格安SIMの会社はいろいろありますが、なかでも通信速度の速いと言われている通信会社にY!mobileとUQ モバイルがあります。
3大キャリアと呼ばれるドコモ、au、SoftBankはサービスがしっかりしていますが、料金が高いのが特徴です。
反対に、MVNOと呼ばれる格安SIM業者は料金が安いですが、通信の質に問題があることが多いです。
Y!mobileとUQモバイルは3大キャリアとMVNOの中間に位置していますが、両社にはどのような違いがあるのでしょうか?
携帯会社は一度契約してしまうと2年契約の縛りがあり、途中での契約解除は違約金が発生します。
なので、契約する前に両社の違いを把握しておくことが大切です。
そこで今回はこの2社を細かく比較していきたいと思います。
目次
Y!mobile、UQ モバイルのサービスの特長は?
Y!mobileはSoftBankのサブブランド、UQモバイルはauのサブブランドです。
そのため、Y!mobileはSoftBankの回線を利用し、UQモバイルはauの回線を利用しています。
他の格安SIMもau、ドコモ、SoftBankのどれかの回線を利用していますが、割当量が少ないため、通信速度が遅いのが現状です。
そんな中、サブブランドとして位置しているY!mobile、UQモバイルは割当量が多いので3大キャリアと同等の通信速度を発揮しています。
Y!mobileの特長
- SoftBankのサブブランド
- 実店舗の数が多い
- 通信速度が速い
- Yahooのキャリアメールがある
UQ モバイルの特長
- auのサブブランド
- 通信速度が速い
- uqモバイル独自のサブブランドがある
- UQモバイルのフリーwifiはPC接続も無料
全体的なサービスの内容は似ていますが、細かく見ていくとそれぞれに特徴があります。
通信速度の比較
Y!mobile
ツイッターに上がっている検証結果などを使って通信速度を比較していきたいと思います。
群馬県のワイモバイルの速度です pic.twitter.com/unBCZoVh5v
— mint@水浴び (@mint_freq) April 27, 2019
群馬県での計測のようです。
ワイモバイル回線速度
悪くないよ pic.twitter.com/7ySJDHQ8av— KD0.3のきゅーと (@Cuuuuute_PUBG) February 21, 2019
こちらはかなり早いですね。
こちらは私が計測した速度です。
ちなみに場所は埼玉県の南部です。
上の方と同じような数値になりました。
まとめると
- 26Mbps
- 99Mbps
- 98Mbps
です。
地域によって変わりますし、データが3つなので一概には言えませんが、実効速度がかなりはやいことがわかります。
基地局が集中している都心部のほうが速度が出やすいのかもしれませんね。
ちなみに、通信制限がかかった場合の速度は128kbsです。
かなり低速なのでなるべく通信制限がかからないように注意したいですね。
もし、規定の容量を超えてしまった場合は500MBにつき500円でデータ追加できますけどね。
UQモバイル
UQ mobileの通信速度(@ハチ公前)が遅すぎるんですけど、回線速度が速い格安simってどれなんですかね? pic.twitter.com/Xk3JfGhajI
— ぴっぴ (@list_marke) April 20, 2019
何らかな不具合なのか、人が密集しているのかはわかりませんが、かなり遅いですね。
UQ Mobileになりました。速度も今のところ良い感じ。 pic.twitter.com/qwPVD3pG45
— ogs (@featherogs) December 16, 2018
こちらではしっかりと速度が出ています。
iPad用のSIM何買うか迷ってたのだけれど、速度に定評あるUQ mobileにしてみた。
iPhoneとPixel3をLINEモバイルのSB回線にしたこともありauのMVNOにしたかったのがその理由(Docomo回線のMVNOはどこも遅そうなので除外)。
速さはLINEモバ(SB)とほぼ変わりなし。データのみ最低契約期間なし3GB月980円。 pic.twitter.com/Ymw2GjL3XE
— Nagisa Ichikawa / THE GUILD (@nagiko726) November 14, 2018
先ほどのY!mobileでの計測と同じ計測ツールでもまずまずの速度が出ています。
まとめると
- 820Kbps
- 29.7Mbps
- 65Mbps
になります。
UQモバイルはちょくちょく調子が悪いことがあるようです。
UQモバイルの通信制限時の速度は200kbpsです。
「ぴったりプラン」、「おしゃべりプラン」の場合は300kbpsですが、どちらにしてもY!mobileより少し高速ですね。
ただ、どちらにしろ低速なことに変わりありません。
UQモバイルの場合、データの追加は100MBで200円、500MBで500円から選択できます。
通信速度まとめ
最大速度はY!mobileのほうが上です。
ただ、WEB観覧やSNSに関しては30Mbpsでも100Mbpsでも体感的にはあまり変わらないのでそこまで重視する必要はありません。
ポイントは安定性ですね。
データの数が少ないので断定はできませんが、私がツイッターなどを見た感じではY!mobileのほうが安定しているように感じました。
UQモバイルは速度がとても遅くなる時がある(通信制限時以外で)というツイートがいくつかありました。
私はY!mobileを使っていますが、普段はもちろん、旅行で地方へいくときも繋がらなかったことはありません。
以前に一度だけ、SoftBankの通信障害で使えなくなったことはありましたが、その時はSoftBankもY!mobileもすべて使えなかったので特別な場合だと考えて問題ないでしょう。
料金体系
今回は料金を比較しやすくするためにSIMのみの契約における料金を取り上げています。
比較するプランの内容です。
- プランごとのギガ容量は同じ
- 無料音声通話はY!mobileが10分、UQモバイルが5分
- 無料音声通話以降は30秒で20円の音声通話料金が発生
- どちらも1080円割引がある
- 1080円割引はY!mobileが12カ月間UQモバイルが14カ月間
若干の違いはありますが、プランの内容はほぼ同じです。
Y!mobile
Y!mobileには
- スマホプランS
- スマホプランM
- スマホプランL
の3つの基本プランがあります。
Y!mobileの基本プラン
スマホプランS | スマホプランM | スマホプランL | |
基本料 | 3218円 | 4298円 | 6458円 |
ワンキュッパ割(12カ月) | -1080円 | -1080円 | -1080円 |
SIM単体契約特別割引(24カ月) | -432円 | -648円 | -648円 |
無料データ増量 | 2GB→3GB | 6GB→9GB | 14GB→21GB |
10分間無料音声通話 | 〇 | ||
1年目月額料金 | 1706円 | 2570円 | 4730円 |
2年目月額料金 | 2786円 | 3650円 | 5810円 |
Y!mobileのプランはこのようになります。
Y!mobileではデータ繰り越しはできません。
UQ モバイル
UQモバイルはデータ通信のみのプランなどがありますが、今回はY!mobileとの比較のため、Y!mobileのプランと内容が似ているおしゃべりプランを見ていきます。
おしゃべり/ぴったりプランS | おしゃべり/ぴったりプランM | おしゃべり/ぴたっりプランL | |
基本料 | 3218円 | 4298 | 6458 |
イチキュッパ割(14カ月間) | -1080円 | -1080円 | -1080円 |
データ無料増量(2年間) | 2GB→3GB | 6GB→9GB | 14GB→21GB |
無料音声通話 | 何度でも5分間無料音声通話 or 所定時間無料音声通話 | ||
14カ月まで | 2138円 | 3218円 | 5378円 |
14カ月以降 | 3218円 | 4298円 | 6458円 |
UQモバイルの「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」の違いは無料音声通話のプランです。
「おしゃべりプラン」は5分間の無料音声通話を何度でもできます。
それに対して「ぴったりプラン」の無料音声通話は1カ月間で決められた時間だけ音声通話できます。
- ぴったりプランS: 60分
- ぴったりプランM: 120分
- ぴったりプランL: 180分
一度の音声通話時間が5分を超えるけど、何回も電話しない方は「ぴったりプラン」がおススメですね。
また、UQモバイルでは余った分のデータ容量を翌月に繰越すことが可能です。
繰り越し可能な最大容量は
- おしゃべり/ぴったりプランS: 2GB
- おしゃべり/ぴったりプランM: 6GB
- おしゃべり/ぴったりプランL: 14GB
です。
どっちがお得?
このプランで比較した場合、UQモバイルのほうが料金は高いです。
しかし、Y!mobileにはデータ繰り越しが付いていないのに対してUQモバイルではデータ繰り越しが利用できるという違いがあります。
パット見の値段が安いのはY!mobileですが、UQモバイルはデータ繰り越しが可能な分、データの無駄がなくなるというメリットがあります。
また、Y!mobileは「スマホプラン」しかありませんが、UQモバイルには「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」があります。
値段が安いY!mobileがオプションが充実しているUQモバイルかといった感じですね。
どちらにしても現在3大キャリアを使っているのであればY!mobileやUQモバイルを利用することで大幅な節約が期待できます。
学割
Y!mobile
Y!mobileでは2019年5月31日までワイモバ学割というキャンペーンを行っています。
適用条件は
- 5~18歳以下の方
- その家族の方
- スマホプランMとスマホプランLの方
です。
学割と書かれていますが、実際には5~18歳の方であれば学生でなくても適用されます。
また、18歳までの間に申し込むことによって適用されるので、契約後に19歳になってしまっても適用されます。
ワイモバ学割は特別な申し込みなど必要なく、5~18歳以下の方の申し込みで自動的に適用されます。
ワイモバ学割が適用されると1080円の割引が12カ月間受けられます。
実際にワイモバ学割が適用されると以下のような料金になります。
スマホプランS | スマホプランM | スマホプランL | |
1年目月額料金 | 1706円 | 1490円 | 3650円 |
2年目月額料金 | 2786円 | 3650円 | 5810円 |
データ通信 | 3GB | 9GB | 21GB |
スマホプランSはワイモバ学割が適用されないのでデータ通信を多く使う方はスマホプランM以上を契約したほうがお得感があります。
ただ、ワイモバ学割は12カ月しか適用されないので12カ月以降の料金は通常の料金と同じです。
なので、あまりデータ通信を使われない方は下手にスマホプランM以上を契約すると、結局損をしていることになってしまうので注意しましょう。
UQ モバイル
UQモバイルでは5月31日までファミゼロ学割というキャンペーンを行っています。
適用条件は
- 5~18歳の方
- その家族の方
- おしゃべり/ぴったりプラン契約の方
です。
適用条件はY!mobileととても似ていますね。
Y!mobileと同様で5~18歳の方であれば学生でなくてもファミゼロ学割が適用されます。
ファミゼロ学割の割引内容
- 最初の3か月間基本料金が無料(家族にも適用)
- さらに、新中高生は5カ月間基本料機が無料
Y!mobileと割引の方法は違いますね。
Y!mobileとUQモバイルの学割はどっちがお得?
単純に両社で受けられる割引額を計算していきたいと思います。
S | M | L | |
Y!mobile | 無し | 12,960円 | 12,960円 |
UQモバイル (3か月の場合) | 3,300円 | 9,654円 | 16,134円 |
UQモバイル (5カ月の場合) | 5,500円 | 16,090円 | 26,890円 |
見比べてみても一概にどちらが割引が大きいとは言えないことがわかりました。
ギガの多いプランほどUQモバイルのほうが割引額が多くなります。
それに対してY!mobileの割引は一定です。
家族割
家族割はY!mobileもUQモバイルも2回線目以降の料金が500円引きなるというものです。
Y!mobile
Y!mobileでは主回線の方が
- スマホプラン
- データプランL
- Pokect WiFiの各料金プラン
を契約しており、副回線の方が
- スマホプラン
- データプランL
- Pocket WiFiプラン2
- Pocket WiFiプラン2ライト
を契約している場合に家族割が受けらえます。
申込みは副回線の方が新規で契約する場合だけ、オンラインストアで可能です。
それ以外の場合は店頭に行く必要があります。
また、併用不可能な割引として以下のものがあります。
- Wi-Fiセット割
- 光おトク割
- おうち割 光セット
- おうち割 光セット 申込特典
家族割と書かれていますが、Y!mobileの場合は親戚や同棲中というだけであっても割引が適用されます。
詳しくは以下のページをご覧ください。
主回線は割引にならない?Y!mobile(ワイモバイル)の家族割の条件と申し込み方法を解説
UQモバイル
UQモバイルでは主回線と副回線の両方において
- おしゃべりプラン
- ぴったりプラン
のどちらかに加入している必要があります。
UQ家族割の申込みは同一姓かつ同一住所はUQお客様センターへの電話で申し込みが可能です。
苗字や住所に相違がある場合は店頭または郵送での申込になります。
Y!mobileとUQモバイルの家族割はどっちがお得?
2台目以降の月額料金が500円割引ということは同じなので一概にどちらが得とは言えませんが、以下のような違いがあります。
- Y!mobileは親戚や同棲でも家族割が適用されるがUQモバイルは無し
- UQモバイルは電話で申し込みができるがY!mobileは不可
- UQモバイルは家族割が適用されるプランがY!mobileよりも少ない
- Y!mobileはオンラインストア、UQモバイルは電話で家族割の申込みが可能
割引額は同じなので、家族割適用条件や申し込む時の手間で比較するといいと思います。
キャリアメール
Y!mobileはキャリメールの取得が無料です。
メールのドメインがYahooメールと混同されがちですが、別物です。
- Yahooメール:〇〇〇@yahoo.co.jp
- Y!mobileのキャリアメール:〇〇〇@yahoo.ne.jp
Y!mobileのキャリアメールは誰でも無料で作成できます。
それに対してUQモバイルのキャリアメールを利用するには月額200円かかります。
UQモバイルでキャリアメールを利用する場合はさらに料金が高くなってしまいますね。
もっとも、最近ではGmailですべて済ませられるのでキャリアメールはそこまで必要ないかもしれません。
デザリング
デザリングに関してはY!mobileでもUQモバイルでも無料です。
もちろん、お手持ちの端末がデザリングに対応している必要はありますが、通信会社のほうで何か申し込みが必要ということはありません。
フリーWiFi
Y!mobile、UQモバイル共にフリーwifiが無料で利用できます。
どちらも特に申し込みなどは必要なく、以下のマークがある場所で利用できます。
Y!mobile
UQモバイル
フリーwifiはいろいろな店舗が導入しているので数の比較は難しいですが、一つ大きな違いがあります。
それはY!mobileではスマートフォンしかフリーwifiが利用できないのに対してUQ モバイルではPCでもフリーwifiを利用できることです。
カフェなどでPCを広げて作業する方にとってはPCでもフリーwifiに無料で繋げるのはとても便利だと思います。
取扱っているスマホと価格比較
両社ともSIMカードのみで契約可能なのでY!mobileやUQモバイルから発売されるスマホにこだわる必要はありませんが、回線の契約と同時にスマホの機種も購入してしまったほうが楽なことは確かです。
ここでは両社で取扱っているスマホを紹介していきます。
取扱い端末
Y!mobile
スマホ
- iPhone 7
- iPhone 6s
- Android One X3~X5
- Android One S1,S3~S5
- かんたんスマホ
- Huawei P20 lite
- Huawei nova3
- Huawei Mate20 Pro
- Huawei P20
- Huawei nova lite2
- Huawei P10 Plus
- Huawei Mate10 Pro
- Huawei Mate10 lite
ガラケー
- AQUOS ケータイ3
- DIGNO ケータイ2
- Simply
- AQUOSケータイ2
タブレット
- Media Pad M3 Lite s
- Media Pad T2 Pro
Y!mobileではAndroidスマホをかなり多く取り扱っています。
Android Oneに関してはXシリーズとSシリーズ、Huaweiに関しても最近の製品はほぼ取り扱っています。
ただ、ショップに表示されていても購入画面まで進むと入荷未定と書かれていて実際には購入できない製品もあるので注意しましょう。
Y!mobileはガラケーの種類も豊富です。
Y!mobileのおすすめ機種については以下のページをご覧ください。
UQモバイル
スマホ
- iPhone 7
- iPhone 6s
- Huawei nova lite 3
- おてがるスマホ
- AQUOS sense 2
- R17 Neo
- Huawei P20 lite
- DIGNO A
- Huawei nova 2
- AQUOS sense 2
- arrows M04 PREMIUM
ガラケー
- DIGNO Phone
UQモバイルはY!mobileに比べると取り扱機種が少ないです。
多くの方はiPhoneを買われますし、いざとなればSIMロック解除済み端末を持ち込んでSIMカードだけを契約することも可能です。
価格比較
比較する機種は日本人に人気のiPhoneと、格安スマホで有名なHuawei P20 liteです。
以下の表は32GBモデルで一括払いを選択した場合の価格を比較したものです。
Y!mobile | UQモバイル | |
iPhone 7 | 73,116円 | 67,932円 |
iPhone 6s | 32,292円 | 59,742円 |
Huawei P20 lite | 31,644円 | 31,212円 |
まとめてみて驚きましたが、iPhoneに関してはiPhone 7はUQモバイルのほうが安く、iPhone 6sはY!mobileのほうが安いという結果になりました。
これは端末の価格だけをまとめたもので、回線の料金は別なので一概にどちらの通信会社が安いかは判断できませんが、参考にはなりそうですね。
まとめ
今回の比較を項目ごとに評価してみました。
Y!mobile | UQ モバイル | |
通信 | ◎ | 〇 |
料金体系 | 〇 | 〇 |
学割 | 〇 | 〇 |
キャリアメール | ◎ | 〇 |
デザリング | ◎ | ◎ |
フリーwifi | 〇 | ◎ |
全体的に似たようなサービスなのでどちらのほうが良いと断言はできませんが、Y!mobileのほうが値段の割に良いサービスを受けられる印象です。
ワイモバイルを購入するなら
ワイモバイルを購入するならワイモバイルオンラインショップをお勧めです。
理由はインターネットにつながりさえすれば24時間全国どこからでも注文でき、
送料はもちろん無料です。
またお届けも最短翌日となってます。
しかも今ならワイモバイルオンラインショップにて
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プランにより金額は異なるのですが、
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