J:COMモバイルの評価 | ||
総合評価 | 通信エリア | 通信速度 |
B | A | A |
料金設定は良心的で、通信エリア・通信速度ともに申し分ない。特に、お昼の時間帯に速度が遅くなりにくいのは、大きなメリット。しかし、魅力的かと言ったらそうではない。他の格安SIMと比べた時の大きな武器となるものがないため、総合評価はBとした。 | J:COMはauの4GLTE回線を利用しているため、エリアは日本全国と広い。地方でも繋がるため、安心して利用できる。 | 決して速いわけではないが、お昼の時間帯に速度が遅くなりにくいのは大きなメリット。ピーク時でも安定して繋がるため、快適なネットの利用を楽しめる。 |
通信料金 | iPhoneとの相性 | セット端末 |
A | A | B |
20GBの料金は2,728円。povoとLINEMOと同じ料金設定なので、良心的なプラン料金と言えます。余ったデータ量を翌月に繰り越すことができるのが特徴。また、スタート割を適用させれば、12ヶ月間は基本料金が割引されるのでお得。 | iPhone6S以降の端末に対応。ドコモとソフトバンク端末に関しては、原則としてSIMロック解除が必要。au端末は、iPhone8以降であればSIMロック解除は不要。そのため、iPhone8以降のau端末との相性は高い。 | セット端末の販売は、現在iPhone2機種、Android3機種とかなり少ない。人気の高いiPhone SEの販売はされているが、他の格安SIMと比べると価格が安いわけではない。 |
サポート | キャンペーン | |
B | B | |
チャット、電話、店舗でのサポートに対応。チャットサポートが便利で、基本的にはオンラインで解決する。店舗は東京と大阪には多く展開しているが、数は少ない。 | 契約してから12ヶ月間、基本料金が割引きになるキャンペーンは魅力的。また、WEBからの申し込みなら、契約時の手数料が無料になるので利用しやすい |
目次
先に知っておきたい「J:COMモバイルの評価基準」
格安simは格安というだけで申し込むと安かろう悪かろうになりがちです。世の中には安いだけで使い物にならないSIMも多数あります。
そこで当サイトiPhone大陸は、以下の7つの項目+総合点を S A B C D の5段階評価します。
J:COMモバイルの評価基準 | |
評価項目 | 評価内容 |
通信エリア | スマホの料金を抑えたとしても、いざというときに使えなければ意味がない。人口の少ない地方の山間部や、電波が入りにくい建物の奥でもつながるかどうかが大切。 |
通信速度 | 世の中には価格は安いが、通信速度もゲキ遅で使い物にならない。なんていう格安simも存在する。格安SIMはピーク時に遅くなる傾向がある。 |
通信料金 | 月額料金だけではなく、料金体系のわかりやすさや、各格安SIMの独自のオプションを考慮し採点。 |
iPhoneとの相性 | 日本人の半数が利用しているiPhoneで使えるかどうかを採点。 格安SIMによってはAndroidはできるのにiPhoneだけテザリング不可なんてこともあるので注意。 |
セット端末 | 今まで使っていたスマホに格安SIMを入れて使うのではなく、新たに端末をセット購入したい方向けにラインナップの多さとiPhoneの取り扱いを考慮して採点。 |
サポート | 分からないことや困った時に頼れるサポート体制の充実度を評価。 |
キャンペーン | 端末を格安・無料で手に入れることができたり、一部のオプションが一定期間無料になるなど魅力的なキャンペーンがあるかどうかを評価。 |
総合評価 | 上記7項目を総合した上でのトータルの評価 |
J:COMモバイルの通信エリア
J:COMモバイルの通信エリア | ||
通信エリア 総合評価 | 5G | |
A | 〇 | |
J:COMはauの4GLTE回線を利用しているため、エリアは日本全国と広い。地方でも繋がるため、安心して利用できる。 | 2021年8月25日より、5G通信に対応するとのこと | |
地方山間部 | 建物内部 | 都市部 |
〇 | △ | ◎ |
au回線を利用しているため、山間部でも繋がりやすい。 | 電波の特性上繋がりにくい | 問題なく利用できる |
J:COMモバイルは、auの4GLTE回線を利用しています。
auの4GLTE回線は、人口カバー率99%を超えています。
全国どこでも利用できるため「自分の地域で繋がるか不安」といった、心配はありません。
また、契約時にドコモ回線を利用したい旨を伝えれば、ドコモ回線を利用できますが、それは特定のエリアのみです。
画像引用:J:COMモバイル公式サイト
ドコモ回線の場合は、上記の画像にあるエリアに住んでいる方しか契約できません。
ドコモ回線についてチャットサポートで確認したところ、下記のような回答が返ってきました。
提供しているエリアが狭く、au回線とは料金プランも異なります。
ドコモ回線の料金プランに関しては公式サイトに記載はなく、担当の人から資料を送ってもらわないと分かりません。
また、ドコモ回線の場合、キャンペーンが適用されないオプションに加入できない、といったデメリットもあります。
そのため、au回線の利用をおすすめします。
J:COMモバイルは2021年8月25日から5G通信に対応開始
J:COMモバイルは、2021年8月25日から5G通信に対応すると発表しています。
5G対応と同時に、5G対応スマホの「AQUOS sense5G」の発売を予定しているとのことです。
また、auの5G通信に関する対応は以下のとおりです。
2022年3月には約5万局に達する5G基地局の構築を計画しており、700MHz帯による人口カバー率90%の5Gネットワークを整備していく予定です。
引用:au公式サイトより抜粋
2021年6月時点での5G対応エリアは、東京・名古屋・大阪といった人口が密集している極限られたエリアのみ。
まだまだエリアは狭いですが、5G通信に対応しているエリアで生活されている方はこの機会に5G対応端末への切り替えも検討してみましょう。
J:COMモバイルの通信速度
J:COMモバイルの通信速度 | ||
速度 総合評価 | ピーク時以外 | 通信制限 |
A | ○ | あり |
決して速いわけではないが、お昼の時間帯に速度が遅くなりにくいのは大きなメリット。ピーク時でも安定して繋がるため、快適なネットの利用を楽しめる。 | auの回線を使用しているため、ピーク時でも問題ない | 通信制限時の最大速度は記載なし |
ピーク時の速度 | ||
8-9時台 | 12-13時台 | 17-22時台 |
〇 | △ | 〇 |
J:COMモバイルは、格安SIMの中でも比較的に速い速度で利用できます。
利用者が通信速度を測定した結果を集計している「みんなのネット回線速度」では、以下のような結果になっていました。
J:COMモバイルの時間帯別平均速度 | |||
ping | ダウンロード | アップロード | |
朝 | 50.39ms | 58.62Mbps | 11.09Mbps |
昼 | 66.81ms | 44.5Mbps | 9.47Mbps |
夕方 | 48.96ms | 62.6Mbps | 7.06Mbps |
夜 | 52.14ms | 45.01Mbps | 4.78Mbps |
上記の通りピークの時間帯でも、速度が遅くなりにくく快適に利用できる結果となっていました。
では、実際に利用している方は、どう感じているでしょうか。
口コミを紹介していきます。
JCOMモバイル、下りはお昼も速いですねぇ。逆に上りは朝から遅い pic.twitter.com/UQB6kzhoeC
— 吾妻和希@Webライター (@azuma_kazuki24) May 6, 2021
jcomモバイルに切り替え完了!
月5GB/1回5分通話込みで家族3人で税込5000円以内は安い😁
速度は夜遅い時間だからこんなに早いのかなぁ?昼間にまた測ってみよう。 pic.twitter.com/feCVvj6Dfl— ゆう (@yu86hachiroku) June 3, 2021
久しぶりにjcomモバイルの測定
昼時の都内 駅ナカにて
4G爆速…2ヶ月以上使ってるけど問題なし#Jcomモバイル pic.twitter.com/HyEJKE0mqQ
— taka-aki (@figapoyo) April 30, 2021
#JCOMモバイル#Zukiスピテス 秋葉原駅周辺オフィス内 pic.twitter.com/zqUbnoN0bS
— Zukiのスマガジェ!by.Hetano@yokozuki (@GadgetMajin) April 8, 2021
J:COMモバイルを実際に利用している方は、爆速でのネットライフを満喫できているようです。
利用者がそもそも少ないからか、回線が混み合わず快適に利用できると予想できます。
しかし、自分の住んでいる地域で使ってみないと本当の速度は分かりません。
自分が使用する時間帯、エリアで試してみることをおすすめします。
J:COMモバイルの通信料金
J:COMモバイルの通信料金 | |||
通信料金 総合評価 | 家族割 | 学割 | カウントフリー |
A | なし | なし | あり |
20GBの料金は2,728円。povoとLINEMOと同じ料金設定なので、良心的なプラン料金と言えます。余ったデータ量を翌月に繰り越すことができるのが特徴。また、スタート割を適用させれば、12ヶ月間は基本料金が割引されるのでお得。 | 家族割の割引サービスはありません | 現在、学割による割引サービスの申し込みは受け付けておりません。 | 「J:COMオンデマンド」アプリや「J:COMミュージック」アプリを使用した場合、データ量はカウントされない |
価格 | わかりやすさ | ||
A | S | ||
1GB | 5GB | 10GB | 20GB |
1,078円 | 1,628円 | 2,178円 | 2,728円 |
テザリング (インターネット共有) | 通話料 | 手数料 | キャリメール |
無料/無制限 | 22円/30秒 5分以内、60分以内のかけ放題オプションあり | WEBからの申し込みだと、初期手数料は無料 | なし |
通信料・基本料金・テザリング(インターネット共有)
J:COMモバイルの基本料金は、4プランのみです。
容量 | 1GB | 5GB | 10GB | 20GB |
料金 | 1,078円 | 1,628円 | 2,178円 | 2,728円 |
速度制限時 | 最大200kbps | 最大200kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
※料金は税込み表記
比較的に良心的な価格設定ではないでしょうか。
では、同じau回線を利用できる格安SIMと比べた場合、J:COMモバイルの料金は安いのか、下記の表をご覧ください。
J:COM モバイル | BIGLOBE モバイル | UQモバイル | IIJmio | mineo | |
1GB | 1,078円 | 1,078円 | - | - | 1,298円 |
2GB | - | - | - | 858円 | - |
3GB | - | 1,320円 | 1,628円 | - | - |
4GB | - | - | - | 1,078円 | - |
5GB | 1,628円 | - | 1,518円 | ||
6GB | - | 1,870円 | - | - | - |
8GB | - | - | - | 1,518円 | - |
10GB | 2,178円 | - | - | - | 1,958円 |
12GB | - | 3,740円 | - | - | - |
15GB | - | - | 2,728円 | 1,848円 | - |
20GB | 2,728円 | 5,720円 | - | 2,068円 | 2,178円 |
25GB | - | - | 3,828円 | - | |
30GB | - | 8,195円 | - | - | - |
同じ1GBで比べると、mineoより安くBIGLOBEモバイルとは同じ料金です。
しかし、BIGLOBEモバイルは家族割を適用すると、1GBが858円で利用できます。
そのため、家族で利用するならBIGLOBEモバイルのほうがお得です。
また、UQモバイルの3GBとJ:COMモバイルの5GBは1,628円と同じ料金で、15GBと20GBも同じ2,728円です。
単純に料金だけで比較をすると、UQモバイルよりもJ:COMモバイルのほうが安く利用できます。
とはいえ、UQモバイルは学割やでんきセット割を適用するとお得になるというメリットがありますが、セット割の組めない方でSIMのみ契約を考えている方はJ:COMモバイルという選択肢はありですよ。
-
UQモバイルの口コミ・評判まとめ!メリット・デメリットも紹介
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【通話料】専用アプリなしでかけ放題オプションが利用できる
通話料は他の格安SIMと同じく、22円/30秒です。
通話オプションは「5分かけ放題」と「60分かけ放題」の2つがあります。
5分かけ放題 | 60分かけ放題 | |
料金 | 550円/月 | 1,650円/月 |
特徴 | 5分以内の通話がかけ放題 | 60分以内の通話がかけ放題 |
時間超過時の料金 | 5分以降の料金は22円/30秒 | 60分以降の料金は22円/30秒 |
備考 | オプションに加入してから31日間は無料で利用できる |
J:COMモバイルの通話オプションの特徴は、専用アプリなしで利用できる点です。
J:COMモバイルより人気のあるBIGLOBEモバイルやIIJmioは、専用アプリをインストールしないと通話料金が安くならず、通話オプションの加入もできません。
そのため、通話オプションにおいては、J:COMモバイルのほうが優秀と言えます。
注意ポイント
ドコモ回線で契約した方は、通話オプションへの加入はできません。
J:COMモバイルの手数料
J:COMモバイルは、契約時に通常3,300円の契約事務手数料がかかります。
しかし、WEBから申し込みをすると契約事務手数料が無料になります。
無駄な出費を抑えることができるので、申し込みを考えている方はWEBから申し込みをしましょう。
また、MNP転出手数料や解約時の契約解除料は無料です。
適用条件
- 新規で「J:COM MOBILE Aプラン(音声+データ)」にWEBから申し込むこと
- 申し込みをしてから翌月末までに回線を開通すること
- 適用は1世帯につき最大5回線まで
- 機種変更の方、ドコモ回線を選択した方は対象外
J:COMモバイルはデータ量を繰り越しできる
J:COMモバイルでは、余ったデータ量を翌月に繰り越すことができます。
上記の画像のように、5GBで契約して3GBしか使わなかった場合、2GB余ります。
余った2GBは翌月に繰り越されるので、翌月は7GBの利用が可能になります。
余った分は翌月末まで有効となり、支払う料金は変わりません。
また、オプションに加入したり、申請したりする必要はありません。
自動的に適用され、データ量を無駄なく利用できますよ。
J:COMモバイルは対象のアプリのみカウントフリーの対象
J:COMモバイルでは「J:COMオンデマンド」と「J:COMミュージック」の2つのアプリのみ使用している際は、データ量はカウントされません。
J:COMオンデマンドとは
映画やドラマ、アニメなど10,000万本以上の作品が月額1,026円で見放題となる動画配信サービスのこと。
その他にもテレビ番組の見逃し配信やライブ配信、NHKのテレビ番組の視聴も可能。
J:COMミュージック とは
月額550円で10,000以上の音楽を楽しめる音楽再生アプリのこと。
スマホの月額料金と合算され、初月は無料で利用できる。
通勤・通学中に音楽を楽しみたい方、自宅にWi-Fiがないけど映画やアニメを見て休日を休日を過ごしたい方にはおすすめです。
しかし、同じau回線を利用しているBIGLOBEモバイルに比べると、メリットを弱く感じます。
というのも、BIGLOBEモバイルの場合はYoutubeやU-NEXT、Spotify、Apple Musicの他にも、数多くのアプリがカウントフリーの対象だからです。
BIGLOBEモバイルのカウントフリーについては、下記の記事にて詳しく紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
-
BIGLOBE MOBILE(ビッグローブモバイル)の評判は?7項目で辛口評価!メリットとデメリットを完全暴露
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全国10万スポットで公共Wi-Fiを利用できる
J:COMモバイルを契約している方は「ギガぞうWi-Fi」アプリを無料で利用できます。
「ギガぞうWi-Fi」アプリとは、公共交通機関のフリーWi-Fiを利用できるようにするアプリです。
通常料金は200円ですが、J:COMモバイルを契約している方は無料になります。
フリーWi-Fiのスポットは全国10万ヶ所で、主に以下のような場所でフリーWi-Fiが使えます。
- ドトール
- エクセルシオール
- スターバックス
- ロッテリア
- モスバーガー
- ガスと
- ジョナサン
- バーミヤン
- ドン・キホーテ
- ビックカメラ
- JR東日本、JR西日本
などなど
外出先で休憩するときや電車での移動時に、データ量を節約できるのがメリットです。
J:COMモバイルを利用し始めたら、積極的に利用しましょう。
通信料金総合評価
J:COMモバイルの通信料金についてまとめていきます。
- 通信料金は比較的に良心的な値段で利用できる
- UQモバイルの3GBとJ:COMモバイルの5GBは1,628円と同じ料金、15GBと20GBも同じ2,728円なので、J:COMモバイルのほうがお得に利用できる
- 専用アプリなしで、通話オプションに加入できる
- 余ったデータ量は翌月に繰り越せるため、データ量を無駄なく利用できる
- 「J:COMオンデマンド」と「J:COMミュージック」使用時のみ、データ量はカウントされない
- J:COMモバイルユーザーなら全国10か所でフリーWi-FIを利用できる
J:COMモバイルの特徴は、上記のとおりです。
データ量を余すことなく利用できるのは、大きなメリットではないでしょうか。
カウントフリーは対象となるサービスが少ないのがデメリット。
しかし、どちらのアプリも月額料金が高いわけではないので、試しに利用してみてもいいでしょう。
また、WEBからの申し込みなら3,300円の契約事務手数料は無料になります。
無駄な出費を抑えることができるので、申し込みを検討されている方はWEBからがおすすめです。
J:COMモバイルのiPhoneとの相性
J:COMモバイルのiPhoneとの相性 | |||||
iPhoneとの相性 総合評価 | 利用可能端末 | e-SIM | |||
A | ○ | × | |||
iPhone6S以降の端末に対応。ドコモとソフトバンク端末に関しては、原則としてSIMロック解除が必要。au端末は、iPhone8以降であればSIMロック解除は不要。そのため、iPhone8以降のau端末との相性は高い。 | iPhone6S以降の端末なら利用可能 | 未定 | |||
テザリング (インターネット共有) | APN設定 | Apple Watchセルラーモデル | |||
無料で可能 | 設定の必要あり | X | |||
初期設定が必要だが可能 | 単独で通信・通話できない |
J:COMSIMを利用できるiPhone
J:COMSIMはiPhone6S以降の端末に対応しています。
J:COMSIMのiPhone対応端末は以下の通りです。
- iPhone 6s/6s Plus
- iPhone SE(第1世代)
- iPhone 7/7 Plus
- iPhone 8/8 Plus
- iPhone X/XS/XS MAX/XR
- iPhone 11/11 Pro/11 Pro MAX
- iPhone SE (第2世代)
- iPhone 12/12 mini/12 Pro/12 Pro MAX
auのiPhone 8以降の機種であればSIMロック解除は不要ですが、iPhone 6s/6s Plus、iPhone SE(第1世代)、iPhone 7/7 PlusはSIMロック解除の必要があります。
また、ドコモやソフトバンク、格安SIMで購入したiPhoneはSIMロック解除をしなくてはいけません。
iPhoneをお持ちの方は、契約前に公式サイトで動作確認端末のチェックを必ずしておきましょう。
eSIM対応端末
J:COMモバイルは、2021年6月現在eSIMの対応はしていません。
eSIMとは、スマホの内蔵されたスマホ一体型のSIMカードのことです。
現在では、携帯事業者を変更する際に、その携帯事業者のSIMを差し替える必要があります。
しかし、eSIMの場合はスマホにSIMが内蔵されているため、SIMカードを差し替える必要がなくなります。
これにより、SIMカードが届くのを待つ時間がなくなる、オンラインでその場で新しい携帯事業者を利用できる、といったメリットがあります。
しかし、J:COMモバイルでは2021年6月現在ではeSIMの対応は検討中となっています。
テザリング(インターネット共有)
J:COMモバイルのSIMはiPhoneでも問題なくテザリングが可能です。
初回だけインターネット共有用の設定を行ってあげる必要がありますが、とても簡単なので問題ありませんよ。
また、テザリング料金がかからないのも嬉しいポイントです。
APN設定
J:COMモバイルの回線を利用する場合、APNの設定をする必要があります。
APN設定とは、Access Point Nameの略で、どの携帯会社のインターネットに接続するか設定することです。
SIMカードを刺しただけでは、ネットの利用はできません。
iPhoneとAndroid別に設定方法を簡単に紹介していきます。
iPhoneのAPN設定方法
- 電源を切った状態で、SIMカードを挿入する
- 「Safari」を開き、プロファイルをダウンロードする
- 純正アプリの「設定」をタップし、「一般」を開く
- 「プロファイルがダウンロードされました」をタップ
- インストールをし、流れに沿って作業を進めていく
AndroidのAPN設定方法
- スマホの電源を切った状態でSIMカードを挿入する
- 「Wi-Fi」と「Bluetooth」をOFFにする
- 「設定」から「モバイルネットワーク」を開く
- 「アクセスポイント名」を選択し、下記の情報を入力する
名前 | jcommobile |
APN | jcommobile.jp |
ユーザー名 | jcom@jcommobile.jp |
パスワード | jcom |
認証タイプ | PAPまたはCHAP |
Apple Watchセルラーモデル
J:COMモバイルでは、Apple Watchのセルラーモデル単独で通信・通話できるサービスは展開されていません。
もちろんペアとなるiPhoneがbluetoothで通信できる範囲にあれば、通知を受け取ったり通話したりすることが可能です。
しかし、J:COMモバイルではApple Watchを単独での使用はできません。
「iPhoneを充電して家に置いたままコンビニに買い物に出かけて、Apple Watchで通話する」なんていうことはできないので、注意しておきましょう。
J:COMモバイルのセット端末は販売している機種が少ない
J:COMモバイルのセット端末 | ||
セット販売 総合評価 | セット端末 の豊富さ | iPhoneの 取り扱い |
B | C | B |
セット端末の販売は、現在iPhone2機種、Android3機種とかなり少ない。人気の高いiPhone SEの販売はされているが、他の格安SIMと比べると価格が安いわけではない。 | セット端末の取り扱いが少ない。 | 2021年6月現在では、iPhone SE(第2世代)、iPhone 7のみ取り扱っている。中古端末でよければ、iPhone XR、iPhone XS Maxの取り扱いもある |
J:COMモバイルではスマホの取り扱いはあるものの、取り扱い数が非常に少ないです。
2021年6月現在で取り扱っている機種と料金は、以下のとおりです。
機種名 | 料金 |
iPhone SE(第2世代)/64GB | 55,440円 |
iPhone SE(第2世代)/128GB | 63,360円 |
iPhone SE(第2世代)/256GB | 75,240円 |
iPhone 7/128GB | 47,520円 |
iPhone XR(中古)/64GB | 42,240円 |
iPhone XS Max(中古)/64GB | 60,720円 |
Galaxy A21 | 27,720円 |
Galaxy A20 | 3,960円 |
BASIO4 | 35,640円 |
iPhone SE(第2世代)
J:COMモバイルでもiPhone SE(第2世代)を購入できます。
しかし、他の格安SIMと比較してみると販売価格は高く、キャンペーンによる割引も行っていません。
iPhone SE(第2世代)/64GB | ||
格安SIM | 通常料金 | 割引価格 |
J:COMモバイル | 55,440円 | - |
BIGLOBEモバイル | 50,820円 | 28,820円 |
OCNモバイルONE | 記載なし | 31,570円 |
mineo | 51,480円 | - |
IIJmio | 48,400円 | 29,980円 |
UQモバイル | 39,600円 | - |
通常価格で購入するならUQモバイルが最もお得ですね。
しかし、BIGLOBEモバイルでは20,000円相当のポイント還元キャンペーンを随時行っており、プランと同時に申し込みをすると30,000円以下での購入が可能です。
機種を購入する際は、どこで買ったら一番安く手に入るのか、比較をしておきましょう。
サイズ | 67.3mm×138.4mm×7.3mm |
重量 | 約148g |
CPU | A13 Bionicチップ |
メモリ | 64GB |
ディスプレイ | 約4.7インチ |
バッテリー | 1,820mAh |
カメラ | 標準:1,200万画素 |
インカメラ | 700万画素 |
Bluetooth | Bluetooth® 5 |
Wi-Fi | 2x2 MIMO対応802.11ax Wi-Fi 6 |
生体認証 | 指紋認証 |
防水/防じん | IP67 |
Galaxy A21
Galaxy A21は2020年10月23日に発売された、3万円以下で購入できるAndroidスマホです。
顔・指紋認証の両方に対応しており、防水・防塵機能つき、おサイフケータイ機能つきなので、日常使いには困りません。
基本性能は備わっているものの、スペックは高くなく重たいゲームアプリには不向きです。
そのため、高性能なスペックを求めないスマホライトユーザー向けのスマホです。
サイズ | 71mm×150mm×8.4mm |
重量 | 約159g |
CPU | Exynos 7884B 1.6GHz + 1.3GHz オクタコア |
メモリ | 64GB |
ディスプレイ | 約5.8インチ |
バッテリー | 3600mAh |
カメラ | 標準:1,300万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
Bluetooth | 5.0 |
Wi-Fi | 2x2 MIMO対応802.11ax Wi-Fi 6 |
生体認証 | 顔・指紋認証 |
防水/防じん | 防水IPX5/8、防塵IP6X |
J:COMモバイルのサポート対応
J:COMモバイルのサポート体制 | |
サポート 総合評価 | オンライン サポート |
B | あり |
チャット、電話、店舗でのサポートに対応。チャットサポートが便利で、基本的にはオンラインで解決する。店舗は東京と大阪には多く展開しているが、数は少ない。 | AIによるチャットサポートのみ |
店舗サポート | 店舗数 |
あり | 47店舗 (2021年6月現在) |
J:COMモバイルではチャット、電話、店舗でのサポートを展開しています。
公式サイトのチャットは、中の人が返信してくれるので利用しやすいですが、LINEチャットはAIによる自動返信なので、使い勝手が悪いです。
なので、質問したいことがある方、すぐに問題を解決したい方は、公式サイトのチャットもしくは電話がおすすめです。
また、J:COMモバイルは格安SIMでは珍しく、店舗を設けています。
2021年6月末現在では全国に47店舗あり、プランの説明やSIMカードについてなど、対面でのサポートをしてくれます。
近くに店舗があり、対面でサポートをしてほしい方は店舗へ行きましょう。
J:COMモバイルのキャンペーン
J:COMモバイルのキャンペーン充実度 | ||
キャンペーン 総合評価 | 料金 オプション | 端末 |
B | なし | なし |
契約してから12ヶ月間、基本料金が割引きになるキャンペーンは魅力的。また、WEBからの申し込みなら、契約時の手数料が無料になるので利用しやすい | ・「スタート割」の適用で10GBと20GBプランは12ヶ月間基本料金が安くなる ・新規で申し込むと契約事務手数料が無料になる ・「シニア60割」は60歳以上の方が対象で、「5分かけ放題」は1年間無料になり、おまかせサポートが3ヶ月間無料になる | - |
J:COMモバイルの「スタート割」について
J:COMモバイルには対象のプランに加入すると、基本料金が12ヶ月間割引きされる「スタート割」があります。
対象となるプランは「10GBプラン」と「20GBプラン」のみで、12ヶ月間の料金は以下のようになります。
10GBプラン | 20GBプラン | |
基本料金 | 2,178円 | 2,728円 |
割引き後の料金 | 1,738円 | 2,178円 |
割引額 | 440円 | 550円 |
割引期間 | 12ヶ月間 |
10GBプランの場合は年間5,280円、20GBプランは年間6,600円もお得になる計算です。
適用条件は「J:COM MOBILE Aプラン ST(10GB以上)」に申し込みをし、翌月までに回線の開通をするだけです。
毎月の使用データ量が10GB~20GB未満の方には、魅力的なキャンペーンですね。
注意ポイント
ドコモ回線を選択した方は、キャンペーンの対象外です。
【WEB申し込み限定】契約事務手数料が無料
WEBからの申し込みに限り、通常3,300円の契約事務手数料が無料になります。
適用条件は「J:COM MOBILE AプランST」に申し込みをし、申し込んだ翌月末までに回線を利用し始めることです。
契約時にドコモ回線を選択した方は、対象外です。
条件が緩いので、多くの方が適用できるキャンペーンですね。
キャンペーンはいつ終了するか分からないので、キャンペーンを利用できる今がチャンスですよ。
【60歳以上の方限定】シニア60割
60歳以上の方は「5分かけ放題」と「おまかせサポート」の2つが、対象の期間は無料で利用できるキャンペーンが適用されます。
5分かけ放題 | おまかせサポート | |
特徴 | 5分間の通話が無料になる | ネットの接続に困ったことがあったときに、遠隔サポートや訪問によるサポートをしてくれる |
月額料金 | 550円 | 550円 |
キャンペーン内容 | 1年間無料 | 3ヶ月間無料 |
「5分かけ放題」は、5分間の間だけ通話料金が無料になるサービスです。
LINEを利用していない60歳以上の方におすすめのオプションです。
「おまかせサポート」は、インターネットに関するあらゆる困りごとを解決してくれるサービスになります。
たとえば、
- スマホがネットに繋がらず、解決策が分からない、、、
- メールの使い方が分からない、、、。
といったような場合に、遠隔もしくは訪問によるサポートをしてくれます。
2つのオプションサービスの適用条件は下記のとおりで、両方とも同じ条件です。
適用条件
- 60歳以上の方が対象
- 「J:COM MOBILE AプランST」の申し込みと同時に、どちらかのオプションサービスへ加入
- キャンペーン期間は、どちらも2021年7月31日(土)まで
- ドコモ回線で契約している場合は対象外
J:COMモバイルの総合評価
J:COMモバイルの評価 | ||
総合評価 | 通信エリア | 通信速度 |
B | A | A |
料金設定は良心的で、通信エリア・通信速度ともに申し分ない。特に、お昼の時間帯に速度が遅くなりにくいのは、大きなメリット。しかし、魅力的かと言ったらそうではない。他の格安SIMと比べた時の大きな武器となるものがないため、総合評価はBとした。 | J:COMはauの4GLTE回線を利用しているため、エリアは日本全国と広い。地方でも繋がるため、安心して利用できる。 | 決して速いわけではないが、お昼の時間帯に速度が遅くなりにくいのは大きなメリット。ピーク時でも安定して繋がるため、快適なネットの利用を楽しめる。 |
通信料金 | iPhoneとの相性 | セット端末 |
A | A | B |
20GBの料金は2,728円。povoとLINEMOと同じ料金設定なので、良心的なプラン料金と言えます。余ったデータ量を翌月に繰り越すことができるのが特徴。また、スタート割を適用させれば、12ヶ月間は基本料金が割引されるのでお得。 | iPhone6S以降の端末に対応。ドコモとソフトバンク端末に関しては、原則としてSIMロック解除が必要。au端末は、iPhone8以降であればSIMロック解除は不要。そのため、iPhone8以降のau端末との相性は高い。 | セット端末の販売は、現在iPhone2機種、Android3機種とかなり少ない。人気の高いiPhone SEの販売はされているが、他の格安SIMと比べると価格が安いわけではない。 |
サポート | キャンペーン | |
B | B | |
チャット、電話、店舗でのサポートに対応。チャットサポートが便利で、基本的にはオンラインで解決する。店舗は東京と大阪には多く展開しているが、数は少ない。 | 契約してから12ヶ月間、基本料金が割引きになるキャンペーンは魅力的。また、WEBからの申し込みなら、契約時の手数料が無料になるので利用しやすい |
この記事では、J:COMモバイルを7つの項目で評価しました。
最後に、J:COMモバイルのメリット・デメリットをまとめていきます。
5つのデメリット
- ドコモ回線だとキャンペーンの適用外になり、スマホの購入もできない
- 学割や家族割といった割引サービスがない
- カウントフリーの対象サービスが少ない
- セット端末の販売が少ない
- LINEチャットはAIによる自動返信なので、使い勝手が悪い
J:COMモバイルは、auの回線を利用できる格安SIMです。
契約時にドコモ回線を利用したい旨を伝えて、J:COMが提供しているエリア内であればドコモ回線の利用も可能です。
しかし、キャンペーンが適用されない、通話オプションに加入できない、といったデメリットがあります。
そのため、ドコモ回線を利用するメリットがないので、au回線を選択しましょう。
9つのメリット
- 利用者が少ないためか、お昼の時間帯でも速度は安定して速い
- au回線なので、日本全国どこでも繋がる
- 対象のアプリ使用時は、データ量はカウントされない
- データ量の繰り越しサービスがあるので、データ量を無駄なく利用できる
- 10GB・20GBプランは割引のキャンペーンが適用されるのでお得
- 専用アプリ不要でかけ放題オプションに加入できる
- 全国10万か所でフリーWi-Fiを無料で利用できる
- iPhone 8以降のau端末はSIMロックの解除が不要
- 全国47ヶ所で対面によるサポートが受けられる
格安SIMは、基本的にお昼の時間帯の速度が遅くなる傾向にあります。
しかし、利用者の口コミによるとJ:COMモバイルではお昼の時間帯でも速度は遅くなりにくく、快適に利用できるようです。
実際に使ってみるまでは分かりませんが、快適に利用できるのはメリットです。
エリアも広いので「自分の地域では繋がらない」といった不安もありません。
料金が比較的に安くエリアが広い、回線速度も遅くなりにくいので、気になった方は、ぜひ利用してみください。
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