【実機】AQUOS wish2を辛口レビュー | 10項目を徹底調査してわかった「買うべき理由・買ってはいけない理由」とは?

AQUOS wishのセカンドモデルとして2022年6月24日に発売された「AQUOS wish2」。前モデルの発売から約半年という短いスパンで新モデルがでてきましたね!

ベースの部分はAQUOS wishと変わらず、プロセッサとOSのみ更新。性能としては10%向上している模様です。

そこで今回はAQUOS wish2の実機をお借りしたので、実際に触って感じたことを正直にレビューしていこうと思います!

項目ごとに5段階で評価していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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【実機レビュー】AQUOS wish2を開封!シンプルでかわいいデザイン

では早速開封!!今回お借りしたのはブルーです。

非常に可愛らしいデザインですね!背面カメラもシングルレンズ仕様になっているので、インパクトのあるハイエンドモデルとは違いシンプルな印象をうけます。

背面素材はマットな仕上がりになっていて、滑らかな触り心地。ただサラサラというよりかは、若干ザラザラ感のある仕上がりになっています。

デュスプレイ面は中央上部にしずく型のインカメラを搭載しています。そして右側面には音量調節ボタンとアシスタントキー、電源ボタン、指紋認証センサーが、左側面にはSIMトレーが備わっています。

▲右側面

▲左側面

側面のボタン類はややチープ感があるものの、これがAQUOS wish2のやわらかさをだしているのかもしれません。また本体上部にはイヤホンジャック、下部にはType-Cの充電口とスピーカーが備わっています。

▲上部

▲下部

AQUOS wish2は全6色ありますが、販売キャリアによって取り扱っている色が異なります。ドコモがホワイト・チャコール・ブルー・コーラルの4色、ワイモバイルがチャコール・オリーブグリーン・アイボリーの3色展開です。

▲ドコモのカラーバリエーション

▲ワイモバイルのカラーバリエーション

どのカラーもくすみのあるかわいい色味で、ケース未装着でも使いたくなるようなデザインですね!

片手操作もラクラク!ちょうど良いサイズ感で手に馴染む

AQUOS wish2の本体サイズは縦147mm×横71mm×厚み8.9mmで、重量は162gです。前モデルのAQUOS wishとサイズも重量もまったく同じです。

iPhoneで例えるなら、iPhone13とほぼ同等のサイズ感となっています。大きすぎず小さすぎず、ちょうど良いサイズ感で手に馴染む感じがあります。

▲本体を握った時のイメージ

手の小さい私でも快適に使える本体サイズです。画面上のほうも、頑張れば親指で届きました!

どうしても本体の大きいスマホだと、両手使いになってしまいますし、ポケットからはみ出て落ちてしまわないか心配になります。AQUOS wish2くらいのサイズがベストですね!

ちなみにAQUOS wish2と同等価格で、コスパに優れた人気モデルのOPPO Reno5 Aと横並びに撮った写真はこちらです。

▲(左)OPPO Reno5 A/(右)AQUOS wish2

サイズ感はAQUOS wish2くらいが良いですが、動画視聴やゲームを大画面で楽しみたいならOPPO Reno5 Aのサイズくらいが良いでしょう!

AQUOS wish2のカメラ性能 | 広角シングルカメラ搭載

続いてAQUOS wish2のカメラ性能を見ていきましょう。

AQUOS wish2はカメラもシンプルで、背面カメラは約1,300万画素のレンズ1つのみです。望遠レンズや超広角レンズは非搭載となっています。インカメラは約800万画素で、カメラ性能については前モデルのAQUOS wishから変わった部分はありません。

以下はAQUOS wish2で撮影した写真です。

▲HDRオフ

HDRをオフにした場合は、なんとなくフワッとした仕上がりになりました。そして若干白飛びしているのがわかります。

AQUOS wish2ではHDRオン・オフの切り替えボタンがあり、最初はオフになっています。このHDRボタンをタップすることで、オンへ切替可能です。

ではHDRをオンにして撮影した場合、映り方はどのように変わるのでしょうか。

▲HDRオン

HDRをオフにしていた時よりもオンにした時のほうが、パキッとした仕上がりになっているのがわかるかと思います。AQUOS wish2で撮影をするなら、HDRはオンにしておいたほうがキレイな写真が撮れるでしょう。

その他の撮影した写真も見てみましょう。(すべてHDRオン)

アサガオも自然の景色も鮮明に撮れています。2万円台のスマホでこれだけキレイに取れれば、文句はないのではないでしょうか?コントラストは低めで、目に映る自然な仕上がりになっている印象です。

OPPO Reno5 Aとの比較は、以下の通り。

▲AQUOS wish2

▲OPPO Reno5 A

▲AQUOS wish2

▲OPPO Reno5 A

色味は違うものの、写真を拡大した時に鮮明に写っているのはOPPO Reno5 Aでした。

AQUOS wish2の標準カメラアプリは、Googleの「Camera Go」を採用しています。Camera Goは不要な機能を排除し、シンプルかつ軽量になったカメラアプリです。

カメラの設定画面も、機能の説明付きで誰でもわかりやすく使えるようになっています。

ただシャッター音が大きい点は残念ポイント。気になる方はサードパーティ製のカメラアプリを入れてみるとよいでしょう。シャッター音の小さいカメラアプリもありますよ!

望遠撮影

ズームで撮影した場合の映りは、以下の通りです。

上記はズーム倍率を最大にした場合ですが、ぼんやりした映りになっています。望遠撮影はあまり得意ではない印象です。

ちなみにAQUOS wish2のカメラはズーム倍率が表示されません。

画面を2本指でピンチイン・ピンチアウト(つまむ動作)すると、ズームができるようになっています。スライドを動かしてもズームできます。

ナイトモード撮影

続いて暗所での写真を見ていきましょう。

まずは通常モードで撮影した写真です。

▲通常モード

ノイズがすごく、画質が粗いのがわかります。

そしてナイトモードで撮影すると、、

▲ナイトモード

ノイズがかなり軽減され、キレイに写っているのがわかります。
とはいえのっぺり感は残ったままで、拡大すると粗さはどうしても目立ってしまいますね。

他の写真も見てみましょう。

手元にあったOPPO Reno5 Aと撮り比べてみました。

▲AQUOS wish2

▲OPPO Reno5 A

▲AQUOS wish2

▲OPPO Reno5 A

見比べてわかるようにナイトモードで明るく写っているのはAQUOS wish2です。しかし細部まで鮮明に写っているのは圧倒的にOPPO Reno5 Aです。

やはりAQUOS wish2は塗り絵感がかなりでてしまっていますね。明るい場所での撮影はまだ許容範囲ですが、暗所での撮影はかなり苦手のようです。

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AQUOS wish2のディスプレイ | 液晶・60Hz

AQUOS wish2は5.7インチの液晶ディスプレイを搭載しています。解像度は720 × 1,520のHD+ です。有機ELディスプレイに比べるとやや物足りなさは感じますが、日常利用で困ることはないでしょう。

またAQUOS wish2でも画面分割はできますが、サイズがコンパクトなため、やや使い勝手は悪いかなという印象です。2つのアプリを同時に立ち上げて利用する方は、もうワンサイズ大きめのスマホを選んだほうが良いでしょう。

リフレッシュレートについては60Hz対応です。リフレッシュレートとは1秒間に描写される画像の枚数になります。リフレッシュレートの数値が高ければ高いほど、滑らかな操作感を味わうことができます。ゲームをガッツリやり込みたい方は90Hz〜120Hzくらいは必要な所ですが、エントリー機として必要最低限利用できれば良いという方はにとっては60Hzで十分です。

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AQUOS wish2のバッテリー・急速充電 | 3,730mAh

AQUOS wish2のバッテリー容量は、3,730mAhです。前モデルのAQUOS wishからバッテリーの増量はありませんでした。

実際にYou Tubeを3時間視聴した場合と13時間完全放置した場合の電池の減り具合を計測してみました!(あくまで参考程度にどうぞ)

▼You Tube視聴

AQUOS wish2はYou Tubeを視聴していても、1時間あたり3〜4%くらいしか減りませんでした。一方でバッテリー容量4,000mAhあるOPPO Reno5 Aは1時間あたり5%減っていているので、意外とAQUOS wish2は電池持ちが良いのかなという印象です。

通勤時間で往復4時間程度かかる方でも、1日安心して使えるのではないでしょうか。

▼13時間完全放置

何も触らず13時間完全放置した場合でも、AQUOS wish2は2%しか電池が減っていません!コンパクトながらも、バッテリー性能はかなり高いといえるのではないでしょうか。

また急速充電についてはUSB-PD3.0に対応しています。では実際にAQUOS wish2がどのくらいの入力値で充電できるのか、サードパーティー製の電圧計測器で測ってみましょう。

20Wの急速充電ACアダプターで充電した場合、入力値は約5Wとという結果に...。体感としても充電スピードは遅いかなという印象です。

ちなみにワイヤレス充電は非対応。

AQUOS wish2のプロセッサ | Snapdragon 695 5G

AQUOS wish2のプロセッサは、「Qualcomm Snapdragon 695 5G」を採用しています。CPUは前モデルのAQUOS wishから大きく進化した部分でもあります。AQUOS wishでは「Snapdragon 480 5G」だったので、セカンドモデルでは期待した所ですよね。

しかしSnapdragon 695 5Gを搭載しているのに、「モッサリ感がある...」という声が目立ちます。実際に触ってみると確かにスクロールがモッサリしているというか、指に吸い付くような感じがありません。

全体的に動作はモッサリしているかなという印象です。

AQUOSwish2、結構モッサリするなぁと思って調べてみたら、どうも画面に触れる指の面積が大きいとスクロールにブレーキがかかってしまうみたいで、面積が小さくなるように指を立てて真上に弾いたらものすごいスクロールするようになった(笑)フリックも同じ感じ。面倒だけど解決法があって良かったです。

— YORUSORA/MV制作受付中 (@yorusoramovie) July 4, 2022

ただ上記ツイートのように、画面に触れる面積を小さくすると、スクロールがやや快適になりました笑

ただAQUOS wish2と同じSnapdragon 695 5Gを搭載したOPPO Reno7 Aをレビューした時は、まったくモッサリ感はありませんでした。

AQUOS wish2のベンチマークスコア

CPU性能の1つの目安になるAntutuベンチマークを測ってみました。

スコアがよい程、不便なく快適にスマホを利用できます。またゲームをするならGPUも気にしておきましょう。

スコア別にどれくらい快適に利用できるかを示したのが以下の表です。

そしてAQUOS wish2のベンチマークスコアは以下の通り。

前モデルのAQUOS wishの総合スコアは約27万点、GPUスコアは約6.2万点という結果がでているので、数値としてはそこまで大きな変化はないかなという印象です。

上記のスコアであれば、軽いゲームくらいなら問題なく遊べるといった感じでしょう。

AQUOS wish2のRAM・ROM | 4GB・64GB

AQUOS wish2のRAM(メモリ)は4GBで、ROM(ストレージ)が64GBとなっています。

RAMはデスクの大きさに例えられることが多く、大きければその分同時に色んな作業が可能です。通常利用であれば問題なく使えますが、マルチタスクをするには4GBだと物足りなさを感じるかもしれません

また本体容量もエントリー機としてはスタンダードな容量です。microSDも最大1TBまで対応しているので、写真や動画をたくさん撮る方は別途用意しておくと良いでしょう。

AndroidでもSDもカードが差し込めない機種もあるので、その点はAQUOS wish2の強みだといえますね!

AQUOS wish2の生体認証 | 指紋認証のみ対応

AQUOS wish2は、指紋認証のみ対応しています。また指紋認証は本体側面に搭載されています。

認証精度も高く、軽くタッチしただけでもロック解除が可能!実際に指紋認証を利用したシーンは以下です。

AQUOS wish2の指紋認証^ ^ pic.twitter.com/cSzZffgyYL

— iPhone大陸@iPhone14予約情報 (@iPhoneLand_ofc) July 7, 2022

側面に認証センサーがあるとスマホをデスクに置いておいても認証できるので使いやすいですよね!

ディスプレイ内や背面にセンサーがあるスマホもありますが、側面の認証センサーを好む方も多いのではないでしょうか?

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AQUOS wish2のゲーム性能 | 重たいゲームはモッサリ

実際にAQUOS wish2でApexをプレイしてみましたが、"遊べないことはない"といった印象です。
プレイできないことはないのですが、2万円台のエントリーモデルということもありヌルサク感はまったくありません笑

重たいシーンではラグやカクつくこともあるため、ゲームメインで利用するには難しいです。またリフレッシュレートも60Hzなので、素早い動作に反応しなくてはいけないFPSのようなゲームは苦手分野だといえます。
そもそもゲームをガッツリやり込みたい方は、もう少しグレードの高い機種を選ぶでしょう。隙間時間にちょっとゲームができればいいかな程度の方にAQUOS wish2はおすすめです。

AQUOS wish2はおサイフケータイ対応

AQUOS wish2はおサイフケータイにも対応しています。

「Suica」や「iD」、「QUICPay」など様々な電子マネーに対応しているので、お金を持ち歩かなくても決済ができちゃいます!

また指紋認証センサーを長押しするとPayPayトリガーが使えます。

ホーム画面から決済アプリを探すことなく、瞬時に起動できるのでお買い物時にもたつくこともなくなりますね!

AQUOS wish2の防水・防塵

AQUOS wish2は防水IPX5/IPX7・防塵IP6Xに対応しています。水深1mで30分間沈んでも耐えられるレベルです。

また公式サイトにはお風呂対応とも記載されています。お風呂でスマホを使いたい方でも安心して使えます!

水没は故障にもつながってくるので、防水対応は嬉しいですね。

AQUOS wish2の対応バンド

AQUOS wish2の対応バンドは、以下の通りです。

AQUOS wish2はドコモで販売されているものと、ワイモバイルで販売されているものがあります。

スペックは変わりませんが、対応バンドが多少変わってきます。

AQUOS wish2を購入して、他社SIMで利用する場合は気をつけましょう!

キャリア・格安SIMの対応状況

AQUOS wish2のキャリア・格安SIMの対応状況は、以下の通りです。

auやUQモバイル、ワイモバイルと同ブランドであるソフトバンクでは利用確認が取れています。

ただ発売して間もないこともあり、格安SIMではまだ動作確認が取れていない所が多いです。

格安SIMで利用しているという方の情報もないため、端末のみ購入して他社で利用する場合は気をつけてくださいね。

AQUOS wish2の評価まとめ

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