しています。

まず、重さはFold6の239gから、Fold7では215gへと24gの軽量化が実現。手に持たなくても見た瞬間に違いを感じられるレベルで、長時間の使用でも疲れにくくなるでしょう。

厚さについても大きな変化があります。

• 折りたたんだ状態での厚さ：12.1mm → 8.9mm
• 折りたたんだ状態での厚さ：5.6mm → 4.2mm

閉じたときの厚みは25%のスリム化を実現しており、Fold7はポケットやバッグへの収納がしやすくなっています。当然開いた時も薄くなっており、日常使いでもよりストレスなく扱えるのも魅力です。折りたたみ式スマホは、特に閉じた時の厚みが欠点でしたが、それが大きく改善しています。

少しでも軽く、よりスリムな折りたたみスマホを求める方は、Galaxy Z Fold7を選ぶと良いでしょう。

Galaxy Z Fold7はFold6より画面と本体サイズの両面で大型化

Galaxy Z Fold7は、ディスプレイサイズと本体サイズの両面でFold6よりも大型化を遂げています。表示領域の拡大と、開閉時それぞれの本体寸法の違いは明確です。

これにより、Fold7はより迫力ある画面体験と広がりある操作性を実現しています。

• ディスプレイの大型化
  • カバーディスプレイ：約6.3インチ → 約6.5インチへ拡大
  • メインディスプレイ：約7.6インチ → 約8.0インチへ拡大（Galaxy史上最大）
  • カバーディスプレイのアスペクト比も21:9に進化し、従来より自然な画面比での操作が可能に
• 本体サイズの大型化（高さ・幅）
  • 折りたたみ時：高さ153.5mm → 158.4mm、幅68.1mm → 72.8mm
  • 開いた状態：高さ153.5mm → 158.4mm、幅132.6mm → 143.2mm

このように、画面と筐体の両方で「高さ」と「横幅」が拡大されています。小さいほうが使いやすそうと考える方にとってはGalaxy Z Fold6の方があっているかもしれません。

一方で、Fold7は厚さが25％スリム化、重さも24g軽量化されており、大型化と軽量化の両立が実現された点が特筆すべきポイントです。大きくなったとはいえ、厚みと重量の改善は大きいので、トータルするとGalaxy Z Fold7のほうが使いやすい可能性はあるでしょう。

大画面での没入感と見やすさを重視しつつも、取り回しのしやすさも犠牲にしたくないユーザーにとって、Galaxy Z Fold7は理想的な進化形といえるでしょう。

Galaxy Z Fold7はFold6より耐久性がアップ

Galaxy Z Fold7は、薄型・軽量化を実現しながら、耐久性の面でも確実な進化を遂げています。日常使いでの安心感がさらに高まり、長く使える折りたたみスマホに仕上がっているのです。

具体的には、以下の点が耐久性向上に寄与しています。

このようにGalaxy Z Fold7は、見た目のスリムさとは裏腹に、構造・素材の両面で耐久性をしっかり高めています。折りたたみスマホの扱いに不安がある方にとっても、安心して使える仕様となっているのが魅力です。

Galaxy Z Fold7とFold6のカラーバリエーションの違い

Galaxy Z Fold7とGalaxy Z Fold6では、カラーバリエーションに明確な違いがあります。Fold6では、一般販売されていたのはシルバー シャドウとネイビーの2色のみで、クラフテッド ブラックとホワイトはSamsung公式サイト限定でした。限定カラーの入手手段が限られていた点はネックだったのです。

一方、Galaxy Z Fold7はキャリア版でも選べる色が増えています。ブルー シャドウやジェットブラックといった落ち着いた定番色に加え、ミント（SIMフリー限定カラー）など爽やかなトーンがラインナップ。特にブルー シャドウは、Fold7の新規カラーとして注目されており、高級感のあるメタリックな印象です。

また、Fold7はドコモ・au・ソフトバンクなど主要キャリアからも販売されているため、各社のキャンペーンや購入プログラムを活用すれば、Samsung公式で買うよりもお得に手に入れられるケースもあります。選べるカラーの幅が広がり、購入チャネルも柔軟になった点は、Fold7の魅力といえるでしょう。

Galaxy Z Fold7とFold6のカメラ性能の違いを比較

Galaxy Z Fold7は以下の通りカメラ性能も進化しています。

メインカメラがGalaxy S25 Ultraと同じ2億画素になったことや、メインディスプレイについているフロントカメラが1,000万画素に進化したことが特に大きな進化です。1つずつ見ていきましょう。

Galaxy Z Fold7は2億画素の広角カメラを搭載

Galaxy Z Fold7では、折りたたみスマートフォンとしては史上最高となる、約2億画素の広角カメラが搭載されています。これは前モデルのGalaxy Z Fold6が備えていた5,000万画素の広角カメラと比べて、解像度が大幅に向上しており、カメラ性能における飛躍的な進化といえるでしょう。

この約2億画素のUltraカメラには、Galaxy S25 Ultraと同じ高性能なイメージセンサーが採用されており、細部のディテール描写や色の再現性においても非常に優れた仕上がりを実現します。ズーム撮影やトリミングをしても画質の劣化が少ないため、SNS投稿や写真編集など幅広い用途でその高解像度の恩恵を受けられます。

高性能カメラを重視するユーザーにとって、Galaxy Z Fold7は折りたたみスマートフォンの中でも頭ひとつ抜けた存在といえるでしょう。

Galaxy Z Fold7はメインディスプレイのフロントカメラの性能向上

Galaxy Z Fold7では、メインディスプレイ内に搭載されたフロントカメラが大きく進化しており、前モデルであるFold6と比べて撮影体験が大幅に向上しています。

Fold6では約400万画素のカメラが採用されていましたが、Fold7では約1,000万画素のカメラに刷新。画素数が2倍以上に増えたことで、より鮮明で高精細な自撮りやビデオ通話が可能となっています。

さらに、画角も広がったことでグループセルフィーの撮影性能も向上。これまでフレームに入りきらなかった人数でも、自然な構図で撮影できるようになっています。

感度の高いセンサーを採用したことにより、表情のディテールや肌の質感も豊かに再現。表現力の高い1枚に仕上がります。

また、約8.0インチの大画面メインディスプレイ上で、撮影した画像をそのまま高精細に表示・編集できるのもFold7の強みです。プレビューやレタッチのしやすさも大幅に向上しており、細部にこだわった写真づくりが可能です。

このようにGalaxy Z Fold7では、メインディスプレイのフロントカメラが“実用的に使える”レベルに進化しており、セルフィー重視のユーザーにとって大きな魅力となっています。

Galaxy Z Fold7はFold6よりAI処理性能と画像編集機能が進化

Galaxy Z Fold7は、Fold6よりもAI処理性能が向上し、より高度な画像編集がよりスムーズに行えるようになっています。AI処理エンジン「ProVisual Engine」やAI編集機能「フォトアシスト」などは両モデルに共通していますが、Fold7のほうがより快適かつ高機能に進化しているのです。

Fold7では、カメラセンサーそのものが約2億画素に進化しており、ProVisual Engineとの組み合わせによって、肌の質感や色彩の再現性がさらに高まっています。暗所撮影（ナイトグラフィー）にも強く、ノイズを抑えながら、より明るくクリアな写真撮影が可能です。

画像編集においては、両モデルともにAIによる被写体の切り抜き・移動・消去・拡大・角度調整といった基本的な機能を備えています。さらに、「ポートレートスタジオ」でのアバター生成や、「AIスケッチ」による画像変換といったクリエイティブ機能も共通です。

Fold7では、編集時に元画像と加工中の画像を並べて確認できる「2画面プレビュー」が新たに追加されています。これにより、編集の前後を比較しながら、細部にまでこだわった仕上げが可能となるのです。

撮影から編集までの一連の流れをAIが支援し、より高品質な作品づくりを求めるユーザーにとって、Galaxy Z Fold7は一歩進んだ選択肢となるでしょう。

Galaxy Z Fold7とFold6のバッテリー性能を比較

Galaxy Z Fold7とFold6のバッテリー容量は同じですが、CPUやディスプレイ性能の向上により、電池持ち性能は良くなっています。

1つずつ見ていきましょう。

バッテリー容量は同じでもGalaxy Z Fold7のほうがより良い電池持ちを実現

Galaxy Z Fold7とFold6は、どちらも約4,400mAhのバッテリーを搭載。容量自体は同じですが、Fold7はプロセッサやディスプレイの進化により、電力効率が大きく向上しています。

Fold7に搭載されているのは、Galaxy専用に最適化された「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」です。Fold6の「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」と比べて、CPU処理速度が約38%、GPUが約26%、NPU（AI処理）は約41%向上。処理効率が高まったことで、同じバッテリー容量でも電力消費を抑え、より長時間の使用が可能になっています。

さらに、Samsung独自のmDNIe（mobile Digital Natural Image）エンジンがディスプレイ表示の最適化を行い、ピーク輝度を上げつつもバッテリーへの負荷を軽減。結果として、Galaxy Z Fold7の動画再生時間は最長約24時間と、Fold6の約23時間から1時間伸びています。

Galaxy Z Fold7はバッテリー容量こそ同じながらも、内部処理の効率化とディスプレイ制御技術の進化により、よりスタミナのある一台に仕上がっているのです。長時間の動画視聴や作業でも、より安心して使える端末といえるでしょう。

どちらもワイヤレス充電に対応

Galaxy Z Fold7とFold6は、どちらもワイヤレス充電に対応しています。Qi規格のワイヤレス充電器を使えば、端末を置くだけで充電が始まるため、自宅やオフィスでの使用にも便利です。

さらに、両モデルは「ワイヤレスパワーシェア（バッテリー共有）」にも対応しており、他のデバイスへ給電できます。たとえば、Galaxy Budsなどのワイヤレスイヤホンやワイヤレス充電に対応したスマートフォンを、Galaxy Z Foldの背面に置くだけで充電できるのです。

このように、両モデルともに高性能な充電機能を搭載しており、モバイルライフをよりスマートかつ快適にサポートしてくれるでしょう。

Galaxy Z Fold7とFold6の価格の違いを比較

Galaxy Z Fold7とFold6の価格を一覧にすると以下の通りです。

Galaxy Z Fold7は252,462円〜で販売されます。Galaxy Z Fold6の発売時の価格は249,800円だったのでそれよりも3000円近く高くなっています。

とはいえ、ドコモ以外の販路では終売もしくは在庫なしとなっているため、Galaxy Z Fold6が欲しい場合は、ドコモかイオシスなど信頼できる中古販売店で購入することになるでしょう。

Galaxy Z Fold7はauやドコモでの購入がおすすめです。auなら乗り換え&2年返却で実質152,900円〜、ソフトバンクなら1年返却で実質47,880円〜で使えます。

Galaxy Z Fold7は、キャリアでのキャンペーンを上手に使ってお得に買うのがおすすめです。

まとめ｜ご自身にぴったりな折りたたみスマホを選ぼう！

Galaxy Z Fold7とFold6の違いを最後に整理します。

Galaxy Z Fold7は、最新のプロセッサと2億画素カメラ、AI編集機能の強化により、より快適で高性能なスマホ体験を実現しています。薄型・軽量化も進み、最先端の機能を妥協せずに楽しみたい方に最適な1台です。

一方、Galaxy Z Fold6はSペン対応という明確な強みを持ち、サイズや機能に納得できれば、価格面での優位性も含めてまだまだ有力な選択肢です。

大切なのは、自分にとって必要な機能やスタイルに合ったモデルを選ぶこと。この記事を参考に、あなたに最適なFoldを見つけてください。