株式会社IoTコンサルティング(本社:東京都千代田区、代表取締役:金野 太一)は、格安SIMやスマホの最新情報をお届けするメディア「株式会社IoTコンサルティング コーポレートサイト スマホコラム」にて、昨今のプラン料金や事務手数料の値上げが大手キャリアユーザーに与える影響を調査しました。
その結果、他社への乗り換えに前向きな方は7割超え、プラン変更検討者も含めると8割以上が何らかのアクションを起こす意向であることが判明しました。
<アンケート結果>
調査分析: https://economical.co.jp/major-carrier-manzokudo-investigation/
集計期間: 2025年8月13日
対象 : インターネットアンケートの男女527人
※全回答者564人から大手キャリア利用者527人を抽出
アンケート回答者

男性 :297人
女性 :225人
その他・回答したくない: 5人
今回のアンケートでは男性の方に多く反応していただきました。
回答者を年代別でみた場合は、以下の通りです。

10代 : 3人
20代 : 72人
30代 :258人
40代 :107人
50代 : 61人
60代以上: 26人
30代から40代を中心に多くの方に回答していただきました。
現在利用している携帯会社

ドコモ :272人
au : 70人
楽天モバイル: 69人
ソフトバンク: 59人
UQモバイル : 32人
ワイモバイル: 25人
「現在利用している携帯会社はどこですか?」と質問したところ、最も契約者が多かったのはドコモで272人でした。続いてauが70人、楽天モバイルが69人、ソフトバンクが59人となっています。
また、サブブランドであるUQモバイルは32人、ワイモバイルは25人となっており、今回のアンケートでは大手キャリアのメインプランを利用している方が多くいました。
現在のプラン料金の月額料金と満足度

9,000円以上 : 24人
7,000円以上9,000円未満: 29人
5,000円以上7,000円未満:198人
3,000円以上5,000円未満:132人
1,000円以上3,000円未満:127人
1,000円未満 : 17人
「現在のプランの月額料金(端末代除く)はいくらですか?」と質問したところ、最も回答数が多かったのは「5,000円以上7,000円未満」で198人でした。
続いて、現在利用中の携帯会社の満足度を5段階で評価してもらい、平均点を算出したところ、以下のような結果になりました。
※非常に満足 5点、満足 4点、どちらでもない 3点、やや不満 2点、不満 1点とする

楽天モバイル:4.2点
ワイモバイル:3.8点
UQモバイル :3.7点
ドコモ :3.6点
ソフトバンク:3.4点
au :2.9点
満足度が最も高かったのは「楽天モバイル」で4.2点でした。楽天モバイルは「非常に満足」の割合が35%と最も高く、不満層はわずか2%です。
一方、最も満足度が低かったのは「au」で2.9点でした。auは「やや不満」が37%と最も多く、全体的に低評価となっています。
auは2025年6月3日より新料金プラン「auバリューリンクプラン」の提供を開始しています。それに伴い、8月1日より既存プランの値上げが行われました。
また、ソフトバンクも2025年7月18日に事務手数料を含む各種手数料の値上げを発表。そういったプラン料金や手数料の値上げがユーザー満足度へ関係している可能性が高いでしょう。
唯一、楽天モバイルは値上げをしていません。シンプルでわかりやすいプランや事務手数料無料など、利用しやすい安心感がユーザーから評価されているのかもしれません。
現在の携帯会社を使い続ける理由と不満点

自分にあったプランがある :273票
料金が安い :150票
電波が繋がりやすい :148票
通信速度が速い : 95票
充実したオプション/サービス: 28票
魅力的なキャンペーンがある : 26票
その他 : 25票
欲しい機種がある : 21票
乗り換えが面倒 : 12票
「現在の携帯会社を使い続ける理由は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、最も回答数が多かったのは「自分にあったプランがある」で273票でした。

料金が高い :295票
とくに不満はない :92票
電波が繋がりにくい :81票
魅力的なキャンペーンがない :54票
通信速度が遅い :43票
自分にあったプランがない :35票
オプション/サービス展開に不満:22票
欲しい機種の取り扱いがない :16票
その他 :5票
現在利用している携帯会社の不満点について回答数が最も多かったのは「料金が高い」で295票でした。
その中でも「自分にあったプランはあるが料金が高い」と思っている方は半数以上もいました。
7割以上が他社への乗り換えに前向き

格安SIMの乗り換えを検討する :342人(65%)
そのまま利用を続ける :91人( 17%)
プラン変更を検討する :56人( 11%)
大手キャリア内(ドコモ/au/ソフトバンク)での乗り換えを検討する:38人( 7%)
「料金が値上げ(プラン料金、事務手数料など)された場合、どのような行動を取りますか?もしくは取りましたか?」と質問したところ、最も回答数が多かったのは「格安SIMの乗り換えを検討する」で342人(65%)でした。
大手キャリアへの乗り換え検討者も含めると、7割以上の方が乗り換えに前向きであることがわかります。
また、プラン変更を検討している方も含めると、料金の値上げに対して何かしらのアクションを起こす、もしくは起こそうと思っている方は8割以上いるということがわかりました。
乗り換え検討先は「楽天モバイル」が1位

楽天モバイル :188人
ahamo : 34人
UQモバイル : 34人
ワイモバイル : 31人
日本通信 : 15人
ソフトバンク : 15人
povo : 15人
au : 14人
ドコモ : 9人
LINEMO : 6人
マイネオ : 6人
IIJmio : 5人
NUROモバイル : 3人
J:COMモバイル : 2人
イオンモバイル : 2人
BIGLOBEモバイル : 1人
「乗り換えるならどの携帯会社を検討しますか?」と質問したところ、最も回答数が多かったのは「楽天モバイル」で188人でした。2位は「ahamo」と「UQモバイル」で34人、3位は「ワイモバイル」で31人でした。
先程も述べたように、楽天モバイルはシンプルで安い料金形態や事務手数料無料などが評価されており、こうした料金面でのメリットが乗り換え先として選ばれる理由だと考えられます。
実際に、「月額料金がいくら安くなれば乗り換えを検討しますか?」と質問したところ、以下のような結果になりました。

料金だけでは乗り換えを検討しない: 56人
5,000円以上安くなれば検討する : 26人
4,000円 : 9人
3,000円 : 50人
2,000円 :200人
1,500円 : 43人
1,000円 :103人
500円 : 40人
最も回答数が多かったのは「2,000円安くなったら検討する」で200人でした。一方、「料金だけでは乗り換えを検討しない」と回答した方は56人いました。
今回の調査で、7割以上の方が他社乗り換えを検討し、大手キャリアの値上げラッシュがユーザー離れを加速させている可能性があることが判明しました。
満足度では楽天モバイルが4.2点で首位、値上げしたauは2.9点で最下位となり、料金改定の影響が鮮明に現れました。
※本アンケート結果を引用する際は、本記事のURLを出典元として記載してください。