ドコモは固定電話サービスの「homeでんわ」を2022年3月29日〜提供開始すると発表しました。
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、お客さまが現在ご利用中の固定電話機と、市外局番から始まる固定電話番号をそのままご利用いただける、モバイルネットワークを利用した固定電話サービス「homeでんわTM」について、2022年3月25日(金曜)から事前予約を開始し、2022年3月29日(火曜)から提供開始いたします。
homeでんわは回線工事不要で、気軽に導入できる点が最大の特徴です。
そこで今回はhomeでんわの概要や利用する際のメリット・デメリットをわかりやすく解説していきます。
「固定電話はほとんど利用しないけど、電話番号は一応残しておきたい」
「子どもとの連絡手段として固定電話を設置したい」
「法人契約で社会的信用を向上するため固定電話を設置したい」
このように考えている方は、homeでんわを検討してみるとよいでしょう!
homeでんわは単独での契約が可能!またドコモのプランやhome 5Gとセットにすれば、月々550円〜とリーズナブルな価格で利用できます。
固定電話を安く維持したい方は必見です。
まずはhomeでんわがどのようなサービスなのか概要をチェックしていきましょう!
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※料金はすべて税込表記です。
目次
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ドコモの固定電話サービス「homeでんわ」とは?
homeでんわとは、「03」や「045」など市外局番から始まる電話番号が使えるドコモの固定電話サービスです。
homeでんわの特徴は以下の通り。
1つずつ詳しく解説していきます。
携帯電話回線を使用しているので工事不要で使い始められる
homeでんわは電話回線を引き込むタイプのアナログ電話とは異なり、携帯電話回線を使用したサービスです。
そのため回線工事を不要とし、コンセント1本挿すだけで使い始めることができます。
ドコモにはひかり電話といったドコモ光とセットで利用できる固定電話サービスもあります。
しかしネット回線不要で固定電話のみを利用したい方にとっては割高です。そこでhomeでんわとういう選択肢が増えたというわけです。
工事費もかからないため、初期費用も抑えられます。
市外局番から始まる固定電話番号を使える
homeでんわ(HP01)の中にはドコモのSIMカードが挿入されており、このSIMで通信を行っています。
簡単にいうとLINEやSkypeなどの通話サービス(IP電話)に近いイメージです。
ただhomeでんわには市外局番が割り振られるので、固定電話として使うことができます。
アナログ電話とは違い工事不要で手軽に導入できる点は魅力ですが、いくつかの注意点も存在するので後ほど確認していきましょう。
NTT発番なら番号ポータビリティができる
現在利用している固定電話番号がNTT発番なら、番号を引き継いでhomeでんわを使うことができます。
NTTアナログ電話の場合、月額料金は1,500円〜3,000円程度かかっているのではないでしょうか?
例えばNTTアナログ電話をhomeでんわに切り替えた場合、最安550円で利用できます。その場合1,000円〜2,500円程度の出費を抑えることが可能です。
「固定電話を使う頻度は少ないけど解約はしたくない」という方は、homeでんわで安く維持しておくこともできます。
ただ固定電話番号の発行元が光電話であった場合は、番号ポータビリティはできないので気をつけてください。
homeでんわの提供はいつから?
homeでんわの事前予約は2022年3月25日(金曜)から、提供開始は2022年3月29日(火曜)からです。
またhomeでんわの申し込みに関しては、全国のドコモショップまたは一部の家電量販店で可能です。
ドコモオンラインショップでは申し込めません。
homeでんわの対応エリア
homeでんわの対応エリアは、サービス提供開始時点で都市部の中心のみとなっています。
ドコモは対応エリアを順次対応していくと発表しています。
詳しい対応エリアについては、以下よりご確認ください。
要チェック!
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homeでんわ(HP01)の本体価格 | 実質0円
homeでんわ(HP01)の本体価格は、17,820円です。
ただ契約している間は端末代金と同額の割引が適用されるので、実施0円で利用できます。
homeでんわ HP01 | |
本体価格 | 17,820円 |
36回分割 | 495円 × 36回 |
割引 | -495円 × 36回 |
実質本体価格 | 0円 |
割引はhomeでんわの基本料金に適用され、端末代金から引かれるわけではありません。
よって36ヶ月以内に解約した場合は、端末代金の残りの支払いが発生するので注意してください。
例えば24ヶ月で解約した場合は、残り1年分5,940円の支払いが発生します。
homeでんわのプランと月額料金 | ライトorベーシック
homeでんわの料金プランは、「homeでんわ ライト」と「homeでんわ ベーシック」の2つがあります。
それぞれの月額料金とサービスの違いは、以下の通りです。
homeでんわ ライト | homeでんわ ベーシック | |
契約期間 | なし | |
月額料金 | 1,078円 | 2,178円 |
homeでんわ セット割 | -528円 | |
割引適用後の月額料金 | 550円 | 1,650円 |
国内通話料 | 固定電話への通話 : 8.8円/3分 携帯電話への通話 : 17.6円/分 |
|
契約事務手数料 | 2,200円 | |
番号継続登録料 | 2,200円 | |
付加機能 ・FAX : 無料 ・通話中着信 : 330円/月 ・転送電話 : 550円/月 ・発信者番号表示 : 440円/月 ・ナンバー・リクエスト : 220円/月 ・迷惑電話ストップサービス : 220円/月 |
必要に応じて追加 | 追加料金なしで付加機能すべて利用可能 |
各プランの違いは、付加機能が基本料金に含まれているか含まれていないかです。
すべての付加機能を追加した場合1,760円/月のオプション料がかかるので、ライトよりもベーシックのほうがお得になります。
希望するオプションがある場合はライトの月額料金に合計して、ベーシックの月額料金と比較してからプランを決めましょう!
homeでんわ セット割適用で月々550円〜
homeでんわ セット割は、ドコモのスマホまたはhome 5Gを契約していると適用される割引です。
割引額はプラン問わず528円で、割引後の月額料金はライトが550円/月、ベーシックが1,650円/月です。
NTTアナログ電話の場合は月々1,500円〜3,000円程度かかるので、大幅に料金を抑えることができます。
また割引を受けるには、homeでんわの契約者と同一ファミリー割引グループ内に、以下のプランを利用している方いる場合です。
対象プラン
- 5Gギガホ プレミア
- 5Gギガホ
- 5Gギガライト
- ギガホ プレミア
- ギガホ
- ギガライト
- はじめてスマホプラン
- U15はじめてスマホプラン
- ahamo
- home 5G プラン
※「ギガホ」「ギガライト」は、2019年10月1日以降に契約した方が対象。
対象プランにはahamoも含まれています。
またファミリー割引に関しては、主回線から三親等以内の家族なら誰でも組むことができます。
他社を利用している方は、この機会にドコモやahamoへの切り替えも検討してみてください。
homeでんわを利用する3つのメリット
homeでんわの概要をお伝えしたところで、メリット・デメリットについて整理しておきましょう。
homeでんわは魅力的なサービスですが、申し込みにあたりいくつか注意しておきたい点があります。
申し込み後に後悔しないためにも、きちんと確認しておいてください。
まずはhomeでんわのメリットについて確認していきましょう!
1. 工事がないので気軽に固定電話を導入できる
工事無しで固定電話を導入できる点は、homeでんわの大きなメリットです。
例えば光回線と同時に光電話を導入する場合、回線を引き込む工事が必要になります。
工事が発生するということは、工事費もかかるということです。
その点homeでんわはコンセントに挿すだけでよいので、開通までの工数が非常に少なく面倒な手続きも一切ありません。
新規契約の場合は当日から利用できるので、すぐに固定電話がほしいという方はhomeでんわを検討してみるとよいでしょう!
2. 固定電話の維持費が安い
月額料金や通話料金が安い点も、homeでんわのメリットです。
先程もお伝えしたように、NTTアナログ電話の基本料金は1,500円〜3,000円程度かかります。そして通話した分の料金がプラスで発生します。
NTTアナログ電話の場合、通話する時間帯や距離によって料金が変動します。そのため頻繁に固定電話を利用する方は、料金が高くなる傾向があります。
以下はNTTアナログ電話で県内へ通話した場合と、県外へ通話した場合に発生する料金です。
アナログ電話は通話相手との距離が遠ければ遠いほど、より多くの基地局を跨ぐので料金が高くなります。
ただhomeでんわの場合は基本料金が安く設定されており、通話料金も時間帯や通話相手との距離に左右されないので、お財布にも優しい固定電話となっています。
3. 契約期間の縛りがない
homeでんわには、契約期間の縛りがありません。
そのためどのタイミングで解約しても、違約金をかけずにやめることができます。
光電話の場合は2年契約が主流なので、解約のタイミングによっては、違約金が発生していまいます。
気軽にやめられる点は、homeでんわのメリットだといえます。
homeでんわを利用する4つのデメリットと注意点
ここからは、homeでんわのデメリットおよび注意点をお伝えしていきます。
1. 途中解約すると端末代金が支払いが発生する
homeでんわには契約期間の縛りはないため、違約金は発生しません。
しかし解約時点で端末代金が残っていた場合は、その分の支払いが発生します。
例えばhomeでんわ(HP01)を36回分割で購入しており、24回目のタイミングで解約した場合は、残り12回分の端末代金の支払いが発生します。
契約期間中は端末代金と同額の割引がはいっていますが、解約すると割引はなくなるので注意してください。
実質0円という点に気をつける必要があります。
2. 利用できなくなるサービスや機能がある
homeでんわを利用していると利用できなくなるサービスや機能があります。
現在以下のサービス・機能を利用している方は、気をつけてください。
利用できなくなるサービス・機能 | |
---|---|
ホームセキュリティ/緊急通報システム | 病気や事故、緊急時に通報ボタンを押すことで、緊急機関に連絡される装置を使っている場合 |
ガスシステム | 外出先からガス消し忘れ確認をするシステム |
ホームエレベーター | 一般ご家庭用のエレベータをご利用の場合 |
ホームテレフォン/ビジネスフォン | 二世帯住宅などで、複数の電話機を専用装置に接続して利用している場合 |
ドアホン | 玄関のインターホンで電話機を呼び出す装置に接続している場合 |
決済端末 | 決済端末(クレジット等)に接続して利用している場合 |
3. 停電時は使えない
homeでんわはドコモの携帯電話回線を利用しているので、停電や通信障害があった場合は固定電話も利用できなくなってしまいます。
ドコモのスマホやhome 5Gとのセット割はお得ですが、回線をまとめた場合に万が一のことがあると、すべて使えなくなる点はデメリットだといえます。
ちなみに光電話に関しても、停電時は使えなくなります。
4. 緊急通報時はSIMに割り当てられた電話番号で発信される
homeでんわは市外局番での発着信ができ、フリーダイヤル等にも通常通り電話をかけることが可能ですす。
ただ110番や119番など緊急番号への発信は、070 / 080 / 090のSIMに割り当てられた電話番号で発信されます。
一般的には固定電話から緊急番号へ電話をかけると、相手側に市外局番とその登録住所や名前が表示されます。これは緊急時に混乱しても、きちんと情報が伝わるようにするためです。
しかしhomeでんわの場合は、相手側に表示されているのは070 / 080 / 090からはじまる番号なので、自分でこちらの情報をきちんと伝える必要があります。
070/080/090の電話番号はすぐわかるように、homeでんわの近くにメモしておくとよいでしょう!
homeでんわの申込方法 | ドコモショップまたは家電量販店
homeでんわの申し込みは、ドコモショップまたは家電量販店からできます。
サービス開始時点では、ドコモオンラインショップでの受付はしていません。
また申し込みに行く際は、本人確認書類と引き落し先に設定する銀行のキャッシュカード、もしくはクレジットカードを持っていきましょう。
本人確認書類は運転免許証やマイナンバーカードなどでOKです。健康保険証の場合は、公共料金の領収書や住民票などの補助書類があれば受け付けてもらえます。
補助書類に関しては、3ヶ月以内に発行したものが有効なので注意してください。
homeでんわの利用方法
homeでんわの利用方法は、以下の通りです。
- homeでんわ(HP01)にSIMカードをセットする
- homeでんわ(HP01)をコンセントに挿し、電源を入れる
- homeでんわ(HP01)と固定電話機を電話線で繋ぐ
- 利用開始
新規契約した場合は、電源を入れてから約60分で使えるようになります。
番号ポータビリティした場合は、利用開始日までhomeでんわ(HP01)と固定電話機を繋がないで待っていてください。
利用開始日になると案内メールがくるので、そしたらhomeでんわ(HP01)と固定電話機を繋ぎましょう!
配線イメージは、以下の通りです。
homeでんわ(HP01)のtelランプが緑になっていたら利用できます。
homeでんわの申し込みで使えるキャンペーン | dポイント3,000pt
「homeでんわ ベーシック」を検討している方は、dポイント3,000ptがもらえるキャンペーンを実施中です!
キャンペーン期間は、2022年3月29日〜終了日未定となっています。
適用条件は、以下の通りです。
条件
- 「homeでんわ ベーシック」の新規契約と「HP01」の購入
- 「homeでんわ」のdアカウントまたはビジネスdアカウントのいずれかを新規発行 ・登録
- 利用開始月の2か月後の月末時点まで「homeでんわ ベーシック」を継続して利用
なおdポイントは。利用開始月の4ヶ月後の月に付与されます。
例えば4月に利用開始した場合は8月中付与です。
homeでんわに関するよくある質問
ここではhomeでんわに関する、よくある質問をまとめています。
ドコモの契約がなくてもhomeでんわは使える?
homeでんわは、ドコモのスマホやhome 5Gがなくても単体契約が可能です。
ただhomeでんわ セット割は適用されないので、月々の料金はhomeでんわ ライトなら1,078円、homeでんわ ベーシックなら2,178円になります。
homeでんわ ライトでも転送や迷惑電話ストップ機能は使える?
homeでんわ ライトの場合は、オプションとして追加すれば転送や迷惑電話ストップ機能なども利用できます。
複数オプションを追加予定の方は、homeでんわ ベーシックの月額料金と比較しながらプランを決めましょう。
ドコモの固定電話サービス「homeでんわ」のまとめ
ドコモの固定電話サービス「homeでんわ」は、工事不要で気軽に導入できる点が魅力です。
固定電話を設置しているご家庭は少なくなっている傾向にありますが、とりあえず固定電話番号を持っておきたいという方には最適なサービスです。
セット契約も単独契約も可能なので、利用状況にあわせて申し込んでみてください。
現在ドコモやahamoでもお得なキャンペーンを開催しているので、あわせてチェックしてみてくださいね!最新機種も半額程度で持てるかもしれません。
ドコモ公式 : https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/
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