ポイント
- 月額330円で、キャリアのメールアドレスを、他社へ乗り換えても継続して利用できる!
- クラウドに保管してあるデータなら失わない
- 解約してから31日以内に申し込みをしないと引き継げないなど、注意点あり
従来では、ドコモやau、ソフトバンクなどのキャリアから他社へ乗り換えると、使っていたキャリアのメールアドレスは使えなくなりました。
たとえば、auからソフトバンクへ乗り換えると、auのメールアドレスは使えなくなり、ソフトバンクで新しくメールアドレスを作る必要がありました。
しかし現在では、他社へ乗り換えても、使っていたキャリアのメールアドレスをそのまま使えるサービスが登場したため、メールアドレスを変更する必要はありません。
この記事では、各キャリアのメール引き継ぎサービスや引き継ぎ方法、注意点などを紹介します。
乗り換え時にメールアドレスの変更がネックになっている方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
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目次
ドコモ・au・ソフトバンクのメール引き継ぎサービスを紹介
ドコモ・au・ソフトバンクからは、他社へ乗り換えてもメールアドレスをそのまま使えるメール引き継ぎサービスの提供を開始しています。
わざわざメールアドレスを作り直す必要がなくなり、データもそのまま残るのがメリットです。
- ドコモ・・・ドコモメール持ち運び
- au・・・auメール持ち運び
- ソフトバンク・・・メールアドレス持ち運び
各キャリアのサービス内容を詳しく紹介します。
2021年12月16日「ドコモメール持ち運び」の開始
ドコモでは、2021年12月6日に「ドコモメール持ち運び」サービスの提供を開始しました。
「ドコモメール持ち運び」に加入すれば、ドコモからソフトバンクへ乗り換えても、ドコモのメールアドレスをそのまま使えます。
また、クラウドに保管してあるデータもそのまま残すことができるので、大切なデータを失う心配がありません。
毎月330円の月額料金はかかってしまいますが、メールアドレスの変更が面倒、大切なデータを失いたくない方にはおすすめのサービスです。
「ドコモメール持ち運び」の注意点
「ドコモメール持ち運び」に加入するには、いくつかの注意点があります。
注意ポイント
- ドコモを解約してから、31日以内に申し込む必要がある
- ドコモからahamoへ乗り換える場合は、乗り換えと同時のみ加入できる
- 回線契約にもとづいて発行したdアカウントのIDを持っていること
- 法人契約は加入できない
- すでにahamoへプラン変更している方は、「ドコモメール持ち運び」に加入できない
「ドコモメール持ち運び」の対応機種について
ドコモで販売されている機種であれば、「ドコモメール持ち運び」サービスは利用できます。
自分が使っている機種が対応しているのかどうかは、公式サイトで確認できます。
対応していない場合もあるので、サービスを利用する前に必ず確認しておきましょう。
2021年12月20日「auメール持ち運び」の開始
auでも2021年12月20日より、auのメールアドレスを他社でも引き継いで使える「auメール持ち運び」サービスの提供を開始しました。
月額330円で、解約後もauメールアドレス(@ezweb.ne.jp/@au.com)を、他社でも利用できますよ。
「auメール持ち運び」サービスの注意点
「auメール持ち運び」サービスを使うには、いくつかの注意点があります。
注意ポイント
- auを解約してから31日以内に、「auメール持ち運び」サービスに加入すること
- au IDを持っていないと利用できない
- UQモバイルのメールアドレス(@uqmobile.jp)、ビジネスメール(@xxx.biz.ezweb.ne.jp/@xxx.biz.au.com)は、このサービスを利用できない
- 迷惑メールフィルター「アドレス帳受信設定」は利用できない
などなど、いくつかの注意点があります。
詳しくは、注意事項:auメール持ち運びを参照してください。
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2021年12月20日ソフトバンク「メールアドレス持ち運び」の開始
ソフトバンクでも2021年12月20日より、ソフトバンクのメールアドレスを他社でも継続して使える「メールアドレス持ち運び」の提供を開始しました。
ソフトバンクでは、1メールアドレスにつき月額330円、年額3,300円となっています。
ドコモとau同様に、ソフトバンクを解約してから31日以内加入していないと適用されません。
また、「メールアドレス持ち運び」を利用するには、SoftBank IDが必要です。
参考:ソフトバンク (softbank.jp)メール持ち運び
ソフトバンクメール持ち運びの利用条件について
今回はソフトバンクのMMSメール・Eメールが対象となり、過去のドメインのメールアドレスで対象となるものは以下の通りです。
種類 | メールサービス |
---|---|
MMSメール(S!メール) | @softbank.ne.jp @●.vodafone.ne.jp @jp-●.ne.jp @disney.ne.jp @y-mobile.ne.jp @willcom.com @pdx.ne.jp @●●.pdx.ne.jp |
Eメール(i) |
@i.softbank.jp |
上記ドメインのメールアドレスなら、格安SIMなどに乗り換えても継続して利用できますよ。
まとめ
この記事では、ドコモ・au・ソフトバンクのメール持ち運びサービスについて紹介しました。
メール持ち運びサービスの共通項目をまとめます。
- どのキャリアも、月額料金は330円
- 解約してから31日以内に申し込みをしないと、利用できない
- メール持ち運びサービスに加入するには、各キャリアのIDが必要になる
メール持ち運びサービスを利用すれば、格安SIMなどに乗り換えても、メールアドレスを変更する必要がありません。
Gmailなどのフリーメールアドレスを新しく作るのが面倒、キャリアのメールアドレスでのやり取りを残しておきたい方などは、ぜひ活用してくださいね。